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デジタルコンテンツのダウンロード販売ができるサイトのおすすめは?始め方も解説

デジタルコンテンツのダウンロード販売ができるサイトのおすすめは?始め方も解説

ECサイト運営に携わる方の中には「デジタルコンテンツを販売したい」と検討している方もいるのではないでしょうか。ほかにも「デジタルコンテンツはどうやって販売するの?」と疑問を抱いている方もいるかもしれません。

デジタルコンテンツとは、デジタルデータによって構成されたコンテンツを指します。オンラインで販売できるため、一度作成すれば複数のユーザーに提供可能です。


本記事では、デジタルコンテンツのダウンロード販売ができるサイトを紹介します。ほかにも、デジタルコンテンツ販売のメリットや注意点についても触れていきます。本記事を読むことで、デジタルコンテンツを販売するために必要なことが分かるでしょう。ぜひ参考にしてみてください。

この記事でわかること

  • デジタルコンテンツのダウンロード販売ができるサイト
  • デジタルコンテンツ販売のメリット
  • デジタルコンテンツ販売の注意点

デジタルコンテンツをダウンロード販売する方法とは?

デジタルコンテンツをダウンロード販売する方法とは?

デジタルコンテンツをダウンロード販売する方法は、自社でECサイトを立ち上げるか、他社が運営しているモール型のサイトに出店するかの2つです。

ここからは、それぞれどのようなメリットやデメリットがあるのかを解説します。

自社でダウンロード販売サイトを作る

デジタルコンテンツを販売する方法として、自社でダウンロード販売サイトを立ち上げる方法があります。

自社でダウンロード販売サイトを作るメリットは、自社のブランドやイメージなどに合わせたサイトを作成できることです。さらに、顧客情報が蓄積されるため、データ分析によるマーケティング施策を実行できます。

一方で、サイト制作のための専門知識が必須となったり、ダウンロード販売用の機能を自社で実装しなければならない点はデメリットです。

またアフィリエイトを出稿することでより広い集客につながるため、アフィリエイトも同時に検討してみるといいでしょう。

自社ECサイトとECモールの違いは?メリット・デメリット

他社が運営するダウンロード販売サイトに出店する

ダウンロード販売に対応したECモールに出店し、そこでデジタルコンテンツを販売する方法もあります。

ダウンロード販売サイトを利用するメリットは、プラットフォーム自体の集客力が高いことです。社名やブランドの知名度が低くても、見込み顧客に見つけてもらえる可能性があります。また、サイトを構築する手間がかからず、すぐに販売を始められます。

ただし、手軽に販売できることから競合が多い点はデメリットです。自社ブランドの名前をアピールしづらいため、SNSなどを用いた施策が必要になります。

ECモールとは?自社ECサイトとの違いや種類、メリットデメリット

販売できるダウンロードコンテンツの種類

販売できるダウンロードコンテンツの種類

販売できるダウンロードコンテンツの種類は、以下の通りです。

種類 商品例
情報・ノウハウ ビジネスノウハウ
美容法
健康法
勉強法
投資
素材・テンプレート イラスト素材
写真素材
動画素材
音楽素材
書式のテンプレート
ソフト・フォント ビジネスソフトウェア
ゲームソフト
プログラムコード
有料フォント
音楽・イラスト・アート 音楽
写真
アート作品
動画
電子書籍

ダウンロードサイトを構築できるおすすめサービス

ダウンロードサイトを構築できるおすすめサービス

ダウンロード販売サイトを構築できるおすすめサービスは、以下の通りです。

ここからは、それぞれのサービスの特徴について紹介します。

STORES

STORES

出典:STORES

STORESの特徴は、設定方法が簡単であることです。たった3つのステップで販売を開始できるため、初心者の方にもおすすめできます。

もう一つの特徴は、データ販売でも本格的なネットショップを作成できることです。販売促進に便利な動画機能があり、ネットショップのトップページに掲載できます。

こうした機能は、音楽などのデジタルコンテンツを販売するミュージシャンに役立つでしょう。ほかにも、商品のサンプルを紹介するのにも便利です。

無料販売もできるため、トライアルとして無料で提供し、フルバージョンは有料販売するなどの使い方もできます。

BASE

BASE

出典:BASE

BASEの特徴は、あらゆるダウンロード商品を販売できることです。文章・音楽・イラスト・写真・動画など、さまざまなジャンルで販売できます。ひとつのジャンルに限定するのではなく、複数のジャンルで販売したい場合におすすめです。

BASEなら個人サイトとなり、他社と競合することはありません。そのため、リピーターを作りやすい環境です。

販売方法も簡単で、「デジタルコンテンツ販売 App」をダウンロードして販売開始できます。BASEの始め方については、以下の記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

