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ZOZOTOWNへの出店方法とは?手順や出店手数料・メリットデメリットを解説

ZOZOTOWNへの出店方法とは?手順や出店手数料・メリットデメリットを解説

ZOZOTOWNへの出店を検討している方の中には、「どうやって出店するのか知りたい」と考えている方もいるのではないでしょうか。ほかにも、自社が本当にZOZOTOWNへ出店すべきなのか悩んでいる方もいるかもしれません。


本記事では、ZOZOTOWNへの出店方法について解説します。また、ZOZOTOWNへ出店するメリットやデメリットについても触れていきます。本記事を読むことで、ZOZOTOWNへ出店するかどうかの判断材料を得られるでしょう。ぜひ参考にしてみてください。

この記事でわかること

  • ZOZOTOWNへの出店方法
  • ZOZOTOWNに出店するメリット
  • ZOZOTOWNに出店するデメリット

ZOZOTOWNへの出店方法

ZOZOTOWNへの出店方法

ZOZOTOWNへの出店方法は、公式サイトから必要事項を記入して審査の申請をするだけです。非常に簡単なので、初心者の方でもスムーズに進められるでしょう。

出店の際は、出店前の注意点も含め、出店条件や形式などを確認しましょう。ここからは、出店条件や形式、出店手順について解説します。

出店形式

ZOZOTOWNの出店形式 特徴
受託販売 自社ブランドをテナント形式で出店
買取・製造販売 ZOZOTOWNが仕入れて販売
USED販売 ZOZOTOWNが個人から買い取って販売

ZOZOTOWNの出店形式は、主に受託販売です。出店形式以外にも、買取・製造販売、USED販売のような出店形式も存在します。

受託販売とは、自社ブランドをテナント形式で出店する方法です。在庫を自社で抱える必要がなく、ZOZOTOWNの物流拠点に納品することで、検品から発送までの作業をZOZOTOWNに任せられます。

買取・製造販売とは、ZOZOTOWNがアパレルブランドから商品を仕入れて販売する形式です。

USED販売とは、ZOZOTOWNが個人から特定のブランドの古着を仕入れて販売する方法です。

ZOZOTOWNの出店条件

ZOZOTOWNに出店するための条件は、公式には詳細な条件が公開されていないものの、以下のような項目が重視されていると考えられます。

  • ブランドの知名度や売上規模
  • 商品数は十分か
  • ZOZOTOWNのコンセプトやターゲットに合っているか

なかでも、知名度や売上規模の実績はある程度必要になるため、誰でも簡単に出店できるわけではありません。

こうした特徴から、小規模事業者は出店が難しいことが予想されます。

そこで、ZOZOTOWNに出店している企業の直営店舗に商品を卸すことにより、間接的に出店する方法もあります。ただし、その場合は販売委託料は委託先の企業との契約になるため、利益率などを確認しつつ検討するようにしましょう。

出店手順

ZOZOTOWNの出店手順は以下の通りです。

  1. ZOZOTOWN公式サイトの[問い合わせページ]にアクセス

  2. ZOZOTOWN公式サイトの[問い合わせページ]にアクセス
  3. 「法人の方」をクリック

  4. 「法人の方」をクリック
  5. 「ZOZOTOWN出店に関するお問い合わせ」をクリック

  6. 「ZOZOTOWN出店に関するお問い合わせ」をクリック
  7. 「個人情報の取扱いについて同意する」をチェックし、「問い合わせる」をクリック

上記手順により、メーラーが起動したら、以下の必要事項を入力して送信します。

  • 会社名
  • ショップ名
  • 企業年商
  • EC実績(年間)
  • 取り扱いブランド
  • 年間展開品番数
  • HPリンク
  • 自社ECリンク
  • SNSアカウント
  • ブランド概要の自由記述

なお、「内容を確認したうえで、詳細をお伺いしたい場合のみ担当部署からご連絡いたします。」とあるように、申し込み後審査に通過した場合は連絡があります。

ZOZOTOWNへの出店メリット

ZOZOTOWNへの出店メリット

ZOZOTOWNへの出店メリットとして、以下が挙げられます。

  • アパレル業界に強く認知度向上につながる
  • 商品の管理や撮影、発送まですべて代行してくれる
  • 取り扱う商品の幅が広いため出店しやすい

ここからは、それぞれのメリットについて解説します。

アパレル業界に強く認知度向上につながる

ZOZOTOWNへ出店する最大のメリットとして、ファッション通販サイトの最大手なのでアパレル業界に強いことが挙げられます。その理由は、以下のようなブランド数や年間購入者数を誇っているからです。

