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BASEはSEOが弱い?4つの理由やSEO設定の方法、SEO対策5選を紹介

BASEを利用している方の中には「BASEはSEOが弱い」と聞き、困っている方もいるのではないでしょうか。BASEをただ利用しているだけではSEOが弱い傾向にあるので、検索結果の1ページ目上部に表示させるためのSEO対策が必須です。検索結果にて上位表示されると、顧客の流入が増え、売上アップが期待できるため、BASE利用時には必ずSEO対策を行いましょう。

本記事では、SEOの概要を紹介した上で、BASEはSEOが弱いと言われる理由や注意点などを紹介していきます。BASEでSEO設定をする手順やSEO対策方法も紹介するので、BASEを利用している方は参考にしてみてください。

この記事でわかること

  • SEOの概要
  • BASEはSEOが弱いと言われる理由
  • BASEでSEO設定を行う手順
  • BASEでSEO対策をする際の注意点
  • BASE利用時にできるSEO対策

SEOとは?

SEOとは?

SEOとは、GoogleやYahooなどの検索エンジンでサイトを上位表示させるための手法のことです。

信頼性や表示速度など多角的にサイトを評価し、評価が高まるほど上位表示される傾向にあります。検索結果画面で上位表示できると、サイトへのアクセス数が増え、売上アップの期待ができます。


BASEをはじめとしたECサイト運営においては、売上アップに向けてSEOに関して詳しく知ることが重要です。

また、BASEで開設したネットショップを上位表示させるためには、自社のショップにあったSEO対策が必要になります。

BASEはSEOが弱いと言われる4つの理由

BASEはSEOが弱いと言われる4つの理由

BASEはSEOが弱いと言われている理由には、以下の4つがあります。

  • ネットショップ初心者の利用が多い
  • 表示速度が遅い
  • SEO対策機能が充分でない
  • ドメインパワーが高くない

それぞれの理由について詳しく紹介するので、BASEのSEOについて詳しく知りたい方はぜひ参考にしてみてください。

また、BASEをこれから使ってみようと考えている方は、以下の記事にて始め方を紹介しているので、見てみてはいかがでしょうか。


ネットショップ初心者の利用が多い

BASEは誰でも簡単に開設でき無料で利用できることから、入念な準備をしなくても始めやすくなっています。ネットショップの運営法や販売商品については考えるものの、SEOについては知識が少なく、対策しないまま利用する方が多い傾向にあります。


SEO対策をせず、ただネットショップを開設しているだけで上位表示される可能性は限りなく低いです。このように適切なSEO対策を行わない方が多いことにより「BASEはSEOに弱い」というイメージがついてしまっています。

表示速度が遅い

Googleの検索順位ランキングの要素には表示速度も含まれているため、表示速度が遅いサイトは、SEOに弱いと言われています。


BASEでは機能を多く搭載したり、複数の画像を利用したりすることが多く、表示速度が低下しやすいです。利用する画像をなるべく圧縮して軽くしたり、利用しない機能を削除したりするなどの対策が必要となります。

SEO対策機能が充分でない

BASEでネットショップを開設するだけでは、SEO設定する機能はついていない点も「BASEはSEOに弱い」と言われる理由のひとつです。


初期状態では、ショップ名や説明、商品名と商品説明の項目に検索キーワードを入力することしかSEO対策ができません。細かい設定をするには、ネットショップ開設後に無料のSEO設定アプリをインストールする必要があります。

ドメインパワーが高くない

ドメインパワーとは、ドメイン名に対する検索エンジンの評価であり、ドメインパワーが高ければ、上位表示されやすい傾向にあります。


BASEでネットショップを開設する場合、個人店舗扱いになってしまうのでドメインパワーが低くなりやすく、上位表示されにくいです。一方、Amazonや楽天などの大手モールはドメインパワーが高いため、上位表示されやすく、細かいSEO対策を行わなくても売上につながりやすいです。


