2024.02.14
【初心者向け】PythonにOpenCVをインストールする方法
Pythonは、初心者でも比較的学習しやすいプログラミング言語です。
そして、OpenCVはPythonで画像処理を行うための最も人気のあるライブラリの1つです。
本記事では、初心者でも簡単にOpenCVをインストールできる方法を解説します。
さらに、インストール後に動作確認できるサンプルコードも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
この記事でわかること
- Pythonの確認方法
- Python OpenCVのインストール方法
目次
OpenCVとは?
OpenCVは、コンピュータビジョンの問題を解決するために使用されるPythonライブラリです。
コンピュータビジョンは、コンピュータによるデジタル画像の理解と分析を含み、画像を処理したり、画像を分析した後に関連データを提供します。
機械学習や画像処理に使用されるオープンソースのライブラリのため手書きの数字、人の顔、物体の認識などのタスクを実行できます。
OpenCVを使用するには、インストールする必要があります。
Python OpenCVのインストール手順
1. コマンドプロンプトを開く
Windowsの場合はスタートメニューから「コマンドプロンプト」を検索して開きます。
Macの場合はターミナルを起動します。
2.Pythonのインストール確認
以下のコマンドを実行してPythonがインストールされているか確認します。
Python が正常にインストールされると、システムにインストールされている Python のバージョンが表示されます。
python –version |
3.pipのインストール確認
以下のコマンドを実行してPythonがインストールされているか確認します。
pipが正常にインストールされている場合は、pip のバージョンが表示されます。
pip -V |
4. pipを使ってOpenCVをインストール
以下のコマンドを実行して、OpenCVをインストールします。
pip install opencv-python |
5.インストール確認
以下のコマンドを実行して、OpenCVが正しくインストールされたか確認します。 OpenCVのバージョン情報が表示されれば、インストール成功です。
python -c “import cv2; print(cv2.__version__)” |
6.サンプルコードで動作確認
以下のサンプルコードを実行して、OpenCVが正しく動作するか確認しましょう。
下記コードを実行すると、”sample.jpg”という画像が表示されます。
import cv2 # 画像を読み込む img = cv2.imread(“sample.jpg”) # 画像を表示する cv2.imshow(“Sample Image”, img) # キー入力待ち cv2.waitKey(0) # ウィンドウを閉じる cv2.destroyAllWindows() |
Python OpenCVのインストールがうまくいかない場合
Python OpenCVのインストール手順でうまくいかない場合は、以下の点を確認してください。
- Pythonとpipのバージョンが適切か
- コマンドプロンプト/ターミナルのパスが正しいか
- サンプルコードのファイル名が正しいか
まとめ
この記事では、Pythonで使用できるOpenCVライブラリのセットアップ手順を解説しました。
OpenCVを導入することで、Pythonを利用してフィルタリング、オブジェクトの追跡、物体認識、機械学習などの多様な処理が可能になります。
OpenCVは画像編集やデータの整形にも役立つ豊富な機能を備えています。本記事を参考にして、OpenCVの設定にチャレンジしてみてください。
投稿者
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システム開発、Webサイト制作、ECサイトの構築・運用、デジタルトランスフォーメーション(DX)など、デジタルビジネスに関わる多岐の領域において、最新のトレンド情報や実践的なノウハウを発信してまいります。
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