2023.10.02
BASEで売れるものとは?ショップの成功事例や売上を上げるコツを紹介
売れない商品を販売しても売上を上げるのは困難なので、商品選びはショップ運営でもっとも大事なことといっても過言ではありません。 本記事では、これからBASEを利用する方に向けて売れる商品や売上を上げるコツ、人気なショップについて紹介します。 安定的な売上をBASEで上げたい方は、ぜひ参考にしてください。
この記事でわかること
- BASEで売れているものランキング
- BASEで売上を上げるコツ
- BASEで売ってはいけないもの
BASEで売れているものランキング
BASEでは、オリジナルグッズやハンドメイド商品が売れやすいです。実際にBASEでショップ運営をしている方の約75%はオリジナル商品を販売しています。
また、2019年にBASEが行った調査によると、販売数の多かった商品ジャンルは以下のとおりです。
- 1位:ファッション
- 2位:エンタメ・ボビー
- 3位:食べ物・飲み物
- 4位:コスメ
ここからは、上記のジャンルがBASEで多く売られている理由と、具体的にどのような商品が該当するのか紹介していきます。
1位:ファッション
BASE出店者の58%はファッションに関する商品を販売しており、BASEでもっとも人気なカテゴリーであるといえます。
具体的には以下のような商品が該当します。
- 衣服
- かばん
- 帽子
- 靴下
- スニーカー
- 手袋
- ハンカチ
- ネックレス
- ピアス
- ブレスレット など
BASEの利用者は、そこでしか購入できないハンドメイド作品を目当てにしている人が多い傾向にあります。
BASEの出店費用はほかのECサイトに比べて安価なので、ハンドメイド作品を販売したいけど予算が限られている方でも出品しやすいのが特徴です。
自作の衣類やアクセサリー類は利用者のニーズにもマッチしているので、ファッションジャンルはBASEで高い人気を誇ります。
2位:エンタメ・ホビー
エンタメ・ホビーは趣味や道楽性の高い商品のことで、BASE出店者の12%が販売しているジャンルです。
具体的には自作のキャラクターグッズや、アイドル・タレントに関連したグッズなどが該当します。
BASEでしか購入できない自作のグッズを求めているユーザーも多く、ファッションについで人気なジャンルです。
ただし、以下に該当する商品は著作権を侵害する可能性がありBASEで販売を禁止されているので、誤って販売しないように注意しましょう。
- 他人が創作したキャラクターの商品
- 他人の活動をもとに作成した商品
3位:食べ物・飲み物
BASE出店者のうち5%は以下のような食べ物や飲み物を販売しています。
- 冷凍食品
- 生鮮食品
- お菓子
- お酒 など
特定の地域でしか購入できないお土産もネットショップであれば手間を省けるため需要が高く、BASEも例外ではありません。
食べ物や飲み物は定期的に購入したい人も多いので、リピート顧客を付けやすいジャンルでもあります。
ただし、食品は食中毒やアレルギー反応などのリスクがあるため営業許可と食品表示が必要で、個人には出店のハードルが高いジャンルです。
営業許可の要否は地域によって異なる場合もあるので、詳細は所轄の保健所にお問い合わせください。
4位:コスメ
BASE出店者のうち5%を占めるコスメジャンルは、以下の商品が該当します。
- 香水
- 洗顔料
- 化粧水
- 美容液 など
化粧品は消耗品なので定期的に買い出しをする必要がありますが、ネットショップは簡単に購入できるため需要の高い商品のひとつです。
薬機法第二項、第三項に該当する化粧品を自分で作って販売する際は、化粧品製造業と化粧品製造販売業の許可が必要です。
他社から仕入れた化粧品と輸入した化粧品では販売方法が異なるため、詳細は公式サイトからご確認ください。
参考:BASE U|化粧品のネットショップ開業で知っておきたい許可や法律
BASEで売上を上げるコツ6選
BASEで売上を上げるには、以下の6つを意識しましょう。
- SNSと連携して集客する
- 詳細な商品情報を記載する
- 商品をイメージできる画像を用意する
