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ストアーズ(STORES)の手数料は?売上・入金・決済別に紹介

ネットショップの運営者やこれからネットショップを始めようとしている方のなかには「ストアーズではどれくらい手数料がかかるの?」といった疑問があるのではないか。ほかにも、クレジット決済やコンビニ決済の手数料について知りたい方もいるかもしれません。


この記事では、ストアーズ(STORES)の手数料について解説します。また、他のECプラットフォームとの比較も行っていきます。この記事を読むことで、ストアーズの料金体系について理解できるでしょう。ぜひ参考にしてみてください。

この記事でわかること

  • ストアーズの決済手数料
  • 手数料がかからない項目
  • 他のECプラットフォームとの比較

ストアーズ(STORES)の手数料5種類

ストアーズ(STORES)の手数料5種類

ストアーズで手数料が発生する項目は、以下の通りです。

ここからは、それぞれの項目について解説します。

決済手数料

決済手数料とは、決済金額に従って発生する費用のことです。多くのECプラットフォームでは、決済サービスによって金額が異なります。

ストアーズではオーダーごとの売上に対して手数料が発生し、プランによって決済手数料が異なります。

プラン 決済手数料
ネットショップ フリープラン 5.5%
ネットショップ ベーシックプラン 3.6%

プランごとの計算例は、以下の通りです。

10,000円の商品が売れた場合
ネットショップ フリープラン 10,000円 x 5.5% = 550円
ネットショップ ベーシックプラン 10,000円 x 3.6% = 360円

なお、売上には送料も含まれています。

事務手数料

事務手数料とは、入金金額が1万円未満だった場合に発生する振込に必要な手数料のことです。手数料は275円で、計算例は以下の通りです。

9,000円の売上金の入金申請した場合
入金額(9,000円)- 振込手数料(275円)- 事務手数料(275円)= 8,450円

1万円未満で売上金の入金申請を行うと、事務手数料と振込手数料の両方が引かれます。できるだけコストをかけずに利用したいなら、入金金額が1万円以上になるタイミングで振込申請することをおすすめします。

振込手数料

振込手数料とは、売上金の入金に発生する手数料のことです。ストアーズでは、入金金額にかかわらず275円の振込手数料金が発生します。計算例は以下の通りです。

売上金の入金申請の計算例
売上金が11,000円の場合 入金額(11,000円)- 振込手数料(275円) = 10,725円
売上金が9,000円の場合 入金額(9,000円)- 振込手数料(275円)- 事務手数料(275円)= 8,450円

事務手数料とは違い、入金金額が1万円超えていても振込手数料は発生します。

コンビニ決済手数料

コンビニ決済手数料とは、コンビニ決済を利用した場合に発生する手数料のことです。コンビニ決済は300円で、購入者が負担します。コンビニ決済が利用できるのは、以下の店舗です。

  • ファミリーマート
  • ローソン
  • ミニストップ
  • デイリーヤマザキ
  • セイコーマート

なお、コンビニ決済手数料と類似する手数料として、キャリア決済があります。キャリア決済も300円で、購入者が負担します。キャリア決済が利用できるのは、以下の決済方法です。

  • d払い
  • auかんたん決済<
  • ソフトバンクまとめて支払い

スピードキャッシュ利用手数料

スピードキャッシュとは、翌日振込ができるストアーズの機能です。本来ならば申請から振込までに最大2カ月かかりますが、スピードキャッシュを使用すれば最速で翌日振込が可能です。

通常振込とスピードキャッシュを比較すると、以下のように異なります。

ケース 4月30日締め日の場合
通常振込 ・4/30…締め日
・5/31…通常振込
スピードキャッシュ ・4/30…締め日
・5/11…申請
・5/11…翌日振込

