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システム開発

2024.02.16

【初心者向け】処理を一時停止するPythonのsleep()関数

【初心者向け】処理を一時停止するPythonのsleep()関数

Pythonでプログラムを作っていると、処理の間に一定時間の間隔を空けたい場合があります。

例えば、Webスクレイピングでサーバーへの負荷を軽減したり、アニメーションのような動きを作ったりするためです。

そんな時に役立つのが、timeモジュールに含まれる sleep() 関数です。この関数は、指定された秒数だけ処理を待機させることができます。


この記事では、sleep() 関数の使い方を、初心者でもわかりやすく解説します。豊富な画像付きで丁寧に説明しているので、記事を読み終える頃には、あなたも sleep() 関数を使ってプログラムを自在に操れるようになるでしょう!

この記事でわかること

  • sleep() 関数の使い方
  • sleep() 関数のサンプルコード

Pythonのsleep()関数とは?

Pythonのsleep()関数とは?

Pythonのtimeモジュールに含まれるsleep関数は、実行中のスレッドをブロックする関数です。

ブロッキング関数はsleep関数が実行されると、その他の処理を一時停止し、指定した時間だけプログラムの実行が中断されます。

sleep()関数の使い方

sleep()関数の使い方

準備するものは、Python 3.xです。

Pythonのsleep()関数は、timeモジュールをインポートしてから使用します。

import time

sleep()関数は、引数に待機時間(秒数)を指定します。

time.sleep(3) # 3秒間待機

例えば、以下のコードは、1秒ごとに「Hello, world!」と出力します。

import time

for i in range(5):
print(“Hello, world!”)
time.sleep(1)

Pythonのsleep()関数のサンプルコード

Pythonのsleep()関数のサンプルコード

sleep() 関数は、さまざまな場面で利用できます。

ここでは、いくつか例を紹介します。

Webスクレイピングでサーバーへの負荷を軽減する

Webスクレイピングを行う場合、サーバーへの負荷を軽減するために、一定時間の間隔を空けてアクセスする必要があります。

import time
import requests

url = “https://example.com/”

while True:
response = requests.get(url)
print(response.text)
time.sleep(5) # 5秒間待機

アニメーションのような動きを作る

sleep()関数を使って、アニメーションのような動きを作ることができます。

import time

for i in range(100):
print(“*” * i)
time.sleep(0.1) # 0.1秒間待機

まとめ

まとめ

この記事では、sleep()関数の使い方について解説しました。

sleep()関数は、Pythonで処理を待機させるための便利な関数です。

この記事で紹介した例を参考に、さまざまな場面で sleep()関数を使ってみてください。

投稿者

  • デジタルトレンドナビ編集部

    システム開発、Webサイト制作、ECサイトの構築・運用、デジタルトランスフォーメーション(DX)など、デジタルビジネスに関わる多岐の領域において、最新のトレンド情報や実践的なノウハウを発信してまいります。