2023.10.02
インスタグラムショップ開設と運営のコツ|実践的アドバイスと事例紹介
ユーザーが欲しいと感じたタイミングでECサイトに誘導できるため、コンバージョン率を高められる可能性があります。
Facebookと連携すれば無料でショップを開設できるので、SNSからECサイトへの流入を増やしたい方は導入を検討してみてはいかがでしょうか。
本記事ではインスタグラムでショップを開設する手順や注意点、成功事例を紹介します。 「低コストで商品の売上を拡大したい」「すでにインスタグラムを運用しているけれど、商品の売上が思うように伸びない」という方は、ぜひ参考にしてください。
この記事でわかること
- インスタグラムショッピング機能の基本情報
- インスタグラムでショップを開設するメリット・デメリット
- インスタグラムでショップを開設する手順
目次
インスタグラムでショップを開設できる「ショッピング機能」とは?
インスタグラムのショッピング機能とは、投稿に「ショッピングタグ」をつけて商品を宣伝できる機能のことです。
商品名と価格が記載されたショッピングタグをタップすれば、商品を販売しているページに直接移動できます。
商品ページを検索する手間を省略できることから、ユーザーの購買意欲を保ったまま購入につなげられるのがショッピング機能の魅力です。
また、令和3年度に総務省が行った調査によると、インスタグラムの利用者層は10代〜30代が中心であると判明しました。
参考:令和3年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書|総務省
若い層に人気があり、写真や動画で魅力を伝えやすい商品を取り扱っている企業に、インスタグラムでのショップの開設をおすすめします。
インスタグラムでショップを開設する4つのメリット
インスタグラムでショップを開設するメリットは、主に以下の4つです。
- 購買意欲を高めてからすぐにサイトへ誘導できる
- 無料で開設できる
- 不快感を与えずに宣伝できる
- 新規顧客の獲得が期待できる
ショップ開設のメリットを把握すれば、自社での活用方法をよりイメージしやすくなります。
ここからはインスタグラムでショップを開設するメリットについて、それぞれ解説します。
購買意欲を高めてからすぐにサイトへ誘導できる
ショッピングタグをタップすれば商品ページに直接移動できるため、ユーザーの高い購買意欲を保ったまま購入ページへ誘導可能です。
購買意欲は時間の経過とともに薄れていくので「欲しい」と感じてから、購入画面に移動できるまでのスピード感は成約率に大きく影響します。
ショッピングタグによって購入までの導線を短縮でき、他のページを経由せずに購入ページへ移動できるため、成約率を高められます。
無料で開設できる
インスタグラムのショップは無料で開設できるので、金銭的な負担がかかりません。
投稿数やタグの数にかかわらず無料で利用可能で、インサイトという分析機能も活用できるのが魅力です。
インサイトでは、フォロワーの年齢や性別などを把握でき、投稿の閲覧数も分析できます。
「ショップを開設するか迷う」という方は、一度導入してから検討することをおすすめします。
不快感を与えずに宣伝できる
通常の投稿と同様にショッピングタグの付いた画像を公開できるので、ユーザーに不快感を与えずに商品を宣伝できます。
一般的にユーザーは「商品を買わせよう」と強く感じる宣伝や広告は避ける傾向にあります。
ショッピングタグが付いた投稿はユーザーの任意で閲覧できるため、宣伝によってブランドイメージを下げることもありません。
新規顧客の獲得が期待できる
投稿のキャプションに「ハッシュタグ」を挿入すれば、フォロワー外の新規顧客にアプローチできます。
インスタグラムのハッシュタグ検索は、検索したキーワードを含んだ投稿が表示される機能です。
たとえば、美容器具を販売する場合「#脱毛」「#ダイエット」などのハッシュタグを追加したとしましょう。この場合、自社商品について知らないユーザーがハッシュタグで検索したときに、投稿したコンテンツを閲覧する可能性があります。
