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2019.07.29

インフラ

さくらのクラウドからAWS Elasticacheに接続したら思ったより速い

坂東です。

さくらのクラウドで稼働しているサービスがあります。
これのRedisを冗長化をする際にふと「Redis互換で色々便利なAmazon ElastiCacheを使えば楽できるんじゃ」と思いました。

 

ElastiCacheに外部からアクセスする方法はここらへんを参考にし、nginx をプロクシとして使う方法を採用しました。

AWS 外部からの ElastiCache リソースへのアクセス
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/AmazonElastiCache/latest/red-ug/accessing-elasticache.html#access-from-outside-aws

AWS Elasticache で作成した Redis に外部から接続したい
https://mattintosh.hatenablog.com/entry/20190313/1552478439

 

で、接続は割とすんなりいって、動作もざっくりテストはOK。
ただ気になるのはクラウドサービスをまたいだときのレイテンシ。
RedisはキャッシュやらSocket.io用途であり、速さは大事です。

 

ざっくり平均時間はこうで、10倍遅くなりました。
ローカルRedis:1.8ms
NGINX経由のErastiCache:20ms

10倍つっても差としては18msなのでこれが許容できるなら全然OKではないでしょうか。
でもAmazonが「このアプローチは、テストおよび開発の目的にしか使用できません。」と推奨していないので、あくまで実験で本稼働まではするもんではないですね。

 

さくらAWS間なら閉域網を作るサービスがあるのでこちらを使ったほうが真っ当だと思います。
ちょっとしたサービスで使うには高額だったり申込みが必要だったり少し使いづらい。
https://manual.sakura.ad.jp/cloud/network/aws-connect.html

 

おわり。


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