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システム開発

2024.11.08

受託開発会社が推薦する最適な受託開発会社の選び方|大規模開発向け

大規模なシステム開発は、企業の成長戦略を左右する重要なプロジェクトであり、成功させるためには、適切な開発会社を選択することが不可欠です。

本記事では、受託開発会社が長年の経験から得た知見をもとに、大規模開発に最適な開発会社の選び方を多角的に解説します。開発会社選定の際に考慮すべき点や、確認すべき項目を深く掘り下げてご紹介いたします。

なぜ開発会社選びが重要なのか?

なぜ開発会社選びが重要なのか?

開発会社は、システム開発における総合的なパートナーです。単にプログラムを組むだけでなく、お客様のビジネスを深く理解し、最適なシステムを提案・構築します。しかし、開発会社によって能力や特徴は大きく異なります。適切な開発会社を選ばなければ、以下のようなリスクが生じる可能性があります。

  • 開発期間の遅延とコスト超過:スケジュール管理やコスト管理が不十分な場合、開発が遅延し、予算が大幅に超過してしまう可能性があります。これにより、ビジネスチャンスを逃したり、経営状況を悪化させたりするリスクがあります。
  • 品質の低下と保守性の悪化:システムの品質が低い場合、頻繁にトラブルが発生し、業務効率が低下する可能性があります。また、保守が困難なシステムは、将来的な改修や機能追加に大きなコストがかかる可能性があります。
  • セキュリティリスク:情報漏洩やシステム障害などのセキュリティインシデントが発生すると、企業の信用失墜や法的責任に繋がる可能性があります。

開発会社選定を成功させるための8項目

開発会社選定を成功させるための8項目

1. 実績と経験

実績は会社の信用であり、技術力の確認でもあります。よく「大手企業関連の実績がどのくらいあるのか」に注目しがちになってしまうのですが、その開発会社の実績に自社と同じ業界の経験がどのくらいあるのかや委託したい内容と同じ規模の開発経験があるかを確認する必要があります。 また、技術力の確認をする側面もあり、どのような技術を使うことが多いのかや最新技術に対して明るいのかもしっかりと確認すべき項目です。ただ「実績がある」を鵜吞みにせず、リピート率や評価も見る必要があるでしょう。

  • 同規模・同業界の実績:過去に類似した大規模プロジェクトを成功させているか、業界特有の知識やノウハウを持っているかを確認しましょう。
  • 技術力と最新技術への対応:必要な技術力を持っているだけでなく、最新の技術トレンドを捉え、新しい技術に対して前向きかを確認しましょう。
  • 品質管理体制:品質を確保するためのプロセスやツールが整備されているか、過去のプロジェクトにおける品質指標を確認しましょう。
  • 顧客満足度:過去の顧客からの評価や、具体的な事例を参考にしましょう。

テクノデジタルは豊富な実績と経験があります。 事例や相談など気になることはお気軽にお問い合わせください。

2. 組織体制とプロジェクト管理

開発をスムーズに進めるためには、開発会社の組織体制とプロジェクト管理能力が重要です。プロジェクトの規模が大きくなればなるほど、多くの担当者が関わり、複雑な工程を管理する必要が出てきます。 そのため、開発会社がどのようにプロジェクトを推進していくのか、事前にしっかりと把握しておく必要があります。

  • プロジェクト管理体制:プロジェクトの計画、実行、評価など、各フェーズにおける明確な役割分担と進捗管理体制が確立されているか確認しましょう。
  • コミュニケーション体制:発注者とのコミュニケーションが円滑に行える体制が整っているか、定期的かつ密なコミュニケーションが図れる体制が構築されているか確認しましょう。
  • リスク管理体制:プロジェクト中に発生する可能性のあるリスクを事前に洗い出し、適切な対策を講じているか確認しましょう。
組織体制とプロジェクト管理

3. 会社の安定性と成長性

開発会社を選ぶ際には、目先の技術力だけでなく、長期的な安定性と成長性も考慮する必要があります。開発途中で開発会社が倒産してしまったり、開発を引き継ぐことができなくなったりしては、プロジェクト全体に大きな影響が出てしまいます。

