2023.10.02
Amazon売上の激的増加戦略!アクセス増加法と売れない原因の徹底分析
売上を伸ばすための施策がわからないと対処できず、困ってしまいますよね。
売上を伸ばすには、商品ページへのアクセス数も伸ばす必要があり、さまざまな施策を行うことが重要です。
本記事では、Amazonで売上が伸びない原因や売上アップに向けた施策を紹介します。
アクセス数や客単価をアップさせる施策も紹介するので、売上の伸ばし方に悩んでいる方は参考にしてください。
この記事でわかること
- Amazonの市場規模
- Amazonで注文数を増やして売上を伸ばす施策
- Amazonで商品ページへのアクセス数を増やす方法
- Amazonで客単価を増やす方法
- 売上が上がらない原因と対処法
目次
Amazonは国内シェア1位のECモール
Amazonは国内の市場シェア28.2%を誇り、日本でもっともシェアを獲得しているECモールです。
具体的なシェアや会員数などは以下の通りです。
Amazon | |
---|---|
国内シェア | 28.2%(2021年時点) |
流通額 | 約3兆2,000億円(2022年度) |
出店数 | 約30万店舗(2022年11月時点) |
会員数 | 5,120万人(2021年時点) |
シェアを獲得しているだけでなく、数多くのユーザーが利用しているため、売上を伸ばしたいEC事業者におすすめなECモールです。
Amazonで注文数を改善して売上をアップさせる施策3選
Amazonで注文数を改善し、売上をアップさせる施策には以下の3つがあります。
- 商品説明欄を充実させる
- レビューの質を高める
- カートボックスを獲得する
それぞれの施策について詳しく紹介しますので、注文数が増えずに悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
ECサイトで売上を伸ばす方法について詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご参照ください。
関連記事:ECサイトの売上を伸ばす方法13選|自社に合った対策を見つける方法も詳しく解説
1.商品説明欄を充実させる
ユーザーが魅力的に感じる情報や求めている情報を記載し、商品説明欄を充実させることで注文数のアップが期待できます。
具体的には、下記のような商品情報を記載しましょう。
- 詳細な説明
- 特徴
- 利用方法
多くのユーザーは商品の購入前に商品説明欄を見ており、万が一商品の説明が少なくどんな商品かわからない場合は、購入を辞めてしまう可能性があるので注意が必要です。
そのため、商品の詳細な説明や特徴、具体的な利用方法などを説明すると、商品の利用イメージも持ちやすくなり、購買意欲の促進に繋がります。
2.レビューの質を高める
Amazonのレビューの質を高めると、ユーザーに安心感を与えられて注文数アップに繋がります。
近年では、ユーザーは商品を購入する際に購入者のレビューを確認することが当たり前になっているため、レビュー内容は重要なポイントです。
参考:消費者の信頼を確保するための消費者レビューの管理|消費者庁
低評価が多い商品である場合、ユーザーは不安を感じて商品購入をやめてしまう可能性が高く、商品ページのアクセス数は高いものの売上が伸びなくなってしまいます。
反対に、高評価のレビューが多ければユーザーの安心感が増し、商品を購入する可能性が高まり、売上のアップが期待できます。
そのため、商品の質や発送スピードなどで顧客満足度を高めて、高評価レビューを増やしましょう。
3.カートボックスを獲得する
Amazonで売上をアップさせるためには、カートボックスの獲得が重要です。
カートボックスとは、商品ページの「カートに入れる」ボタンがある部分のことであり、注文数アップに繋がりやすいシステムです。
カートボックスが無い場合、商品ページから購入する際に他の出品者情報も表示されてしまい、ユーザーを取られてしまう可能性があります。
販売の機会損失を防げる可能性もあるので、Amazonを利用している方はカートボックスを獲得しましょう。
カートボックスは以下の3つを満たしていれば獲得できるため、まずはこれらの条件を満たす必要があります。
- 大口出品者
- パフォーマンス指標を満たしている
- 一定の注文数がある
より詳しい条件を知りたい方は、Amazonの「おすすめ出品の対象になるには」もあわせてご覧ください。
Amazonで商品ページへのアクセスを増やす施策5選
Amazonで商品ページへのアクセスを増やす施策には、以下の5つがあります。
- 商品を見直す
- FBAを使う
- SEO対策を行う
- 商品画像を複数使う
- スポンサー広告を使う
売上をアップさせるためには、まず商品ページへのアクセスを増やし、商品の購入を検討してもらう必要があります。