また、インスタグラムのアルゴリズムに沿った投稿を続ければ発見ページに表示される可能性があり、認知を拡大できます。
インスタグラムでショップを開設するデメリット3つ
インスタグラムでショップを開設するデメリットは、主に以下の3つです。
- 成果が出るまでに時間やコストがかかる
- 無形商品は投稿できない
- ショッピングタグはパソコンでは表示されない
ショップ開設のデメリットと対策を把握すれば、よりスムーズなアカウントの運用を行えます。
ここからはショッピング機能のデメリットについて解説していきます。
成果が出るまでに時間やコストがかかる
ショップは無料で開設できますが、集客の成果を出す段階で時間や金銭のコストが生じる場合があります。
投稿を閲覧するフォロワーが少なければ、ショップを開設しても成果が出るまでに時間がかかります。
毎日投稿やコメントの返信、インサイトや競合の分析など、アカウントの認知を広げるためには時間的なコストも考慮しなければいけません。
また、商品の写真撮影やSNSの運用を外部に依頼すれば、金銭的なコストも発生します。
SNSを運用できる社員が不足している場合は、プロに依頼するのもおすすめです。
「なるべく費用をかけたくない」という方は、SNSからECサイトへの連携についてまとめた以下の記事もご覧ください。
無形商品は投稿できない
以下のような無形商品を取り扱っている方は、ショップを開設できません。
- アプリ
- デジタル版のイラスト
- セミナー
- 音楽
- 占い
- 保険や金融サービスなど
ショッピング機能を利用できるのは洋服や雑貨、化粧品などの有形商品を取り扱っている企業のみのため注意してください。
インスタグラムは視覚的に訴求できる媒体なので、無形商品を取り扱っている方は他のSNSを利用するのがおすすめです。
ショッピングタグはパソコンでは表示されない
パソコンからインスタグラムを利用しているユーザーには、投稿のショッピングタグが表示されません。
インスタグラムには「アプリ版」と「ウェブブラウザ版」の2種類があり、ショッピングタグが表示されるのはアプリ版だけです。
しかし、スマホからアプリ版のインスタグラムを利用しているユーザーが大半なので、大きな問題にはなりません。
インスタグラムでショップを開設する5つの条件
インスタグラムのショップは誰でも開設できるわけではなく、以下の5つの条件を満たしている必要があります。
- FacebookおよびInstagramのポリシーに準拠していること
- 該当するビジネスとドメインに紐付いていること
- 所在地がコマースを利用できる国や地域であること
- 信頼性を示すこと
- 正確な情報を提供し、ベストプラクティスに従うこと
「該当するビジネス」とは有形商品を取り扱っているビジネスのことであり、無形商品を取り扱っている場合はショッピング機能を利用できません。
ショッピング機能を利用できる国や地域はFacebookとインスタグラムで異なるので、下記を参考にしてみてください。
参考:Facebookコマースのショップ機能を利用できる国や地域
インスタグラムでショップを開設する手順
インスタグラムでショップを開設する手順は以下のとおりです。
- ビジネスアカウントに切り替える
- Facebookと連携させる
- Facebookで商品カタログを作成する
- インスタグラムショッピング機能の審査に申し込む
- インスタグラムの投稿にショッピングタグを追加する
Facebookとインスタグラムのアカウントを保有していれば、手順に沿って今すぐショップを開設できます。
導入やその後の利用も無料なので、ここまで記事を読んで気になる方は一度試してみてはいかがでしょうか。
ビジネスアカウントに切り替える
まずはインスタグラムを「ビジネスアカウント」に切り替えましょう。
ビジネスアカウントとは、宣伝や分析に適した機能を利用できる企業向けのアカウントのことです。
以下の手順で個人アカウントからビジネスアカウントに切り替えられます。
- プロフィール右上の三本線のマークを開く
- 「設定とプライバシー」を開く
- 「アカウントの種類とツール」を開く
