2023.10.02
【出品初心者向け】Amazonセールの種類を徹底解説|参加や活用方法も紹介
セール期間に商品を出品すれば高い購入率を期待できるため、出品者は積極的にセールを活用するのがおすすめです。
しかし、Amazonのセールは種類が豊富で特徴も異なることから内容を把握できず、これまで利用してこなかったという方も少なくないでしょう。
当記事ではAmazonセールの種類や特徴、活用方法についてご紹介します。
「セール期間に集中して商品の売上を上げたい」「セールを利用してショップの認知を高めたい」という方はぜひ参考にしてください。
この記事でわかること
- 季節ごとに開催されるビッグセール
- ほぼ毎日開催されるタイムセール
- Amazonのセールを活かして売上を上げる方法
目次
Amazonのセールは大きく分けて2種類
Amazonのセールは、大きく分けて「ビッグセール」と「タイムセール」の2種類です。
ビッグセール | 初売りセール 新生活セール Amazonプライムデー Amazonブラックフライデー Amazonサイバーマンデー |
---|---|
タイムセール | 特選タイムセール 数量限定タイムセール |
ビッグセールは、季節や特別なイベントに因んで、1年を通してセールが行われるものです。「初売りセール」や「新生活セール」など、いくつか種類があります。
一方で、タイムセールは基本的に毎日行われるセールです。タイムセールにも「特選タイムセール」や「数量限定タイムセール」などがあります。
なお、それぞれのセールは対象商品や期間、特徴が異なっています。利用する際は、あらかじめ内容を把握して自社商品の掲載を検討しましょう。
季節ごとに開催されるビッグセール
ビッグセールは、毎年季節ごとに開催されるセールです。
セール時期 | 期間 | 主な対象商品 | |
---|---|---|---|
初売りセール | 1月 | 1/2〜1/6ごろの4日間 | Amazon福袋 |
新生活セール | 3月 | 3/20〜3/30ごろの4日間 | 家電 パソコン機器 日用品 衣類 シューズなど |
Amazonプライムデー | 7月 | 毎年7月ごろの2日間ほど (日付は不定期) |
評価点4以上の商品 |
Amazonブラックフライデー | 11〜12月 | 11月の第4金曜日から1週間 | 日用品 食品 |
Amazonサイバーマンデー | 11〜12月 | 12月初旬〜半ばにかけて4日間開催 | |
年末の贈り物セール | 12月 | 12月初旬〜半ばにかけて4日間開催 | ファッション 家具家電 食料品 おもちゃなど |
これらのセールは、数日間にわたって大幅な商品値下げが行われます。対象の商品に対してAmazonからセールの通知が届くので、ユーザーの目に留まるきっかけになるでしょう。
ここからは、それぞれのセールの特徴について解説します。
1月|初売りセール
初売りセールは、1/2〜1/6ごろの4日間に毎年開催されるセールです。世間の初売り期間と重なることやAmazonが大々的に宣伝していることから、初売りセール期間中に商品を購入するユーザーは多いです。
さらに通常商品に加えて、「Amazon福袋」も登場します。これはさまざまな商品がセット売りされる商品で、価格以上の商品が含まれることもあります。組み合わせによっては欲しかった商品がお得に手に入るため、ユーザーからも人気の商品です。
3月|新生活セール
新生活セールは、3/20〜3/30ごろの4日間に毎年開催されるセールです。これは新大学生や新社会人を応援するセールで、以下のように新生活に必要なアイテムが対象となっています。
- 家電
- パソコン機器
- 日用品
- 衣類
- シューズなど
新生活セールの特徴は、一度に多くの商品を購入される可能性が高いことです。春から社会人や大学生になるユーザーが上記のようなアイテムを揃えることがあるので、対象商品を販売すれば売り上げ拡大に繋がります。
7月|Amazonプライムデー
Amazonプライムデーは、毎年7月ごろに開催されるセールです。初売りセールや新生活セールとは違い、日付は不定期なのでその都度告知されます。
Amazonプライムデーの特徴は、値下げ幅が大きいことです。開催期間は2日間ほどと比較的短く、開催日が不確定ではあるものの、大きく値下げされるためユーザーから注目されています。対象商品の評価も高く、基本的には評価点4以上の商品を対象に値下げを行います。
なお、AmazonプライムデーはAmazonプライム会員のみ参加可能です。そのため、Amazonヘビーユーザーからの利用が多いと考えられるでしょう。
11〜12月|Amazonブラックフライデー
Amazonブラックフライデーは、11月の第4金曜日から1週間開催されるセールです。
そもそもブラックフライデーとは、11月の第4週にアメリカで行われる感謝祭のことです。元々は大規模な金融危機をブラックフライデーと称したのがはじまりで、それを受けてAmazonでもブラックフライデーが行われます。