  • 財務状況:財務状況が安定しており、長期的な視点でプロジェクトに取り組めるか確認しましょう。
  • 従業員数と専門性の高さ:プロジェクトに必要な人員を確保できるだけでなく、各分野の専門家が揃っているか確認しましょう。

4. 提案内容の評価

開発会社から提出される提案内容は、自社の課題やニーズを的確に捉え、具体的な解決策を提示しているものでなければなりません。また、費用対効果や開発期間についても、事前にしっかりと確認しておく必要があります。

さらに、複数の開発会社から相見積もりを取ることも重要です。 複数の提案を比較検討することで、それぞれの開発会社の特徴や強み、弱みを把握することができます。価格や技術力だけでなく、提案内容の具体性や実現可能性なども比較することで、自社にとって最適な開発会社を見つけることができます。

  • 提案内容の具体性:提案内容が自社の課題やニーズに合致しているか、具体的な解決策が提示されているか確認しましょう。
  • コストパフォーマンス:コストと品質のバランスが適切か、費用対効果が高い提案であるか確認しましょう。
  • 開発期間:開発期間が事業計画に合致しているか、スケジュール管理が適切に行われているか確認しましょう。

5. セキュリティ対策

情報漏洩やシステム障害は、企業にとって大きな損失をもたらす可能性があります。開発会社が適切なセキュリティ対策を講じているかを確認することは、安心してシステム開発を任せる上で非常に重要です。

セキュリティ対策の指標として、プライバシーマーク(Pマーク)を取得している企業を選ぶことも有効です。 Pマークは、個人情報保護の体制が整備されていることを示すマークであり、取得している企業は、情報セキュリティに関する一定の基準を満たしていることが認められています。

  • 情報漏洩対策:情報漏洩防止のための具体的な対策が講じられているか確認しましょう。
  • システム障害対策:システム障害発生時の対応策や復旧計画が策定されているか確認しましょう。

テクノデジタルはプライバシーマーク(Pマーク)を取得しています。 事例や相談など気になることはお気軽にお問い合わせください。

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<h3><span id=6. 企業文化と価値観

開発会社と良好な関係を築き、スムーズにプロジェクトを進めるためには、企業文化や価値観の一致も重要な要素となります。お互いの考え方を理解し、尊重し合うことで、より良いシステム開発に繋がるでしょう。

  • 企業文化:自社の企業文化と合致する企業か、長期的なパートナーシップを築けるか確認しましょう。
  • 社会貢献:社会貢献活動に積極的に取り組んでいるか、企業としての社会的責任を果たしているか確認しましょう。

7. 技術力と専門性

システム開発を成功させるためには、開発会社が高度な技術力と専門性を備えていることは必須条件です。特に、近年はIT技術が急速に進化しており、最新の技術トレンドに対応できる能力が求められます。

  • 特定分野の専門性:自社のシステムに必要となる特定の技術分野に強い専門性を持っているか確認しましょう。
  • 新しい技術への知見:新しい技術やトレンドへの適応力が高く、常に最新の技術に対して知識や見解があるか確認しましょう。

8. 価格と条件

価格や契約条件は、開発会社を選ぶ上で重要な要素となります。曖昧な点や不明瞭な点がないよう、事前にしっかりと確認しておく必要があります。

  • 価格の透明性:価格設定が明確で、追加費用が発生する可能性がないか確認しましょう。
  • 契約条件:契約内容が明確で、自社の利益を損なうような条項がないか確認しましょう。

事例や相談、お見積りはお気軽にお問い合わせください。

まとめ

まとめ

大規模なシステム開発は、企業にとって大きな投資です。成功させるためには、慎重な開発会社選定が不可欠です。本記事で紹介したポイントを参考に、複数の開発会社から提案を受け、比較検討することをおすすめします。

投稿者

  • デジタルトレンドナビ編集部

    システム開発、Webサイト制作、ECサイトの構築・運用、デジタルトランスフォーメーション(DX)など、デジタルビジネスに関わる多岐の領域において、最新のトレンド情報や実践的なノウハウを発信してまいります。