Shopifyのコレクション機能をわかりやすく解説!活用事例も紹介

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この記事の所要時間:9分

Shopifyでネットショップを構築する中で「コレクション機能」は有効活用できていますか。

コレクションとは、同じ条件を持つ商品をまとめたグループです。

例えばアパレルブランドであれば、「メンズ/Tシャツ」「レディース/アクセサリー」「サマーセール対象商品」などのコレクション(商品グループ)を作成し、ネットショップの最適な場所にコレクションを設置します。

そんな重要なコレクション機能ですが、コレクションの仕組みや他のサイトでの活用事例を知らないと、正しく活用することができません。

本記事では、まだShopifyを始めたばかりの方でもコレクションを使いこなせるように、コレクション機能についてわかりやすく丁寧に解説します。

また、Shopifyで構築された60サイトのデータをもとに、コレクションの活用事例もご紹介します。

商品をまとめる「コレクション」とは

コレクションとは、商品カテゴリや限定商品のように、商品をある条件でまとめたグループのことをいいます。

Shopifyでは、商品データを登録した後、登録した商品を商品カテゴリごとにコレクションにまとめ、サイトのメニューに設置します。

また、作成したコレクションはサイトのトップページで表示することも可能なので、「セール対象商品」「新作商品」などのコレクションを作成して、トップページに設置することもできます。

「商品」「コレクション」「メニュー」の関係

コレクションを正しく活用するには、「商品」「コレクション」「メニュー」の関係を理解する必要があります。

以下の図では、Shopifyでの「商品」「コレクション」「メニュー」の関係を説明しています。

左側は編集ページ(マーチャント目線)、右側はトップページ(顧客目線)です。Shopifyに登録した商品をコレクション化(グループ化)し、メニューや特集ページに設定します。

図の左側は編集ページ(Shopifyの管理画面)、右側はトップページ(公開されているサイト)です。

図の右側のサイト上部にはメインメニューがあります。メニュータブをクリックすると、商品カテゴリのリストが表示されます。

ここに表示されている「T-shirt」などの商品カテゴリは、あらかじめコレクションとして作成して設置したものです。

また、図の右側のサイト下部には、3つの商品が並んだセクションがあります。こちらもコレクションとして商品をまとめて設置したものです。

Shopifyではこのように商品を登録し、コレクションとしてまとめたものをサイトの様々な箇所に設置することができます。

コレクションを作成する前にサイト設計を考える

※この記事は、商品登録が完了している前提で解説します。商品登録がまだ完了していない方は、以下の記事を参考に商品登録を行ってください。

初心者必見!Shopifyの商品登録をわかりやすく徹底的に解説

商品登録が完了したらコレクションを作成しますが、その前にサイトの設計を考えます。

あなたのサイトのメインメニューにはどのような商品カテゴリがあるか。またトップページの内容やレイアウトなどを先に決めておきましょう。

ネットショップの構築が初めてで、メニュー項目やトップページに何を表示したらいいのかイメージができない方は、後ほど他のサイトの情報をご紹介するのでそちらを参考にしてください。

コレクションの種類

コレクションには「自動コレクション」と「手動コレクション」の2つの種類があります。

自動コレクションは、コレクションに追加する商品の条件(値段やタグなど)を設定することで、自動的に商品をコレクションに追加します。

コレクションの作成後も条件にあった商品がShopifyに登録されるごとに、自動的にコレクションの内容も更新されます。

手動コレクションは、コレクションに追加する商品を1つずつ自身で選択します。そのため商品の追加や削除をしない限り、同じ商品が常にコレクションに残ります。

コレクションの作成方法

次は各コレクションの作成方法について詳しく説明します。

手動コレクションの作成方法

まず最初に、Shopifyの管理画面から「商品管理 > コレクション > コレクションを作成する」をクリックします。

「商品管理 > コレクション > コレクションを作成する」をクリックします。

コレクション作成のページに移動するので、コレクションの「タイトル」と「説明文」を入力します。

コレクションのタイトルは、後ほどメニューに設定する際に利用するので、わかりやすい名前にしてください。

説明文は任意ですがページに表示されたり、検索結果の説明文としても表示されるので、コレクションの内容を説明する文章を入力してください。

最初にコレクションの「タイトル」と「説明文」を入力します。
コレクションのタイトルは、後ほどメニューや特集ページに設定する際に利用するので、わかりやすい名前にしましょう。説明文は、任意ですがページに表示されたり、検索結果の説明文としても表示されるので、できるだけ入力するようにしましょう。

コレクションの種類で「手動」を選択します。

検索結果のプレビューでは、検索結果で表示される「タイトル」「説明文」「URL(パーマリンクの部分)」を変更することができます。変更する場合は「ウェブサイトのSEOを編集する」から編集が可能です。