- 商品にあったサイトデザインを制作する
- 他のECサイトで販売実績をつくる
- ペルソナを設定しなおす
売れる商品を販売すれば必ず売上が上がるわけではありません。
SNSを活用して宣伝したり商品ページのクオリティを上げたりすることで、ショップの認知が広がり売上が上がります。
ここからはBASEで売上を上げるコツについて見ていきましょう。
1:SNSと連携して集客する
BASEはAmazonや楽天市場などの大手ECサイトに比べて知名度や利用者が劣るため、以下のSNSと連携して集客するのがおすすめです。
- LINE公式アカウント
- YouTube
- TikTok
- note
- Ameba
商品やターゲット層にあったSNSをECサイトと連携させることで、以下のようなメリットがあります。
- 見込み客にアプローチできる
- ユーザーへの認知を広げられる
- リアルタイムで情報を公開できる
- ファンを獲得できる
- ユーザーの情報を入手できる
下記の記事を参考に、取り扱う商品と相性のいいSNSを見つけてみてください。
合わせて読みたい
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2:詳細な商品情報を記載する
商品の質感や使い方などを詳細に紹介することが、売上アップにつながります。
ネット上の商品は触れたり自分の目で確かめたりできないので、店舗に比べて商品を購入するハードルが高いです。
ユーザーが安心して商品を購入できるよう、テキストや写真、動画を用いて商品ページの情報を充実させましょう。
丁寧に商品紹介をすることでショップ運営者の信用度にもつながり、購入されやすくなります。
3:商品をイメージできる画像を用意する
テキストだけでは商品の魅力を伝えきれないため、実物をイメージしやすい写真を商品ページに掲載しましょう。
実物を見ずに商品を購入する人が少ないように、ネットショップ利用者の大半は商品の画像を見てから購入するか検討します。
「手元に届いた商品が実物と違ったらどうしよう」という消費者の不安を和らげるために、以下のような画像を商品ページに掲載するのがおすすめです。
- さまざまなアングルから撮影した画像
- 人物やオブジェクトのサイズと商品を比較した画像
- 実際に商品を使用している画像 など
4:商品にあったサイトデザインを制作する
商品ページのデザインを整えることでユーザーの購買意欲が上がるため、サイトデザインにも注力しましょう。
たとえば以下のシチュエーションで商品が陳列されていた場合、購入される可能性が高いのは後者です。
- 薄暗くて不衛生な場所に置かれている
- 清潔感があり商品がよく見える場所に置かれている
サイトデザインはお店の雰囲気と同じ役割があるので、商品が魅力的に映るよう工夫しましょう。
BASEではテンプレートを選ぶだけで整ったサイトを作れて、無料でもクオリティの高いデザインを制作できます。
BASEはHTMLカスタマイズも可能なので、オリジナルのデザインを制作したい方は外注を検討するのもおすすめです。
5:他のECサイトで販売実績をつくる
別のECサイトで販売実績をつくることで、顧客の購入に対するハードルを下げられます。
出店費用が安いBASEでは、経営実績のない一般人の販売者が多い傾向にあります。
「販売経験のない人から商品を購入したらトラブルが起こるかもしれない」と考える顧客も少なくないため、他のECサイトで販売実績を作るのがおすすめです。
集客力の高いECサイトで販売実績を作りBASEのプロフィールに表示すれば、顧客は安心して商品を注文できます。
BASE以外のECサイトで販売実績を作りたい方は以下の記事を参考にしてください。
6:ペルソナを設定しなおす
定期的にペルソナを見直して改善すれば、売上を上げられます。
ペルソナとは商品を購入するであろう典型的なユーザー像のことです。
たとえば当初は30代の男性をペルソナに設定していても、実際の購入者に20代の女性が多ければペルソナを変更する必要があるでしょう。
