メニューを閉じる

テクノデジタルグループ

メニューを開く

2017.05.09

インフラ

Let’s EncryptによるSSL化をSSLBOX経由で

JTです。

常時SSL化が進んでいく昨今、開発環境でもSSLが必要なことが多くなってきたので、今回は無料で手軽に試せるSSLBOXからのLet’s Encryptを使ってみます。Let’sEncriptのエージェント(certbot-auto)を走らせなくても証明書が取得・設置可能です。

■ネットオウル-SSLBOXにログイン
まだアカウントをお持ちでない方は、ネットオウルで新規アカウントを作成してください。
http://www.netowl.jp

■SSL証明書新規取得

ログインできたら[SSLボックス管理]-[新規取得]-[その他のサーバーで利用する]
SSLBOX_sonota
SSL種別:Let’s Encrypt
コモンネーム:hogehoge.com
後は適当に入力、規約に同意して進めます。
SSLBOX_02
■所有者確認
今回はWeb認証を利用します
「トークンファイル」をダウンロードし、提供されたURLで参照できるようにWebサーバに配置します
SSLBOX_03
→今回の例だと、hogehoge.comのWebサーバにて

/ドキュメントルート/.well-known/acme-challenge/p7OXbCjciqMzkJu9sFzgQ_xYyhbyLWhHUsx-K5cT9Hg

という感じでトークンファイルを配置し、外部からこのファイルが閲覧できることを確認します。
※通常開発環境ではIP制限・BASIC認証などがあり得るため、キャリア回線などで確認するとよいでしょう
→Basic認証が設置されているような場合、上記Locationについてのみアクセス許可を追加するなど

例)
<Location /.well-known/acme-challenge >
 Order allow,deny
 Allow from all
 Satisfy Any
</Location>

外部から上記URLが確認できるようになったら、
[所有者確認開始]
→所有者確認実行が完了しました。「証明書を発行する」をクリックしてください。
となり、
・CERT(.cert)
・中間証明書(Int.cert)
・秘密鍵(.key)
が生成されるのでDL。あとは通常のSSL証明書設置と同じです。

【注意点】
ちょっとした確認などでは重宝しますが、どうもSSLBOXのLet’s Encrypt SSL証明書 新規取得の回数には1日の上限がある様で、ばんばん取っていると翌日まで新規取得できなくなるようでした。

[Web認証]による所有者確認を実施する際は、トークンファイルが外部IPから閲覧できることを事前に確認しましょう。

また、こちらで生成される証明書の期限は90日であるため、自動更新をお考えの方は以下などを参考にcertbot-autoエージェントを導入、ご利用ください。
http://knowledge.sakura.ad.jp/knowledge/5573/
それでは。


【記事への感想募集中!】

記事への感想・ご意見がありましたら、ぜひフォームからご投稿ください!
  • こんな記事が読んでみたい、こんなことが知りたい、調べてほしい!という意見も募集中!
  • いただいた感想は今後の記事に活かしたいと思います!

感想フォームはこちら


【テクノデジタルではエンジニア/デザイナーを積極採用中です!】

下記項目に1つでも当てはまる方は是非、詳細ページへ!
  • 自分でアプリを作ってみたい
  • ITで世の中にワクワクを生み出したい
  • 使いやすさ、デザインにこだわったWebサイトを開発したい

採用情報の詳細はこちら


Qangaroo(カンガルー)

  • 徹底した見やすさと優れた操作性で、テストの「見える化」を実現。
  • テストの進捗が見える。開発がスマートに進む。
  • クラウド型テスト管理ツール『Qangaroo(カンガルー)』

【テクノデジタルのインフラサービス】

当社では、多数のサービスの開発実績を活かし、
アプリケーションのパフォーマンスを最大限に引き出すインフラ設計・構築を行います。
AWSなどへのクラウド移行、既存インフラの監視・運用保守も承りますので、ぜひご相談ください。
詳細は下記ページをご覧ください。

https://www.tcdigital.jp/infrastructure/

最近の記事