D2Cブランド必見!Shopifyでパーソナライズ商品を販売する方法

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この記事の所要時間:7分

ネットで商品を購入することが増え、その流れはコロナ禍によってさらに加速しました。そしてD2Cブランドなどネットで商品を販売するマーチャントも増えています。

商品売買のデジタル化によってとても便利になった一方、溢れる商品の中からどれを選べばいいのかわからないという新たな問題が発生しています。

そのような状況下で注目が集まっているのが「パーソナライズ商品」です。

オンライン上で診断アンケートに回答することで、一人一人に最適な商品を提案することができます。

今回はShopifyでパーソナライズ商品を販売するアプリ「Jebbit」についてご紹介します。本記事を読めば、あなたのネットショップでもパーソナライズ商品をユーザーに提案し、販売することができます。

パーソナライズ商品について

パーソナライズ商品とは

パーソナライズ商品はオンライン上で診断アンケートに回答し、その結果から判断された自分に最適な商品です。

ユーザーのアンケート結果によって商品を提案するので、納得感があり購入率が高くなります。

コスメやサプリなどのD2Cブランドで活用されるケースが多くあり、診断アンケートに回答することで、ユーザーの悩みや好みを反映した商品を提案します。

パーソナライズ商品のメリット

・購入率が高い
・顧客満足度が向上する
・注文のキャンセルや返品が少なくなる
・ショップの滞在時間が長くなる
・データ分析がしやすい

パーソナライズ商品の最大のメリットは、ユーザーが求めている商品を的確に提案できることです。そのため購入率が高くなります。

また、パーソナライズ商品を提案されるまでの診断アンケートは、リッチな顧客体験を設計することができます。

ユーザーの滞在時間も長くなるので、通常のネットショップよりもユーザーとの接点を持つことができます。

パーソナライズ商品を提案するアプリ「Jebbit」

Jebbitとは

JebbitはShopifyで構築したネットショップでパーソナライズ商品を販売することができるShopifyアプリです。診断アンケートを作成し、ユーザーの回答に基づいてパーソナライズした商品を提案します。

複雑な設定もなく、テンプレートデザインから作成するので、誰でも簡単に使用することができます。

また細かくデータ分析をすることができ、診断アンケートを公開した後も商品提案の精度を分析して、改善することが可能です。

Jebbitの主な機能

Jebbitの主な機能は以下のとおりです。

・診断アンケートをノーコードで作成
・診断結果に基づいて商品を表示
・豊富なテンプレートとデザイン編集
・高度なレポート分析
・埋め込みリンクの発行
・他のサービスとの連携

Jebbitはテンプレートデザインが豊富で、ノーコードで編集することができます。

アンケート項目の回答によって提案する商品を確定し、パーソナライズ商品のページに遷移する診断結果を表示します。

Jebbitのレポート機能で高度な分析が可能ですが、Google Tag Managerなどと連携することでさらに細かくユーザーの行動を分析することが可能です。

プランと料金

Jebbitのプランと料金は以下のとおりです。

スターターエッセンシャルプロエンタープライズ
月額利用料無料70ドル300ドル問い合わせ
利用可能数1,0001,000/月3,000/月無制限
アカウント制限335無制限
公開ページ数1112つ以上
他サービスと連携××
トラッキングピクセル××
Jebbitブランドの削除××
結果で複数提案××
高度な機能×××
オリジナルURLの作成×××

Jebbitには無料プランがあり、トータル1000回までは公開しているアンケート機能を活用することができます。その後は有料プランに変更する必要があります。

また、プロプラン以上でHubSpotやKlaviyo、Google Tag Managerなど他のサービスと連携することができます。

エンタープライズプランでは利用可能な機能がさらに増え、ページのURLを自由に設定することが可能です。

Jebbitの設定方法

では、Jebbitの使用方法について説明します。

診断の設計とアプリのインストール

まずはアプリをインストールする前に診断アンケートの内容を整理します。アンケートの質問、回答の選択肢、提案する商品をExcelやスプレットシートにまとめます。

またJebbitは、各質問で選択した回答にそれぞれポイントを設定します。

例えば、「よく外出しますか」という質問に対して「はい」と答えた場合は「候補商品Aに3点追加する」というように設定を行います。最終的に最もポイントが高い商品が診断結果としてユーザーに提案されます。