ここで編集しない場合は、先ほど入力したコレクションの「タイトル」と「説明文」が検索結果に表示されます。

コレクションの種類で、「手動」を選択します。
検索結果のプレビューでは、検索結果で表示される「タイトル」「説明文」「URL(パーマリンクの部分)」を変更することができます。変更する場合は「ウェブサイトのSEOを編集する」から編集ができます。
ここで、編集しない場合は、先ほど入力したコレクションの「タイトル」と「説明文」が検索結果に表示されます。

次に、画面右上にあるコレクションの出品状況で、コレクションを利用する販売チャネルを選択します。

Shopifyはネットショップだけでなく、FacebookやInstagram、ブログなどでも商品を販売することができます。またその場合は、こちらの項目でコレクションを公開するチャネルを選択します。

※SNSやブログで商品を販売する場合は、先に各SNSとShopifyを連携する必要があります。

またネットショップでコレクションを使用する場合は、「公開日を設定する」からコレクションの公開日を指定することも可能です。

次に、画面右上にあるコレクションの出品状況で、コレクションを利用する販売チャネルを選択します。
Shopifyはネットショップだけでなく、FacebookやInstagram、ブログなどでも商品の販売が可能なので、ここでコレクションを公開するチャネルを設定します。
※SNSやブログで販売する場合は、先に各SNSとShopifyを連携する必要があります。
また、ネットショップでコレクションを利用する場合は、「公開日を設定する」から、コレクションの公開日を指定することも可能です。

最後にコレクションの画像を設定します。

設定する画像は特集ページなどをサイトのトップページに設けた際に表示されます。画像を設定しない場合は、コレクションに登録されている最初の商品画像が表示されます。

すべての入力が完了したら「保存する」をクリックします。

次に、手動コレクションに商品を追加します。

先ほど「保存する」をクリックしたことによって、画面が少し変わっています。画面下部にある商品管理から「閲覧」をクリックし、商品を選択して「追加」をクリックします。

先ほど「保存する」をクリックしたことによって、画面が少し変わっています。
画面下部にある商品管理から「閲覧」をクリックし、商品を選択して「追加」をクリックします。

このようにコレクションに商品を追加して完了です。

自動コレクションの作成方法

手動コレクションの作成と同じように「商品管理 > コレクション > コレクションを作成する」をクリックします。

入力項目の「タイトルと説明文」「検索結果のプレビュー」「コレクションの出品状況」「コレクションの画像」は手動コレクションと同じように入力してください。

コレクションの種類では「自動」を選択します。そうすると条件の項目が表示されるので、このコレクションに追加する商品の条件を設定します。

コレクションの種類では「自動」を選択します。
そうすると、条件の項目が現れるので、このコレクションに追加する商品の条件を設定します。
ちなみに条件には、商品名、商品タイプ、商品の販売元、販売価格、商品タグ、割引前価格、重量、在庫数、バリエーションが設定可能です。

追加する商品の条件には、商品名、商品タイプ、商品の販売元、販売価格、商品タグ、割引前価格、重量、在庫数、バリエーションが設定可能です。

自動コレクションの場合は、設定した条件に合う商品が自動的に追加されるのでこれで全て完了です。

コレクションをメニューに設定する方法

現時点でコレクションという商品グループは完成しましたが、サイト上には設定されていません。

次は、作成したコレクションを商品カテゴリとしてサイトのメニューに追加する方法を説明します。

新しくメニュー項目を作成する方法

Shopifyの管理画面から「オンラインストア > メニュー > メインメニュー」をクリックします。

「オンラインストア > メニュー > メインメニュー」をクリックします。

デフォルトで「ホーム」「カタログ」というメニューがありますが、必要がない場合は削除してください。

「メニュー項目を追加」をクリックし、メニューのタイトルを入力します。タイトルはネットショップのメニュー欄に表示される文字です。

ユーザーがメニューをクリックする前に、どのような商品を見つけられるのか理解できるタイトルにしてください。

「メニュー項目を追加」をクリックし、メニューのタイトルを入力します。タイトルはネットショップのメニュー欄に表示される文字です。顧客がメニューをクリックする前に、どのような商品を見つけられるのか理解できるタイトルにしましょう。

リンクの項目ではコレクションをクリックし、メニューに追加するコレクションを選択します。コレクションにタグを設定することも可能です。

最後に「追加」をクリックするとメニュー項目に新しいメニューとして追加されます。

またメニュー項目を追加する際に、リンクで「商品管理 > All Products」を選択すると、全ての商品を閲覧できるページをメニューに設定することができます。

ドロップダウンメニューを作成する方法

次にドロップダウンメニューを作成して、メニューを階層構造にする方法を説明します。ドロップダウンメニューとは以下のようなものです。

次にドロップダウンメニューを作成して、メニューを階層構造にする方法を説明します。
ドロップダウンメニューとは以下のようなものです。

作成方法はとても簡単です。「オンラインストア > メニュー > メインメニュー」で、先ほどメニューを追加した画面を開きます。

メニュータイトルの左にあるマークをドラッグして、別のアイテムの下に移動させます。

「オンラインストア > メニュー > メインメニュー」で、先ほどメニューを追加した画面を開きます。
次に、メニュータイトルの左にあるマークをドラッグして、別のアイテムの下に移動させます。

