2023.10.02
Shopifyでおすすめの決済方法11選|手数料や対応ブランドについても徹底解説
「Shopifyでネットショップの開設を考えているけど、決済方法は充実しているのかな?」
「他社よりも魅力的な点も知りたいな」
この記事では、ネットショップの開設を検討している個人や企業担当者を対象に、Shopifyで利用できるおすすめの決済方法について解説します。各決済方法の詳細についてはもちろん、Shopifyの決済方法の魅力についてもご紹介しています。これからShopifyを利用しようと考えている方は、ぜひ最後まで読んでくださいね。
この記事でわかること
- Shopifyでの決済方法とは
- Shopifyのおすすめ決済方法
- Shopifyの決済方法が魅力的な4つの理由
目次
Shopifyでの決済方法とは?
そもそも決済サービスとは、ECサイトで決済ができるサービスのことです。実店舗とは違い、ECサイトはオンライン上で決済しなければなりません。決済サービスを導入することで、複雑なシステムも一括で設定できるようになります。
Shopifyで提携できる決済サービスは70種類以上にものぼり、大きく分けてShopifyペイメントと外部サービスプロバイダーの2種類存在します。
主要なクレジットカードはもちろん、PayPayや楽天ペイといったQRコード決済、さらにはコンビニ払いや後払いなども利用可能です。
決済サービスを導入する際のポイントは、利用できる決済方法を確認することです。サービスごとに扱いが異なるため、しっかり検討してから導入しましょう。
なお、ShopifyでECサイトを構築する方法については下記の記事で詳しく解説しておりますので、ぜひあわせてお読みください。
関連記事:ShopifyでECサイトを構築する方法|構築にかかる費用相場も紹介
おすすめのShopifyの決済方法11選
さまざまな決済サービスがあるなかで、Shopifyでおすすめのサービスは以下の通りです。
- Shopify ペイメント
- Apple Pay
- Google Pay
- Shop Pay
- Amazon Pay
- KOMOJU
- SBペイメントサービス
- PayPal
- Paidy
- 後払い.com
- NP掛け払い
各サービスの違いや特徴を知ることで、自社サイトに最適なサービスが見つかるでしょう。ここからは、それぞれのサービスの特徴について順に解説します。
Shopify ペイメント
Shopify ペイメントは、Shopifyが展開している決済サービスです。外部サービスへの登録を必要とすることなく、ワンストップで決済システムを導入できます。
対応するブランド | Visa、 Mastercard American Express JCB Diners Club Discover |
---|---|
対応する通貨 | 日本円等多通貨決済可能 |
決済手数料 | 国内発行のカード:3.25%〜3.4% American Express:3.8%〜3.9% JCB / Diners Club / Discove:4.05%〜4.15% |
振込手数料 | 0% |
初期・導入費用 | 0円 |
Shopify ペイメントの特徴は、取引手数料がかからないことです。また決済手数料も国内最安レベルなので、利益を確保しやすくなります。
さらに、Shopify ペイメントを導入するとApple PayやGoogle Pay、Shop Payを簡単に設定できることも大きな強みです。
なお、Shopify ペイメントについては以下の記事で詳しく解説しています。ぜひこちらの記事もチェックしてみてください。
関連記事:【shopify ペイメント】Shopifyペイメントとは?メリットや設定方法、手数料など詳しく解説
Apple Pay
出典:Apple Pay
Apple Payは「iPhone」や「Macbook」などの製品で知られるApple社が展開している決済サービスです。Apple Payは、iOSやMac OS端末にクレジットカードや電子マネーを登録することで利用できます。
対応するブランド | Mastercard American Express JCB |
---|---|
決済手数料 | 国内発行のカード:3.25%〜3.4% American Express:3.8%〜3.9% JCB / Diners Club / Discove:4.05%〜4.15% |
振込手数料 | 0% |
外部サービス取引手数料 | 無料 |
Apple Payの特徴は、「Shopifyペイメント」を選択することで簡単に導入できることです。
また、iOSユーザーは日本国内で約7割を占めているため、多くの層をターゲットに設定できます。すでにApple Payを利用している顧客は、クレジットカード情報の入力を省略できるため、カゴ落ち防止につながるでしょう。
Google Pay
出典:Google Pay
