【セール・キャンペーン時に使いたい】商品ラベルを表示するShopifyアプリ「Ultimate sales boost」を徹底解説
この記事の所要時間:6分
ネットショップを運営する中で、セールやキャンペーンを行う機会があると思います。Shopifyでは商品のディスカウントを設定することができ、キャンペーンなどもすぐに取り組むことができます。
ですがディスカウントを設定していても、事前にディスカウントされることがユーザーに伝わっていないと購入には繋がりません。
セールやキャンペーンは、視覚的に一瞬で伝わるように表示することが重要になります。
そこで今回は、セールの対象商品にラベル(SALEマーク)を表示し、視覚的にユーザーに伝えるShopifyアプリ「Ultimate sales boost」をご紹介します。
「セール対象商品」や「新商品」などのラベルを商品に設置することで、ユーザーに興味を持ってもらうことができるので、ぜひ本記事を参考にしてください。
目次
セール商品を視覚的に伝えるラベルについて
商品ラベルとは
商品ラベルとはトップページや商品ページで、特定の商品を目立たせるために表示するマークです。ネットショップで「セール対象商品」などのラベルが付いた商品を一度は見たことがあると思います。
Shopifyでは、ディスカウントやBOGO(1つ購入すると1つが無料)などを簡単に設定することができ、これらをうまく活用することで販売を促進します。
ですが、システム上の処理でディスカウントが適用されるだけで、ユーザーはチェックアウトまでディスカウントに気がつきません。
ユーザーにディスカウントを伝えることで、商品購入を促すことができるので、商品ラベルはとても重要です。
商品ラベルでユーザーの興味を惹く
商品ラベルはユーザーにディスカウントを伝えるために使用しますが、その他にも新規ユーザーの興味を惹き、サイトを回遊してもらう効果があります。
多くのユーザーはショップにアクセスし、ページを簡単に見た後すぐに離脱します。
ですが、セールの商品ラベルはユーザーの興味を惹き、他にどんなお得な商品があるのかを探すきっかけになります。
また新商品のラベルは、リピーターにとってショップをじっくり見るきっかけにもなります。
商品にラベルを設定するアプリ「Ultimate sales boost」
Ultimate sales boostについて
Ultimate sales boostはとてもシンプルで、誰でも簡単に商品ラベルを設置することができるShopifyアプリです。
カスタマイズ性が高く、オリジナルの商品ラベルを作成することができます。ラベルを設置する商品やユーザー、期間を指定することも可能です。
またUltimate sales boostを活用すると、商品ページに商品や配送に関する情報を追加することができ、すべての商品に注意書きなどを掲載する際にも役に立ちます。
プランと料金
Ultimate sales boostのプランと料金は以下のとおりです。
スターター | ベーシック | プロ | |
---|---|---|---|
月額利用料 | 無料 | 9.99ドル | 29.99ドル |
在庫カウント | ○ | ○ | ○ |
トラストマーク | ○ | ○ | ○ |
商品/カートのタイマー | ○ | ○ | ○ |
商品/カートのテキスト | ○ | ○ | ○ |
手動のターゲティング | ○ | ○ | ○ |
トップ/コレクションのタイマー | × | ○ | ○ |
画像ラベル | × | ○ | ○ |
商品発送タイマー | × | ○ | ○ |
地域ターゲティング | × | ○ | ○ |
BOGOメッセージ | × | × | ○ |
スマートラベル | × | × | ○ |
商品タグで表示設定 | × | × | ○ |
顧客タグで表示設定 | × | × | ○ |
顧客の購入金額で表示設定 | × | × | ○ |
無料プランで基本的な機能が利用できます。
有料プランでは、商品ラベルを表示するターゲットの設定や、商品タグで自動でラベルを表示することが可能になります。
Ultimate sales boostの使い方
では、Ultimate sales boostの使用方法について説明します。
まずはコチラからアプリをインストールします。
アプリのインストールが完了すると管理画面が表示されます。トップに記載されているように「テンプレートを選択→保存→完了」と、とても簡単に設定することができます。
管理画面を下にスクロールすると、テンプレートデザインがあります。用途でテンプレートを選び、「Select template」をクリックします。