このようなドロップダウンメニューの階層は3段階まで設定が可能です。

またドロップダウンメニューは、メニューの階層最上部の項目からリンクを削除することをオススメします。そうすることで顧客がタイトルをクリックしても別のページに移動しなくなります。

メニュー項目の右側にある「編集」をクリックし、リンクの項目にある要素で「×」をクリックして現在の設定リンクを削除します。

新たに「#」と入力してオプションを選択します。「#」に設定すると、メニューをクリックをしても別のページに遷移しなくなります。「変更を適用する」をクリックして完了です。

新たに「#」と入力してオプションを選択します。「#」はクリックをしても、別のページに移動しなくなるオプションです。「変更を適用する」をクリックして完了です。

ドロップダウンメニューの作成が完了したら「保存する」をクリックしてください。

メニュー項目の実例

メニュー項目にコレクションを設定する方法を紹介しましたが、実際にはコレクションだけではなく、その他の情報もメニューに設定します。

なので「どんな項目をメニューに追加すればいいのかわからない」という方のために、Shopifyで作成されたネットショップ60サイトを調べ、多くのネットショップで使用されているメニュー項目をまとめました。

ショップを構築する際に、以下のリストをぜひ参考にしてください。

メニュー項目
よく使われている商品カテゴリ
〇〇(ブランドやショップ)について
ブログ(商品紹介の記事など)
ニュース(新着情報など)
たまに使われている店舗情報(実店舗の詳細)
商品の説明(コンセプトなど)
お問い合わせ
アカウント登録(商品購入にアカウントの登録が必要)
稀に使われているイベント情報
キャンペーン
ユーザーインタビュー
よくある質問
サイトポリシー
カタログの請求

コレクションをトップページに追加する方法

ネットショップのトップページに「セール商品」のようなコレクションを追加する方法を説明します。

コレクションはメニューに設定するだけではなく、サイトのトップページに特集ページとして追加することができます。

コレクションをトップページに追加する方法

まず「オンラインストア > テーマ > カスタマイズ」をクリックします。画面左には、現在テーマに設定されているセクションが並んでいます。

画面左には、現在テーマに設定されているセクションが並んでいます。今回は、コレクションを追加する方法だけを説明します。テーマの編集方法については、以下の記事を参考にしてください。

今回はコレクションを追加する方法だけを説明します。テーマの編集方法について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

初心者でもわかるShopifyテーマのカスタマイズ方法を徹底解説

セクション項目の下にある「セクションを追加」をクリックし、「コレクションリスト」あるいは「特集コレクション」を選択します。

セクション項目の下にある「セクションを追加」をクリックし、「コレクションリスト」あるいは「特集コレクション」を選択します。

両コレクションの概要は以下のとおりです。

■コレクションリスト

コレクションリストは、複数のコレクションを配置するセクションです。「定番商品 / オススメ商品 / セール商品」のように、複数のコレクションをトップページに並べて表示することができます。

コレクションの編集内容はテーマによって異なりますが、基本的に「表示するコレクション数の選択」と、「コレクションの指定」は全テーマで共通です。

■特集コレクション

特集コレクションは一つのコレクションを選択し、そのコレクションに追加されている商品をトップページで紹介することができます。

こちらも編集内容はテーマによって異なります。

また、今回の編集内容は、以下の動画でもわかりやすく解説しています。あわせて参考にしてください。

コレクションリスト・特集コレクションの実例

では、どのようなコレクションがトップページに掲載されているのか実際のデータを元に紹介します。ショップを構築する際に以下のリストをぜひ参考にしてください。

コレクション
よく使われている商品カテゴリ
新商品
シーズン商品
たまに使われている定番商品
ベストセラー
オススメ商品
限定商品
ギフト商品
稀に使われているセット商品
定期便(サブスクリプションなど)
キャンペーン商品(セールなど)

その他にも、顧客やアンバサダーといった消費者が選ぶオススメ商品のコレクションなどを作成しているケースもあります。

【最後に】商品をまとめるルール設定が重要

ネットショップを運営していく中で、ほとんどの場合は商品数が増えていきます。

なので最初の段階でどのようにグループ分けをするのか、またその全体の設計を先に作成し、どのようなタグをどの商品につけるのか決めておくことがとても重要になります。

最初は面倒に思うかもしれませんが、商品数が増えてから行うとさらに面倒なので、最初からしっかりと設計することをオススメします。

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