2023.10.02
BASEで売れない?7つの原因と売上改善につながる方法を詳しく紹介
BASEでECショップを開設したけど、思うように商品が売れないと悩んでいる方は多いのではないでしょうか?また、これからBASEを始めようとしている方の中で「売れないかもしれない」と不安を持っている方もいるでしょう。
本記事ではBASEで商品が売れない理由や、売れるための販売戦略を紹介します。BASEで商品を販売して売上アップにつなげたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
この記事でわかること
- BASEで商品が売れない理由
- BASEで売れにくいもの
- BASEで商品が売れやすくなるコツ
BASEで商品が売れない7つの理由
BASEで商品が売れない理由は、主に以下の7つです。
- あいまいな動機で開設している
- 商品の需要がない
- 商品に関する記載情報が少ない
- 集客していない
- 販売実績が少ない
- サイトデザインに魅力がない
- 大手ECモールでの出店と同じ戦略で販売している
それぞれのポイントを改善していくことで売上アップにつながるため、まずは売れない理由を押さえておきましょう。
あいまいな動機で開設している
BASEは売れないと言われる理由のひとつに「あいまいな動機でECショップを開設している」ことが挙げられます。
BASEは出店審査がなく利用料も無料で、誰でも簡単にECショップを開設できます。手軽さが人気なため「なんとなくECショップをやってみたいな」という気持ちで始める人が少なくありません。
なんとなく始めてしまうと、片手間になったり、顧客ニーズを十分に理解できていなかったりするため、思うような成果が得られなくなります。
ECショップを開設する場合は、目的や販売戦略を考えた上で始めることが大切です。商品を売るにはさまざまな工夫や戦略が必要であり、誰でも簡単に成果を出せるわけではありません。
BASEは簡単に開設できるからといって、なんとなく始めるのではなく、目的や戦略を考えた上で取り組んでいくことが重要です。
商品の需要がない
BASEには、売れる商品と売れない商品が存在します。
たとえば、知名度の低いオリジナルグッズやハンドメイド雑貨などは、BASEでは売れにくいと言われています。そのため、BASEでECショップを開設する前には、商品選定が重要です。
BASEで売れにくいものについては「BASEで売れにくいもの」で詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
なお、売れやすいジャンルを選んだからといって、必ず購入されるわけではありません。しかし、知名度も実績もない商品を売り出す上で少しでも売れる確率を上げるには、開設するECショップにあった商品を選ぶのも販売戦略のひとつです。
商品に関する記載情報が少ない
BASEでは直接商品を見たり手に取ったりできないため、商品に関する記載情報が少ないと売れません。ECショップでは、商品情報がユーザーの購買意欲を左右するため、詳細に記載されているかがポイントになります。
「この商品は自分に合っているか」「自宅のサイズに適しているか」など、ユーザーの疑問を想定し、解決できる情報を記載することが大切です。商品に関する情報が少なければ、ユーザーの購買行動につながりにくくなります。
また情報を詳しく記載しておくことで、ユーザーの安心感やショップの信頼性が向上します。実際の店舗がなく、ユーザーと直接やりとりができないからこそ、情報の量や質が重要です。
集客していない
BASEでECショップを開設しても、集客をしていない場合、商品を売るのは簡単ではありません。
実店舗型であれば、店前で呼び込みをしたりチラシを配るといった集客方法があります。しかし、ECショップの場合は、実店舗型のような集客方法は不可能です。SNSやネット広告などを活用して、自身で情報を発信する必要があります。
なお、ECサイトの集客方法については、以下の記事もご参照ください。
販売実績が少ない
集客と同じくらい重要になるのが「商品の販売実績」です。どれだけ多くの人に商品を認知されたとしても、販売実績が乏しければ商品が本当にいいものかどうかユーザーが判断できないからです。
販売実績が増えてくると口コミや評判が増えて、商品の信頼性アップにつながります。悪い口コミや評判が広がる可能性もありますが、商品の質が保たれていればマイナスな評価はあまり来ません。
BASEは大手ECモールに比べると集客力が弱く、販売実績を作りにくいのが現状です。販売実績を作るのであれば、他のECサイトやSNSなどを活用しながら、顧客との接点を増やして販売実績を積み重ねていくことも検討しましょう。
サイトデザインに魅力がない
ECショップでは商品だけでなく、サイトデザインも販売戦略において重要です。サイトデザインが魅力的でなければ、商品の良さがうまく伝わらず、ユーザーの離脱につながります。
