デジタルトレンドナビ
システム開発

2024.02.01

jQueryとは?メリットや注意点と導入方法も解説!

jQueryとは?メリットや注意点と導入方法も解説!

システム開発を行う際、jQueryという言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。jQueryを使用することで、長いコード入力が必要な処理を短時間で実行できるようになります。


本記事ではjQueryとは何か、jQueryを利用するメリットや注意点をご紹介します。そのほか、jQueryの導入方法や記述場所をお伝えするので、jQueryの利用を考えている場合は、ぜひ参考にしてください。

この記事でわかること

  • jQueryとは何か
  • jQueryを利用するメリット
  • jQueryを利用する際の注意点
  • jQueryの導入方法や記述場所

jQueryとは

jQueryとは

jQueryは、JavaScriptのためのライブラリです。jQueryを使うことでシンプルなJavaScriptを記述できるようになるため、長文のコードが必要な処理を短時間で完了できるようになりました。

jQueryが登場したことで、フロントエンド開発が効率化されたという報告が多数あります。複雑なコード入力が不要になったので、jQueryを活用してフロントエンドエンジニアとして活躍する方が多く続出しています。

jQueryはなにができる?

jQueryのライブラリには、HTMLやCSSなどの操作に関するコードを活用することで、動的な表現を簡単に実装することが可能です。Webサイトで見られる事例としては、クリックすると画像が入れ替わったり変更したりする機能、マウスが触れるとメニューの色が変わる機能などが挙げられます。

これらの機能をjQueryなどでコードを入力しようとすると、コードの量が多くなり開発からリリースできるまでに時間がかかってしまうでしょう。そのほか、可読性が低下したり、優秀な人材を新たに雇用しなければいけなかったりします。

また、JavaScriptを使用したサーバ非同期通信は、jQueryで簡単に実装することが可能です。通常、データを送信してサーバで処理した結果をページ上に反映させるには、ページを再読み込みする必要があります。

しかし、JavaScriptを使用したサーバ非同期通信を使用すると、再読み込みをせずに結果をページに反映させることが可能になります。さらに、既存のデータから重複確認を行う、全角半角を判定するなど、ユーザビリティの向上も期待できるでしょう。

ただし、ユーザビリティの向上を目的にJavaScriptをそのまま入力しようとすると、入力の量が膨大になってしまい、開発に時間がかかってしまいます。jQueryを活用すれば、数行で実装が完了するので便利です。

jQueryのメリット

jQueryのメリット

jQueryを活用しようか迷っている場合は、jQueryを利用するメリットを確認してみると良いでしょう。ここでは、jQueryのメリットを5つご紹介するので、魅力に感じた場合は、ぜひ活用してみてください。

コードの簡略化ができる

Webサイトに動きのある機能や仕組みを搭載しようとすると、JavaScriptのみではコードの量が膨大になってしまいます。入力するコードの量が増えることで、Webサイトの容量が増えて表示される速度が低下してしまう恐れがあります。

jQueryを活用することで、数十行入力しなければいけないコードを数行で済ませることが可能です。jQueryには、HTMLやCSSを操作するコードが備わっているからこそ、簡単に自由度の高い実装を行えます。

全てのブラウザで使用できる

ブラウザには、Internet ExplorerやGoogle Chrome、Safari、Firefox、Edgeなどさまざまな種類があります。ブラウザごとに実装されているエンジンが異なり、JavaScriptのコードを入力しても、イメージするような動きをしないケースがあるでしょう。

しかし、jQueryは全ブラウザに対応しているので、どのブラウザでも同じ動きが反映される点が特徴です。ユーザーにとっては、ブラウザを使い分ける必要がなくなるため、検索のし直しなどの手間が省けます。

また、運営側にとっては、コードの書き換えなどの対応が省かれるので、ブラウザの違いを意識せずに開発・運営を進めることができます。

高い拡張性

jQueryは、プラグインと組み合わせることで拡張性の高い実装が可能です。WebサイトやWebアプリケーションなど、ユーザーが求めている意見に応じて、その都度機能を拡張する際にも便利です。

プラグインを活用すれば、コードを一から入力する必要がなくなるので、jQueryのみでは難しい実装も可能となります。独自機能を搭載するプラグインを自分で作成できるので、WebサイトやWebアプリケーションならではの機能を実装したい場合におすすめです。

また、jQueryのプラグインは、公式サイトで2,000個以上を超えるものが公開されています。使いこなすことで、初心者プログラマーでも簡単に、Webサイトなどの見た目や機能の追加が可能です。

学習難易度が易しい

jQueryは、比較的シンプルなコードで簡単に実装できるので、初心者プログラマーやエンジニアでも習得するのに時間がかからないでしょう。わからないことがあれば、Web上の情報や書籍などで解決できるケースが多いです。

手軽にAjax処理を実行できる

Ajaxとは、JavaScriptで非同期通信を行う手法です。JavaScriptのみでサーバー通信を行うことができる技術です。

Ajaxが登場する前は、送信されたデータをサーバーから受け取って、結果をWebページに反映させるのに、再度読み込みを行う必要がありました。

しかし、Ajax処理を実行することで、Webページを再度読み込む必要がなくなり、同期せずにサーバーとの通信ができるようになりました。読み込む工程を省くことは、開発工程で役立つでしょう。