商品ページへのアクセスが少なく、売上が伸び悩んでいる方はぜひ参考にして実践しましょう。
1.商品を見直す
Amazonは楽天市場をはじめとした他のECモールと違い、商品ページで差別化が難しいため、販売する商品の選定が重要なポイントです。
ユーザーのニーズに合ってない商品を販売している場合、検索に引っかからず検索結果に表示されません。
検索結果に表示されないと、商品ページへのアクセスが増えることはないので、見直して検索されている商品を販売するとユーザーに見られる機会が増えます。
どのような商品を販売すべきかわからない場合は、Amazonの検索結果で見られていたり売れていたりする商品を分析しましょう。
2.FBAを使う
FBAとは「フルフィルメント by Amazon」の略であり、商品の在庫管理から配送までの業務を代行するサービスです。
商品の配送から在庫保管・管理、注文や返品対応を行ってくれるため、出品時の業務効率化が可能です。
FBAを利用するとAmazonプライム会員が送料無料や翌日配送などのサービスが受けられるようになり、商品ページへのアクセスの増加が期待できます。
さらに、顧客満足度の向上やリピート顧客の増加も期待でき、売上アップを目指せます。
FBAの利用時には料金が発生するので、料金シミュレーターを利用して正確な料金を確認しましょう。
料金シミュレーターでは、以下の方法で手数料の確認が可能です。
- Amazonカタログに登録されている商品ごと
- 出品する商品サイズやカテゴリー
- 一括見積もり
顧客満足度のアップや業務効率化を行いながら、商品ページへのアクセスを増やしたい方はFBAを利用しましょう。
3.SEO対策を行う
Amazonで商品ページへのアクセスを増やすためにはSEO対策を行うことも重要です。
SEOとは、自然検索の検索結果に上位表示させ、アクセスする人を増やすことです。
SEO対策を行うと、Amazonの検索結果で上位表示されるので、必然的にユーザーの目に留まりやすくなります。
Amazonユーザーの約70%は検索結果の2ページ目以降を見ない傾向にあるため、1ページ目に表示されることがアクセス数を増やすには必要です。
参考:Amazon Ads公式YouTubeより
Amazonでは、以下の2点がSEOに影響を与えると言われています。
- 検索キーワードと商品ページの関連性
- KWに対して売れやすい商品か
商品ページへのアクセスを増やすためにも、SEO対策を行いましょう。
4.商品画像を複数使う
Amazonの商品ページでは、メイン画像とサブ画像が利用できるため、複数画像を利用して商品を魅力的に見せるとアクセス数が増えやすくなります。
メイン画像は検索結果画面や商品レコメンドにつながるので、ユーザーのニーズに適した画像がおすすめです。
ただし、Amazonでは使用する画像の規約があるため厳守するようにしましょう。
- 背景は純粋な白画像=RGB値(255,255,255)にする
- 販売商品のみを写す(付属品は省くか最小限にする)
- 画像全体の85%を占める必要がある
- 幅のいずれかが1,000ピクセル以上、最長辺で500ピクセル
- 最小サイズ:縦または横のどちらか長い辺が500ピクセル
- 最大サイズ:縦または横のどちらか長い辺が2100ピクセル
画像の規約に違反すると数日間上位表示されない、出品停止などのペナルティが発生する可能性があるので注意が必要です。
5.スポンサー広告を使う
Amazonで用意されているスポンサー広告を利用すると、商品ページへのアクセス数が増やせます。
Amazonのスポンサー広告には以下のようなものがあります。
内部広告 | 表示場所 |
---|---|
スポンサープロダクト広告 | Amazonの検索結果ページや商品詳細ページ |
スポンサーブランド広告 | Amazonの検索結果ページ |
スポンサーディスプレイ広告 | Amazon内のさまざまなページ |
このように、スポンサー広告を利用すると検索結果ページやAmazon内のさまざまな場所に自社商品の広告を出せます。
ユーザーの目に留まる機会が増えるため、興味を持ってもらえる可能性が高まり、商品ページへのアクセスの増加が期待できます。
ただし、スポンサー広告を利用するには、費用が発生するので注意が必要です。
1クリックあたり5~10円程度と言われていますが、時期や期間によって料金が変動するため、利用を検討する際には問い合わせてはいかがでしょうか。
Amazonで客単価をアップさせる施策
Amazonで客単価をアップさせる施策には以下の2つがあります。
- アップセルを行う
- クロスセルを行う
新規ユーザーの獲得よりも客単価をアップさせる方が効果的な場合があります。すでに商品を購入してくれているユーザーが多数おり、新規の獲得に苦戦している場合は客単価アップを狙ってみましょう。
アップセルを行う