テンプレートを選択すると編集画面に遷移するので、編集画面でラベルの設定を行います。
トップページとコレクションページ
Campaign Nameには、ラベルのタイトルを入力します。タイトルはユーザーには表示されないので、わかりやすい名前を入力してください。
Product Image Overlayは、ラベルの種類を「Sales Countdown Timer:タイマー」「Image Label:ラベル」「Sales Sticker:ステッカー」から選択します。
画面下部の項目ではさらに細かく編集することができ、画面右側にプレビューが表示されます。
Home pageにチェックを入れると、トップページに表示される特集コレクションの商品画像にもラベルを表示します。
Product pageにチェックを入れると、商品ページにもラベルを表示します。
商品ページ
Messageでは商品ページに表示する文章を設定することができます。
Custom positionにチェックを入れるとコードが表示されるので、商品ページのコードに追加することで、好みの場所に文章を追加することが可能です。
Get-it-by Timerは、商品ページに商品発送の対応時間を表示します。
Add-to-Cart Button Animationは、「商品をカートに追加する」ボタンにアニメーションを設定します。
Buy X Get Y(BOGO)は、商品ページに「1つ購入すると1つが無料」などの文章を表示します。
Countdown Timerは、商品ページにカウントダウンタイマーを表示します。本日の対応時間やセールの期限などを表示する際に使用します。
Stock Inventory Numberは、商品の残り在庫数を表示します。
Trust Badgeでは対応可能な決済サービスのロゴを表示します。
主要クレジットカードなどのブランドロゴを表示することで、決済方法を知らせるだけでなく、信頼性をアピールすることができます。
さらにAdvanced Trust Badgeでは、「返金可能」などのトラストマークを表示し、ユーザーに安心感を与えます。
Aligns toは、各項目の表示位置を設定します。
商品カート
Checkout Button Animationは、チェックアウトボタンにアニメーションを設定します。
Checkout Boosterは、商品カートで表示するラベルの種類を「Cart Timer:タイマー」「Plain Text:テキスト」「Buy X Get Y:1つ購入すると1つが無料」から選択します。
画面下部の項目ではさらに細かく編集することができ、画面右側にプレビューが表示されます。
チェックアウトページ
チェックアウトページの編集は、Shopify Plusの契約が必要になります。
Shopify Plusを契約しているマーチャントは、チェックアウトページに文章やトラストマークを表示することができます。
またチェックアウトページに商品ラベルを追加する場合は、「Required integration for checkout boost」のコードを「checkout.liquid」の<body></body>の中に追加する必要があります。
基本設定
Overall Customizationでは、全体に適用するフォントタイプとテキストカラーを選択します。
Targetingでは、ラベルを表示するユーザーや商品を設定します。
Applies to Productsは、ラベルを表示する商品を選択します。商品タグや商品を直接選択して指定することができます。
Applies to Countriesは、商品ラベルを表示するユーザーを地域で限定することができます。
Applies to Customersは、商品ラベルを表示するユーザーを選択します。顧客管理のタグや顧客がこれまでに購入した合計額で指定することができます。
Active datesは、商品ラベルを表示する期間を設定します。
これらすべての設定が完了したら最後に「SAVE」をクリックします。これで完了です。
管理画面には作成したラベルが一覧で表示されます。「Add New Campaign」をクリックして新たにラベルを作成することも可能です。
【最後に】商品ラベルで商品をアピールしよう
今回はShopifyで商品にラベルを表示するアプリ「Ultimate sales boost」についてご紹介しました。
商品ラベルはとてもシンプルな機能ですが、ユーザーの興味を惹くためにとても重要な機能です。
またUltimate sales boostは、商品ページに重要な情報を掲載する際にも役に立ちます。ぜひあなたのネットショップでも活用してみてください。