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futureshopとは?EC構築のための機能やメリット、導入事例を紹介

ECサイトを構築するためのプラットフォームを探している方の中には、「futureshopってどんなサービスなの?」と疑問を感じている方もいるのではないでしょうか。ほかにもメリットやデメリットについて知りたい方もいるかもしれません。


本記事では、futureshopの概要について紹介します。ほかにも、メリットやデメリット、導入事例についても触れていきます。本記事を読むことで、自社に向いているかどうか判断できるでしょう。ぜひ参考にしてみてください。

この記事でわかること

  • futureshopの概要
  • メリットやデメリット
  • 導入事例

futureshopとは?

futureshopとは?

出典:futureshop

futureshopとは、株式会社フューチャーショップが運営しているECサイトを構築するためのプラットフォームです。

ECサイトに必要な機能があらかじめ揃っていて、数カ月で構築できます。外部サービスとの連携もできるため、これまで利用していたサービスを継続しながらECサイト運営ができるでしょう。

利用継続率は99.2%で、ほとんどのユーザーが満足して利用していることがわかります。新規顧客利用増加率は125%なので、新規顧客の獲得にも最適です。

2021年11月時点で稼働店舗数は2900を超えており、様々なジャンルのお店で利用されています。

相談窓口もあり、サポート満足度は93.4%です。初心者の方でも、安心して利用できるでしょう。

futureshopの主な機能

futureshopの主な機能

futureshopの主な機能として、以下があります。

ECサイトに必要な機能があらかじめ揃っていて、外部サービスを連携することで機能を拡張することも可能です。ここからは、それぞれの機能について解説します。

機能①|ECサイト構築

futureshopを利用することで、比較的簡単にECサイトを構築できます。本来であれば、ECサイトにはショッピングカートや決済画面など様々な機能が必要です。さらには、ブランドのイメージをデザインに落とし込んだり、ユーザーにとって使いやすい設計にしたりする必要もあります。

futureshopでは、各種決済サービスの導入が可能です。また、様々なデバイスに対応するデザインにできるため、スマホからもパソコンからも快適に閲覧できます。レスポンシブ対応なら複数のデザインを作成する必要がありません。

ほかにも、ブランドイメージに沿ったECサイトを実現するデザイン機能があります。商品グループページごとや商品ページごとにデザイン変更も可能です。

機能②|ECサイト運用・管理

以下のような機能によって、ECサイト運用・管理を効率化できます。

  • レポート・分析機能(β版)
  • アクセス解析
  • FBZ連携オプション
  • 商品管理
  • 管理者設定
  • 受注管理
  • メール機能
  • 割引設定
  • 予約販売機能
  • 予定在庫機能
  • バンドル販売機能
  • 管理画面SSO(SAML認証)機能

アクセス解析によってデータを収集し分析することで、集客・CRM・リピート施策などができるようになります。

商品管理機能では在庫管理や在庫表示、入荷予定在庫ができます。在庫が切れそうになると在庫切れお知らせメールで通知してもらえるため、業務効率化につながるでしょう。

ほかにも、割引設定や予約販売機能などの便利な機能もあります。

機能③|優良顧客化

優良顧客化の機能として、以下があります。

  • future M-App
  • ライブコマース機能「Live cottage(ライブコテージ)」
  • LINE連携オプション
  • Apple ID・Googleアカウントログインオプション
  • 会員ステージ機能
  • クレジットカード番号保持
  • 定期購入・頒布会オプション
  • サンプル販売機能
  • ポイント機能
  • レビュー機能
  • 入荷お知らせメール
  • 闇市グループ機能
  • メールマガジン機能

Live cottage(ライブコテージ)という機能によって、自社ECサイトでライブコマースができます。ライブコマースとは、ライブ配信で商品を販売する手法です。ユーザーとコミュニケーションを取りながら商品を紹介できます。

ECサイトはApple ID・Googleアカウントと連携できるため、ログインのハードルが下がります。簡単にログインできるようになると、より多くのユーザーに利用してもらえるでしょう。

ほかにも、ECサイトに必要なポイントカードやメールマガジンの機能もあります。こうした機能を活用することで、優良顧客化やファン化の施策もできるでしょう。

機能④|集客プロモーション

集客プロモーションの機能は、以下の通りです。

  • futureCartRecovery
  • SEO
  • クーポン発行機能
  • CMSサーバー(VPS)オプション
  • プロモーション連携機能
  • FacebookコンバージョンAPI標準連携
  • Instagramショッピング機能 (Facebookカタログ連携)
  • Google ショッピング機能
  • TikTok for Business連携
  • アフィリエイト

「futureCartRecovery」は、「買い忘れ」商品をメールや広告でリマインドする機能です。カゴ落ち防止につながるため、売上アップを期待できるでしょう。

ほかにも、Meta広告・Google広告との連携ができます。こうした機能から、一度離脱したユーザーへのアプローチやWeb広告による集客が可能です。

機能⑤|O2O・オムニチャネル

O2O・オムニチャネルとして、以下の機能があります。

  • futureshop omni-channel
  • 店舗受取オプション
  • 実店舗在庫表示機能

「futureshop omni-channel」は、店舗とECポイントを統合する機能です。ポイントを連携すれば実店舗へ誘導することもできます。さらに店舗受取のオプションもあるため、店舗の集客施策に有効です。