Google Payは、検索エンジンで有名なGoogle社から出ている決済サービスです。クレジットカードや電子マネーに対応しています。
対応するブランド | Visa Mastercard American Express |
---|---|
決済手数料 | 国内発行のカード:3.25%〜3.4% American Express:3.8%〜3.9% JCB / Diners Club / Discove:4.05%〜4.15% |
振込手数料 | 0% |
外部サービス取引手数料 | 無料 |
Google PayはShopifyペイメント内で設定を行えば、ワンタッチで導入できて便利です。また、モバイル端末シェア2位のAndroid OSユーザーをターゲットにできるため、多くの層に利用してもらえるでしょう。
Shop Pay
出典:Shopify
Shop PayはShopifyが提供する決済サービスのひとつです。Shopifyペイメントを導入すると利用できるシステムで、設定もワンタッチで完了します。
対応するブランド | Visa Mastercard American Express JCB |
---|---|
決済手数料 | 国内発行のカード:3.25%〜3.4% American Express:3.8%〜3.9% JCB / Diners Club / Discove:4.05%〜4.15% |
振込手数料 | 0% |
外部サービス取引手数料 | 無料 |
Shop Payの特徴は、過去にShop Payで決済をすれば情報が保存されることです。次回以降の入力が不良になるため、他のショップでShop Payを利用したことがあるユーザーはカード情報の入力を省略できます。
Amazon Pay
出典:Amazon Pay
Amazon Payは大手ECサイトで知られるAmazon社の決済サービスです。Amazon Payには、以下のような特徴があります。
対応するブランド | Visa Mastercard American Express JCB |
---|---|
決済手数料 | 3.9%(デジタルコンテンツ以外) 4.5%(デジタルコンテンツ) |
振込手数料 | 無料 |
外部サービス取引手数料 | Shopifyのプランにより0.5%〜2.0% |
他社ECサイトではAmazon Payの導入に初期費用や月額料金が必要な場合もありますが、Shopifyなら無料で導入できます。
Amazonの利用者は多いため、すでに入力されている個人情報やカード情報をもとに決済が可能ができ、かご落ちを防げるでしょう。
KOMOJU
出典:KOMOJU
KOMOJUは日本の主要な決済方法だけではなく、世界中の各地域に合った決済方法を導入しているサービスです。クレジットカードはもちろん、QRコード決済や携帯キャリア決済、後払いなど多くの決済方法を一括で導入できます。
対応するブランド | クレジットカード PayPay LINE Pay メルペイ コンビニ決済 au PAY キャリア決済 楽天ペイ Alipay |
---|---|
対応する通貨 | 日本円 多通貨決済可(決済方法による) |
決済手数料 | Visa、Mastercard:3.6% JCB、Diners、American Express:3.85% |
振込手数料 | 216円 |
外部サービス取引手数料 | Shopifyのプランにより0.5%〜2.0% |
KOMOJUは初期費用や月額利用料がかからないため、比較的導入しやすいサービスです。売上金の入金が毎週実行されるため、資金のやりくりもしやすいでしょう。
また国内のみならず、越境ECにも対応しているので海外進出を検討しているECサイトにもおすすめです。
なお、越境ECについては以下の記事で詳しく解説しています。成功するためのポイントについても触れているので、ぜひ参考にしてみてください。
関連記事:【徹底解説】越境ECとは?市場規模やメリット、成功するためのポイントを詳しく紹介
SBペイメントサービス
出典:SBペイメントサービス
SBペイメントサービスはソフトバンクグループに属する決済代行サービスです。クレジットカード払いやQRコード決済など、多様な決済方法をワンストップで導入できます。
対応するブランド | Visa Mastercard American Express JCB Diners |
---|---|
対応決済方法 | クレジットカード Webコンビニ決済 PayPay(オンライン) LINEPay キャリア決済 楽天ペイ |
決済手数料 | クレジットカード手数料:最安3.10% PayPay(オンライン):3.45% |
振込手数料 | 無料 |
外部サービス取引手数料 | Shopifyのプランにより0.5%〜2.0% |
SBペイメントサービスはクレジットカード決済手数料が業界の中でも低い水準であり、Visa、Mastercardは3.10%、JCB、American Express、Dinersでは3.40%となっています。
