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2024.12.19

AWS

AL2023にZabbix6.0+RDSでHA構成に挑戦した振り返り

初めに

今回は以前の記事から1年たったので振り返り記事になります。
この1年で出てきた問題点や変更があって楽になった点を挙げていきます。

変更点

この1年でZabbix 7.0 LTSが出ました。
1年前に作ったZabbix 6.0 LTSのフルサポートは25年2月、リミテッドサポートは27年2月なのでフルサポートが終わったらアップデートも考え始めないといけません。

サポート期間とリリースポリシー

Zabbixリミテッドサポート期間が終了すると深刻度の高いバグの修正、セキュリティフィックスを含むアップデートは行なわれないため、リミテッドサポート期間終了後は最新版へのZabbix監視ソリューションへのアップグレードを強くお勧めいたします。なお、リミテッドサポート期間を過ぎたバージョンの新規サポート契約は受け付けておりません。

さらに以前は無かったamazonlinux用のリポジトリが7.0から追加されたようです。
前回のような依存関係のエラーとかともおさらばできますね、、
以下から参照できます。
Download and install Zabbix

問題点

Zabbix 6.0のHA構成としてこの1年では特に問題に感じることは有りませんでした。

がしかし、Auroraを使用していたために一時的にアラートが飛ばなくなってしまいました。

状況を具体的に上げると

AWSより、もともと作成したときのバージョンである3.03を廃止するとの連絡があり
脳死でその時の最新バージョンへのマイナーバージョンアップを行いました。

その結果、Aurora3(MySQL)を3.0.6.xに上げたところアラートが飛ばせなくなりました。
zabbix-web上での[通知]-[メディアタイプ]のところがすべて使用、変更等できなくなってしまいました。

原因とかの詳細は下記を見てください。。。

[ZBXNEXT-9138] zabbix fails to work with recent versions of mysql_aurora – “content_type” column name is reserved 

この対応としては3通りの手が考えられます。
1. Auroraのバージョンを落とす
2. Zabbix本体を修正する
3. Zabbixのバージョンを上げる

1のAuroraの落とし方はスナップショットからの復元や別Auroraを作成してdump、restoreが考えられます。

2のZabbix本体の修正はお勧めしません。

3のアップデートはZabbix 7.0の7.0.0rc1以上にすればよいです。※2024/5/3リリース

今回の対応としては3のZabbixのバージョンを上げる対応で解消しました。

まとめ

脳死でのバージョンアップはやめましょう。


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