Shopifyと店舗の会員情報を連携させ、オムニチャネル化を支援する「Omni Hub」の使い方

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この記事の所要時間:7分

Shopifyと店舗の会員情報を連携させるShopifyアプリ「Omni Hub」を提供する株式会社フィードフォース様に、当サービスについての記事を寄稿いただきました。

Omni Hubとは

Omni HubはShopifyを利用しているEC(オンラインストア)と、スマレジで運営する店舗の間で会員情報を一元化し、オムニチャネル化を支援するアプリです。

Omni Hubを使えば開発不要・初期費用無料、簡単な作業だけでShopifyとスマレジを連携し、店舗とECのオムニチャネル化を実現できるようになります。

カスタマーサポートも充実しており、導入から活用まで支援しています。

オムニチャネル・OMOとは

オムニチャネルとは、店舗・ECなどを連携させて一人の顧客にあらゆるチャネルから接点を持ち、購入につなげる戦略のことを指します。

OMOはオムニチャネルからさらに進んだ考え方で、オフラインとオンラインを融合させ一貫した顧客体験を提供することを指します。

(この記事ではこれらの店舗とECを繋ぐ概念を「オムニチャネル」として書きます)

コロナ禍により店舗とECを併用するお客さまが増えた昨今、お客さまの再購入を促すためには、オムニチャネル化でより良い購買体験をしていただくことが重要です。

たとえば、店頭で商品を初めて購入したお客さまが、商品を気に入ってECでリピートしようとした際に、店舗で買った際に付与されたポイントが使えなかったらどう思うでしょうか?

せっかくのリピートの機会を逃してしまうかもしれません。

「店舗でしかできない」「ECでしかできない」ことをできるだけ無くし、どこで商品を買っても同じ購買体験を提供することで、お客さまの満足度を向上させることができます。

また、お客さまとの関係性構築(CRM)において、お客さまに「1人1人に合った情報を届けられる」ことが、お客さまの満足度向上には重要です。

そのためには、お客さまのECと実店舗のお客さまの購買履歴を一元化し、お客さまの購買行動や好みを把握できるようになる必要があるでしょう。

例えば、店舗用のクーポンなど、店舗に関連する情報は、店舗近隣のお客さまに対して配信すると効果を期待できる一方、店舗の近くでないお客さまに対して送ってしまうと、「自分に関係のない情報」と受け取られてしまい、その後のメール開封率が落ちてしまうかもしれません。

しかし、これまでは店舗とECの会員情報一元化に取り組もうとすると開発が必要なことも多く、大きな開発資金を用意できる事業者でなければ実現できないという課題がありました。

Omni Hubでは初期費用は不要、アプリの月額費用のみで会員情報を一元化でき、誰でも開発不要でオムニチャネル化を実現できるようにしています。

Omni Hubの特徴

Omni Hubの主な特徴は以下の通りです。

  • Shopifyとスマレジで会員情報を連携
    •  店舗で利用可能な会員証(バーコード)を表示
    • 実店舗の会員証を電子化し、会員証管理の手間を削減
  • スマレジPOSで計上された会員の購買情報をShopifyに自動連携、購買履歴を一元化
    • カスタマーに会員コード・購入店舗をタグ付け
  • Shopifyとスマレジの間でポイントを一元管理
  • Online Store 2.0 に対応

料金について

Omni Hubのご利用にあたって、ShopifyとスマレジそれぞれにOmni Hubアプリをインストールする必要があります。それぞれの月額費用は以下の通りです。

初期費用はかかりません。

初期費用0円
月額料金Shopify App利用料金200ドル~
Shopify上の顧客数10,000人ごとに100ドル従量課金
スマレジアプリ利用料金1,000円

※Shopify App、スマレジアプリいずれも15日間の無料期間があります。

Omni Hubの使い方

まずは、スマレジを登録する必要があります。

インストールと開始までの流れ

Omni Hubの初期設定についてご説明します。

1. Shopifyアプリストアからアプリをインストール

Shopify側Omni Hubアプリのインストールはこちら

2. Shopifyアプリ上の案内に従い、 スマレジアプリをインストールする

スマレジ側Omni Hubアプリのインストールはこちら

3. Shopifyアプリとスマレジアプリを連携し、アプリを有効化

画面上の案内に従い、連携設定を行ってください。

「連携を開始する」ボタンが「会員連携動作中」という表示に変われば連携設定は完了です。

「連携を開始する」ボタンが「会員連携動作中」という表示に変われば連携設定は完了です。

4. 会員バーコードをShopifyの会員マイページに設置

テーマやOnline Store2.0対応有無で会員バーコード設置方法が異なります。

会員バーコード設置対応はOmni Hubサポートにてご相談いただけます。

会員バーコードの設置が完了すると、お客さまの会員マイページなどに以下のように会員バーコードが表示されるようになります。

会員バーコードの設置が完了すると、お客さまの会員マイページなどに以下のように会員バーコードが表示されるようになります。

5. ポイント管理機能の設定を行う(ポイント管理機能を利用する場合)