サイトデザインに不安を感じる人は、以下のような点を改善してみてください。
- 商品説明が見えにくい
- 購入ボタンがわかりにくい
- 色や形に統一感がない
ユーザーが快適に使えるサイトデザインは、購買意欲を高めるために重要なので、定期的に見直しましょう。
大手ECモールでの出店と同じ戦略で販売している
Amazonや楽天市場のような大手ECモールは知名度が高く、出店するだけである程度集客できますが、BASEの場合、開設するだけでは認知されにくいです。大手ECモールと同様の戦略をBASEで実施しようとしても、すぐに収益にはつながりません。
BASEのような自社ECサイトの構築サービスでは、自ら集客を行わないと売れにくいデメリットがあります。大手ECモールと同様の方法ではなく、BASEにあった販売戦略を考え、PDCAサイクルを回しながら販売実績を増やしていくことが大切です。
BASEで売れない状況を改善する8つのコツ
BASEで売れない状況を改善するコツとして、以下の8つがあります。
- BASEで売れやすい商品の傾向を調べる
- 商品を客観的視点で見直す
- 商品に関する情報を詳しく記載する
- 魅力が伝わる商品画像を掲載する
- サイトデザインを改善する
- SNSやネット広告を活用する
- 他のECモールからはじめる
- 商品のストーリーを紹介する
上記はBASEに限らず、オンラインショップを運営する上で重要なポイントばかりです。ほかのECショップでも横展開できるので、ぜひ参考にしてみてください。
BASEで売れやすい商品の傾向を調べる
BASEで売れやすい商品の傾向を調べることで、売れない状況を改善できます。まず売る商品を決める際は「オリジナル商品」と「仕入れ商品」の2つから選択するのが基本です。
オリジナル商品はユニークだからこそ、ユーザーのニーズに刺さるメリットがある反面、製造コストの高さや大量生産の難しさなどがデメリットです。
仕入れ商品の場合は、商品を作る必要がなく大量販売しやすいですが、消費の目利きや仕入れ金額の交渉などが難しいという点が挙げられます。
仕入れ商品では、以下のようなものがリスクが低く売れやすい傾向にあります。
- 生活雑貨
- おもちゃ
- アクセサリー
- 紙・布製品
生活雑貨やおもちゃは年中需要があるため、リスクが低く売れやすい商品です。
ほかにも、以下のようなものが売れやすい傾向にあるため参考にしてみてください。
- 限定商品
- かさばる商品
- マニアックな商品
- 定期購入されやすい消耗品
時期によって人気のある商品も波に乗れば売れやすいため、世間のトレンドをリサーチしておくことも重要になってきます。
商品を客観的視点で見直す
BASEで思うように売れない場合は、商品自体をあらためて見直してみるのもひとつの方法です。「BASEで売れやすい商品を選んでいるか」「商品のクオリティに改善の余地はないか」など、もう一度商品と向き合ってみましょう。
売れる商品を作るのに重要なのは、商品を買ってユーザーが得られるメリットは何かを明示にすることです。
たとえば「見た目がかっこいい」というデザインを押し出したり「質はいいけど値段が安い」といったコスパ面を売りにしたり、強みを明確にすることがユーザーの購買意欲につながります。
自分がただ漠然といい商品だと思っていても、ユーザーからすると何のメリットもないこともあります。
商品に関する情報を詳しく記載する
BASEで商品を販売する際は、情報を詳しく記載しましょう。ユーザーは商品情報をもとに、購入するかどうかを判断するからです。具体的には、以下のような情報を記載しましょう。
- サイズや素材などの基本情報
- 販売会社や作成者に関する情報
- 商品の状態がわかる写真
- 具体的な利用方法
- おすすめポイント
このような情報を詳しく記載することで、ユーザーの購入意欲を高められます。わかりやすく伝えるために画像で説明するのもひとつの手です。
魅力が伝わる商品画像を掲載する
BASEだけでなく、ECショップで商品を販売する際は、掲載する画像のクオリティが重要です。商品を直接手に取って確認できないからこそ、ユーザーは写真で購入するかどうかを判断します。
商品の魅力を伝えるために、以下のような点に注意して撮影しましょう。
- 使用感が伝わるように撮影する
- 光の加減や背景などにこだわる
- いろいろな角度から撮影する
- 三脚やジンバルを使い手ブレを防ぐ
- 写真だけでなく動画も載せる
たとえばアパレルを販売する際は、商品画像を載せるだけなく、実際に着用している写真や動画があると、購入する際の参考になります。
サイトデザインを改善する
BASEで商品を売りたいなら、サイトデザインを整えることが大事です。売りたい商品のイメージに合う色合いやデザインにしたり、ユーザーが見やすいよう商品の説明や写真の配置を調整したりしましょう。
色合いに関しては、赤やオレンジなどの暖色から、青や緑のような寒色に変更するだけでも落ち着きのあるデザインになります。ショップや商品のコンセプトと合った色を選ぶことを心がけましょう。