グレード別に複数の商品を販売している場合、アップセルを行うと客単価のアップが狙えます。
アップセルとは、購入を検討している商品と同じ種類の上位グレードを提案し、購入することで客単価をアップさせることです。
たとえば、期間限定割引で上位の高額商品が安く買えるキャンペーンを行い、ユーザーに試してもらうことで商品の良さを知ってもらい、購入に繋げる方法があります。
ユーザーに満足してもらえる商品であれば、リピートして利用してくれる可能性もあるため、おすすめの手法です。
クロスセルを行う
顧客が購入を検討している商品の関連商品も提案し、一緒に購入してもらうことで客単価をアップさせるクロスセルもおすすめの方法です。
Amazonでは、商品の購入時に「この商品を購入した方はこちらの商品も購入しています」と表示されますが、この表示もクロスセルの1つです。
売れ筋の商品に注力するだけでなく、関連商品も充実させるとクロスセルが行いやすくなるので、ぜひ実施してはいかがでしょうか。
Amazonで売上が伸びない4つの原因と対策
Amazonでさまざまな施策を行っても売上が伸びない場合に考えられる原因は以下の4つです。
- 大口出品プランを利用していない
- 顧客満足度が低い
- ニーズに合っていない
- 価格設定が適切でない
それぞれの原因とその対策を詳しく紹介していくので、ぜひ参考にしてください。
1.大口出品プランを利用していない
Amazonを利用しているにもかかわらず、大口出品プランを利用していない場合、売上が伸びにくいので注意が必要です。
Amazonには小口出品と大口出品の2プランがあり、大口出品は月額4,980円のコストが発生してしまうため、利用を悩んでいる方もいるでしょう。
しかし、大口出品プランでなければカートボックスが利用できず、売上を伸ばしにくくなってしまいます。
月額4,980円のコストが発生してしまいますが、売上アップに向けた施策を実施し効果を出すためにも大口出品を利用しましょう。
小口出品プランについて詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
関連記事:Amazonの小口出品は本当にリスクが少ないのか?大口出品との違い11選
2.顧客満足度が低い
顧客満足度が低い場合、低評価のレビューが増えてしまい、売上が伸びなくなりやすいため注意しましょう。
画像と商品の実物に差があったり、配送に日数がかかってしまったりと顧客満足度が低下する理由は複数あります。
低評価レビューが増えると、新規顧客の獲得ができず、商品が売れないので検索結果で上位表示されにくくなってしまいます。
そのため、売上が伸びないと悩んでいる場合には顧客満足度の向上につながる施策を行いましょう。
3.ニーズに合っていない
取り扱っている商品がユーザーのニーズに適していない場合、売上が伸びにくいです。
どれだけ質が高い商品であっても、ユーザーのニーズとマッチしていなければ、商品ページへのアクセスが増えず、売上にはつながりません。
そのため、Amazonで売れている商品を分析し、ユーザーのニーズや時期、流行も考慮して販売する商品を決めましょう。
4.価格設定が適切でない
出品している商品が競合に比べて高く設定されている場合、商品が売れず、売上が伸びにくくなるため注意しましょう。
Amazonを利用する顧客は実店舗よりも安く購入できることを期待している場合が多いので、高額販売は難しいです。
また、Amazonの商品ページでは他の業者が出品している商品情報が表示されるため、ユーザーは価格が安い方へ流れてしまいます。
販売価格が高くなっている場合、カートボックスの取得にも影響してしまうので、適正な価格に設定して販売しましょう。
商品に合わせて正しい施策を行いAmazonで売上アップを目指そう
Amazonで売上をアップさせるためには、状況に応じて適切な施策を行う必要があります。
商品ページへのアクセスはあるのに注文数が少ない場合は、商品説明欄や質の高いレビューを充実させたり、カートボックスを獲得したりすると売上が伸びやすくなります。
商品ページへのアクセスが少ない場合には、商品を見直したりSEO対策をしたりしてユーザーの目に留まるための施策が必要です。
「売上が伸びない原因がどこかわからない」「どの施策も効果が出ない」と悩んでいる方は、ぜひテクノデジタルにご相談ください。
取扱い商品やコンセプトにあわせた内容の提案をし、サイト運営や売上アップのサポートを行いますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
投稿者
-
システム開発、Webサイト制作、ECサイトの構築・運用、デジタルトランスフォーメーション(DX)など、デジタルビジネスに関わる多岐の領域において、最新のトレンド情報や実践的なノウハウを発信してまいります。
新着情報
同じカテゴリの記事
新着記事
人気の記事