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【最新版】Shopify(ショッピファイ)とは?機能や料金プラン、メリットを解説

「ECサイトを構築する方法としてShopifyがあることは知っているものの、どのようなサービスか詳しく知らない」という方もいるのではないでしょうか。

Shopifyはシンプルで使いやすく、多彩な機能を持っているECプラットフォームとして知られており、日本だけではなく世界中で導入されています。

この記事でわかること

  • Shopifyの機能
  • Shopifyの料金プラン
  • Shopifyのメリットとデメリット

Shopifyが自社ECサイトの構築に適切なサービスかを判断できる内容になっていますので、ぜひ参考にしてみてください。

Shopifyとは?

Shopifyとは?

Shopifyとは、月額課金制のネットショップ作成サービスです。簡単な登録・サイト構築によってネットショップをスタートし、商品を販売できます。

ネットショップを開設できるだけではなく、ShopifyアプリやAPIなどで、オリジナリティのあるECサイトを構築できるのが魅力です。

Shopifyは2004年にカナダでスタートし、現在は175ヵ国100万店舗以上で導入され、世界でNo.1のシェアを獲得しています。

2017年には日本法人が設立され、日本で導入する企業も続々増えている、注目のECプラットフォームです。

参考:Shopifyとは?|Shopify YouTubeチャンネル

Shopifyの基本的な機能

Shopifyの基本的な機能

Shopifyには、さまざまな機能があり、主な機能として以下のようなものがあります。

機能のカテゴリ 主な機能
商品ページ ・一覧並び替え機能
・商品タグ付け機能
・商品お気に入り機能
・セールなどのカウントダウン機能
・再入荷通知機能
カートとチェックアウトページ ・ショッピングカート機能
・会員登録機能
・複数配送機能
・配送時間指定機能
・決済方法選択機能
顧客管理 ・顧客情報編集機能
・注文詳細確認機能
・サブスクリプション確認・編集機能
・別のお届け先編集機能
ブログ ・ブログ追加機能
・固定ページへのフィード埋め込み
・ブログメニューのカスタマイズ
管理機能 ・アカウント管理
・オンラインストア管理
・販売チャネル管理
・商品管理
・在庫管理

引用:Shopify 機能一覧

上記の表のようにShopifyには、ネットショップに必要な機能が豊富に搭載されています。

Shopifyの料金プラン

Shopifyの料金プラン

Shopifyの料金プランには、以下の5種類があります。

プラン 月額料金 決済手数料
ベーシック 33ドル(約4,400円)
※最初の1ヶ月は1ドル
・オンライン:3.4%
・実店舗:2.7%
スタンダード 92ドル(約12,300円)
※最初の1ヶ月は1ドル
・オンライン:3.3%
・実店舗:2.5%
プレミアム 399ドル(約53,500円)
※最初の1ヶ月は1ドル
・オンライン:3.25%
・実店舗:2.4%
スターター 5ドル(約670円) 5%
※Shopifyペイメント利用時
Shopify Plus 2,000ドル(約268,000円)
※規模により変動
・Shopifyペイメント利用時 :要お問い合わせ
・他社決済処理サービス利用時:0.15~0.30%

※1ドル134円で換算(2023年4月23日時点)

プランの特徴を一つひとつ解説していきます。

ベーシック|リーズナブルで始めやすい

月額料金 33ドル(約4,400円)
※最初の1ヶ月は1ドル
決済手数料 オンライン:3.4%
実店舗:2.7%

ベーシックプランは、基本的な機能を備えつつ、通常プランの中では最もリーズナブルな料金で利用できます。

主な機能は、以下の通りです。

  • オンラインストア
  • 海外販売
  • Shopifyペイメント

ベーシックプランの場合、ストアオーナーのアカウントとは別にスタッフアカウントを2人まで追加できます。

スタンダード|データ収集や分析がしやすい

月額料金 92ドル(約12,300円)
※最初の1ヶ月は1ドル
決済手数料 オンライン:3.3%
実店舗:2.5%

スタンダードプランでは、ベーシックでは利用できないプロフェッショナルレポートに対応しています。

プロフェッショナルレポートでは、Shopifyを利用している全期間について、販売情報やユーザーデータをまとめたレポートを確認できるのが特徴です。

データ収集や分析に取り組みやすく、ECサイトの改善をしやすい環境が整っています。

プレミアム|チームでの運用に活用できる

月額料金 399ドル(約53,500円)
※最初の1ヶ月は1ドル
決済手数料 オンライン:3.25%
実店舗:2.4%

プレミアムプランは、通常プランの中では月額料金がもっとも高額なプランです。月額料金が高い反面、クレジットカード手数料が低いため、取引量の多い事業者に向いています。

