2024.02.27
makeshopとは?特徴や料金・メリットデメリット・事例を解説!
makeshopを使ったECサイトの開設を検討している方には、「makeshopのメリットを知りたい」といった考えがあるのではないでしょうか。ほかにもmakeshopの料金について気になる方もいるかもしれません。
本記事では、makeshopの特徴について解説します。また、makeshopのメリット・デメリット、makeshopの料金体系についても触れていきます。本記事を読むことで、自社にとってmakeshopが最適かどうかの判断ができるでしょう。ぜひ参考にしてみてください。
この記事でわかること
- makeshopの特徴
- makeshopのメリット・デメリット
- makeshopの料金体系
目次
makeshop(メイクショップ)とは?
makeshop(メイクショップ)とは、GMOメイクショップ株式会社が提供しているショッピングカートサービスです。651種類の機能が揃っており、自由にカスタマイズできます。
公式サイトによると、法人導入実績は12,000社以上にも上り、お客様満足度は98%と、ショッピングカートサービスの中でも人気を集めています。
またランニングコストを抑えた運営も可能で、クレジットカード決済手数料は3.14%と業界最安水準を誇っていることも強みの一つです。
makeshopの5つの特徴
makeshopの特徴として、以下5つの点が挙げられます。
- 法人ショップ導入実績12,000社以上
- BtoB-ECに対応している
- 海外取引(越境EC)にも対応
- 即日売上入金サービスがある
- 圧倒的な機能数
これらの特徴について知ることで、ほかのショッピングカートサービスとの違いを理解できるでしょう。ここからは、それぞれの特徴について解説します。
法人ショップ導入実績12,000社以上
makeshopの法人ショップ導入実績は12,000社以上を誇り、幅広い業界で利用されています。具体的には、以下のような業界で導入されています。
- ファッション・アパレル
- 雑貨・家具
- 家電・AV機器・カメラ
- 食品
- コスメ
- スポーツ・レジャー
このように、特定の業界に特化するのではなく、さまざまな業界でも導入しやすいという特徴があります。
BtoB-ECに対応している
makeshopの特徴として、BtoB-ECにも対応していることが挙げられます。
BtoC向けのECサイトは馴染みのあるものですが、BtoB向けのECサイトはどのように設計すればいいか分からない方もいるのではないでしょうか。
makeshopでは、BtoB向けのECサイトを立ち上げるための「BtoBオプション」を設けています。BtoBオプションを利用すると、BtoB-ECに必要な以下の機能の利用が可能です。
- 会員グループ別価格表示機能
- 会員グループ別決済制御機能
- 会員グループ別商品表示制御機能
- 法人名入力機能
これらの機能により、会員制ショップや年齢制限ショップにも対応できます。
海外取引(越境EC)にも対応
makeshopの強みとして、海外取引(越境EC)にも対応していることが挙げられます。228カ国と地域の海外販売が可能で、言語や決済、物流に関する面倒な作業は不要です。担当者は国内の倉庫に向けて出荷するなどといった簡単な業務のみとなります。
海外販売の流れは以下の通りです。
- 海外ユーザーが自社ECサイトにアクセスする
- 海外専用カートで商品を購入する
- 注文後日本の事業者が代理で購入する
- 事業者が輸出業務を実施する
- 国際配送キャリアで購入者に商品を届ける
このように、越境ECのノウハウがなくても海外取引ができるようになります。
即日売上入金サービスがある
makeshopの強みとして、即日売上入金サービスがあることも挙げられます。これは、銀行営業日の午前11時までに申請すれば当日入金をしてくれるサービスです。
即日売上入金サービスには、初期費用や月額利用料などの固定費はありません。利用がなければ費用もかからず、申請金額の1.5%の手数料を払えば、限度額まで何回でも利用できます。
こうしたサービスを活用して入金サイクルを早めることで、キャッシュフローを改善できるでしょう。
圧倒的な機能数
makeshopには、651種類もの機能があることも魅力のひとつです。初心者でも手軽に扱えるショッピングカートサービスでありながら、自由度が高いECサイトを構築できます。
たとえば、makeshopには以下のような機能があります。
- クーポン機能
- ポイント機能
- SKU機能
- まとめ買い機能
これらの機能は売上向上に効果的なもので、標準搭載されているのも嬉しいポイントです。
