Shopifyでポップアップを表示するアプリPrivyの使い方

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
サムネイル71

この記事の所要時間:10分

ネットショップでのポップアップ表示は、ユーザーに重要な情報を伝える方法としてとても有効です。

そのためクーポンやキャンペーンを紹介する際にポップアップを利用するケースが多々あります。

またメール配信やショップ会員の登録などをポップアップで提案することができ、マーケティング施策として活用することが可能です。

Shopifyアプリ「Privy」は、ポップアップ表示の条件を細かく設定することができ、理想のタイミングでユーザーに伝えたい情報を表示することができるので、とても人気のアプリです。

そこで今回は、Privyの使用方法について誰でも使用できるように詳しく解説します。

本記事を読めばPrivyを理解することができ、ポップアップを活用したマーケティングが可能になります。

ポップアップについて

ポップアップとは、Webサイトに飛び出すように表示されるウィンドウです。ユーザーに重要な情報を伝える際に利用します。

ポップアップは主に以下のような情報をユーザーに伝える際に利用します。

・キャンペーン情報
・クーポンの表示
・新商品やシーズン商品のお知らせ
・仕様や規約の変更
・メンテナンスのお知らせ

ポップアップは主にユーザーにメリットがある情報を表示します。ポップアップをうまく活用することで購買率を向上させることができます。

Shopifyでポップアップを表示するアプリ「Privy」

Privyについて

PrivyはShopifyでポップアップを表示するマーケティングアプリです。

ポップアップのデザインや表示のタイミングなどを細かく設定することができ、とても便利なShopifyアプリです。

その他にも顧客データの管理やメールの作成、クーポンの付与なども可能で、総合的なマーケティングツールとして活用します。

Privyの主な機能

Privyの主な機能は以下のとおりです。

・ポップアップの作成
・条件に応じたポップアップの表示
・ポップアップのABテスト
・顧客データの管理
・クーポンの作成と付与
・カゴ落ちメールの作成
・ニュースレターの作成
・細かなレポート
・Klaviyoなど他のマーケティングツールとの連携

ポップアップで会員登録を促し、登録したユーザーにクーポンを付与することができます。

そのため、あなたのショップの会員数を増やし、定期的なメルマガ配信や新商品のお知らせなどをより多くのユーザーに届けることが可能になります。

また、ポップアップへの反応を分析するレポート確認やABテストも可能です。

その他にもオリジナルデザインのメールを作成することができ、カゴ落ちメールやニュースレター、サンキューメールに活用することもできます。

プランと料金

Privyは無料で利用することができ、無料で利用できる機能は以下のとおりです。

・100件までのアカウント登録
・ポップアップの表示
・クーポンの設定
・A/Bテスト

アカウント登録数は無料枠の上限を超えると従量課金制で枠を拡張することができます。

また月額利用料を支払うことで、これらの機能に追加して以下の機能を利用することができます。

■CONVERT + EMAIL

月額利用料:15ドル

・250件までのアカウント登録
・メールの作成/送信
・カゴ落ちメールの自動送信
・ポップアップを活用したアカウント(顧客情報)の収集

■PRIVY TEXT (SMS)

月額利用料:10ドル

・100件までのアカウント登録
・SMSの作成/送信
・カゴ落ちSMSの自動送信

※Privyは15日間のフリートライアル期間があり、すべての機能を使用することができます。

Privyの使用方法

インストールと初期設定

まずはコチラからアプリをインストールします。

インストールが完了すると、Privyの画面が表示されるので「ストア名」と「電話番号」を入力し、「CONFIRM」をクリックします。(スキップすることも可能です)

インストールが完了したらPrivyの画面が表示されるので、「ストア名」と「電話番号」を入力し、「CONFIRM」をクリックします。(スキップすることも可能です)

Privyの管理画面に遷移し、画面左側にはPrivyの各施策によるオーダー数などのデータが表示されます。

では、最初にメニューの「Contacts」から既に所有している顧客のメールアドレスを追加します。追加したメールアドレスは顧客データとしてPrivy上で管理されます。

