2024.11.14
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2019.08.05
マーケティングBIとは? 基礎から解説するBIによるデータ活用と失敗しないBI導入方法
BIツールの活用が話題になっています。
しかし、そもそもBIとは何か、BIツールとは何をするものなのでしょうか。
難しい記事や書籍が多いため、この記事では、できるだけやわらかい言葉で、BIツールとは何か、データサイエンティストとは何者か、データ活用の方法から、導入をうまく進めるワークショップをご紹介します。
BIとは、Business Intelligenceの略で、「ビジネスにおいてデータを収集・蓄積・分析した結果を基に経営判断や意思決定を行うこと」です。
BIツールとは主に「意思決定を行うため、データを分析・可視化するツール」のことです。
もっと簡単に言うと、
BIとは……
データをちゃんと課題をもって
ビジネスに役立てよう!
という概念です。
「勘や経験に頼らずデータを使おうよ」ということですね。
そして、BIツールとは……
データを人間が見やすい形にグラフ化したり、グラフ同士を組み合わせてダッシュボードを作ったりするツールです。
ただし、単なるグラフ作成ソフトではなく、人間が重要な判断を下したり、貴重な発見の手助けをデータとビジュアライズで支援するのがBIツールです。
ちなみに、ダッシュボードとは元は自動車や飛行機の計器盤を意味します。
自動車や飛行機を運転する際に、エンジンや速度、燃料の残量などをひとつひとつ確認していては運転ができませんから、ダッシュボードに計器をまとめて一目で車体や機体の状態を把握します。
経営やビジネスの現場においても同様で、データを一目で把握できるようにグラフをまとめたものがダッシュボードです。
BIが必要になった背景の一つに、消費者行動の変化があります。
現代では、スマホがいつでも手元にあり、情報があふれています。そして消費者はあたりまえに情報を検索して好みに合ったものを買います。
消費者の好みが複雑になり選べる種類が増えたからこそ、商品やサービスを提供する側はより一層、消費者の好みを素早く深く知る必要があります。
そこで、必要となってきたのがBIの概念です。
BIやデータ活用に関連して、データサイエンティストという言葉がよく聞かれますが、結局どういう人なのでしょうか。
先に述べたように、データを活用するには、集めたり、ためたり、可視化したり、分析したり、様々な工程があります。
それぞれの工程に特化して強い人や、分野をまたいで強い人、全体を計画するのが強い人がいます。個人が強い工程や分野に関わらず、データに関わるすべての人を、データサイエンティストと呼んでいます。
全ての人をひとまとめにデータサイエンティストと呼んでいるので、全体が見えづらいのですが、たとえば分析や統計がとても得意な人もデータサイエンティストと言えますし、ビジネス活用がうまい人もデータサイエンティストと呼べます(データアナリストとも呼びます)。
BIを導入する時には、データサイエンティストの中でも、全体を計画できる人が必要です。
では、データ活用をしたい場合、どのようにするのが良いのでしょうか。
ただ闇雲にデータを活用しよう!と高価なツールを導入したり高度な人材を雇っても失敗する確率が高いですし、コストばかりかかります。
よくある失敗を交えながら、本当にやりたいデータ活用の方法をお伝えします。
よくある失敗として、今あるデータをグラフ化して現場に投げてしまう例があります。
この場合、現場はもらったグラフを見ても何に使えるのか分からず、活用することができません。しかも、「なんで役立てようとしないんだ!」と叱られてげんなりすることもあります。
「とりあえず導入」をしないために、どういったデータで、何を明らかにするのか、どのような道筋で明らかにするのか等、データ活用のための可視化ストーリーを考える必要があります。
よくある失敗として、どんな情報を知りたいのか、分からないままデータ活用を進めようとして、混乱してしまうことがあります。
データドリブンといいますが、データとはあくまで「コンピュータで分析しやすくした情報の表現形態」です。
データを元に可視化したものは、「人間にも分かりやすくした情報の表現形態」です。
しかし、あくまで必要なのは、「どんな情報を知りたいか?」という課題やニーズです。
データ活用の理想は、「知りたい」を起点にして、情報を集め、データ化し、可視化し、その情報から発見を得て疑問や課題を解決することです。
「知りたい」のないデータ活用は、残念ながらうまくいかないことが多いでしょう。
とはいえ、「知りたい」という強いニーズがない場合も多いです。
その場合、「レポートの作成時間を時短したいなあ」「成績の良い先輩の営業手法を可視化してほしいなあ」などぼんやりした「こんなのがあればいいなあ」レベルでも十分です。
ニーズを引き出すワークショップを開催するのも良い試みです。
参加者は現場の人で、データ活用に少しでも興味がある人や、話しやすい数人が集まると良いでしょう。無理矢理人を集めるのはやる気がなえるだけなのでやめましょう。
そこに、データに強い人をアドバイザーとして配置します。
ワークショップの流れは、
①現場で今活用しているデータやグラフ・報告書と困りごとを説明(3分)
②ブレスト(3分)
→データに強い人は「見せ方」「組み合わせ方」のアドバイス
③ ①と②を人数分くりかえします。
今あるデータや報告書を基にすることで、ニーズが引き出しやすくなり、活用の方法も分かりやすくなります。
BIやデータ活用とはなんなのか、できるだけやわらかい言葉でご説明しました。
データ活用の分野は飛躍的に伸びている分野のため興味があっても、用語や内容が複雑で、理解が難しい分野でもあります。
しかし、BIの本質は「データをちゃんと課題をもって活用しよう」という簡単なものです。
データを活用することはこれからの時代において必要不可欠ですが、あまり苦手意識を持たず、少しずつビジネスに役立てていきましょう。
弊社では、システム開発の実績とデジタルマーケティングの知見を活かし、ヒアリングを基にしたデータ可視化ストーリーの設計、ニーズを引き出すワークショップ開催のお手伝い、ダッシュボード作成代行、データ分析基盤構築など、幅広くデータ活用のお手伝いをしております。
データ活用というよく分からないことを、とりあえず何ができるか、どうしたいか、知りたいという疑問を抱いただけでもまずは大きな第一歩です!
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