ブランド数 8,455 ブランド
年間購入者数 約 1,141 万人

出典:数字で見るZOZO|ZOZOTOWN

さらに、ZOZOTOWNがサイトとしての信頼度が高いことも理由のひとつです。バイヤーやスタイリストなどのアパレル関係者が見ているケースも多いため、出店することで自社ブランドの信頼度も向上できるでしょう。

また、ZOZOCOSMEというコスメ専用モールや、ファッションコーディネートアプリの「WEAR」など、ZOZOブランド自体の知名度も向上しています。そのため、若い層へのアプローチがしやすいことも魅力的です。

商品の管理や撮影、発送まですべて代行してくれる

ZOZOTOWNへ出店するメリットとして、商品の管理から発送まですべて代行してくれる点も挙げられます。具体的には、以下のような業務を代行してもらえます。

  • 商品の保管
  • 検品
  • 撮影
  • 梱包
  • 配送

ECサイトを運営する際にデメリットになりがちな、保管場所の確保や発送対応だけでなく、撮影もZOZOTOWN独自のガイドラインに沿って行ってくれます。

このように、いわゆる「ささげ(撮影・採寸・原稿)」作業を任せられるため便利です。商品撮影は「お客様が購入するための商品情報を正確に伝えるためもの」という方針を定めており、返品率の低減の恩恵も得られることも大きなメリットです。

取り扱う商品の幅が広いため出店しやすい

ZOZOTOWNでは、以前のハイブランド戦略から変化してプチプライス商品も取り扱うようになったため、商品の幅が広く出店しやすいです。

こうした特徴から、20~30代の男女をメインターゲットとしているため、これまで接点のなかった顧客にもアプローチできる可能性があるでしょう。

ZOZOTOWNへの出店デメリット

ZOZOTOWNへの出店デメリット

ZOZOTOWNへの出店デメリットとして、以下の特徴が挙げられます。

  • 出店手数料が高い
  • クーポン発行の費用負担

ここからは、それぞれのデメリットについて解説します。

出店手数料が高い

ZOZOTOWNへ出店するデメリットについて、他ECモールと比較して高いことが挙げられます。たとえば、ZOZOTOWNの出店手数料は、以下のように異なります。

サイト名 販売手数料 特徴・強み
ZOZOTOWN 20~40% ささげ作業を委託できる
Amazon 8%~15% 海外出品もできる
楽天市場 月間売上高の2.0〜7.0% ポイント還元率が高い
Yahoo!ショッピング 決済方法により異なる 初期費用が無料

ZOZOTOWNの出店手数料が高い理由は、フルフィルメントであるからです。ささげなどの作業を委託できるため、メリットが大きい分コストも高く付きやすいです。

なお、出店の初期費用は公表されていませんが、200万円ほどかかると言われており、費用が負担になる可能性もあります。

クーポン発行の費用負担

ZOZOTOWNへ出店する際のもう一つのデメリットとして、クーポン発行の広告費が自己負担になることも挙げられます。クーポン配布は利用者を増やす一方で、利益を減らすことにもなります。

販売手数料以外にも費用がかかるため、注意が必要です。

ZOZOTOWN出店後に売上を伸ばすコツ

ZOZOTOWN出店後に売上を伸ばすコツ

ZOZOTOWNで売上を伸ばすには、WEAR.jpやInstagramを活用し、商品ページへのアクセス数を伸ばすことが重要です。

WEAR.jpとは、ZOZOTOWNが運営するコーディネートアプリです。WEAR.jpで着こなしを確認できるため、より商品の魅力を伝えられます。また、Instagramにてブランドに関する情報を発信すれば、より多くのユーザーの目に留まります。

ZOZOTOWNへの出店を考えている際には、WEAR.jpやIsntagramのアカウントでの発信をあらかじめ実施し、ブランドの知名度や認知度を向上させておくといいでしょう。

ECサイトについて不安がある方はぜひご相談ください

ECサイトについて不安がある方はぜひご相談ください

ZOZOTOWNの出店方法は、公式サイトから必要事項を記入して審査の申請をするだけなので簡単です。ただし、売上を伸ばすには出店後の工夫が必要です。WEAR.jpやInstagramを活用し、商品ページにアクセスしてもらいましょう。

もしZOZOTOWNの出店について疑問や悩みがある場合は、テクノデジタルにご相談ください。弊社ではECサイト運営のサポートを行っています。取り扱い商品に従ってソリューション提案いたしますので、お気軽にご連絡ください。

投稿者

  • デジタルトレンドナビ編集部

    システム開発、Webサイト制作、ECサイトの構築・運用、デジタルトランスフォーメーション(DX)など、デジタルビジネスに関わる多岐の領域において、最新のトレンド情報や実践的なノウハウを発信してまいります。