Amazonや楽天で上位表示されている商品をBASEで販売する場合は、難易度が高くなるでしょう。


BASEでSEO設定を行う手順

BASEでSEO設定を行う手順

BASEでSEO設定を行う場合には、以下の3ステップがあります。

  • ステップ1:「SEO設定 App」をインストールする
  • ステップ2:キーワード設定を行う
  • ステップ3:ページ説明を設定する

各ステップについて詳しく紹介するので、ぜひ参考にしてSEO設定を行ってみてください。

ステップ1:「SEO設定 App」をインストールする

BASEの管理画面にログインし、上部に開かれているメニューの右上にある「Apps」を選択します。

「Apps」を選択すると検索窓が表示されるので、「SEO設定」と入力して検索をしましょう。

「SEO設定」のAppsが表示されたら選択して開き、「インストール」を押してインストールします。

ステップ2:キーワード設定を行う

SEO設定Appsのインストールが完了すると、管理画面に表示されているメニューに「SEO設定」という項目が追加されていることを確認します。「SEO設定」を選択後「キーワード設定」を行いましょう。


キーワードを入力する欄が複数表示されるので、商品名に合ったキーワードを設定します。適切なキーワードがわからず悩む方には、「自動セット」ボタンの利用がおすすめです。商品名や商品情報から自動でキーワード設定をしてくれるため、SEO初心者は利用してみましょう。

ただし、SEOの効果は強くないので、文章の調整や追加が必要となる点には注意しましょう。

ステップ3:ページ説明を設定する

ページ設定とは、商品の特徴やアピールしたいポイントを記載する項目です。

設定するとGoogleやYahooなどの検索エンジンで商品ページが表示された際に、紹介する文章が表示されるようになります。

商品ページのクリック率を上げるためにも、商品の特徴や使用用途がわかりやすい魅力的な文章を設定しましょう。

BASEでSEO対策をする際の注意点

BASEでSEO対策をする際の注意点

BASEでSEO対策をする際には、以下の2点に注意が必要です。

  • 検索結果への反映には時間がかかる
  • ショップ名が被らないようにする

SEO対策を行っても効果が出ずに焦ってしまうことがないように、注意点をしっかりと理解しておきましょう。

検索結果への反映には時間がかかる

BASEでネットショップを開設し、細かくSEO対策をしたとしても検索結果に反映されるまでには時間がかかることを理解しておきましょう。

SEO対策を行った内容は数日で検索エンジンに反映されますが、上位表示されるまでにはさらに時間を要します。


ジャンルによって多少の差はあるものの、新しく開設されたサイトが上位表示されるまでには3ヵ月程度かかると言われています。BASEでショップを開設する際には、最初の3ヶ月は上位表示されず、顧客の流入が増えにくいことを知っておきましょう。


また、競合が多い商品やジャンルである場合は3ヶ月以上の期間がかかる可能性もあるので注意が必要です。

ショップ名が被らないようにする

BASEでネットショップを開設したにもかかわらず、検索エンジンに表示されない場合、ショップ名が他の店舗と同じになっている可能性があります。検索エンジンは、サイトの運営期間の長さや有益な情報を発信しているかを分析、判断して表示させています。


そのため、SEO対策を行う前に「BASE 自社のショップ名」で検索をして他のショップが表示されないかの調査が必要です。検索した結果他の店舗が表示される場合、長く運営されている他の店舗が正しいサイトと判断されてしまい、SEO対策をしても上位表示されない可能性が高いです。


SEO対策を行っていても効果が出なくなってしまうので、ショップ名を考える際には他の店舗と被らないようにしましょう。

BASE利用時にできるSEO対策5選

BASE利用時にできるSEO対策5選

BASEで行えるSEO対策には以下の5つがあります。

  1. キーワードをショップ名に含める
  2. ページ説明の充実度を高める
  3. 流入経路を増やす
  4. 表示速度を高める
  5. 口コミを増やす

それぞれのSEO対策について詳しく紹介していくので、取扱い商品やショップの特徴にあわせて実施してみてください。

1.キーワードをショップ名に含める

BASEでできるSEO対策には、キーワードをショップ名に含めるという方法があります。ただショップ名を記載するのではなく、何を売っている店舗なのかがわかるキーワードも一緒に記載しましょう。