なので質問内容や回答と合わせて、回答に対してどの商品にポイントを何点付与するかを書き出してください。

この設計が最も重要で、購入率に大きく影響します。時間をかけて設計し、後からもデータを見て改善を繰り返してください。

これらの診断に関する設計が完了したら、コチラからアプリをインストールします。インストール後にメールが届くので、メール認証を行って初期設定は完了です。

診断アンケートを作成

設計とアプリのインストールが完了したら実際にアンケートを作成します。

まずはJebbitの管理画面から「BUILDER > Template Gallery」をクリックします。画面左側にあるメニューから種類を選択し、表示されるテンプレートデザインの中から好みのものを選択します。

まずはJebbitの管理画面から「BUILDER > Template Gallery」をクリックします。画面左側にあるメニューから種類を選択し、表示されるテンプレートデザインの中から好みのものを選択します。

「USE TEMPLATE」をクリックしてアンケートの編集画面に移動します。

まず最初に編集画面の各機能についてご紹介します。

「USE TEMPLATE」をクリックしてアンケートの編集画面に移動します。まずは編集画面の各機能についてご紹介します。

①タイトル
診断アンケートのタイトルを設定します。クリックすると変更可能です。

②編集画面の切り替え
「Edit」では診断アンケートを編集します。「Launch」をクリックするとアンケートページのURLを取得する画面に切り替わります。

③プレビュー
作成した診断アンケートのプレビューを確認します。モバイルとデスクトップの両方を確認することができます。

④デザイン設定
フォントや背景カラーなど、全体的なデザインの設定を行います。

⑤診断ロジック
「Outcome Logic」は、各質問の回答に対するポイントを設定します。この設定が診断結果として表示する商品を決めるルールになります。

⑥質問項目
各質問項目を編集します。クリックすることで、質問内容や回答の選択肢などを編集することができ、細かなデザインの編集も可能です。

⑦診断結果
診断結果としてアンケートの最後に表示する商品や、診断結果ページを作成します。

他にもボタンや機能が複数存在しますが、主に使用するものは以上です。では次に診断アンケートの作成方法を4つのステップで説明します。

1. デザインの設定

まずは「Design」をクリックして全体のデザイン設定を行います。

Colorsでは背景カラー、テキストカラー、ボタンカラーを選択し、Fontではフォントタイプを選択します。

Logoにチェックを入れると、各質問ページにあなたのブランドロゴを表示することができます。

まずは「Design」をクリックして全体のデザイン設定を行います。Colorでは背景カラー、テキストカラー、ボタンカラーを選択し、Fontではフォントタイプを選択します。Logoにチェックを入れると、各質問画面にあなたのブランドロゴを表示することができます。

2. 質問項目の作成

各質問ページをクリックすると、質問文や回答の選択肢など、細かく内容を編集することができます。背景に画像を設定したり、フォントサイズを変更することも可能です。

各質問項目をクリックすると、質問文や回答の選択しなど、細かく内容を編集することができます。背景に画像を設定したり、フォントサイズを変更することも可能です。

また「Change Layout」をクリックすると、質問ページのレイアウトを変更することができます。

最初にテンプレートデザインを選択しましたが、レイアウトの変更で自由にカスタマイズが可能です。

また「Change Layout」をクリックすると、質問画面のレイアウトを変更することができます。最初にテンプレートデザインを選択しますが、レイアウトの変更で自由にカスタマイズが可能です。