「Add Contacts」をクリックして3つの方法で追加することができます。

では、最初にメニューの「Contacts」から顧客のメールアドレスを追加します。「Add Contacts」をクリックして3つの方法で追加することができます。①Shopifyの顧客データを同期
②CSVファイルをインポート
③手動で追加

①Shopifyの顧客データを同期
②CSVファイルをインポート
③手動で追加

「①Shopifyの顧客データを同期」が最も早く、簡単なのでオススメです。

「Linked Account」をクリックし、表示されるポップアップで同期するShopifyアカウントと顧客リストを選択します。「Import contacts」をクリックしてShopifyから顧客データを同期します。

「Linked Account」をクリックし、表示されるポップアップで同期するShopifyアカウントと顧客リストを選択します。「Import contacts」をクリックしてShopifyから顧客データを同期します。

追加した顧客データは一覧で確認することができます。絞り込み検索やデータのエクスポートも可能です。

追加した顧客データは一覧で確認することができます。絞り込み検索やデータのエクスポートも可能です。

クーポンの作成

次にクーポンを作成します。作成したクーポンは後ほど作成するカゴ落ちメールやポップアップに設定することができます。

メニューの「Coupons > New Coupon」をクリックします。

メニューの「Coupons > New Coupon」をクリックします。

Titleには「クーポン名」を入力し、Sourceでは「Shopify」を選択します。

Typeでは、すべてのユーザーに同じクーポンコードを付与する場合は「Master Coupon」を選択し、ユーザーごとに別のクーポンコードを付与する場合は「Unique Coupon」を選択します。

Typeはすべてのユーザーに同じクーポンコードを付与する場合は「Master Coupon」を選択し、ユーザーごとに別のクーポンコードを付与する場合は「Unique Coupon」を選択します。

Codeには「クーポンコード」を入力します。

Discount typeは「Fixed amount(定額割引)」「Percentage(定率割引)」「Free Shipping(送料無料)」から選択します。

Discount valueにはディスカウントする金額や割合を入力します。

Discount requires a minimum purchase amountにチェックを入れると、ディスカウントを適用する際の最低購入金額を設定することができます。

送料無料を選択した場合は、Exclude shipping rates over a certain amountのチェック項目が表示され、配送料が指定の金額を超える場合クーポンを適用外に設定します。

Applies Toでは、ディスカウントを適用できるコレクション、あるいは全商品を選択することができます。

Codeには「クーポンコード」を入力します。

Set a scheduleの欄ではクーポンコードが使用できる期間を設定します。

Starts atでは適用開始日を設定し、Coupon code has expiration dateにチェックを入れると、クーポン適用の終了日を設定することができます。

Starts atでは適用開始日を設定し、Coupon code has expiration dateにチェックを入れると、クーポン適用の終了日を設定することができます。

最後に「Save Coupon」をクリックして完了です。

ポップアップの作成

次はネットショップで表示するポップアップを作成します。

メニューの「Convert > All Campaigns」をクリックします。「Launch my first popup」をクリックして一つ目のポップアップを作成します。

メニューの「Convert > All Campaigns」をクリックします。「Launch my first popup」をクリックして一つ目のポップアップを作成します。

ポップアップの編集画面が表示されるので順に設定します。

■Form fields

Form fieldsではポップアップに表示する入力項目を設定します。

ユーザーの「メールアドレス」や「氏名」の項目を設けることで、顧客情報を収集することができます。

Form fieldsではポップアップに表示する入力項目を設定します。ユーザーの「メールアドレス」や「氏名」の項目を設けることで、顧客情報を収集することができます。

Add Fieldをクリックして項目を追加します。

追加した項目は画面中央に追加され、「▽」をクリックして細かく設定することができます。

また各項目はドラッグ&ドロップで表示順を入れ替えることができます。

Enable Form?からチェックを外すことで、入力項目をなくすことも可能です。設定が完了したら「Save」をクリックします。

Add Fieldをクリックして項目を追加します。

■Validations

Validationsでは登録の制限を設定します。

Limit one signup per contactは、一人のユーザー(メールアドレス)につき一度の登録制限を設けます。すでに登録しているユーザーには「すでにサインアップしています」というメッセージが表示されます。

