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2025.08.29

PHP

Laravelで空判定にif文を使うとハマる理由

はじめに

Laravelで開発していると、データベースから取得したデータが空かどうかを判定したい場面はよくありますよね。
例えば、レコードが存在すれば処理を実行し、なければ何もしないといったケースです。
先日それで詰まってしまったので記事にします。

// 例:データが取得できた場合のみ処理を実行したい
$items = $this->itemRepository->getItems($param); // getメソッド 
if ($items) {
// データが存在する場合のみ処理を実行
}

このコード、一見すると問題なさそうに見えます。
しかし、実はこのif文の書き方だと、意図しない挙動を引き起こす可能性があります。

なぜif ($variable)だけでは不十分なのか

PHPのif文は、内部的に変数を真偽値(boolean)に変換して評価します。
このとき、以下のような値はfalseとみなされます。

 false
 ・null
 ・空の配列 []
 ・整数0
 ・空文字列 ""

 

一方、空ではないオブジェクトは、中身がなくてもtrueと評価されます。
ここに落とし穴があります。

Laravelのall()get()メソッドは、結果が空の場合でもnullや空の配列を返すのではなく、空のCollectionオブジェクトを返します。

つまり、データが1件もなくても、if ($items)trueと評価されてしまうのです。
これが、データがないにもかかわらずif文の中の処理が実行されてしまう原因でした。

解決策:Collectionの専用メソッドを使う

この問題を解決するには、LaravelのCollectionクラスが提供する専用のメソッドを使いましょう。
データが空かどうかを判定するために、isEmpty()またはisNotEmpty()メソッドが用意されています。

 

  $collection->isEmpty(): コレクションが空の場合にtrueを返します。
  $collection->isNotEmpty(): コレクションが空ではない場合にtrueを返します。

 

先ほどのコードは、以下のように修正することで期待通りの動作になります。

// 修正後:CollectionのisNotEmpty()メソッドを使う
$items = $this->itemRepository->getItems($param); // getメソッド 

if ($items->isNotEmpty()) {
    // データが存在する場合のみ処理を実行
}

これで、データベースからデータが取得できた場合だけ、if文の中の処理が実行されるようになります。

まとめ

 ・PHPのif文は、空のオブジェクトをtrueと評価する。
 ・Laravelのget()all()メソッドは、結果がなくても空のCollectionオブジェクトを返す。
   →if ($collection)は空でもtrueになる
 ・Collectionが空かどうかを判定するには、isEmpty()またはisNotEmpty()メソッドを必ず使用する。

この小さな違いが、予期せぬバグを引き起こすことがあります。
LaravelのCollectionを扱う際は、ぜひisNotEmpty()メソッドを思い出すようにしてくださいね!


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