2024.11.15
Yahoo!ショッピング広告を完全解説!種類・出稿方法・運用まで総まとめ
Yahoo!ショッピングの利用を検討している方のなかには「初心者でも出稿できるの?」と心配している方もいるのではないでしょうか。ほかにもメリットやデメリット、広告の種類について知りたい方もいるかもしれません。
この記事では、Yahoo!ショッピング広告の基本的な設定について解説します。ほかにも、メリットやデメリット、広告の種類についても触れていきます。この記事を読むことで、
Yahoo!ショッピング広告の設定について段階的に理解できるため、実践できるようになるでしょう。ぜひ参考にしてみてください。
この記事でわかること
- Yahoo!ショッピング広告の基本的な設定
- メリットやデメリット
- 広告の種類
目次
Yahoo!(ヤフー)ショッピング広告とは?4種類を解説
Yahoo!ショッピング広告には以下の種類があります。
ここからは、それぞれの種類について解説します。
バナー・テキスト広告(ディスプレイ広告)
Yahoo!ショッピング広告には、バナーやテキストを用いたディスプレイ広告があります。画像や動画が掲載できるため、さまざまな表現ができます。印象にも残りやすいので、高いブランディング効果を期待できるでしょう。
Yahoo!ショッピングのディスプレイ広告には、予約型と運用型の2種類があります。それぞれの違いは、以下の通りです。
ディスプレイ広告の種類 | 特徴 |
---|---|
予約型 | 掲載期間と表示回数を指定できる |
運用型 | 予算に応じて料金設定できる |
予約型の特徴は、掲載期間と表示回数を指定できることです。ビューアブルインプレッション数を選択して申し込みを行い、運用型広告よりも優先して表示されます。
一方で、運用型は予算に応じた料金設定が可能です。1日単位で予算を決められるため、少額から出稿できます。また、好きなタイミングで広告を停止したり再開したりでき、休止している間は固定費用は発生しません。
アイテムマッチ広告(ストアマッチ広告)
アイテムマッチ広告とは、ユーザーの検索キーワードに合わせて表示される広告です。「ストアマッチ」という広告形態に含まれ、「検索連動型広告」とも呼ばれます。
アイテムマッチ広告の特徴は、効率的に広告を配信できることです。Yahoo!ショッピングでは、およそユーザーの70%が検索カテゴリ欄から商品を購入していると言われています。検索結果画面の上位に掲載できるため、Yahoo!ショッピングで売上を伸ばすには最適だと言えるでしょう。
ちなみに、現在ではアイテムマッチ広告はストアマッチ広告の1種として扱われますが、以前はアイテムマッチ広告と「ストアのイチオシ」を合わせてストアマッチ広告と呼んでいました。現在ではストアのイチオシを利用するユーザーが少なくなったため、多くの場合ストアマッチとアイテムマッチは同義で扱われています。
ソリューションパッケージ
ソリューションパッケージとは、Yahoo!ショッピング外から集客を狙うための広告です。Google広告にYahoo! JAPANのデータを掛け合わせて広告配信を行います。GoogleやYahoo!検索におけるアイテムマッチ広告のようなイメージです。
ソリューションパッケージの特徴は、新規獲得や購買率、継続率の向上を期待できることです。Yahoo!ショッピング外に広告を表示できるため、露出度を上げることができます。
ソリューションパッケージでは、面倒な設定は必要ありません。入札単価を設定し、その後すぐに広告が配信される仕組みです。
PRオプション
PRオプションとは、設定料率に応じて商品をPRできる広告です。設定料率に応じて、以下のような場所に表示されます。
- 検索結果ページ
- カテゴリリストページ
広告費は「販売価格×設定料率(%)」の式で計算され、以下の条件に影響されます。
- 商品名のキーワード関連性
- 商品ごとの実績
- PRオプションの設定料率の高い商品
商品ごとの実績は1商品ページでの実績で評価され、PV数や売上、レビューなどが評価の対象になります。
Yahoo!(ヤフー)ショッピング広告のメリット・デメリット
Yahoo!ショッピング広告には、メリットとデメリットが存在します。あらかじめメリットとデメリットを知っておくことで、自社に合うかどうかを判断できるでしょう。Yahoo!ショッピング広告を導入するかどうか考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
メリット
Yahoo!ショッピング広告を利用するメリットは、以下の通りです。
- 集客アップが期待できる
- ターゲットを細かく設定できる
- 効果測定ができる
Yahoo!ショッピング広告には、店舗ページに外部リンクを設定できる機能があります。ここに自社ECサイトのリンクを設定することで、集客率の向上を期待できるでしょう。ターゲット設定ができるため、ユーザーの興味、関心に基づいた広告を表示できます。
Yahoo!ショッピング広告によって収集できたデータを用いることで、効果測定ができるようになります。効果測定ができるとデータを用いた施策ができ、PDCAサイクルに落とし込むことでサイト改善になるでしょう。