プロフェッショナルレポートより優れたカスタムレポートを利用でき、ユーザーの流入経路まで細かく分析できます。

15人分のスタッフアカウントを作成できるので、チームで運営したいときに便利です。

スターター|SNSやメッセージアプリで販売できる

月額料金 5ドル(約670円)
決済手数料 5% ※Shopifyペイメント利用時

スタータープランは、ノーコードでシンプルなストアを構築できるプランです。

販売する商品やサービスの画像、説明文を設定するだけで販売をスタートできるため、ECサイトを初めて開業する方でも簡単に活用できます。

また、InstagramやWhatAppといったSNSやメッセージアプリでも商品を共有できます。

ベーシックやスタンダードなどのプランにいつでもアップグレードできるため、ECサイトをスモールスタートで開設したい方におすすめのプランです。

Shopify Plus|複数のECサイトを運営できる

月額料金 2,000ドル(約268,000円)
※規模によって変動
決済手数料 ・Shopifyペイメント利用時:要お問い合わせ
・他社決済処理サービス利用時:0.15~0.30%

Shopify Plusとは、Shopify Plus専用アプリや機能を拡張できるAPIでより高度なECサイトを作成できるプランです。

業務の自動化や各種情報の別システムからの移行などができるようになります。

また、ECサイトを最大10ストアまで作成できるので、複数のオンラインストアを運営したい場合に便利です。

サポート体制が充実しており、電話やチャットなどで日本のサポートチームに24時間いつでも連絡できるようになっている点もメリットです。

Shopifyを利用するメリット5選

Shopifyを利用するメリット5選

Shopifyを利用するメリットは、以下の5つです。

  • コストを抑えて利用できる
  • 海外に向けて販売できる
  • 豊富なテンプレートからサイトデザインを選べる
  • さまざまな外部サービスと連携できる
  • 拡張機能が多くカスタマイズの自由度が高い

コストや機能などのメリットをチェックし、Shopifyの利用を検討してみましょう。

コストを抑えて利用できる

Shopifyでは初期費用が一切なく、低コストで始められるのがメリットです。

費用が発生するのは、月額料金とクレジットカード手数料のみで、ベーシックプランなら日本円に換算すると月額4,400円程度で利用できます。

さらにコストを抑えたい方は、月額670円程度のスタータープランを活用することで、ECサイトを制作・運営が可能です。

Shopifyでは、プランのアップグレード・ダウングレードがいつでもでき、売上や規模に合わせてプランを変更すれば、コストを適切にコントロールできます。

海外に向けて販売できる

Shopifyは、50の言語と130ヵ国以上の通貨に対応しているので、海外をターゲットにした越境ECを運営できます。簡単な言語設定で他の言語に翻訳され、通貨は自動でレート変換が行われる仕組みです。

また、海外配送にも対応しており、発送する国に応じた税率計算や送り状の発行などが簡単にできます。20言語に対応したメール通知のテンプレートも利用可能です。

豊富なテンプレートからサイトデザインを選べる

Shopifyでは、無料テーマやプレミアムプラン向けのテーマが豊富で、自身のショップのイメージに合ったテンプレートを選べるのがメリットです。

テンプレートのデザインが優れていることから、魅力的なサイトを簡単に構築できます。

デザインが優れているだけでなく、機能もしっかり備えています。スマホに対応したモバイルフレンドリー仕様に加え、すべてのテーマが無料更新の対象で常に最新バージョンの利用が可能です。

さまざまな外部サービスと連携できる

Shopifyは、APIやマルチチャネル機能によって外部サービスとの連携が可能です。

連携できる販売チャネルは、以下が挙げられます。

  • Facebookショップ
  • Instagram
  • Amazon
  • 楽天市場
  • Shopアプリ

FacebookショップではFacebookでの商品表示、Instagramでは投稿やストーリーへのタグ付けができます。Amazonや楽天市場と連携すると、商品や注文などをShopifyと連動させての管理が可能です。