また誰もが知るソフトバンクグループが運営し、セキュリティ対策にも力をいれているため、安心して利用できるでしょう。
PayPal
出典:PayPal
PayPalはカリフォルニア州に本社を置くPayPal社の決済サービスです。世界中で利用できるオンライン決済サービスで、日本から海外のECショップを利用する際によく用いられています。
対応するブランド | Visa Mastercard American Express JCB 銀聯 |
---|---|
対応する通貨 | 22通貨 |
決済手数料 | 3.6% + 40円 (国内の標準レート:月額取引量で変動) |
振込手数料 | 0円 (出金額5万円未満は250円/件) |
外部サービス取引手数料 | 無料 |
PayPalは、Shopifyでネットショップを開設するとデフォルトで利用できるサービスです。対応通貨が22種類もあり海外での利用者が多いため、越境ECを行うショップの強い味方になるでしょう。
また即時に入金がアカウントに反映されたり、アカウントから口座への出金は最短3日だったりと、決済サービスのなかで最速クラスだと言えます。
Paidy
出典:Paidy
Paidyは後払い決済に特化した決済サービスです。銀行振込はもちろん、コンビニ決済にも対応しています。
対応する決済方法 | 口座振替 銀行振り込み コンビニ支払い |
---|---|
決済手数料 | 3.5% |
外部サービス取引手数料 | 0.5%~2.0% |
Paidyの強みは、クレジットカード登録がいらないことです。そのため、クレジットカードを持たない若年層の取り込みにも力を発揮するでしょう。
万が一ユーザーが未払いを起こした場合でも、Paidyが売上金を100%保障してくれるため、ECサイト側が安心して利用できるのも魅力です。
後払い.com
出典:後払い.com
後払い.comは、豊富な支払い方法を選択できる後払い決済代行サービスです。銀行振込やコンビニ払いはもちろんLINE Pay請求書支払い、FamiPay請求書支払いなど、多彩な支払い方ができるのが魅力です。
対応する決済方法 | コンビニ払い 銀行振込 郵便振替 クレジットカード決済 スマホ決済 キャリア決済 |
---|---|
決済手数料 | 要問い合わせ |
外部サービス取引手数料 | Shopifyのプランにより0.5%~2.0% |
後払い.comには利用額に応じた4つのプランがあります。なかでもリスクフリープランは取引がなければ費用が一切発生しないため、売上が少ない運営初期でも導入しやすいです。
NP掛け払い
出典:NP掛け払い
NP掛け払いは、株式会社ネットプロテクションズが提供している掛け払い決済サービスです。主に、toB向けのネットショップで利用できます。
対応する通貨 | 日本円 |
---|---|
月額固定費 | 12,000円~ |
決済手数料 | 複数プラン |
外部サービス取引手数料 | Shopifyのプランにより0.5%〜2.0% |
NP掛け払いでは、与信や請求書発行はもちろん代金の回収、督促までサービス側で行ってくれます。また代金の未回収リスクにも100%の保証があるため、ECサイト運営者も安心して利用できるでしょう。
Shopifyの決済方法が魅力的な4つの理由
ネットショップを運営するために利用するASPは、決済サービスに着目して選ぶとすると、Shopifyは魅力のあるサービスだと言えます。その理由は、以下のように4つあります。
- 1.決済手数料を安くおさえられる
- 2.豊富な決済サービスを利用できる
- 3.サブスクリプションにも対応できる
- 4.入金までの時間が短い
Shopifyの魅力について知ることで、導入するきっかけになるでしょう。ここからは、それぞれの理由について解説します。
1.決済手数料を安くおさえられる
Shopifyは他のASPサービスに比べて、決済手数料を安くおさえられるという魅力があります。たとえば、国内で知名度の高いBASEやカラーミーショップと比較してみると以下のようになります。
Shopify (Shopifyペイメント) |
3.25%~ |
---|---|
BASE (BASEかんたん決済) |
3.6%+40円 |
カラーミーショップ (カラーミーペイメント) |
4%~ |
※VISA、Mastercardのクレジットカード利用手数料で比較
各社エントリープラン同士を比較してみると、Shopifyの決済手数料が最も安くなっていることが分かります。
ECサイトは売上規模が大きくなるにつれ、手数料率がほんの少し違うだけでも大きな負担になるのは間違いありません。Shopifyを利用することで決済手数料の負担を小さくおさえられるのは大きな魅力だと言えるでしょう。
なお、ECサイトの手数料については下記の記事で解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
関連記事:ECサイトの手数料の比較一覧|初期費用・月額無料のサービスも紹介!