4月30日締め日で5月11日に申請した場合、5月の10日分の売上も追加して振り込んでもらうことが可能です。

スピードキャッシュ利用手数料は、以下のようにプランによって異なります。

プラン スピードキャッシュ利用手数料
ネットショップ フリープラン 3.5%
ネットショップ ベーシックプラン 1.5%

初回手数料は0円なので、お試し感覚で一度利用してみるのもいいでしょう。

ストアーズ(STORES)で手数料がかからない項目

ストアーズ(STORES)で手数料がかからない項目

ここまでストアーズの手数料について解説してきましたが、以下の項目においては手数料が発生しません。

ここからはストアーズで手数料のかからない項目について紹介します。

売上合計10万円以下の入金手数料

ストアーズでは売上合計10万円以下の入金には、振込手数料がかかりません。ストアーズには自動入金と手動入金があり、手動入金に関しては10万円を超えるかどうかで手数料の有無が変わります。

入金方法 振込手数料
自動入金 無料
手動入金 売上合計が10万円以上の場合 無料
売上合計が10万円未満の場合 200円(うち消費税10% 18円)

できるだけコストを掛けたくない場合は自動入金を選ぶといいでしょう。自動入金なら売上金額の合計が10万円未満でも手数料がかかりません。

手動入金を利用したい場合は、売上合計が10万円以上になったタイミングで申請するとお得です。

ストアーズのクレジット決済における手数料

クレジットカード

ストアーズ(STORES)の手数料を他社と比較

ストアーズ(STORES)の手数料を他社と比較

ストアーズの手数料を他社と比較すると、以下の通りです。

手数料 ストアーズ(STORES) BASE(ベイス) PayPay
ネットショップ フリープラン ネットショップ ベーシックプラン スタンダードプラン グロースプラン ライトプラン ライトプラン未加入
決済手数料 5.5% 3.6% 3.6%+40円~ 2.9%~ 1.60% 1.98%
サービス利用料 3% 0円
事務手数料 ・1万円以上:0円
・1万円未満:275円
・1万円以上:0円
・1万円未満:275円
・2万円以上:0円
・2万円未満:500円
・2万円以上:0円
・2万円未満:500円
振込手数料 275円 275円 250円 250円 0円~ 0円~
コンビニ決済手数料 300円
(購入者負担)
300円
(購入者負担)
スピードキャッシュ利用手数料 3.5% 1.5%

ここからは、ストアーズと各社の手数料を比較していきます。

ストアーズ(STORES)とBASE(ベイス)の手数料を比較

ストアーズとBASEの手数料は、以下の通りです。

手数料 ストアーズ(STORES) BASE(ベイス)
ネットショップ フリープラン ネットショップ ベーシックプラン スタンダードプラン グロースプラン
決済手数料 5.5% 3.6% 3.6%+40円~ 2.9%~
サービス利用料 3% 0円
事務手数料 ・1万円以上:0円
・1万円未満:275円
・1万円以上:0円
・1万円未満:275円
・2万円以上:0円
・2万円未満:500円
・2万円以上:0円
・2万円未満:500円
振込手数料 275円 275円 250円 250円
コンビニ決済手数料 300円
(購入者負担)
300円
(購入者負担)
スピードキャッシュ利用手数料 3.5% 1.5%

なお、BASEの手数料については以下の記事で詳しく解説しています。こちらもあわせてお読みください。

ストアーズ(STORES)とPayPayの手数料を比較

ストアーズとPayPayの手数料は、以下の通りです。

手数料 ストアーズ(STORES) PayPay
ネットショップ フリープラン ネットショップ ベーシックプラン ライトプラン ライトプラン未加入
決済手数料 5.5% 3.6% 1.60% 1.98%
サービス利用料
事務手数料 ・1万円以上:0円
・1万円未満:275円
・1万円以上:0円
・1万円未満:275円
振込手数料 275円 275円 0円~ 0円~
コンビニ決済手数料 300円
(購入者負担)
300円
(購入者負担)
スピードキャッシュ利用手数料 3.5% 1.5%

PayPayの振込手数料は「月末締め・翌日振込(月1回)」の場合に0円となります。早期振込サービスを利用した場合は、サービス利用料と振込手数料が発生します。

ストアーズ(STORES)の手数料についてよくある質問

ストアーズ(STORES)の手数料についてよくある質問

最後にストアーズの手数料に関して、よくある質問を紹介します。

あらかじめ疑問を解消しておくことで、ストアーズの手数料に関する理解が深まるでしょう。ここからは、それぞれの質問について回答していきます。

ストアーズの手数料を計算するには?