デメリット
Yahoo!ショッピング広告を利用するデメリットは、以下の通りです。
- 集客に費用がかかる
- 広告を利用する競合が多い
Yahoo!ショッピング広告のデメリットは、集客に費用がかかることです。広告掲載には費用が最低30,000円かかります。ほかの広告形態と比較すると、割高になっています。
また、広告を利用する競合が多いため、広告を出しても競合サイトに流れてしまったり、なかなか表示されなかったりすることも懸念点です。
Yahoo!(ヤフー)ショッピング広告の出稿方法
Yahoo!ショッピング広告の出稿方法は以下の通りです。
①アカウントを作成・初期設定を行う
Yahoo!ショッピング広告を利用するには、アカウント作成が必要です。アカウントの作成手順は、以下の通りです。
- 広告管理ツールにログインしてMCCアカウントを選択する
- アカウント一覧画面で「アカウント追加」ボタンを押す
- プルダウンメニューから「検索広告アカウント作成」を選択する
- 入力が終わったら「確認画面に進む」をクリックする
- 「作成」ボタンをクリックする
- 「審査完了までしばらくお待ちください」と表示されたら完了
②商品フィードを作成する
Yahoo!ショッピング広告を利用するには、商品管理システムの「LINE Merchant System」に商品情報を記載した「商品フィード」の連携が必要です。
商品フィードとは、JSON形式で商品情報を入力したファイルのことです。LINE Merchant SystemがユーザーのSFTPサーバーに置かれたJSONファイルを読み込むことで、商品掲載や更新ができるようになります。
③ショップと連携する
LINE Merchant Systemとの連携が完了したら、ショップのアカウントをMCCアカウントと連携します。そのためには、事前にショップ側でLINE Merchant Systemの登録を行う必要があります。詳細については、「LINE Merchant Systemユーザーガイド」から確認可能です。
④タグを設置する
ショップの連携ができたら、タグを設置しましょう。タグとはコンバージョン測定タグのことで、どんなユーザーが広告をクリックしたのかがわかるようになります。
⑤掲載
コンバージョン測定タグを設置したら、商品情報掲載へと進みます。商品情報掲載が開始されるまでの流れは、以下の通りです。
Yahoo!(ヤフー)ショッピング広告に関するよくある質問
最後にYahoo!ショッピング広告に関するよくある質問を紹介します。
- Yahoo!(ヤフー)ショッピング広告の管理画面はどこからログインできる?
- Yahoo!(ヤフー)ショッピング広告を消したいときはどうすればいい?
- Yahoo!(ヤフー)ショッピング広告運用のコツは?
Yahoo!(ヤフー)ショッピング広告の管理画面はどこからログインできる?
広告管理ツールへのログイン方法は、以下の通りです。
- 広告管理ツールのログイン画面を表示する
- 「Yahoo! JAPAN IDでログイン」ボタンを押す
- Yahoo! JAPAN IDでログインする
- 広告管理ツールに表示するアカウントを選択する
Yahoo!(ヤフー)ショッピング広告を消したいときはどうすればいい?
作成した広告を削除する方法は、以下の通りです。
- 広告管理ツールで検索広告のアカウントを表示する
- 広告の一覧を表示する
- 一覧で削除する広告にチェックを入れる
- チェックを入れた状態で「一括操作」ボタンを押す
- 表示されるメニューから「広告を削除」を選択する
- 「削除」ボタンを押す
Yahoo!(ヤフー)ショッピング広告運用のコツは?
広告運用の初心者には、最低価格で効果を体感できる「アイテムマッチ広告」がおすすめです。バナー・テキスト広告はイベント時に使用します。定期的に出稿状況を確認して分析をし、結果を元に最適化をすることで、より効果的な広告運用ができるでしょう。
Yahoo!(ヤフー)ショッピング広告を運用しよう
Yahoo!ショッピング広告にはいくつか種類がありますが、初心者にはバナー・テキスト広告がおすすめです。画像や動画が掲載でき、印象にも残りやすいため高いブランディング効果を期待できるでしょう。
もし広告運用に関して疑問や悩みがある場合は、テクノデジタルにご相談ください。弊社では広告運用のサポートを行っています。ツールを用いたデータ分析も行いますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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システム開発、Webサイト制作、ECサイトの構築・運用、デジタルトランスフォーメーション(DX)など、デジタルビジネスに関わる多岐の領域において、最新のトレンド情報や実践的なノウハウを発信してまいります。
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