【オリジナル商品の無在庫販売】PrintfulとShopifyの活用方法
この記事の所要時間:6分
「ネットショップでオリジナルデザインの商品を販売したい」「でも、手間やコストがかかりそうでなかなか始められない」と困っていませんか。
じつは、オンデマンド印刷とドロップシッピングを提供するPrintfulとShopifyを連携すると、コストをかけずに誰でも簡単にオリジナル商品を販売することができます。
あなたが作成したデザインを貼り付けるだけ商品を製造することができ、在庫を管理する必要はなく、注文が入った際に完全自動で商品が配送されます。
今回は、そんな便利なPrintfulの詳細と使い方について詳しくご紹介します。本記事を読めば、いますぐにShopifyでオリジナル商品を販売することができます。
オンデマンド印刷・ドロップシッピングについて
オンデマンド印刷とは
オンデマンド印刷とは、必要なものを必要な時に必要な数だけ印刷を行うシステムです。
受注生産のように顧客から注文が入り次第、対象の商品にデザインを印刷し、必要な数だけ商品を製造します。
ドロップシッピングとは
ドロップシッピングとは、あなたのネットショップの「商品の準備」「配送業務」を代行するサービスです。
マーチャントは在庫を抱えずに商品の情報をネットショップに掲載し、注文が入ってから商品を仕入れます。
ドロップシッピングを提供する業者が顧客の元に直接商品を発送してくれるため、マーチャントは商品の梱包や発送を行う必要もありません。
オンデマンド印刷・ドロップシッピングのメリット
このようなオンデマンド印刷とドロップシッピングの主なメリットは以下のとおりです。
・商品の仕入れや事業の初期コストが掛からない
・在庫余りのリスクがない
・商品の入荷や管理、配送業務などの面倒な作業が不要
・特別な知識や業者への依頼なしでオリジナル商品を生産できる
オンデマンド印刷とドロップシッピングを活用することで、初期コストを掛けずに、いますぐにオリジナルの商品を販売することができます。
在庫を仕入れる必要がないためリスクがなく、また配送業務も注文が入り次第全自動で行われるので手間もかかりません。
一般的にこのような受注生産や配送業務を他社に委託する場合、様々なサービスの契約や業務連携が必要になり、実際に商品を販売するまでに時間や手間がかかります。
そういった工数がなく、今すぐに商品を販売できることも大きなメリットです。
オリジナル商品を無在庫販売できるサービス「Printful」
Printfulについて
Printfulは、無料で利用ができるオンデマンド印刷&ドロップシッピングサービスです。
ShopifyのようなECプラットフォームや、Amazonなどのモール型ECサイトと連携することで、オリジナルデザインの商品を販売することができます。
ネットショップで注文が入った際に、商品製造から配送まで自動で行ってくれます。そのため、マーチャントは商品の仕入れや在庫管理、配送業務などを気にする必要がありません。
Printfulは月額利用料が掛からず、商品の仕入れも注文が入った際に行われるので、リスクなく事業を行うことができます。
Printfulの特徴
Printfulはあらかじめ用意したデザインデータを商品にドラッグ&ドロップしてオリジナル商品を作成します。製品の種類は230種類以上あり、とても簡単にあらゆるオリジナル商品を作成することができます。
また、ネットショップに掲載する商品詳細や商品画像も自動で生成され、編集を加えることができます。
OEMであなたのブランド商品を製造することも可能なので、ブランドとして事業を成長させることができます。OEMでは、商品タグや梱包、ノベルティ、配送明細などをオリジナルで作成することができます。
Printfulで製造できる主な製品
Printfulでは、アパレル商品から雑貨まで230種類以上の製品を製造することができます。代表的な製品は以下のとおりです。
・Tシャツやトレーナー
・ボトムス
・下着
・キャップ
・バッグ
・アクセサリー
・スマホケース
・タオル
・マグカップ
・ポスターやステッカー
など
ShopifyとPrintfulの連携方法
次にShopifyでPrintfulを使用する方法について説明します。
1. アカウント登録と初期設定