- 「プロアカウントに切り替える」をタップする
- 「次へ」をタップする
- ビジネスのカテゴリを選択して「完了」をタップする
参考:Instagramでビジネスアカウントを設定する|Instagram
ビジネスアカウントに切替後は自動的に公開アカウントに変更されるので、非公開設定をしている方は注意してください。
Facebookと連携させる
Facebookとインスタグラムを連携させる手順は以下のとおりです。
- プロフィール上部の「プロフィールを編集」を開く
- 「ビジネスの公開情報」の「ページ」をタップする
- 「次へ」をタップしながら説明を読む
- 連携させるFacebookアカウントを選択して「完了」をタップする
Facebookから連携したい方は、以下の記事で紹介している手順を参考にしてください。
Facebookで商品カタログを作成する
アカウントを連携したら、宣伝する商品のカタログをFacebookで作成しましょう。
- コマースマネージャーを開く
- 「カタログを作成」を選択して「スタート」をタップする
- 「次へ」をタップしながら商品の種類を選択する
- カタログの名前を入力して作成をタップする
商品の編集画面では画像やタイトル、説明事項などを記載します。
インスタグラムショッピング機能の審査に申し込む
商品カタログの設定が完了したら、インスタグラムから審査を申し込みましょう。
インスタグラムの設定画面から「ショッピングに登録」を開き「スタート」をタップすれば、数日で審査の結果が届きます。
万が一審査に落ちても再度申請できるので、ここまで解説した手順に誤りがないか確認しながらもう一度試してみてください。
インスタグラムの投稿にショッピングタグを追加する
審査が通ったら、インスタグラムの投稿にショッピングタグを追加しましょう。
ショッピングタグはフィード投稿とストーリーズに追加できます。
フィード投稿はシェアボタンから「製品をタグ付け」をタップして、画像にショッピングタグを追加します。
ストーリーズはスタンプの選択画面から「製品スタンプ」を開くことで、ショッピングタグを任意の箇所に追加可能です。
インスタグラムでのショップ販売で成功するためのポイント
インスタグラムのショップ販売で結果を出すためには、以下の3つが重要です。
- ユーザーのニーズを満たすアカウントを作成する
- 1枚目の投稿でユーザーの興味を引く
- 自社に適したハッシュタグをつける
ショッピングタグを追加するだけでは大きな成果を見込めませんが、SNSの効果的な運用と組み合わせることで成果を発揮します。
ここでは、ショップ販売で成功するためのポイントをひとつずつ解説していきます。
ユーザーのニーズを満たすアカウントを作成する
ターゲット層が求めるアカウントを構築して認知を広げることで、ショッピング機能の効果を発揮できます。
そもそも投稿を閲覧するフォロワーが少なければ、ショッピングタグを追加しても販売サイトに遷移するユーザーは増えません。
フォロワーを増やすためには自社の作りたいアカウントではなく、ユーザーが求めるアカウントを構築するようにしましょう。
たとえば以下2つのアカウントを比較すれば、フォロワーが増えるのは後者です。
- 自社の商品だけを宣伝しているアカウント
- ユーザーに役立つ情報を公開しているアカウント
「フォローすれば自分の生活がより良くなる」と思ってもらえるアカウントの運用を心がけることが、フォロワーの増加につながります。
投稿ごとの閲覧数やリアクションをインサイトから分析し、フォロワーの求めるアカウントを設計しましょう。
1枚目の投稿でユーザーの興味を引く
1枚目の投稿でユーザーの興味を引き付ければ、より多くの商品情報を宣伝できます。
フィード投稿に公開できる画像の枚数は計9枚ですが、1枚目の画像がタップされなければ残り8枚の画像も表示されません。
以下のようなインパクトのある画像を1枚目に配置して、投稿全体を閲覧してもらえるようにしましょう。
- 文章を交えた画像
- 派手な物体が映っている画像
- モデルが映っている画像
人気のあるアカウントがどのような画像を先頭に配置しているか分析し、最後まで閲覧されるコンテンツを作りましょう。