New contacts onlyは、Privyに登録されていないユーザー(メールアドレスまたは電話番号)のみ登録を許可します。こちらもすでに登録しているユーザーには拒否するメッセージが表示されます。

Automatically end the campaignでは、登録可能なユーザー数を制限します。設定した登録数を超えるとポップアップが表示されなくなります。

設定が完了したら「Save」をクリックします。

Limit one signup per contactは、一人のユーザー(メールアドレス)につき一度の登録制限を設けます。すでに登録しているユーザーには「すでにサインアップしています」というメッセージが表示されます。New contacts onlyは、Privyに登録されていないユーザー(メールアドレスまたは電話番号)のみ登録を許可します。こちらもすでに登録しているユーザーには拒否するメッセージが表示されます。Automatically end the campaignでは、登録可能なユーザー数を制限します。設定した登録数を超えるとポップアップが表示されなくなります。

■Popup Design

Popup Designでは、ポップアップのデザインを編集します。

画面左側にある「Displays」でポップアップ・サンキューページ・バナーを選択し、それぞれデザインを編集することができます。

画面中央にはプレビューが表示され、画面右上のボタンで「デスクトップ / スマホ」を切り替えることができます。

それぞれデザインの編集が完了したら「Save」をクリックします。

Popup Designでは、ポップアップのデザインを編集します。

■Coupon codes

Coupon codesでは、登録をしたユーザーに対して付与するクーポンを追加します。

ここで追加するクーポンは先ほど作成したクーポンの中から選択することができます。

設定が完了したら「Save」をクリックします。(クーポンを追加しない設定も可能です)

Coupon codesでは、登録をしたユーザーに対して付与するクーポンを追加します。ここで追加するクーポンは先ほど作成したクーポンの中から選択することができます。設定が完了したら「Save」をクリックします。(クーポンを追加しない設定も可能です)

すべての設定が完了したら「Next step」をクリックし、ポップアップ表示のルール設定を行います。

■When To Show

When To Showは、ポップアップを表示するタイミングを設定します。

Show on a timerは、ユーザーがページを表示してからの時間を指定してポップアップを表示します。

Show after scrollingは、ユーザーがページをスクロールした度合いでポップアップを表示します。

Show on exit-intentは、ユーザーがページを離れようとした動きを読み取ってポップアップを表示します。

またTrigger automatically at mostでは、指定した期間ごとにポップアップを表示します。

When To Showは、ポップアップを表示するタイミングを設定します。

■Who To Show It

Who To Show Itでは、ポップアップを表示するユーザーの属性を指定します。

国や言語、商品の購入数、購入金額など、様々な設定が可能です。

Who To Show Itでは、ポップアップを表示するユーザーの属性を指定します。国や言語、商品の購入数、購入金額など、様々な設定が可能です。

■How Long To Show It

How Long To Show Itでは、ポップアップを表示する期間を設定することができます。

Ongoingを選択すると継続して表示、Fixedを選択すると期間の指定が可能です。

How Long To Show Itでは、ポップアップを表示する期間を設定することができます。Ongoingを選択すると継続して表示、Fixedを選択すると期間の指定が可能です。

■Notifications

Notificationsにチェックを入れると、ユーザーが登録するたびにメールで通知を受け取ることができます。

Notificationsにチェックを入れると、ユーザーが登録するたびにメールで通知を受け取ることができます。

ポップアップ表示のルール設定が完了したら「Next step」をクリックし、最後にメールの設定を行います。

Thanks for signing up with {{ business.name }}!をクリックすると、登録後ユーザーに送信するメールの内容やデザインを編集することができます。

編集が完了したら「Publish」をクリックして完了です。

Thanks for signing up with {{ business.name }}!をクリックすると、登録後ユーザーに送信するメールの内容やデザインを編集することができます。