Amazonブラックフライデーの主な対象商品は、日用品や食品です。ただし、後述するAmazonサイバーマンデーが開催されなかった時期は、幅広いジャンルが対象となっていました。
Amazonヘビーユーザーからの注目も高いため、出品者にとっては絶好のチャンスだと言えるでしょう。
11〜12月|Amazonサイバーマンデー
Amazonサイバーマンデーは、ブラックフライデーの翌日から開催されています。「サイバー」とはコンピュータやインターネットを表す言葉で、セールの対象商品は電子機器がメインとなっています。
ただし、2021年と2022年はAmazonサイバーマンデーは開催されませんでした。その代わり、Amazonブラックフライデーで対象商品が割引となっていたため、2023年も開催されない可能性は高いです。
もし電子機器などを出品する際は、Amazonブラックフライデーの時期もチェックしておくといいでしょう。
12月|年末の贈り物セール
年末の贈り物セールは、12月初旬〜半ばにかけて4日間開催されるセールです。開催時期の関係で、クリスマスやお正月に贈るプレゼントとして、セールを利用するユーザーが多いことが特徴的です。
年末の贈り物セールでの主な対象商品は以下の通りです。
- ファッション
- 家具家電
- 食料品
- おもちゃなど
上記のように、年末の贈り物セールでは幅広いカテゴリーの商品が対象となっています。ギフト関連の商品を出品する際は、年末の贈り物セールが狙い目です。
ほぼ毎日開催されるタイムセール
Amazonでは、タイムセールはほぼ毎日開催されています。タイムセールには大きく分けて「特選タイムセール」と「数量限定タイムセール」の2種類があり、以下のように異なります。
参加形式 | 参加手数料 | 開催時間 | |
---|---|---|---|
特選タイムセール | Amazonからの招待制 | 手数料なし | 24時間限定 |
数量限定タイムセール | 申請あり | 参加手数料あり | 12時間限定 |
これらのセールは、季節ごとに開催されるビッグセールがない月に開催されることが多いです。参加形式や参加手数料、開催時間が異なっているので、特徴に合わせて選ぶといいでしょう。
なお、タイムセール商品を確認する方法は以下の通りです。
- Amazonにアクセスする
- 「タイムセール」をクリックする
- セールに出品されている商品を確認
このように、簡単に出品商品を確認できます。どんな商品が出品されているのか分からない場合は、あらかじめ確認しておくといいでしょう。
ここからは、それぞれのタイムセールについて解説します。
特選タイムセール
特選タイムセールは、24時間限定で行われるセールです。セール期間中は、1日に最大5つの商品がセール対象となります。
特選タイムセールの特徴は、比較的購入率が高いことです。手数料なしで参加でき、ほかのセールよりも大幅に割引されることから、多くのユーザーに利用されやすいです。
ただし、特選タイムセールはAmazonからの招待制となっています。そのため、自分から参加を申請することはできません。
また、招待されるための条件は公表されていません。傾向としては、数量限定タイムセールの参加条件を満たして売上高が高いショップが招待される可能性が高いです。
数量限定タイムセール
数量限定タイムセールとは、12時間限定で商品を掲載できるセールです。このセールでは、「〜%カートに追加済み」のように、販売可能な商品数が画面に表示されます。
数量限定タイムセールの特徴は、ユーザーの購買意欲を高められることです。品切れ前に商品を購入しなければいけないので、人気の商品ほど売れやすくなるでしょう。
参加手数料は発生するものの、申請して許可されれば商品をセール対象にできます。そのため、比較的参加しやすいセールとなっています。
数量限定タイムセールに応募する条件は以下の3つです。
- 大口出品者
- 1ヶ月あたりの評価獲得数が5件以上
- 全体の評価で☆を4.0以上獲得している
さらに上記の参加条件に加えて、対象となる商品の基準も以下のように定められているので注意しましょう。
- Amazonストアで販売履歴があり、評価で星の数を3つ以上獲得していること。
- できるだけ多くのバリエーションが組み込まれていること。
- 出品禁止商品、不快感や嫌悪感を与える商品、不適切な商品ではないこと。
- すべての地域でAmazonプライムの対象であること。
- 新品であること。
- 購入者の商品レビューポリシーに準拠していること。 詳しくは、購入者の商品レビューポリシーをご覧ください。
- 価格設定に関するポリシーに準拠していること。 詳しくは、 比較対照価格に関するAmazonのポリシーをご覧ください。
- タイムセールの頻度に関する要件に準拠していること。詳しくは、タイムセールの作成をご覧ください。