決済手数料の計算方法は、以下の通りです。

  1. オーダー1件(送料を含むお支払金額)ごとに決済手数料(フリープラン5.5%・ベーシックプラン3.6%)を掛ける
  2. 小数点以下を繰り上げる
  3. 繰り上げされた決済手数料の合計を出す

たとえば、オーダー①(1,890円 )とオーダー②(18,110円)の売上があった場合、以下のような計算になります。

オーダー フリープラン ベーシックプラン
オーダー①(1,890円 ) 1,890円 ×決済手数料5.5%→103.95円

小数点以下を繰り上げし104円
1,890円×決済手数料3.6%→68.04円

小数点以下を繰り上げし69円
オーダー②(18,110円) 18,110円×決済手数料5.5%→996.05円

小数点以下を繰り上げし997円
18,110円×決済手数料3.6%→651.96円 

小数点以下を繰り上げし652円
決済手数料の合計 104円+997円=1,101円 69円+652円=721円

ストアーズの加盟店手数料に消費税はかかる?

ストアーズの加盟店手数料の消費税は、決済方法によって以下のように異なります。

決済方法 種類 消費税
STORES 決済 クレジットカード決済 非課税
QRコード決済 非課税
QUICPay 非課税
iD 非課税
交通系電子マネー決済 課税(内税)
STORES 請求書決済 クレジットカード決済 非課税

なお、手動入金かつ売上合計が10万未満の場合、振込手数料は課税(内税)です。

ストアーズの手数料はどうインボイス対応すればいい?

ストアーズのインボイス対応については、以下のように2パターンあります。

  1. 買手としてSTORES株式会社が提供する有料プラン料金のインボイスなどを受ける
  2. 売手として購入者に対してインボイスを発行する

インボイスなどを受ける場合は、以下の事業者情報を利用します。

STORES 株式会社の事業者名および登録番号
STORES 株式会社(T8010401098864)

インボイスの取得方法については公式サイトの「① STORES 株式会社のインボイスを取得」をご確認ください。

売手として購入者に対してインボイスを発行する場合は、事業者名と登録番号を登録することでインボイス情報を表記できます。具体的な手順は、以下の通りです。

  1. ダッシュボードから事業者名・登録番号を登録する
  2. 登録した情報が以下の項目で表記する

ストアーズで売上手数料はいくらかかかる?

ストアーズの売上手数料は、振込手数料として以下のように発生します。

入金方法 振込手数料
自動入金 無料
手動入金 売上合計が10万円以上の場合 無料
売上合計が10万円未満の場合 200円(うち消費税10% 18円)

まとめ

まとめ

ストアーズでは、決済手数料や事務手数料、振込手数料などの手数料が発生します。ほかにも、購入者が負担するコンビニ決済手数料やキャリア決済などもあります。ただし、選択するプランによって手数料が異なるため気を付けましょう。ベーシックプランの方が手数料を抑えられるため、コストを抑えたい方にはおすすめです。

ストアーズによるネットショップ運営で疑問やお悩みがある場合は、テクノデジタルにご相談ください。弊社ではネットショップの開設や運営のサポートを行っています。ぜひお気軽にご連絡ください。

投稿者

  • デジタルトレンドナビ編集部

    システム開発、Webサイト制作、ECサイトの構築・運用、デジタルトランスフォーメーション(DX)など、デジタルビジネスに関わる多岐の領域において、最新のトレンド情報や実践的なノウハウを発信してまいります。