2.豊富な決済サービスを利用できる
Shopifyは決済サービスの種類が豊富で、およそ70種類以上の決済サービスが利用できます。
クレジットカードはもちろん、QRコード決済や携帯キャリア決済、コンビニ決済、後払いもあります。こうした特徴から、幅広いユーザーをターゲットにできるでしょう。
たとえば、Apple PayやGoogle Payを利用すれば、個人情報やカード情報を入力する手間も省けます。手間が少なく安全性も高いため、ネットショッピングで問題となるカゴ落ちが防止できます。リピーター獲得に繋がれば、売上向上も期待できるでしょう。
3.サブスクリプションにも対応できる
Shopifyの魅力は、近年ニーズの高いサブスクリプションサービス(サブスク契約)の提供にも対応している点にもあります。
サブスク契約は、一度契約すると毎月・毎週のように一定期間ごとに自動で商品を販売することができるシステムです。ユーザーにとっては、買い忘れの防止や購入の手間を少なくしてくれるという魅力があります。
一方、販売者側としても、定期収入の確保やユーザーとの結びつきを強化できることがメリットです。
Shopifyでは外部サービス提供のアプリを利用することでサブスク契約を簡単に導入できるため、ユーザーと販売者の双方にとって有益な環境を構築できます。
4.入金までの時間が短い
Shopifyでは売上が入金されるまでの時間が短くいため、キャッシュフローを健全に保つことができます。
通常の場合、売上の入金が実行されるには一定の時間を要するため、売上は商品が購入されてもすぐには受け取れません。
一方利用する決済サービスによって多少の違いはありますが、Shopifyでは他のASPに比べて入金までの時間が短いという特徴があります。
Shopifyペイメント | 最短5日~11日後 |
---|---|
BASE | 振込申請をした日から10営業日後 |
カラーミーショップ | 月末締め・翌10営業日振込み |
たとえば、Shopifyペイメントの場合、商品が購入された日から最短5日、遅くとも11日後には自動的に売上金が振り込まれます。一方、BASEでは振込申請をした日から10営業日、カラーミーショップは月末締め・翌10営業日での振込みとなっています。
このように他社のサービスと比較してみると、Shopifyではスピーディーに売上金が受け取れることが分かります。
関連記事:ECサイトの手数料の比較一覧|初期費用・月額無料のサービスも紹介!
まとめ:それぞれの特徴をおさえてShopifyで最適な決済方法を見つけよう!
Shopifyで利用できる決済サービスは多岐にわたっています。対応通貨も異なるので、越境ECの場合は海外のユーザーが利用できるサービスを選びましょう。
また決済手数料や振込手数料などもサービスによって異なるため、特徴をとらえて比較検討することが大切です。またターゲット層が利用する決済方法を取り入れることも重要です。
これから決済サービスを選ぶ方は、ぜひこの記事でご紹介したポイントを参考にしてみてください。
もしShopifyの決済方法について疑問や悩みがある場合は、テクノデジタルにご相談ください。弊社ではECサイト制作をはじめ、運営サポートも行っています。お客様の事業にあわせてご提案いたしますので、是非お気軽にご連絡ください。
投稿者
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システム開発、Webサイト制作、ECサイトの構築・運用、デジタルトランスフォーメーション(DX)など、デジタルビジネスに関わる多岐の領域において、最新のトレンド情報や実践的なノウハウを発信してまいります。
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