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2023.12.04

Pythonとは?できることやメリットをわかりやすく解説

Pythonとは?できることやメリットをわかりやすく解説

現在人気のプログラミング言語であるPythonを自社にどう活かそうか、悩まれているマーケティング担当者は多いはずです。Pythonは将来性が高いため、IT企業において導入は欠かせません。

そこで本記事では、Python導入の後押しになるように、Pythonにできることやメリットなどを詳しく解説します。Pythonについて理解を深めたい方はぜひ参考にしてください。

この記事でわかること

  • Pythonの概要
  • Pythonを用いてできるもの
  • Pythonの3つのメリット
  • Pythonで開発されているもの

Pythonとは

Pythonとは

Pythonとは、オープンリソースで運営されているプログラミング言語の一種です。オープンソースとは、そのソフトウェアを構成しているコースコードが公開されているうえに、無料で利用できるソフトウェアを指します。

そんなPythonは、1991年にオランダのグイド・ヴァンロッサム氏が開発しました。インタプリンタ言語という、エンジニアが機械語に変換する作業が不要な言語のため、エラーをすぐに発見できるのも特徴です。

また、エンジニアに人気で利用者数も多いです。理由としては、Pythonでできることが多岐にわたることが挙げられます。

Pythonでできること

Pythonでできること

Pythonでできることは以下の5つです。

AI・機械学習

PythonはAIの開発や機械学習に適しています。なぜなら、PythonにはAIや機械学習向けのフレームワークが充実しているからです。

たとえば、SciPy、TensorFlow、PyTorchなどの機械学習用のライブラリや、Django、Bottle、FlaskといったAIフレームワークが挙げられます。SoftBank社が開発したロボットのペッパーは、音声認識などの機能が組み込まれていますが、これらの機能はPythonを用いて作られています。

また、AIや機械学習の業界は今後も伸びていくと考えられます。それにともない、Pythonの需要も高まっているのも事実です。


データの収集・処理・分析

Pythonには、NumPyやPandasといった、データの収集や処理、分析に関するライブラリが豊富に用意されています。そのため、Pythonを用いることで、データの収集や処理、分析が可能です。

たとえば、インターネット上に投稿されているサイトや記事のデータを収集するとします。収集したデータを処理、分析することで、サイトや記事について詳しく知ることができるでしょう。

これらの作業は、今まで人間が地道に行っていました。Pythonが開発されてこれらの作業が自動化できるようになったため、作業効率は格段に向上しています。


スクレイピング

Pythonを活用するとスクレイピングを行えます。スクレイピングとは、WebサイトのHTMLからデータを抜き出すことです。抜き出したデータを分析することで、あらゆることに役立てられます。

たとえばブログ記事の場合、その記事の見出しだけを抜き出したり、記事の文字数を数えたりすることが可能です。複数の競合記事をスクレイピングすれば、自社サイトを運営するときの参考になるでしょう。

なお、サイトによってはスクレイピングが禁止されているケースもあります。理由は、プライバシーの保護やサーバーダウンへの対策です。プライバシーポリシーなどを読んで、スクレイピングが可能か否か確認することをおすすめします。


Webアプリケーションの開発

Pythonは、Webアプリケーション開発にも活用されています。膨大な量のデータを利用するアプリケーションでもスムーズに動かせることが、多く利用されている理由です。実際にPythonを用いて開発されたWebアプリケーションには、YouTubeやInstagram、Pinterestなどが挙げられます。

なお、Webアプリケーション開発において、Pythonはバックエンド開発で用いられるのが一般的です。バックエンド開発とは、ユーザーの目に見えない部分を開発することを指し、たとえばサーバー開発などがそれにあたります。

バックエンド開発の反対として、フロントエンド開発があります。フロントエンド開発でもPythonを用いることはありますが、バックエンド開発で用いられる方が多いと言えるでしょう。

ゲーム・スマホアプリの開発

Pythonには、kivyというフレームワークがあります。kivyを用いることで、Android限定ではありますがスマートフォンアプリの開発が可能です。たとえば、ニュースアプリのGunosyはPythonを用いて開発されています。

とはいえ、これまで紹介してきた4つのことに比べると、ゲーム・スマホアプリの開発はそれほど適しているとは言えません。理由としては、ライブラリやフレームワークの少なさが挙げられます。したがって、ゲームやスマホアプリを開発する際は、他プログラミング言語を用いることをおすすめします。

