2024.10.01
【勉強】ミドルウェア・アプリケーションのEOL・EOSLについて学んでみた
2018.10.18
DBSQLの便利な関数 〜ウィンドウ関数〜
こんにちは!HRです。
今回は、SQLのお勉強をしていたときにこれは便利だなと思ったSQL関数、ウィンドウ関数を紹介したいと思います。
ウィンドウ関数はテーブルの区間ごとに集計を行う関数です。SQL:2003 にて標準化され、現在Oracle,MySQL,PostgreSQLなど主要なRDBMSで使用できます。
また、ウィンドウ関数はGROUP BY関数と違い、行ごとに集計値を返します。
実際にどういったものか下記の従業員給与テーブルを使って説明します。
まず、部署ごとの給与合計を求めましょう。下記のSQLを実行します。
SELECT
empno,
empname,
salary,
SUM(salary) OVER(PARTITION BY empname) as sum
FROM empsalary;
sum行に給与合計が出力されました!
SQLの4行目がウィンドウ関数です。OVER
はウィンドウ関数を使いますよという宣言です。PARTITION BY
は指定した行を同じ値のグループを区間ごとに分割する指定を行います。
このように簡潔に区間ごとに集計を行うことができます。
PARTITION BY
の他に区間ごとにソートできるORDER BY
があります。下記に実行例を出します。
SELECT
empno,
empname,
salary,
SUM(salary) OVER(PARTITION BY empname ORDER BY salary) as sum
FROM empsalary;
salaryをもとにソートされ、行ごとに合計された値が出力されます。
また、平均を求めるAVG()やMAX()、MIN()などを使って部署ごとの給与の最大値、最小値を求めることができます。
SELECT
empname,
salary,
AVG(salary) OVER(PARTITION BY empname) as avg,
MAX(salary) OVER(PARTITION BY empname) as max,
MIN(salary) OVER(PARTITION BY empname) as min
FROM empsalary;
その他の関数として行番号を出力するROW_NUMBER()関数
、区分ごとに順位を出すRANK()関数
など便利な関数があります。
ぜひ、ウィンドウ関数を活用して見てください!
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