SNS連携やマーケティングツール、外部サービス連携といった、集客力を高める機能もそろっています。
なお、機能の詳細は記事の後半で解説していますので、そちらもお読みください。
makeshopのメリット
makeshopのメリットとして、以下の点が挙げられます。
- 売上手数料が0円
- テンプレートの種類が豊富
- 手厚いサポートが無料で受けられる
- 集客力が高い
これらのメリットを理解することで、より自社に合うショッピングカートサービスかどうか判断できるでしょう。ここからは、それぞれのメリットについて解説します。
売上手数料が0円
makeshopの最大のメリットは、売上手数料が0円であることです。
売上手数料はECサイトの売上によって左右されるため、どれくらいコストがかかるのか把握しにくい費用です。一方で、makeshopなら固定費だけ払えばいいため、利益率を高められるメリットがあります。
こうした特徴から、makeshopは利益率を重視する場合や月商が大きいECサイト運営者におすすめです。
テンプレートの種類が豊富
makeshopにはそのままでも使えるようなテンプレートが豊富に揃っています。テンプレートをカスタマイズすれば、企業のブランドや自分の好みに合ったデザイン、レイアウトのECサイトを構築できるでしょう。
なかでもレスポンシブWebデザインにも対応したテンプレートなら、さらに自由度が高まります。クリエイターモードを使って編集することで、効率的なデザイン編集ができます。さらに、プレミアムプランを契約していれば、クリエイターモードの費用がかかりません。
このように、makeshopではカスタマイズしながら自社に合うECサイトを構築できます。
手厚いサポートが無料で受けられる
makeshopでは、有資格者多数在籍のショップ運営サポートや、デザインサポートなどの手厚いサポートが無料で受けられます。サポートがあればECサイト構築・運営に関する悩みを解決できるため、初心者でも安心して利用できるでしょう。
makeshopが提供しているサポート内容は、以下の通りです。
サポート内容 | 詳細 |
---|---|
電話サポート | ECサイト運営のプロに電話で質問できる |
メールサポート | カスタマーサポートからメールで回答を受け取れる |
質問掲示板 | 技術的な質問ができる |
デザイン質問掲示板 | HTMLやCSSの質問に答えてくれる |
オンラインマニュアル | 機能の操作方法、処理の進め方などキャプチャを使いながら解説 |
新管理画面マニュアル | makeshop新管理画面のマニュアルを解説 |
よくある質問 | よくあるお問い合わせを元にしたFAQ |
makeshopサポート | 画像で分かりやすく活用法を紹介 |
こうしたサポートがあることから、makeshopの顧客満足度は98%と利用者からも高い評価を得ています。
集客力が高い
makeshopのメリットとして、集客力が高いことも挙げられます。makeshopには、SEO対策やSNS連携、マーケティングツールなど、集客に効果的な機能が多数搭載されています。これらの機能を活用することにより、アクセス数やコンバージョン率の向上につながるでしょう。
また、makeshopではGoogleショッピングや楽天市場、Amazonなどの大手ECモールと連携することも可能です。連携によって自動で商品が出品されるようになるため、より多くのユーザーにショップを見つけてもらえます。
makeshopのデメリット
makeshopのデメリットとして、以下の点が挙げられます。
- オリジナルデザインするにはスキルが必要
- 固定費が高い
- 管理画面の操作が難しい
- カスタマイズのための料金がかかる
ここからは、それぞれのデメリットについて解説します。
オリジナルデザインするにはスキルが必要
makeshopには豊富なテンプレートが用意されていますが、自社ブランドに合わせたオリジナルデザインにするには高度な技術が必要です。HTMLやCSSなどのスキルが求められ、初心者がすぐに身に付けられるものではありません。
こうした特徴から、makeshopでオリジナルデザインにするには、社内でスキルのある人材を用意するか、外部に委託するかの2択になるでしょう。
固定費が高い
makehopには、売上手数料が0円である代わりに、他ショップと比較して固定費が高いというデメリットがあります。makehopの月額費用は以下の通りです。
プレミアムプラン | makeshopエンタープライズプラン |
---|---|
月額12,100円 | 月額60,500円~ |