具体的な商品名や売れ筋の商品名をショップ名に含めると、商品名で検索をした顧客の検索結果画面に表示されやすくなります。

キーワードをショップ名に含めておくことで、検索エンジンがサイト内容を理解しやすくなり、上位表示される可能性が高まります。

2.ページ説明の充実度を高める

BASEの「SEO設定」のページを充実させることも、SEO対策になります。

ページ説明は、検索エンジンで表示される際の説明文の役割になり、顧客がネットショップにアクセスする際の判断材料にもなるため注力しましょう。


ページ説明を充実させることが直接SEO評価を上げるわけではありませんが、顧客のアクセス数が増えると評価があがります。

顧客が魅力的に感じる説明文を作成することが、SEO評価や売上の向上につながるので、こだわって充実させましょう。

3.流入経路を増やす

BASEでネットショップを開設し、SEO対策を行っても、最初の数ヶ月は上位表示されないため、流入経路を増やしておきましょう。

InstagramやTwitterなどのSNSを駆使して顧客にアプローチをし、ネットショップへの流入を増やす方法がおすすめです。SNSにネットショップのURLを貼っていくことで、ネットショップの信頼度が高まり、検索順位の向上も期待できます。


サイトを上位表示させつつ、検索エンジン外からの流入も期待できるので、SNSの活用をおすすめします。BASEとInstagramの連携方法について詳しく知りたい方は、以下の記事にて詳しく説明しているので、ぜひ参考にしてみてください。


4.表示速度を高める

BASEで開設したネットショップは表示速度が遅く、検索エンジンからの評価が上がりにくいため、表示速度を速める必要があります。利用している画像を圧縮したり不要な機能は削除したりと、なるべくネットショップを軽くしましょう。


表示速度が遅い場合、上位表示されないだけでなく、アクセスしてくれた顧客にストレスを与えてしまい、商品購入前に離脱されてしまう可能性もあります。顧客の離脱率が高いサイトは検索エンジンからの評価が下がりやすく、上位表示されにくくなってしまうので注意が必要です。


スマホからのアクセスも考慮し、ストレスなく表示されることを目指してなるべく商品ページを軽くしましょう。

5.口コミを増やす

BASEで開設したネットショップの口コミを増やすことも、SEO対策には重要なポイントです。

口コミはネットショップのオリジナルコンテンツになり、検索エンジンに引っかかるキーワードを増やすことにつながります。


ただし、個人のネットショップで口コミを増やすのは難しいため工夫が必要です。商品購入者に対し、口コミを書いてくれたら次回購入時に使えるクーポンを渡す、試供品をプレゼントするなどの工夫を行い、顧客満足度を高めつつ口コミを集めましょう。

BASEで適切なSEO対策を行い売上を伸ばそう

BASEで適切なSEO対策を行い売上を伸ばそう

BASEを利用する際には、検索結果画面の上位に表示させるためにSEO対策を行い、顧客の流入を増やすことが重要です。BASEはドメインパワーが強くないことに加え、ECショップ初心者の利用が多いので、SEOに弱いと言われています。


BASE自体のSEOは弱いですが、キーワード設定やページ説明などを工夫し、適切なSEO対策を行えば上位表示させることが可能です。ただし、適切なSEO対策をしても効果が出るまでに時間がかかる点、他のショップと店名が被ると効果が出ない点には注意が必要です。


BASEの無料アプリである「SEO設定 App」からキーワード設定をはじめとしたSEO対策ができるため、利用時には必ず設定しましょう。


「SEO対策をしても効果が出ない」「SEO対策の方法がわからない」と悩んでいる方は、ぜひテクノデジタルにご相談ください。取扱い商品にあわせて適切なSEO対策を提案し、ECサイトの上位表示や売上アップのサポートを行いますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。


投稿者

  • デジタルトレンドナビ編集部

    システム開発、Webサイト制作、ECサイトの構築・運用、デジタルトランスフォーメーション(DX)など、デジタルビジネスに関わる多岐の領域において、最新のトレンド情報や実践的なノウハウを発信してまいります。