- また、プロモーション価格は、参考価格の設定についてを含む比較対照価格に関するAmazonのポリシーを遵守している必要があり、かつ、有効な参考価格が必要です。
なお、Amazonの小口出品については以下の記事で詳しく解説しています。こちらも合わせてお読みください。
Amazonのセールを活かして売上を上げる方法4選
Amazonのセールを活用して売上を拡大するには、以下4つの方法が効果的です。
- Amazon広告で露出を強化する
- 商品ページを改善して購入しやすくする
- FBAを利用して配送を強化する
- クーポンを発行して通常営業につなげる
むやみに出品するだけでは、なかなか利益に繋がりません。これらの方法を取り入れることで、より戦略的にAmazonセールを利用できるようになるでしょう。ここからは、それぞれの方法について解説します。
Amazon広告で露出を強化する
セールがはじまる前に、Amazon広告を利用してショップを露出するのがおすすめの方法です。ショップでの購入数が増えると、ランキングや検索順位がアップします。その結果、アクセス数や売上アップにつながるでしょう。
そこでAmazon広告を出稿する際は、「Amazonスポンサープロダクト広告」がおすすめです。Amazonスポンサープロダクト広告とは、ユーザーの検索キーワードに応じて表示される広告のことです。低予算で出稿できるうえ、検索結果ページや商品詳細ページに表示できるため、アクセス数を効率的に集められます。
商品ページを改善して購入しやすくする
商品ページを改善し、ユーザーにとって購入しやすいページにすることも大切です。
たとえば、商品を見られても掲載ページの情報が不足していたり、古いままだったりすると購入まで繋げられません。そこで、ユーザーが知りたい情報や画像を掲載することで、アクセス数に対して購入するユーザーの割合が増えることが期待できます。
商品ページが充実するとセール以外の通常時でも売上を上げられるため、一度見直して見ることをおすすめします。
なお、商品ページの作成方法はについては、以下の記事で解説しています。出品者の方は、ぜひ参考にしてみてください。
FBAを利用して配送を強化する
FBAを利用すれば、配送品質が高まるのでユーザーも安心して商品を購入できます。FBAとは、「フルフィルメント by Amazon」の略で商品の受注や発送作業をAmazonに依頼できるサービスのことです。
FBAはAmazonが商品の梱包や配送手続きを行うため、大量に注文が入った場合でもスムーズに対応してくれます。
FBAを導入するメリットは以下の通りです。
- Amazonで自社商品の売上を拡大できる
- カスタマーサービス・返品対応をAmazonが代行してくれる
- 出品した商品がAmazonPrimeの対象になる
- Amazon以外で出品している商品を一括管理できる
これらのメリットの詳細については以下の記事で解説していますので、合わせてお読みください。
クーポンを発行して通常営業につなげる
Amazonのセールでは、クーポンをセール商品に追加することができます。クーポンはセールが終わってから利用できるため、通常営業につなげられます。
このように、クーポンによってリピーターを獲得できる一方で、クーポンの発行には手数料がかかることがデメリットとして挙げられます。クーポンの利用率によっては単価も下がってしまうので、利用する際はどれくらいのユーザーが利用してくれるのか憶測してから利用しましょう。
なお、クーポンの発行には規則があります。規則に違反した場合はペナルティーがあるので、あらかじめ「Amazonクーポン利用規約」を確認して検討しましょう。
Amazonセールの種類を把握して売上をあげよう
Amazonセールはビッグセールとタイムセールの2種類があり、それぞれ特徴が異なっています。セールの種類を把握することで、戦略的に利用できるため売り上げ拡大に繋がるでしょう。これからAmazonセールを利用する出品者の方は、ぜひこの記事でご紹介したポイントを取り入れてみてください。
もしAmazonセールについて疑問や不明点がございましたら、ぜひテクノデジタルにご相談ください。弊社ではECサイト制作から運営、コンサルティングまで行っています。お客様企業の事業に合わせてソリューション提案いたしますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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システム開発、Webサイト制作、ECサイトの構築・運用、デジタルトランスフォーメーション(DX)など、デジタルビジネスに関わる多岐の領域において、最新のトレンド情報や実践的なノウハウを発信してまいります。
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