購入ボタンや問い合わせページがわかりやすいことも、利便性が向上してユーザーからの信頼につながります。
たとえ魅力的な商品を販売してもサイトの操作性や視認性がよくないと、ユーザーの不信感につながり、商品が売れにくくなります。
サイトの分析ツールを利用して、離脱されているページのデザインを把握し、問題点があれば改善しましょう。
たとえば、お問い合わせフォームで離脱している場合「入力項目が多いのでは?」と分析し、入力項目を減らして検証してみることをおすすめします。
SNSやネット広告を活用する
BASEだけでなく、SNSやネット広告を活用することで、商品の認知が広がり売れやすくなります。BASEはAmazonや楽天市場のような大手ECモールに比べると集客力が弱く、BASEだけで認知を拡大するのは簡単ではありません。
認知を拡大するには、以下のような対策をする必要があります。
- InstagramやTwitter(X)などSNSを運用する
- SEOを活用してブログメディアを運用する
- 有料のネット広告で一時的に認知を広げる
「ECサイトとSNSの連携手順」や「ECサイトにおすすめの広告」については、それぞれ以下の記事をご参照ください。
他のECモールからはじめる
いきなりBASEのように個人でECショップを構築できるサービスから始めるのではなく、集客しやすい大手ECモールからスタートする選択もあります。BASEと大手ECモールを同時に運用し、実績を作りながらBASEの集客に活かすことも可能です。
大手ECモールに出品していることが、BASE側で信頼されるきっかけのひとつになる可能性があります。ただしECモールによっては、開設や運用に費用がかかることもあるため、事前にリサーチをした上で自分にあった運用方法を選択しましょう。
ECモールについては、以下の記事で解説しているので、ぜひ合わせて読んでみてください。
商品のストーリーを紹介する
商品のストーリーを紹介することで、商品の魅力が伝わり売れやすくなります。
商品説明とともに、開発時に大変だったことやエピソードなどを交え「商品のストーリー」を紹介してみましょう。ストーリーに共感してくれたり、他社商品との違いや魅力が伝わったりすることで、ユーザーの販売意欲につながります。
紹介文の内容は、感動的なものでもいいですし、ユーモアを盛り込んで笑いを誘うといった工夫もできます。ただショップを開設して商品を売るだけでは、成果を出すのは難しいので、ストーリーを加えて競合との差別化をしましょう。
BASEで売れにくいもの
BASEで売れにくいのは、以下のようなものが挙げられます。
- オリジナルグッズ
- ハンドメイド作品
- Tシャツ
はじめて商品を売る場合、販売実績がなく信頼性がないため、無名のオリジナルグッズやハンドメイドを売るのは簡単ではありません。
ただBASEでは、運営しているショップの約75%が「オリジナル商品を販売している」という調査結果が出ています。オリジナル商品でもしっかりと販売戦略を立てて実行すれば売上につながりますので、ご安心ください。
オリジナルグッズやハンドメイド作品を購入につなげるには、SNSやネット広告などを活用しながら、商品のファンになってくれる人を増やすことが大切です。
最初はなかなか売れないので、長期的な視野で販売戦略を立てて売ることをおすすめします。
Tシャツが売れにくい理由としては、競合の多さが挙げられます。Tシャツは商品に優位性をつけにくいため、オリジナルグッズと同様に、商品や作成者のファンになってもらうアプローチが必要です。
BASEで売れない理由を改善して売上アップにつなげよう!
BASEでは販売戦略が乏しかったり、販売商品の選定がニーズとズレたりすると、売れない傾向にあります。自社で売れない原因を把握し、原因に沿った対策を実施しましょう。
売れやすい商品の傾向を調べたり、商品の詳しい情報を記載したりすることで、売上の改善につなげられます。一度に実践するのは難しいかもしれませんが、まずはできることから始めて、売れない理由を減らしていきましょう。
今回紹介した対策をしてもうまく改善がいかない場合は、テクノデジタルにご相談ください。
テクノデジタルでは、ECショップの構築やサービスの改善など、お客様の売上を向上させるためのサポートを行っています。
BASEで売上を増加させる施策についても提案しますので、お気軽にお問い合わせください。
投稿者
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システム開発、Webサイト制作、ECサイトの構築・運用、デジタルトランスフォーメーション(DX)など、デジタルビジネスに関わる多岐の領域において、最新のトレンド情報や実践的なノウハウを発信してまいります。
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