APIは分析や請求、顧客管理などさまざまな業務に関するものがあり、必要に応じて導入することで、サイト運営の効率化につながります。

拡張機能が多くカスタマイズの自由度が高い

Shopifyは、拡張アプリの導入によって、機能を自由にカスタマイズできます。8,000以上のアプリをラインナップしているため、必要な機能を搭載できるアプリが見つかるはずです。アプリは厳しい審査を経てリリースされているため、どれも品質が保証されています。

拡張機能の中でも活用したいのが、Shopify ペイメントです。Shopifyペイメントとは、Shopifyに登録後すぐに使用できる決済サービスで、ユーザーに人気のある決済方法や通貨を設定できます。

Shopifyペイメントについては以下の記事でも解説しているので、ぜひチェックしてみてください。

Shopifyの気を付けたいデメリット3選

Shopifyの気を付けたいデメリット3選

Shopifyにはメリットが多くある一方で、以下のようなデメリットもあります。

  • 日本語に対応していないページやアプリがある
  • 高度なECサイトを制作するには専門知識が必要になる
  • サポート体制に不十分な点がある

デメリットをあらかじめ理解し、対策を立てるのがおすすめです。

日本語に対応していないページやアプリがある

Shopifyは海外で生まれたサービスであり、日本語に対応していないページやアプリがいくつかあります。

Shopifyの日本法人であるShopify Japan株式会社が設立されているものの、すべての機能が日本語に対応しているわけではありません。

基本的なページやアプリは日本語に対応していますが、一部ページ・アプリを使いこなすためには、ある程度の英語力が求められます。

高度なECサイトを制作するには専門知識が必要になる

Shopifyでは、デザインテンプレートや拡張機能によって簡単にECサイトを構築できますが、サイトのクオリティにこだわるなら、HTMLやCSSなどの専門知識が必要です。

テーマコードの編集やカスタムCSSなどの機能を使う必要があるため、コーディングスキルがあることが求められます。

自社に専門的な人材がいない場合には、採用や外注が必要です。Shopifyを使って自社でどの程度のECサイトを制作できるか確認したいときは、Shopifyの3日間無料体験が便利です。

無料体験によって基本的な機能でイメージに合ったサイトを構築できるかを確かめた上で、採用や外注を検討しましょう。

サポート体制に不十分な点がある

Shopifyの通常プランでは、電話でのサポートに対応しておらず、メール対応のみのため、直接コミュニケーションを取りながら疑問点を解決できないのがデメリットです。

メールの返信が届くまで数日かかるケースもあるので、すぐに解決したい問題があったときにも対応してもらえない場合があります。

サポート体制は今後改善される可能性がありますが、現段階では不十分と言えるでしょう。

Shopifyの登録方法・サイト構築の流れ

Shopifyの登録方法・サイト構築の流れ

Shopifyを利用する際は、まずShopifyにアクセスしましょう。

「無料体験をはじめる」をクリックし、以下の情報を入力すれば登録が完了します。

  • メールアドレス
  • パスワード
  • 個人情報
  • アンケートの回答

管理画面にアクセスできたら、以下の手順でサイト構築を進めましょう。

  1. オンラインストアのテーマを設定する
  2. 商品を登録する
  3. 送料・決済方法を設定する
  4. テストモードで受注後の処理を身につける
  5. パスワードページを削除する
  6. プランを契約する

参考:Shopify|【Shopifyの使い方】ネットショップ開設:基本設定編

Shopifyの登録・ログインやサイト構築の流れは、下記の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

ShopifyでECサイトを構築しよう

ShopifyでECサイトを構築しよう

Shopifyは、コストを抑えて高機能なECサイトを制作できるサービスです。拡張アプリやAPI、デザインテンプレートを豊富にラインナップし、ECサイトを自分好みにカスタマイズできます。

一方で、日本語非対応のページやアプリがある点、サポートが少々物足りない点には注意が必要です。

基本的な機能や料金プランなどを理解した上で、Shopifyを活用してECサイトを構築してみましょう。

当社では、Shopifyを活用したECサイトの制作や運営支援などを承っています。自社の魅力を最大限に伝えられるサイトを提供していますので、ECサイトの制作の外注を検討している方は、ぜひ一度ご相談ください。

投稿者

  • デジタルトレンドナビ編集部

    システム開発、Webサイト制作、ECサイトの構築・運用、デジタルトランスフォーメーション(DX)など、デジタルビジネスに関わる多岐の領域において、最新のトレンド情報や実践的なノウハウを発信してまいります。