上記以外にも、プレミアムプランの場合はクレジットカード決済利用料やSSL証明書料が発生します。ほかのサービスでは月額費用が数千円で利用できるものもあります。
管理画面の操作が難しい
管理画面の操作が難しいことも、makeshopのデメリットです。makeshopのユーザーからは「管理画面のデザインが古くて見づらい」という声が多く、使い勝手が悪いと感じるユーザーも一定数います。
管理画面のレイアウトやメニューがわかりにくいと、目的の機能や設定を探すのに時間がかかることがあるでしょう。管理画面の操作に慣れるまでには、慣れるまでにある程度時間がかかるかもしれません。
カスタマイズのための料金がかかる
標準機能以外のカスタマイズをするには、ある程度の費用がかかってしまうこともmakeshopのデメリットです。
makeshopでは、BtoCのECサイト、BtoBのECサイト別におすすめのカスタマイズが用意されています。ほかにも各種オプションや専用サーバー構築などのサービスも存在しますが、追加料金が発生します。カスタマイズをしたい場合は、詳細を問い合わせて確認すると安心です。
makeshopの料金体系
makeshopには、「プレミアムプラン」と「makeshopエンタープライズ」の2つの料金プランがあります。企業・個人どちらも利用できる15日間の無料トライアルがあるため、機能を確かめたい人は無料体験を申し込みましょう。
ここからは、それぞれの料金プランの特徴を紹介していきます。
2つのプランを比較
makeshopの「プレミアムプラン」と「makeshopエンタープライズ」の料金比較は、以下の通りです。
特徴・機能 | プレミアムプラン | makeshopエンタープライズ |
---|---|---|
月額料金 | 12,100円 | 60,500円~ |
初期費用 | 11,000円 | 110,000円~ |
商品登録数 | 10,000商品 | 50,000商品 |
アカウント数 | 5アカウント~ | 20アカウントまで無料 |
画像サーバー | 10GB | 20GB |
メールアカウント | 3アカウント | 10アカウント |
メールテンプレートの追加 | 20個 | 99個 |
配送方法の登録数 | 15種類 | 50種類 |
オプショングループ | 10グループ | 500グループ |
会員グループ | 5グループ | 1,500グループ |
注文・会員データインポート | 50,000件/年 | 無制限 |
SSL証明書 | 13,200円/年 | 無料(独自SSLも対応可) |
プレミアムプランは、個人や100万円以上の売上を目指す方におすすめです。一方で、大企業や大規模なECサイトの構築を検討している場合には、makeshopエンタープライズが向いています。
他のECサイト構築サービスと比較
他のECサイト構築サービスとmakeshopの最安プラン費用を比較すると、以下の通りです。
費用 | makeshop | BASE | shopify | STORES |
---|---|---|---|---|
月額利用料 | 12,100円 | 0円 | $25 | 0円 |
売上手数料 | 0円 | ー | ー | 200円 |
決済手数料 | 3.14%~ | 3.6%+40円 | 5% | 5% |
このように、makeshopはほかのサービスに比べて月額利用料が高いことが分かります。サービスによっては月額利用料なしで利用できるため、コスト面を考慮しながら選ぶといいでしょう。
makeshopの主な機能
makeshopの主な機能は、ショップ立ち上げから集客・販売、分析まで幅広く搭載されています。主な機能は以下の通りです。
分類 | 代表的な機能 |
---|---|
ショップを作る |
|
ショップを運営する |
|
買い物かご |
|
各種決済 |
|
集客する |
|
商品を販売する |
|
注文処理・配送 |
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データを分析する |
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makeshopでECサイトを構築している企業の事例
makeshopでECサイトを構築している企業の成功事例として、以下のサイトがあります。
- Otameshi
- NozoMia LLC
- kodo-mall
-
システム開発、Webサイト制作、ECサイトの構築・運用、デジタルトランスフォーメーション(DX)など、デジタルビジネスに関わる多岐の領域において、最新のトレンド情報や実践的なノウハウを発信してまいります。