ポイント管理機能の設定も、アプリ上の表示に従うだけで簡単に設定できます。

別途スマレジ側の設定も必要ですので、ヘルプページも確認しながら慎重に行ってください。

別途スマレジ側の設定も必要ですので、ヘルプページも確認しながら慎重に行ってください。

なお、すでに顧客情報・ポイント情報を保持していて、それを引き継ぎたい場合等、導入前に相談したい際には、Omni Hubサポートチームが状況に合わせてご提案いたしますので、お気軽にお問い合わせください。

実際にOmni Hubを利用するときのお客さまや店舗の動き

Omni Hubを利用した場合、店舗で行っていただくことは「お客さまが会員バーコードを提示」し、「店舗スタッフがスマレジPOSで会員バーコードを読み込む」のみです。

お客さまは、店舗に来店した場合でもShopifyのECサイトに会員登録を行います。

Omni Hubが自動的にShopify上の会員情報をスマレジに連携した上で会員バーコードを表示するので、それを店舗レジで表示します。

店舗スタッフは、スマレジPOSを利用してお客さまが表示した会員バーコードを読み込み、通常通り会計処理を行うだけで、その会員に紐付けてスマレジの会計処理を行うことができます。

店舗においてお客さまに面倒な手間をかけたり、スタッフに必要以上に作業を増やすことがないため、安心して導入していただくことができます。

店舗スタッフは、スマレジPOSを利用してお客さまが表示した会員バーコードを読み込み、通常通り会計処理を行うだけで、その会員に紐付けてスマレジの会計処理を行うことができます。店舗においてお客さまに面倒な手間をかけたり、スタッフに必要以上に作業を増やすことがないため、安心して導入していただくことができます。

Omni Hub活用例

Omni Hubを活用してオムニチャネル施策を行う方法をご紹介します。

代表的なものは、店舗・EC共通のポイント発行や、LINEでのメッセージ配信です。

それぞれ、以下で詳しく説明します。

■店舗とEC共通で使えるポイントシステム

Omni Hubの活用方法として「店舗・ECのポイント共通化」によるお客さまの利便性向上が挙げられます。

ポイントが店舗でもECでも貯められる・使える状態にすることで、お客さまが自分の好きなタイミング、好きな場所で商品を購入することができるようになり、よりお客さまがリピートしやすい状態を作ることができます。

先述の通り、Omni Hubでもポイント管理機能を提供していますが、例えば以下のような高度なポイントプログラムも「どこポイ」や「Appify VIP」と連携して実現できるようになります。

  • 会員登録したらポイントをプレゼントしたい
  • 会員ランクを設定して購入金額に合わせた特典を用意したい

これらポイントアプリの選定は、ポイント施策で行いたい内容等によって変わるので、お気軽にOmni Hubサポート窓口までお問い合わせください。

■LINEでのメッセージ配信

お客さまの情報を一元化することで、お客さまの店舗・ECをまたいだ購買履歴に合わせてLINE上でメッセージを送り、お客さまに合わせたメッセージを送れるようになることも、Omni Hubを活用していく重要な方法の1つです。

「LINE連携ShopifyアプリCRM PLUS on LINE」を併用することでShopify上の会員情報とお客さまのLINEアカウントを連携させ、「店舗をご利用のお客さまに対してECへ誘導するメッセージを配信」「店舗・ECでの顧客の購買履歴に応じたセグメント配信」などの施策を行うことができます。

Shopify Plusをご利用中の場合は、LINEログインの機能も活用でき、店舗での会員登録をより容易にしていくことも可能です。

Omni Hub導入事例

チーズタルトが人気のスイーツメーカーBAKEさまでは、Omni Hubを活用してオムニチャネル化・OMOを実現されています(ご紹介記事)。

「店舗のポイントをECで使えない」などの課題を、Omni Hub・Appify VIPを併用することで、大きな開発費用をかけずに解決することができました。

「店舗のポイントをECで使えない」などの課題を、Omni Hub・Appify VIPを併用することで、大きな開発費用をかけずに解決することができました。

また、CRM PLUS on LINEの導入で、LINEログインでの会員登録の簡素化やお客さまに合わせたLINEメッセージ配信を行っています。

また、CRM PLUS on LINEの導入で、LINEログインでの会員登録の簡素化やお客さまに合わせたLINEメッセージ配信を行っています。

【最後に】ハードルの高かったオムニチャネル化・OMOをOmni Hubで実現

今回は、Shopifyと店舗の会員情報の一元化ができる「Omni Hub」についてご紹介しました。

コロナ禍を経て消費者の行動には大きな変化が起き、消費者は「ネットで話題になった商品を見に店舗に訪れる」「店舗で買って満足したものをECでリピートする」など、オンライン・オフラインを意識せずに生活するようになっています。

Omni Hubは、どのような事業者でも店舗とECのオムニチャネル化を実現し、一貫した購買体験を提供できるようになる未来を目指しています。

オムニチャネル化・OMOに挑戦する事業者さまに、ご活用いただければ大変うれしく思います。

株式会社フィードフォースについて

株式会社フィードフォースは、Eコマース・リテールのDX支援ツールや、デジタルマーケティング関連ツールを展開するフィードフォースグループのグループ企業。国内環境に適合したShopifyアプリを提供する企業アライアンス「App Unity」では、早く&シンプルにOMOの立ち上げを実現するパッケージサービス「Next Plus」の提供もスタート。

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