たとえば、Webサイト全体を更新せずにマップを拡大したり縮小できたりするマップサイトは、Ajax処理を実行した事例の1つです。ユーザー登録を行うとき、すでに使われているIDや使用可能なIDなどが表示される場合も、Ajax処理を実行した事例となります。

ご紹介した事例のとおり、Ajax処理の実行はユーザビリティの向上につながります。JavaScript でのコード入力は量が膨大になってしまいますが、jQueryを活用することで簡単に実装が可能です。

jQuery利用上の注意点

jQuery利用上の注意点

jQueryの利用を検討している方は、メリットだけではなく、注意点も把握しておくことが大切です。ここでは、jQueryを利用するときの注意点を2つご紹介するので、利用する前にぜひ参考にしてください。

JavaScript内で処理を行う場合

WebサイトやWebアプリを開発する際、Vue.jsやReact.jsなどのJavaScriptのフレームワークを使用するケースが増えています。jQueryを併用する場合は、コードの種類によって処理が競合してしまう恐れがあります。

その際、処理を行う工程でエラーが起こってしまったり、問題が生じて処理が行われなかったりする恐れがあるでしょう。そのため、jQueryを活用して開発を進める場合、動作を確認しながら進めることが大切です。

レンダリングブロックに注意

jQueryは、レンダリングブロックしないように注意する必要があります。レンダリングブロックとは、画像描画により表示速度が低下してしまうことです。

Webページは、リクエスト、データロード、画面描画、スクリプト実行などさまざまな処理を行っています。とくに、画面描画に関する処理は重くなる傾向にあり、処理が増えることで正しく動作しない恐れがあるでしょう。

jQueryの導入方法

jQueryの導入方法

jQueryを利用しようかと考えている場合は、事前に導入方法を知っておくと、スムーズに利用できる可能性があります。ここでは、jQueryを導入する方法をご紹介するので、事前に確認しておくと良いでしょう。

jQueryをダウンロードして使用

jQueryは、ダウンロードすることでオフラインでも利用できるというメリットがあります。jQueryをダウンロードするには、公式サイトにあるダウンロードページにアクセスする必要があります。

「Download the compressed, production jQuery 3.x.x」を右クリックし「名前を付けてリンク先を保存」をクリックすると、ダウンロードの開始が可能です。

CDNを使用

ここで使用するCDNとは、Contents Delivery Networkの略称です。jQueryをダウンロードせずに利用できる方法であり、ダウンロード工程を省いてすぐに利用したい場合に適しています。

jQueryを利用する際に使えるCDNは、jQueryのCDN・GoogleのCDN・MicrosoftのCDNの3つです。それぞれのURLを使ってscriptタグを作成する必要がありますが、いずれかのコードをHTMLのヘッダーに入力すれば問題ありません。

jQueryの記述場所

jQueryの記述場所

jQueryをダウンロードして利用する場合やCDNを使って利用する場合、どちらもHTMLのhead内に記載する必要があります。ただし、ダウンロードする場合は、事前にjQueryファイルをアップする必要があるので把握しておくと良いでしょう。

ダウンロードしたファイルをサーバーにアップする100

ダウンロードしたファイルをアップする工程は、jQueryをダウンロードする場合のみ行う必要があるため、CDNを使う場合は、この工程を飛ばして進めます。

サーバーにアップする際、jsという名称のフォルダを作成し、ダウンロードしたファイルをアップします。完了したら、アップしたjQueryファイルのパスを使って、scriptタグを作成することが可能です。

HTMLのheadにscriptタグを記載

scriptタグが準備できたら、HTMLのhead内に入力していきます。head内は、jQuery以外にさまざまなファイルを読み込むために入力しますが、どこに入力しても問題ありません。

こちらの記事では、JavaScriptのタイマー関数に焦点を当て、setTimeoutとsetIntervalの使い方や違いを解説します。JavaScriptで時間に関連する処理を効果的に行うためのスキルを学びましょう。

まとめ

まとめ

jQueryは、JavaScriptのためのライブラリの1つです。JavaScriptのみだと数十行のコードを入力しなければいけない場合でも、jQueryを活用することで数行の入力で実装が完了するメリットがあります。

jQueryは、コードの簡略化だけではなく、すべてのブラウザで反映されたり、簡単に習得できたりするなどメリットがさまざまです。ただし、jQueryを利用したほかのWebページと処理が競合する、レンダリングブロックする、などの注意点もあります。

これからjQueryの利用を検討している方は、メリットはもちろん、注意点も把握したうえで利用を検討すると良いでしょう。

投稿者

  • デジタルトレンドナビ編集部

    システム開発、Webサイト制作、ECサイトの構築・運用、デジタルトランスフォーメーション(DX)など、デジタルビジネスに関わる多岐の領域において、最新のトレンド情報や実践的なノウハウを発信してまいります。