2024.03.18
LINEショッピングとは?出店メリットやデメリット
LINEショッピングへの出店を検討している方の中には、「どうやって出店すればいいのか分からない」と疑問に感じている方もいるのではないでしょうか。ほかにも、出店費用やメリットを知りたい方もいるかもしれません。
本記事では、LINEショッピングの基本的な知識について解説します。ほかにも、掲載費用やメリット、デメリットについても触れていきます。本記事を読むことで、LINEショッピングへ出店するかどうかの判断材料を得られるでしょう。ぜひ参考にしてみてください。
この記事でわかること
- LINEショッピングの出店方法
- LINEショッピングの掲載費用
- LINEショッピングのメリット・デメリット
目次
LINEショッピングとは?
LINEショッピングとは、LINEが運営しているECサービスのことです。ユーザーは、LINEアプリからアクセスできることから商品の検索から閲覧、購入まで手軽に行えます。
月間アクティブユーザー数は1,000万人を越えていて、LINEショッピングに登録することで、自社ブランドの認知拡大や売り上げ拡大を期待できます。
LINEショッピングの仕組み
LINEショッピングでは、売上金額に対して成果報酬が発生するアフィリエイト方式が採用されています。掲載するには商品や価格情報を提供し、LINEショッピング側がデータフィードを活用して商品を表示する仕組みです。
そしてASP間と掲載ショップの間で掲載枠や報酬率の調整、広告費用の請求・支払を行うため、LINEヤフーが指定するASPとの契約が必須になります。たとえば、以下の弊社指定計測パートナー(ASP)は契約が必須です。
- リンクシェア・ジャパン株式会社
- バリューコマース株式会社
- 株式会社サイバーエージェント
- GMO MakeShop
LINEショッピングへの出店方法
LINEショッピングへの出店方法は、以下のような流れになります。
STEP 1 | ASP提携申込(審査) 提携ASP確定 |
---|---|
STEP 2 | ASPでのアカウント作成 LINEショッピングへの掲載準備 (基本情報・クリエイティブ・商品フィード) |
STEP 3 | LINEショッピングへ掲載開始 |
なお、2024年3月13日時点で「掲載のお申込/お問合せはこちら」へのアクセスはできなくなっています。出店を急ぎで検討している場合はLINE自体に問い合わせてみましょう。
LINEショッピングへの掲載費用
LINEショッピングへの掲載費用として、以下の費用が発生します。
月額費用 | 55,000円(税込) |
---|---|
基本報酬率 | 4%~ |
まず、月額費用として55,000円(税込)が発生します。そしてLINEショッピングで発生した成果対象金額に対し、手数料が発生します。
ただし、相談次第では定額報酬にすることが可能です。それ以外に、掲載に関しては初期費用や運用費用はかかりません。
LINEショッピングの出店メリット
LINEショッピングの出店メリットとして、以下の特徴が挙げられます。
- 集客力が高い
- 自社ECサイトへの送客力が高い
- 購入につながりやすい
これらのメリットを知ることで、目的意識を持ってLINEショッピングに出店できるでしょう。
ここからは、それぞれのメリットについて解説します。LINEショッピング初心者の方は、ぜひチェックしておきましょう。
集客力が高い
LINEショッピングの大きなメリットは、集客力が高いことです。例えば、2023年2月時点でLINEショッピングの会員数は4,500万人を突破しています。
さらに、LINEショッピングのリーチ力が高く集客力が高いことも魅力的です。たとえば、ECマーケティングにおいて必須となる顧客属性に関するデータを豊富に持っていて、年代や性別などに考慮しながら集客する高いリーチ力があります。
ECに出店する方法はいくつかありますが、社内にノウハウがない場合、ここまでの施策を行うことが難しいです。そのため、LINEショッピングのリーチ力は大きなメリットとなるでしょう。
自社ECサイトへの送客力が高い
LINE公式アカウントも活用してLINEショッピングへ誘導することで、高い送客力を実現できることもメリットの一つです。「友だち」として繋がっていれば、セールやキャンペーン情報などを定期的に発信できます。
また、LINEショッピングにて役立つ機能として、以下2つの機能が存在します。
データフィード | パーソナライズ化された表示ができる |
---|---|
ショッピングレンズ機能 | 商品やブランド名を知らない潜在層にもアプローチできる |
データフィードとは、LINEショッピング用の商品データによってパーソナライズ化された表示ができる機能です。そしてショッピングレンズ機能とは、商品やブランド名を知らない潜在層にもアプローチできる機能のことです。
こうした性質から、LINEショッピングではより商品に刺さりやすいユーザーに訴求できます。
購入につながりやすい
LINEショッピングには、購入につながりやすいというメリットがあります。それは、LINEショッピングで独自のキャンペーンやクーポン、LINEポイント還元を実施しているからです。
お得感を演出することにより、これまで利用したことのなかったユーザーにもアプローチできるようになるでしょう。
LINEショッピングの出店デメリット
LINEショッピングに出店するデメリットとして、以下の特徴が挙げられます。
- カート機能や決済機能がない
- 価格や還元率で比較されやすい
- 対象地域が限定される
あらかじめデメリットを知ることで、自社が導入すべきかどうかの判断材料となるでしょう。ここからは、それぞれのデメリットについて解説します。
カート機能や決済機能がない
LINEショッピングのデメリットは、カート機能や決済機能がないことです。そのため、遷移先のECサイトは自社で用意しなければなりません。Amazonや楽天市場のようにサイト内から買い物できるわけではありません。
さらに、審査時も決済システムがあるかなど、基本的なECの機能を搭載しているかを確認されます。そのため、申請時にはカート機能や決済機能、ショップ検索などの機能のあるECページを用意しましょう。
価格や還元率で比較されやすい
LINEショッピングには、掲載されているほかのショップや商品の金額、還元率が簡単に比較されてしまうというデメリットがあります。
この特徴はユーザーにとってメリットになりますが、出店者にとっては類似商品を価格や還元率で比較されるきっかけになります。そのため、購入率が下がる可能性もあるでしょう。
価格競争に陥ると、利益率が下がるきっかけになります。それを回避するには、オリジナル商品や認知度の高い自社ブランドを出品するのがいいでしょう。
なお、LINEショッピングではJANコード(世界共通の商品識別コード)のある商品が優先的に上位表示されるようになっています。こうした特徴を上手く使って出品することがポイントです。
対象地域が限定される
LINEショッピングでは、販売できる地域が限定されています。そのため、越境ECで海外地域を対象にしている店舗にとってはデメリットとなります。
国によっては、LINE自体が使えないケースもあります。こうした特徴から、越境ECを目的にしている場合は、販売できる地域をあらかじめ確認しておきましょう。
ECサイトについて不安がある方はぜひご相談ください
LINEショッピングはLINEが運営しているECサービスで、LINEアプリからアクセスできます。LINEはアクティブユーザー数が多いことから、幅広くアプローチできます。出店の際はECページを用意する必要があるため、準備を整えてから申請しましょう。
もしLINEショッピング出店に必要なECページ作成に困っている場合は、テクノデジタルにご相談ください。弊社ではECページ作成を行っています。ECサイト設計も承っておりますので、お気軽にご連絡ください。
投稿者
-
システム開発、Webサイト制作、ECサイトの構築・運用、デジタルトランスフォーメーション(DX)など、デジタルビジネスに関わる多岐の領域において、最新のトレンド情報や実践的なノウハウを発信してまいります。
同じカテゴリの記事
新着記事
人気の記事