自社に適したハッシュタグをつける
自社に適したハッシュタグを挿入して、フォロワー外のユーザーにもアプローチしましょう。
商品と関連したハッシュタグを選ぶことも大切ですが、アカウントの規模に見合ったハッシュタグを選択することも重要です。
フォロワーが100人のアカウントで100万人に検索されているハッシュタグを付けても、検索上位に表示される可能性は低いです。
たとえば「#キャンプ」よりも「#千葉県キャンプ」の方がターゲットを絞れるので、検索数が少なく上位に表示されやすくなります。
2つ以上のキーワードを組み合わせて検索数の低いハッシュタグを選び、フォロワー外の認知を広げるのがおすすめです。
インスタグラムのショップ開設で成功した3つの事例
インスタグラムは視覚的な情報で商品を宣伝できる雑貨や美容、アパレルなどの商品を取り扱う企業におすすめです。
ここからは、実際にインスタグラムでショップを開設した以下3社の成功事例を紹介します。
- ZOZOTOWN
- BOTANIST
- ヴィレッジヴァンガード
同じショッピング機能ですが企業によって利用方法が異なるため、それぞれの活用方法を参考にしてください。
ZOZOTOWN
若者を中心に利用されている日本最大級ファッションサイトのZOZOTOWNでも、インスタグラムのショッピング機能が利用されています。
「アラサー女子〜」「〜おすすめ5選」のような気になる文章が1枚目に配置されており、思わずタップしてしまうユーザーも少なくないでしょう。
また、ZOZOTOWN独自の通販アプリでは、インスタグラムと同じく正方形の写真が並ぶスタイルを採用しています。
ZOZOTOWNのアプリ利用者はインスタグラムのショッピング機能も違和感なく使用でき、スムーズに商品を購入できるような仕組みを作っています。
公式サイト:ZOZOTOWN
BOTANIST
BOTANISTでは植物で作られたシャンプーや化粧品を販売しています。
投稿の内容は商品の宣伝だけではなく植物成分の詳細や美容を意識したレシピなどであり、美容に関心のあるユーザーが思わずフォローしたくなるアカウントです。
投稿を読んで美容の知識が身につけば、フォロワーは商品の魅力にも気づきやすくなるので、購入促進につなげられています。
公式サイト:BOTANIST
ヴィレッジヴァンガード
遊べる本屋がコンセプトのヴィレッジヴァンガードでは、ユニークな雑貨を販売しています。
「どうやって使うの?」と気になる商品が1枚目に配置されており、つい続きの画像も確認してしまいます。
人や背景を変えてさまざまなアングルで撮影されているため、商品のサイズやデザインをイメージしやすく購入のハードルを低くしているのが特徴です。
公式サイト:ヴィレッジヴァンガード
インスタグラムでショップを開設して売上を拡大しよう
スマホひとつで詳細を把握でき、スムーズに商品を購入できるインスタグラムのショッピング機能は、無料ですぐに開設できるため多くの企業が利用しています。
ただし、ショップを開設すれば売上がすぐに伸びるわけではなく、日々の情報公開やアカウントの認知を拡大する戦略を立てることが必要です。
「現在インスタグラムを運用しているが、思うようにフォロワーが増えない」という不安を抱えている方は、ぜひテクノデジタルにご相談ください。
市場調査のうえフォロワーの増えるアカウント設計を提案して、売上拡大をサポートいたします。
SNSの集客拡大やECサイトの売上を拡大したい方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
投稿者
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システム開発、Webサイト制作、ECサイトの構築・運用、デジタルトランスフォーメーション(DX)など、デジタルビジネスに関わる多岐の領域において、最新のトレンド情報や実践的なノウハウを発信してまいります。
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