【初心者必見】Shopifyの管理画面を徹底解説!
この記事の所要時間:8分
Shopifyはノーコードで簡単にネットショップを構築することができます。デザインの幅や機能の拡張性が高く、現在世界で最も利用されているECプラットフォームです。
Shopifyをこれから始めようと考えている方はたくさんいると思いますが、Shopifyは機能が多いため初めての方は、少し複雑に感じるかもしれません。
そこで今回はShopifyをこれから始める方向けに、Shopifyの管理画面についてできるだけわかりやすく解説します。
本記事を読めば、Shopifyの操作方法について理解することができます。これからShopifyを始める方はぜひ参考にしてください。
Shopifyのアカウント登録
まずはコチラからShopifyのサイトにアクセスし、アカウント登録を行います。
メールアドレスを入力し、「無料体験をはじめる」をクリックしてください。
次の画面で「メールアドレス」「パスワード」「ストア名」「ストアURL」を入力します。入力が完了したら「ストアを開く」をクリックします。
その後、簡単なアンケートがあるので、回答してビジネス情報を入力したらShopifyの管理画面に移動します。これで登録は完了です。
メニュー
では管理画面を順に説明します。
画面左上に並ぶ項目がメニューです。ここから販売する商品の登録や顧客の管理、ショップの分析などを行います。
注文管理
商品が購入された際の注文の管理や配送処理を行います。
商品が購入されると注文内容がリストで表示されるので商品を発送します。商品の発送が完了したら注文情報をクリックして配送処理を行い、処理済みの注文として管理します。
また、カゴ落ちした商品の確認や新規注文(下書き注文)の作成なども可能です。
商品管理
販売する商品の登録や編集を行います。
登録された全ての商品データを確認することができ、商品タグやその他の情報で絞り込み検索も可能です。
また、ショップのギフトカードを発行することができます。ギフトカードは商品と同じようにショップで販売したり、あるいは顧客に無料でプレゼントすることができます。
顧客管理
商品を購入したユーザーやあなたのショップのメールマガジンを登録しているユーザー、会員登録をしているユーザーなど、あらゆる顧客の情報を管理します。
顧客管理もタグやその他の情報で絞り込み検索をすることができ、特定の顧客グループを作成することが可能です。
顧客情報は以前に購入した商品やリピート情報、顧客との会話内容など、細かく記録することができます。
ストア分析
ショップの売上やアクセスユーザー数だけではなく、リピート率や平均注文単価など、さまざまなデータを細かく分析することができます。
またどこからアクセスしているユーザーが、今ショップ内で何をしているのかをリアルタイムで確認することも可能です。
マーケティング
GoogleやFacebookなどの運用型広告のキャンペーンを作成し、一元管理します。
自動化した運用型広告の費用対効果を管理することで、より効率的なマーケティング施策を選択することができます。
ディスカウント
あなたのショップで利用できるクーポンコードや自動的に反映されるディスカウントを設定します。
例えば、会員のみ使用できるクーポンやセット販売で適用するディスカウントを設定する場合に使用します。
現在ユーザーが利用できるクーポンやディスカウントの管理もできるため、今後使用される可能性がある割引の総額を把握することも可能です。
アプリ管理
Shopifyには第三者が開発したShopifyアプリという拡張機能がたくさん存在します。
あなたのショップにShopifyアプリをインストールすることで、あらゆる拡張機能を活用することができます。
Shopifyアプリは、アプリストアからインストールし、アプリ管理の画面上で操作します。(なかには別のタブで操作するアプリもあります。)
販売チャネル
メニュー欄の下には販売チャネルのメニューがあります。
Shopifyはネットショップだけではなく、SNSや実店舗など様々なチャネルで商品を販売することができ、販売チャネルの欄で管理します。
オンラインストア
初期設定で追加されているオンラインストアというチャネルがネットショップです。
「+」をクリックするとFacebookやPOS、楽天市場など新たな販売チャネルを追加することができます。
オンラインストアをクリックすると、ショップのメニューが表示されます。
■テーマ
あなたのネットショップのデザインを編集します。
テーマというショップのテンプレートデザインを選択し、編集を加えてオリジナルのデザインを作成します。
Shopifyのデザインはセクションという要素ブロックを組み合わせて構築します。またコードを編集して、さらにオリジナルのデザインを作成することも可能です。
■ブログ記事
ショップ内に掲載するブログ記事やお知らせなど、情報ページを作成します。
ブログコンテンツを作成することで、ユーザーにブランドストーリーを伝えることができ、またSEO対策としても効果があります。
■ページ
固定ページを作成します。
例えばAboutページやFAQページのように、ユーザーに伝えるべき情報をショップに掲載できます。
また顧客が安心して商品を購入できるように、お問い合わせページやストアポリシーなどのページ作成も必要です。
■メニュー
ショップ画面の上部にあるメインメニューや、ショップ画面の下部にあるフッターメニューを編集することができます。
作成したブログ記事や固定ページ、商品ページなどをメニューに追加することで、顧客がページにアクセスしやすい導線を作ります。
ドロップダウンメニューを作成することもでき、最大3段階まで設定が可能です。
■各種設定
ショップのOGP画像(アイキャッチ)やメタディスクリプション、トラッキングコードなどの設定ができます。
Shopifyで構築するショップは初期設定でパスワード保護されており、一般に公開されていない状態です。ショップを公開する際にパスワード保護を解除する必要があり、その操作も各種設定で行います。
■プレビュー
オンラインストアの右横にある「目のマーク」をクリックすると、ショップのプレビューを確認することができます。
機能や商品を追加した際や、デザインを編集する場合にプレビューを確認します。
その他の販売チャネル
販売チャネルの横にある「+」をクリックし、販売チャネルを追加することで、あらゆる媒体で商品を販売します。