まずは、コチラからPrintfulのShopifyアプリをインストールします。
インストールが完了すると、Shopifyとの連携を行います。
最初に「名前」「メールアドレス」「パスワード」を入力し、「プライバシーポリシー」にチェックを入れて「Sign up」をクリックします。
次のアンケートに答えて「Finish」をクリックし、「Connect store to (メールアドレス)」をクリックします。
Printfulの画面が表示されるので、まずは言語設定を日本語に変更します。
画面上部にあるメニューの「EN」にカーソルを合わせて、ドロップダウンメニューから「日本語(JP)」をクリックします。
さらにアカウント作成時に登録したメールアドレスにメールが届いています。メールを開き「Confirm email address」をクリックして初期設定は完了です。
2. 商品テンプレートの作成
初期設定が完了したら、まずは商品を作成します。
メニューの「商品テンプレート」をクリックし、画面下部にある「最初の商品テンプレートを作成」をクリックします。
販売する商品の種類を選択すると、デザイン編集の画面が表示されます。
①デザインする箇所の変更
②デザインのファイルをドラッグ&ドロップ
③製品のカラーを変更
④テキストやテンプレートデザインを追加
⑤編集が完了したら「続行」をクリック
次の画面では商品名を入力し、商品のサイズを選択して「商品テンプレートを保存」をクリックします。
3. ショップに商品を追加
次に、作成した商品テンプレートをショップに追加して販売します。
メニューの「製品&価格」をクリックし、画面下部にある「商品を追加」をクリックします。
「商品テンプレート一覧」をクリックし、先ほど作成した商品デザインを選択します。
販売する商品のカラーとサイズを選択し、「モックアップに進む」をクリックします。
ネットショップの商品ページに掲載する画像を選択し、「詳細へ進む」をクリックします。
ネットショップに表示する商品詳細の編集やコレクションの指定などを行います。画面上部にある「説明言語の選択」で日本語に切り替えることができます。
編集が完了したら「価格設定に進む」をクリックします。
最後に商品の販売価格を設定します。
商品の仕入れ価格を確認し、販売価格を直接指定することも可能ですが、利益を指定して販売価格を設定することも可能です。
また、こちらの価格と別で税金と配送料が発生します。それらのコストも加味して価格設定を行ってください。
「ショップへ送信」をクリックして完了です。ショップのプレビューから商品が追加されているか確認してください。
4. 支払い方法の設定
顧客から注文が入った際に、Printfulから商品を仕入れる処理を行うために、支払い方法を設定する必要があります。
メニューの「その他 > 支払い」をクリックします。
「支払い方法 > 支払い方法を追加」をクリックしてクレジットカード情報、あるいはPayPalのアカウントを追加します。
5. サンプル注文
これで全ての設定が完了しましたが、商品を販売する前に自らサンプル商品を注文して製品の品質をチェックしましょう。
メニューの「新規注文」をクリックし、サンプル注文の「注文を作成」をクリックします。
※Printfulのアカウント登録をしてから24時間以内にサンプル注文を行うと、30%のディスカウントが適用されます。
「商品を追加」をクリックし、「商品テンプレート一覧」からサンプル注文する商品を選択します。
カラーとサイズを選択し、「続行」をクリックします。商品の詳細を確認したら「配送へ進む」をクリックします。
配送情報を入力して「送料を計算」をクリックし、表示される配送方法を選択します。商品や配送地域によっては配送料が無料の場合があります。
「最終確認へ」をクリックします。
注文の詳細を確認し、「安全に支払いを完了」をクリックして完了です。
【最後に】その他の設定
今回はPrintfulの設定や使い方についてご紹介しました。
その他にも、メニューの「その他 > 設定」から配送明細の編集や、商品の返品先住所を設定することができます。配送時に顧客に送信されるメールの文章やSNSの追加など、細かな設定も可能でブランドをアピールすることができます。
オリジナル商品の販売を検討している方は、ぜひPrintfulを活用してみてください。