2024.11.14
いまさらNode.jsを知ろう~環境構築も~
2018.12.27
イベントJJUG CCC 2018 Fall に参加してきました。
こんにちは、MTです。
今回は12月15日(土)に開催された「JJUG CCC 2018 Fall」に参加してきたので、参加レポートを書こうと思います。
・http://www.java-users.jp/ccc2018fall
年2回(春と秋)に開催される、Javaコミュニティイベント(カンファレンス)です。
参加は無料で、セッション終了後に懇親会も開かれます。(今年もLINE社からお寿司が振舞われたそうで)
・生粋のKotlin LoverによるLINEのKotlinの話
・複雑なドメインに泥臭く立ち向かう
・Java を活用したマイクロサービスのための Kubernetes 活用
・秒間 200,000 Req/sec をさばく広告入札システムを支えるパフォーマンスチューニング術
各セッションの資料と一言感想を添えてます。
https://pt.slideshare.net/linecorp/kotlin-loverlinekotlin
内容としては最近のKotlin事情と、LINE社でKotlinがどのように利用されているか、という感じの内容でした。
新規システム・アプリを作成する場合はフルKotlin、既存システム・アプリに対してはテストコードなど一部Kotlinらしいです。
いくらKotlinがJavaと互換性があるとはいえ、いきなりKotlinに移行するのは厳しいと思うので、少しずつKotlinを使っていくのは良いなと思います。
特にJavaBeansなどの、ボイラープレートなコードはKotlinを使った方が簡潔に書けます。
参加したセッションの中では一番興味深く、考えされられるセッションでした。
システム開発において、現実世界の制約(法律等)はシステムのことが考慮されていないため、ほとんどの場合はドメインが複雑です。
その複雑なドメインに対して、どのように向き合っていくのか、どのようにシステムに落とし込んでいくのかという内容でした。
一番印象に残っているのは、「とにかく書いて、しゃべり始めるのが大事」という点です。
複雑なドメインと向き合う際、まずは何でもいいから「書く」ことが議論するきっかけとなるので、とにかく「書く&話す」ことは大事。
個人的にも思い当たる節があって、頭の中で考えてても整理できない時には、整理するために、とりあえずメンバーの誰かに話を聞いてもらっています。
「書く」のも大事ですが、「話す」のも大事。
https://www.slideshare.net/tyoshio2002/java-on-kubernetes-on-azure
k8sの上でJavaアプリを動かす際のノウハウについてのセッションでした。
ニッチな話というよりかは、「Javaアプリをk8s上で動かす際に気を付けること」な内容だった印象です。
個人的にDockerは使っていますが、k8sまでは手が出せてなかったので、年末年始あたりに触ってみようかと思います。
https://www.slideshare.net/hiroiso/200000-reqsec
個人的にWEBアプリのチューニングをする機会があり、他ではどのようなチューニングを実施しているのか気になって参加したセッションです。
詳細は資料に記載されているため省略しますが、広告入札システムは高パフォーマンスが求められるそうです。
いわゆるアドテクですね。
私自身、アドテク界隈で仕事をした経験が無いのですが、「高パフォーマンス、低レイテンシー」というイメージがあります。
(言語的にはJavaかScalaでシステムが組まれてることが多いような気がします。)
スピーカーの方が携わっているシステムでは、「FlameGraph」というツールを用いてチューニングを実施しているとのことでした。
「どのメソッドに」「どれだけ処理がかかっているか」「どれだけCPUを使っているか」などが分かるそうで、そこからチューニング対象を見つけて対応するとのこと。
最後の方では「カーネルのコードを読んでます」という言葉も聞こえてました。。。
CCCにはほぼ毎回参加していますが、最近はジャバジャバという感じではなく、 マイクロサービスやDDD、Java以外のJVM言語(KotlinやScala)のセッションも多くなっている感じがします。
個人的にはJVM言語(特にScala)が好きなので、Java以外のセッションが増えるのは嬉しいです。
最近のKotlin事情だと、セッションに話は出てきませんでしたが、KtorというKotlin製のWEBフレームワークが正式にリリースされましたね。
軽く使った感じだと、カスタマイズ性があり面白いFWだなと感じました。(SparkFrameworkっぽいなと思ったのが最初の印象)
カンファレンスに参加すると自分の中でモチベーションもアップするので、今後も積極的に参加していきたいと思います。
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