2024.10.01
【勉強】ミドルウェア・アプリケーションのEOL・EOSLについて学んでみた
2023.06.16
インフラサーバーOSのサポート終了に関する注意喚起
AWSが提供するサーバOSの最新版、「AmazonLinux2023」(以後AL2023)が2023年3月に一般提供開始されました。
※AL2023の特徴についてはAWS自身の記事をご覧ください。
こちらを受けて、長くAWSの標準OSの立場にあったAmazonLinux2についても、EOL(サポート終了期限)に向けた動きが各方面で始まりつつあります。
この記事では、サーバーOSのサポート終了という重要なITリスクについて説明し、AWSをご利用いただいている方向けにどのような対策があり得るのか、またアップグレードのプロセスについて解説します。
ディストリビューション | サポート期間(EOL) |
---|---|
Red Hat Enterprise Linux 7 | 2026年6月30日 |
CentOS Linux 7 | 2024年6月30日 |
CentOS Linux 8 | 2021年12月31日 |
AmazonLinux | 2023年6月30日 |
AmazonLinux2 | 2025年6月30日 |
EOLとは、製品の生産者がその製品に対するサポートを終了する時点を指します。
これはソフトウェアやハードウェアの製品だけでなく、OSやインフラストラクチャにも適用されます。
EOLに到達すると、セキュリティパッチやアップデートの提供が停止され、結果として以下のようなリスクが生じます。
上記OSのサポート終了のリスクに対しては、サポートされたバージョンへOSをアップグレードすることが根本対応となりますが、他にも
など、現在運用されているサービスの内容やサービス自身のEOLともあわせて回避・延命策を探る方向も考えられます。
また、アップグレードする先のOSについても、AL2023だけでなく、同じRedHat系列のRockyLinuxやAlmaLinuxなども検討の対象となります。
現時点ではいずれのOSについても一長一短あり、また比較情報も出揃ってない状況ではありますが、AWS運用することを前提に設計されているAL2023を前提に考えていく事になると考えられます。
弊社で確認した範囲では、AL2023はAmazonLinux2と異なる部分も多く、インプレースアップグレード手順も用意されていないため、最新OSによる環境構築とアプリケーションのデプロイ、動作確認(※)を行う中で、最適なOSを決めていくといった作業が想定されます。
※通常、OSのアップグレードに伴い様々なミドルウェアが最新となるため、従来のアプリケーションが正常に動作しなくなる可能性もあります。十分な準備・検証期間と、アプリケーションの改修が可能な体制が必要となる場合があります。
現在ご利用のサーバOSがEOLを迎える前に、計画的に最新OSへの移行を進めることをお勧めします。
私たちのチームは、現行システムの評価、移行計画の作成、移行の実行、および新システムの維持管理といったプロセスを通じ、既存のシステムからAmazon Linux 2023を含む最新OSへの移行をサポートします。またこの際、貴社のビジネスのニーズと期待を理解し、最小限のダウンタイムとリスクで移行を実現致します。
より詳細な情報や具体的な移行計画については、お気軽にお問い合わせください。
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