ページを追加する場合は、質問ページの間にカーソルを合わせ、表示される「+」をクリックします。

ページを追加する場合は、質問ページの間にカーソルを合わせ、表示される「+」をクリックします。

3. 診断結果ページを作成

質問ページが完成したら、次に診断結果のページを作成します。

画面に並ぶページデザインの内、一番右側の診断結果ページをクリックすると、診断結果ページがすべて表示されます。

ここでは診断結果で表示するすべてのページ(商品)を追加します。「ADD ANOTHER OUTCOME」をクリックするとページが追加されます。

また、画面上部にある「Import from Shopify」をクリックするとShopifyの商品データから選択し、直接ページを作成することができます。

ページの下部にあるURLは、診断結果ページ上のボタンをクリックした後に遷移する先のURLを入力します。ここで商品ページのURLを入力することで、ユーザーは診断結果で提案された商品をそのまま購入することができます。

ここでは診断結果で表示するすべてのページ(商品)を追加します。「ADD ANOTHER OUTCOME」をクリックするとページが追加されます。また、画面上部にある「Import from Shopify」をクリックするとShopifyの商品データから選択し、直接ページを作成することができます。

4. 診断ロジックの設定

これらのページ作成が完了したら、最後に診断ロジックの設定を行います。

「Outcome Logic」をクリックすると、モーダルウィンドウで各質問内容が表示されます。

縦に質問の回答が並び、その答えを選択した場合どの商品にポイントをいくら付与するかを設定します。ポイントの設定は10ポイントなど高く設定することや、マイナスを設定することも可能です。

最終的には、アンケートに答える中で最もポイントが高くなった商品をユーザーに提案します。

「Outcome Logic」をクリックすると、モーダルウィンドウで各質問項目が表示されます。縦に質問の回答が並び、その答えを選択した場合どの商品にポイントをいくら付与するかを設定します。ポイントの設定は10ポイントなど高く設定することや、マイナスを設定することも可能です。

診断ロジックの設定が完了したら最後に「SAVE」をクリックして完成です。

診断アンケートをShopifyに追加

画面右上にある「PUBLISH」をクリックして作成した診断アンケートページを公開します。

モーダルウィンドウが表示されるので「Publish」をクリックします。

画面右上にある「PUBLISH」をクリックして作成した診断アンケートページを公開します。モーダルウィンドウが表示されるので「Publish」をクリックします。

次に、画面上部にある「Launch」をクリックし、公開したページのURLを取得します。

「Create an embedded iframe for your site」をオンにすると、埋め込みリンクを取得することも可能です。

次に、画面上部にある「Launch」をクリックし、公開したページのURLを取得します。「Create an embedded iframe for your site」をオンにすると、埋め込みリンクを取得することも可能です。

URLのコピーが完了したら、Shopifyの管理画面で「オンラインストア > メニュー > メインメニュー」をクリックします。

Shopifyの管理画面で「オンラインストア > メニュー > メインメニュー」をクリックします。

「メニュー項目を追加する」をクリックし、開いたモーダルウィンドウで「診断ページのタイトル」を入力し、リンクには先ほどコピーした診断ページのURLを入力します。

「メニュー項目を追加する」をクリックし、開いたモーダルウィンドウで「診断ページのタイトル」を入力し、リンクでは先ほどコピーした診断ページのURLを入力します。

「追加する」をクリックし、「保存する」をクリックして完成です。

分析レポート

メニューから「REPORTING」をクリックすると、作成した診断アンケートのレポートを確認することができます。

メニューから「REPORTING」作成した診断アンケートのレポートを確認することができます。

期間やデバイスで特定したデータを調べることや、どのページで離脱しているのかなど細かく分析することができます。

また、診断アンケートの最後に顧客情報の入力欄を設けることで、ユーザーのリピート率を確認することができ、診断結果の精度を評価することが可能になります。

分析結果から改善を行い、パーソナライズの精度が上がることで、購入率やリピート率も向上します。

【最後に】パーソナライズ商品を販売しよう

今回はShopifyでパーソナライズ商品を販売する方法について解説しました。

診断アンケートの回答に基づく商品を提案することで、ユーザーは自身に最適な商品を簡単に見つけることができます。

ネットショッピングによって商品の選択肢が増える時代に、パーソナライズ商品の提案はとても有効的な販売方法です。ぜひあなたのショップでも導入を検討してみてください。

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