実店舗在庫表示機能によって、ECサイトから在庫があるかどうかを表示できます。在庫があることがわかれば購入してくれる可能性が高くなるでしょう。

futureshopのメリット

futureshopのメリット

futureshopのメリットは、以下の通りです。

ここからは、それぞれのメリットについて解説します。

メリット|①UI/UXの変更が容易

futureshopのメリットは、UI/UXを簡単に変更できることです。本来こうした業務はエンジニアに依頼するものです。しかしノーコードで編集ができるため、エンジニアでなくても編集や作成ができます。

レイアウト・デザインの変更も簡単にできるため、サイト改善などもスピード感をもってできるでしょう。また、エンジニア不要のため外注コストを削減できる点も魅力的です。

メリット|②豊富な純正・外部連携サービス

純正機能がトレンドに対応してアップデートされることも、メリットのひとつです。ECサイトのUI/UXにはトレンドがあります。トレンドを取り入れることで違和感なく利用してもらえるでしょう。

また、外部のサービスと連携できることも強みです。連携できるサービスは100種類以上あるので、自社の事業に合わせて柔軟に対応できます。

メリット|③分析機能による課題の可視化

分析機能によって、ECサイトの課題を可視化できます。

たとえば、レポート機能によって新規顧客とリピートターの注文金額を比較できます。収益構造の分析をもとにリピート比率を上げることで獲得コストの抑制が可能です。

ほかにも、市場分析や競合分析レポートサービスがあります。競合の動きを予測したり、市場の動向を追うことで、今後どのような施策を行うべきかの判断材料を得られるでしょう。

このように、分析機能によってKPI分析が簡単になり、課題の可視化・改善につなげられます。

メリット|④サポートが充実

futureshopはサポートが充実しているため、初心者の方でも安心してECサイト構築ができます。

開店前オンボーディングミーティングでは、専属メンバーによってガイダンスが行われます。ECサイトに関する疑問を解決できるため、スムーズに進められるでしょう。

ほかにも、個別に悩みや課題に対する対応や実践方法を教えてくれる無料コンサルティングや、ECの基礎から最新トレンドまで売上アップを学べるラーニングプログラムもあります。

futureshopのデメリット

futureshopのデメリット

futureshopのデメリットとして、下記が挙げられます。

ここからは、それぞれのデメリットについて解説します。

デメリット|①仕様や使い方を覚える必要がある

futureshopのデメリットは、仕様や使い方を覚えなければならないことです。機能が追加されたりバージョンアップが行われたりすると、その都度学ぶ必要があります。頻繁に発生することもあり、まとまった時間が必要でしょう。

ただし、ノーコードでECサイトを構築・更新できるため、基本的な作業時間はかなり短縮されていると考えられます。

デメリット|②オプション追加で費用が発生する

オプションを追加することによって、別途コストがかかってしまうこともデメリットのひとつです。

ECサイトの規模が大きくなると、機能を追加する必要があります。機能を増やすたびに費用が追加されます。機能は初めから全部追加しようとするのではなく、ECサイトの売上に応じて増やしていくようにするといいでしょう。

futureshopの導入事例

futureshopの導入事例

futureshopの成功事例として、以下の企業が挙げられます。

ここからは、それぞれの導入事例を紹介します。

大江ノ郷自然牧場|5年で売上高10倍

大江ノ郷自然牧場は、採れた卵の通販を行っている有限会社ひよこカンパニーが運営する複合リゾート施設です。

futureshopで食品ECを立ち上げたところ、5年間で売上を10倍に伸ばすことができました。リアルとECサイトをつなぐことによって、リゾート施設に訪れた顧客が帰宅後、ECサイトで買い物をするようになりました。

さらに定期コースの受注とCRMの効率化により、顧客を増やすことに成功しています。

アンブリオリス|3カ月でCVR7%達成

アンブリオリスは、フランス・パリで生まれたスキンケアブランドです。futureshopでECに参入し、わずか3カ月でCVR7%を達成しました。

利用したのは、「commerce creator」という柔軟なカスタマイズ性が特徴のプラットフォームです。ノーコードでECサイトを自由にデザインできるため、直感的なUIでかつブランドの世界観を反映できます。

また、カスタマージャーニーを踏まえて戦略的にPRやプロモーションを行ったことで、売上を伸ばすことができました。

まとめ

まとめ

futureshopは、株式会社フューチャーショップが運営しているECサイトを構築するためのプラットフォームです。ノーコードで構築できるため、専門知識がなくてもECサイトを構築できます。

futureshopでのECサイト構築に関して疑問や悩みがある場合は、テクノデジタルにご相談ください。弊社ではECサイトの構築を行っています。取り扱い商品に合わせたソリューション提案もいたしますので、お気軽にお問い合わせください。

投稿者

  • デジタルトレンドナビ編集部

    システム開発、Webサイト制作、ECサイトの構築・運用、デジタルトランスフォーメーション(DX)など、デジタルビジネスに関わる多岐の領域において、最新のトレンド情報や実践的なノウハウを発信してまいります。