Pythonのメリット

Pythonのメリット

Pythonのメリットは以下のとおりです。

汎用性が高い

Pythonは汎用性が高い点がメリットです。Pythonを習得することで、さまざまなコンテンツを開発できるようになります。

たとえば、AIやWebアプリケーションです。実際に、YouTubeやDropbox、GoogleマップなどはPythonを用いて開発されています。

くわえてPythonでは、さまざまなシステムの構築や自動化も可能です。たとえば、スクレイピングやデータの収集、処理、分析などです。

このように、Pythonがさまざまな分野で活用されている理由には、コードがシンプルでわかりやすいことが挙げられます。便利なものの開発が進む現代において、汎用性が高いという点は、大きなメリットだといえるでしょう。

初心者でも取り組みやすい

Pythonは文法がシンプルでソースコードが少ないため、初心者でも取り組みやすいプログラミング言語だといえます。

ほかの言語の場合、複雑で長いコードを必要とするケースがあります。プログラミング初心者にとっては、取り掛かるのに抵抗を感じることもあるでしょう。

その点Pythonは、プログラミング言語のなかでも文法がそれほど複雑ではありません。誰がコードを書いても読みやすいコードになり、コードの記述ミスによるバグの発生を抑えることも可能です。

また、ソースコードの少なさもPythonの特徴として挙げられます。初心者でも比較的簡単にコードが書けるでしょう。

便利なライブラリが多い

Pythonは便利なライブラリが多いのもメリットです。ライブラリとは、繰り返し使われることが多いコードをテンプレートとしてまとめているものです。

よく使うコードはライブラリから引用して使います。目的にあったライブラリを活用することで、書くコードの量を減らすことが可能です。

Pythonにはそうしたライブラリが豊富に揃っています。例を挙げると以下のとおりです。

  • 計算を強化する「math」
  • OSの機能を使う「sys」
  • デスクトップアプリ開発のための「tkinter」

これらの便利なライブラリを活用することで、スムーズで効率が良い開発を行えます。

Pythonの活用事例

Pythonの活用事例

Pythonは以下のようなアプリケーションの開発に活用されています。

YouTube

YouTubeは2005年に開発された動画投稿、視聴サイトです。現在では世界中の多くのユーザーから利用されており、サイト上にはいくつもの新しい動画が常にアップロードされています。

そんな膨大なデータ量を処理しつつサイトをスムーズに動かすためには、データ処理能力の高い言語が欠かせません。したがって、Pythonが用いられているというわけです。なお、YouTubeの開発において、Pythonはデータサーバー周りで多く用いられます。

Instagram

Instagramは、2010年に開発された写真、動画共有SNSです。現在では20億人近くのユーザーが利用しています。

そんなInstagramもPythonを使って開発されています。具体的には、バックエンドの開発に用いられており、高いパフォーマンス能力と安定性はPythonでないと実現できないと考えられるでしょう。なお、Instagramの開発に用いられているのは、DjangoというPythonのフレームワークです。

Netflix

Netflixは、映画やドラマなどが見放題のサブスクリプションサービスです。2億人以上のユーザーが利用しています。

このNetflixもPythonを使って開発されており、データ処理以外にもPythonの特徴が活かされています。たとえば、ユーザーの視聴履歴を分析しておすすめの作品を表示させる機能です。これは、Pythonが得意な機械学習の技術をもとに作られています。

Dropbox

Dropboxは、2007年に開発されたオンラインストレージサービスです。プロトタイプから実際にリリースされた商品まで、すべてにPythonが利用されています。膨大な量のデータを処理するためには高いデータ処理能力が必要ですが、それをPythonが実現しています。

Pythonの将来性

Pythonの将来性

Pythonは需要が高く、将来性を大いに有しています。Pythonは、AIなど現在の最先端技術に用いられることが多いため、何かを開発するとなると必然的にPythonが用いられる可能性が高くなるでしょう。

また、Pythonは多くのエンジニアから人気のプログラミング言語としても知られています。人気の上昇とともに、市場価値や世の中の情報量も増加していくため、今後も注目され続ける言語といえるでしょう。

Pythonは初心者にもおすすめ

Pythonは初心者にもおすすめ

Pythonは初心者におすすめのプログラミング言語です。その理由としては、文法のシンプルさやソースコードの少なさが挙げられます。プログラミングの複雑さに慣れていない初心者でも比較的簡単に記述できるため、開発中のミスやエラーを提言できる点もメリットです。

なお、テクノデジタルではPythonを用いた開発を行っています。Webサイト制作からWebシステム、アプリ開発まで承っているので、ご検討中の方はぜひお問い合わせください。

投稿者

  • デジタルトレンドナビ編集部

    システム開発、Webサイト制作、ECサイトの構築・運用、デジタルトランスフォーメーション(DX)など、デジタルビジネスに関わる多岐の領域において、最新のトレンド情報や実践的なノウハウを発信してまいります。