■POS
実店舗で商品を販売する際にShopify POSを利用することで、ネットショップのデータと同期することができます。
スマートフォンやタブレットでShopify POSアプリ(無料)をインストールして使用します。
商品在庫や顧客データ、売上レポートなど、あらゆるデータをリアルタイムで同期することができます。
■購入ボタン
商品ページやカート機能をShopify以外のサイトで利用することができます。
例えば、WordPressで構築したブログにShopifyの購入ボタンを埋め込むことで、WordPress上で商品を販売することができます。
こちらの機能はスタータープラン(月額5ドル)でも利用することが可能です。
■その他
その他にも、各販売チャネルを追加することで、FacebookやInstagram、Google上で商品を販売することが可能になります。
Shopifyの基本設定
設定
Shopify管理画面の左下にある設定では、決済や配送などの設定を行います。
■ストアの詳細
ストア名や住所、使用通貨など基本的な設定を行います。
■プラン
Shopifyのプランを選択し、ネットショップを公開することができます。
■請求情報
ShopifyのプランやShopifyアプリに月額を支払う際の支払い情報を追加します。
請求明細書もこちらで確認することができます。
■ユーザーと権限
ショップの所有権の移行やスタッフアカウントの追加が可能です。
コラボレーターアカウントの許可も行うことができ、Shopifyパートナーに依頼する際に使用します。
■決済
ShopifyではShopifyペイメントという決済サービスがデフォルトで設定されており、有効化することで利用が可能になります。
また、その他にもPayPalやAmazon Payなど他の決済サービスを設定することも可能です。
■チェックアウト
チェックアウトでは、顧客が決済時に入力する項目や決済処理を設定します。
アカウント登録(会員登録)の有無や、チップの設定なども可能です。
■配送と配達
配送料と配送方法を細かく設定することができます。
配送料の設定は全国一律設定だけではなく、地域によって料金を変えることや、注文金額に応じて配送料を無料にすることも可能です。
■税金
ショップに掲載する商品価格への税金適用や、配送料の課税・非課税などを設定します。
■ロケーション
店舗や倉庫の住所を登録することで、商品在庫と場所を紐づけて管理することができます。
また、ロケーションから近くの顧客に対してはローカルデリバリー(直接配達)や店鋪受取を行うことも可能です。
■ギフトカード
商品管理画面で発行するギフトカードの初期設定を編集することができます。
■マーケット
誰でも簡単に海外に向けて商品を販売することができるShopifyの新機能です。2021年10月現在は、まだ使用することができず、早期アクセスの申し込みが必要になります。
■販売チャネル
販売チャネルの追加や削除、各チャネルで販売可能な商品の確認などができます。
■ドメイン
あなたのショップのドメインを設定します。Shopifyでドメインを購入することも可能なので、ドメイン購入サイトなどを利用する必要もありません。
また既に使用しているドメインに、サブドメインでShopifyを設定することも可能です。
■通知
注文完了時や商品発送の際に顧客に送信するメールの設定を行います。
メールの内容はテンプレート文が設定されていますが、編集することも可能です。
■メタフィールド
商品や顧客に付帯情報を追加でき、Shopifyの管理画面にない情報を設定することができます。
そうすることで、ネットショップ上で商品固有の情報を表示したりすることが可能になります。
■ファイル
ショップに掲載する商品やその他の画像ファイルをアップロードします。
例えば商品データをCSVファイルで一括インポートする際に、先に商品画像をShopifyにアップロードする必要があり、その際に利用します。
■言語
Shopify管理画面の言語設定やショップの言語設定を行います。
■ポリシー
ショップに掲載する「返金ポリシー」「プライバシーポリシー」「利用規約」「配送ポリシー」「特定商取引法に基づく表記」を作成します。
アカウント設定
Shopify管理画面の右上にあるアカウント設定では、アカウント情報の編集やショップの切り替えができます。
■アカウント管理
あなたのアカウントのプロフィールやログイン情報を編集することができます。
■ストア
Shopifyで構築したネットショップを複数所有している場合、ショップを切り替えることができます。
■ログアウト
アカウントからログアウトします。
■Shopifyヘルプセンター
Shopifyの公式ヘルプセンターを見ることができ、使用方法がわからない際にとても役立ちます。
■コミュニティフォーラム
Shopifyでの疑問がヘルプセンターで解決できなかった場合、Shopifyのコミュニティに質問し、回答を得ることができます。
■Shopifyエキスパートを雇う
Shopifyには、Shopifyパートナーというストア構築やマーケティングを支援する企業が存在します。
その中でもShopifyから実績を認められたShopifyエキスパートに対して依頼することができます。
■キーボードのショートカット
Shopifyで利用できるショートカットキーを一覧で閲覧することができます。
プラン選択
Shopifyの登録から3日間は、無料トライアル期間としてストア構築を行う期間が与えられます。
ストア構築が完了したら、最後にプランを選択してショップを公開します。これで完了です。
【最後に】ショップを構築しよう!
今回はShopifyの管理画面についてご紹介しましたが、実際にショップを構築していく際にはさらに機能を理解する必要があり、時間がかかります。
ショップを公開するまでに必要な設定について以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
ショップ公開までに行う7つの設定!Shopifyの使い方完全ガイド
またShopifyを熟知したShopifyパートナーにネットショップの構築を依頼することもできます。
時間や無駄なコストをかけずにネットショップを構築したい場合は、Shopifyパートナーへの相談も是非検討してみてください。