これまで商品を購入してくれた方の特徴を参考にペルソナを設定しなおすことで、サイトデザインや商品の訴求ポイントが変わり、商品が売れやすくなります。
BASEで売ってはいけないもの
BASEでは、以下の商品の販売を禁止しています。
- 覚醒剤や大麻類
- 銃砲や刀剣類
- アダルトグッズ
- 自動ポルノに関連する商品
- 使用済みの下着や制服等
- 賭博や宝くじに関連する商品
- 無制限連鎖講、マルチ商法に関連する商品
- たばこ
- 現金や商品券
- 動物など
公式サイトから販売禁止の商品を確認してから、BASEで販売するものを選定しましょう。
アンティークや中古品などを販売目的で仕入れて出品する場合は、古物商許可申請をおこなう必要があります。
また、一部の該当商品を販売する際にBASEへの古物商許可証の画像を提出する必要があるため、以下の公式サイトより詳細を確認してください。
BASEの成功事例3選
「実際にBASEで人気なショップはどのような商品を販売しているの?」と思われる方もいるでしょう。
ここからはBASEで人気なショップを厳選して、以下の3店舗を紹介します。
- ファッション|ANDESIR(アンデジール)
- コスメ|COSIM
- 食品|麺屋武蔵
上記以外にもBASEで人気なショップを参考にしたい方は、下記の記事もあわせてご覧ください。
ファッション|ANDESIR(アンデジール)
ANDESIRは水着やルームウェア、アクセサリーなどを取り扱うファッションジャンルのサイトです。
ショップ開設時は仕入れ商品を販売していましたが、顧客のニーズを満たすためオリジナル商品の販売も行っています。
商品を身にまとったモデルの画像が掲載されており、商品が魅力的に映ります。
また、実物と色や質感を近づけるため過剰に加工していない画像を起用しており、満足度の高い顧客がリピートすることも多いようです。
公式HP:ANDESIR(アンデジール)
コスメ|COSIM
COSIMは、無添加無香料アルコールフリーの基礎化粧品を販売するオリジナルスキンケアブランドです。
販売されている商品はWクレンジングとふきとり化粧水、保護化粧水、クリームインミルクの4種類です。
背景がおしゃれな商品画像を起用していますが、スタジオを借りているのではなく旅先やホテルで撮影しているため費用を抑えられます。
画像から商品の高級感が際立っており、少し贅沢な化粧品を使いたいというユーザーの購買意欲を高めています。
公式HP:COSIM
食品|麺屋武蔵
人気ラーメン店の麺屋武蔵もBASEでショップを開設しており、多くのユーザーから利用されています。
2023年現在、麺屋武蔵は東京でのみ店舗を構えており、BASEを開設することで地方に住んでいる方でもその味を楽しめるようになりました。
実店舗に比べて待ち時間もなく、自分の好きなタイミングで食べられるのでBASEから商品を購入する常連客が増えているようです。
公式HP:麺屋武蔵
BASEで売れるものを見つけて売上を安定させよう
多くの出品者が販売しているファッションやエンタメ・ホビー、食品、コスメは、BASE利用者のなかでも需要の高い商品ジャンルです。
しかし、人気な商品を販売するだけでは売上が上がらないので、当記事で紹介した6つのコツを参考にサイトの改善を行いましょう。
「BASEで販売をしているけど売上が思うように上がらない」という方は、ぜひテクノデジタルにご相談ください
高度なテクノロジーを活用しながらデータ収集や分析を行い、サイトの売上をサポートします。
お客様の取り巻く環境を正しく深く理解してプロジェクトを開始させていただきますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
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システム開発、Webサイト制作、ECサイトの構築・運用、デジタルトランスフォーメーション(DX)など、デジタルビジネスに関わる多岐の領域において、最新のトレンド情報や実践的なノウハウを発信してまいります。
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