メニューから「Convert > All Campaigns」をクリックし、ポップアップの編集や作成をすることが可能です。

ポップアップを新たに作成する場合は、最初に使用用途別でポップアップの種類を選択することができますが、基本的には上記の手順と同じように編集することができます。

「A/B Tests」ではポップアップのABテストの作成、「Reports」ではポップアップによる登録のレポートを確認することが可能です。

ポップアップを新たに作成する場合は、最初に使用用途別でポップアップの種類を選択することができますが、基本的には上記の手順と同じように編集することができます。「A/B Tests」ではポップアップのABテストの作成、「Reports」ではポップアップによる登録のレポートを確認することが可能です。

カゴ落ちメールの作成

Privyはカゴ落ち通知やニュースレターなど、取得したメールアドレスにメールを送信することができます。

まずはメニューの「Email + Text」をクリックし、カゴ落ちメールの設定を行います。

「ブランドロゴ」「カラー」「フォントタイプ」「SNS」を設定し、「Continue」をクリックします。画面右側でプレビューを確認することができます。

「ブランドロゴ」「カラー」「フォントタイプ」「SNS」を設定し、「Continue」をクリックします。画面右側ではプレビューで確認することができます。

次に「住所」「ビジネス」「返信を受け取るメールアドレス」を入力し、「Continue」をクリックします。

次に「住所」「ビジネス」「返信を受け取るメールアドレス」を入力し、「Continue」をクリックします。

最後に送信するメールのタイトルを入力します。

Send test emailをクリックすると、テストメールを受け取ることができます。編集が完了したら「Active」をクリックします。

Send test emailをクリックすると、テストメールを受け取ることができます。編集が完了したら「Active」をクリックします。

メニューから「Email + Text > Abandoned Cart Email」をクリックすると、設定したカゴ落ちメールを確認することができます。

メールをクリックすると、カゴ落ちメールのレポート確認や編集が可能です。

メニューから「Email + Text > Abandoned Cart Email」をクリックすると、設定したカゴ落ちメールを確認することができます。

現時点ではカゴ落ちメールの内容やデザイン、自動送信の条件がデフォルト設定になっているので、メールを選択し、「Edit Settings」をクリックしてカゴ落ちメールを編集します。

■Trigger settings

Trigger settingsでは、カゴ落ちメールを送信する条件を設定します。

Minimum cart valueは、メールを送信する対象として、カートに追加された最小の商品数を設定します。

Product IDは、特定の商品がカートに追加された場合、あるいは特定の商品がカートに追加されていない場合にメールを送信する設定をします。

Time delayは、カゴ落ち後にメールを送信するタイミングを設定します。

■Coupon

Couponでは、カゴ落ちメールにクーポンを追加することができます。あらかじめ作成したクーポンを追加します。

Couponでは、カゴ落ちメールにクーポンを追加することができます。あらかじめ作成したクーポンを追加します。

■Edit Design

プレビューの上部にある「Edit Design」からメールのデザインや内容を編集することが可能です。

初期設定ではメールの文章が英語になっているので編集することをオススメします。

編集が完了したら「Save」をクリックして完了です。

その他のメール作成

カゴ落ちメール以外にもメニューの「Email + Text」から、以下のようなメールを作成することができます。

・Customer Winback(顧客の呼び戻し)
・Newsletter
・Purchase Follow-up(サンキューメール)

Customer Winbackは、過去に商品を購入した顧客に対してショップに再び呼び戻すメールを作成します。

Newsletterは定期的に顧客に送信するニュースレターを作成します。

Purchase Follow-upは、商品を購入した顧客に対してお礼とオススメの商品を提案するメールを作成します。

【最後に】ユーザーが求める情報を表示しよう

今回はShopifyでポップアップを表示するマーケティングアプリ「Privy」についてご紹介しました。

ポップアップはクーポンの表示や会員登録など、様々な活用ができます。

Privyはポップアップを表示する細かな条件設定が可能なので、ユーザーの状態や心理を考え、最適なタイミングで最適な情報や提案ができるように設定してみてください。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
おすすめリンクAD







パートナー募集|オフショア開発ドットコム











パートナー募集|オフショア開発ドットコム
ページ上部へ戻る