Shopify

Shopify

出典:Shopify

Shopifyの特徴は、デジタルコンテンツ向け販売アプリをいくつか展開していることです。

たとえば、「Thinkific」は専門知識を収益化するためのアプリです。カリキュラムを3コースまで作成できて、無料プランの作成もできます。「Single Music」では音楽を販売できます。視聴用クリップを商品ページに添付するだけなので、操作も簡単です。

基本的には英語で利用することになりますが、翻訳ツールを使えば問題ありません。

Shopifyについては以下の記事で詳しく解説しています。こちらも合わせてお読みください。

カラーミーショップ

カラーミーショップ

出典:カラーミーショップ

カラーミーショップの特徴は、予約販売や会員限定販売、年齢制限などさまざまな機能があることです。デジタルコンテンツでも条件を付けて販売することで、さまざまな施策ができるようになります。

たとえば、リピーターを獲得したいなら会員限定販売にすることで、会員を増やすことができるでしょう。また、年齢制限を設けることで、コンテンツの幅が広がります。

デジタルコンテンツを販売できるおすすめダウンロードサイト

デジタルコンテンツを販売できるおすすめダウンロードサイト

デジタルコンテンツを販売できるおすすめダウンロードサイトは、以下の通りです。

ここからは、それぞれのダウンロードサイトを紹介します。

note

noteは、記事コンテンツを販売できるサイトです。アカウントさえ作成すれば誰でも投稿できて、無料で記事を投稿できます。無料記事のみ公開しているユーザーも多いため、コンテンツ販売初心者にとってもハードルは低いでしょう。

有料コンテンツは、どこから有料で公開するかを自分で決められます。あえて一部分を無料で公開することで、興味を持ってもらえるでしょう。

記事以外にも、写真やイラスト、音楽、映像なども販売可能です。

Brain

Brainは、プログラミングやマーケティング、恋愛などさまざまなカテゴリが存在する知識共有プラットフォームです。

Brainの特徴は、レビュー機能があることです。ユーザーから5段階評価とコメントが付けられるため、購入の後押しとなります。

さらにアフィリエイト機能もあり、審査なしで利用できます。SNSで販売可能なので、一般的なアフィリエイトに比べると簡単です。

PIXTA

PIXTAは、イラストや画像などの素材を販売できるサイトです。品質の高い素材が多いことから、サイト制作やコンテンツ制作でもよく利用されています。

PIXTAで素材を販売するには、いくつか手続きが必要です。まず、クリエイター会員登録を行い、写真・イラスト素材販売を希望する場合は、「入門講座」と「入門テスト」を、映像素材販売を希望する場合は「映像クリエイター審査」を受けなければなりません。審査に合格したら、素材を販売できます。

Vector

Vectorは、ソフトを販売できるサイトです。ソフトを公開すると、自由に購入してダウンロードできるようになります。公開したソフトには作者やユーザーがコメント・評価できるサービスがあります。使用感が分かるため、購入するかどうかの判断材料となるでしょう。

販売するにはソフト登録申請が必要で、ライブラリ作者登録やライブラリ作者パスワード発行などの手続きが必須です。利用する際は、これらの手続きについてあらかじめ確認しておきましょう。

BOOTH

BOOTHは、同人誌や電子コンテンツ、手作りアイテムを販売できるサイトです。販売する際は、ユーザー登録し、必要項目を入力し、商品を登録するだけでOKです。

「BOOTH Apps」を利用すれば、メッセージの一斉送信や販売期間設定など、さまざまな機能を追加できます。機能ごとに料金が発生するため、商材に合わせて選ぶといいでしょう。

SUZURI

SUZURIは、Tシャツやデジタルアートなどを販売できるサイトです。音楽やイラスト、写真、音声コンテンツ、3Dモデルなどさまざまなジャンルに対応しています。

販売ページは、クリエイターごとに表示されます。クリエイターとして人気が出れば、リピーターも獲得できるでしょう。SUZURIで人気が出れば、「話題のクリエイター」として紹介されることもあります。

デジタルコンテンツ販売のメリット

デジタルコンテンツ販売のメリット

デジタルコンテンツ販売のメリットは、以下の通りです。

  • 在庫の保管が不要
  • 配送費用や梱包費用がかからない
  • 利益率が高い
  • 販売を仕組み化したら半自動化できる
  • スキルが身につく
  • 商品の組み合わせや提供方法に柔軟性がある

物理的な物を売る通常のECと比較すると、デジタルコンテンツ販売はコストがかかりづらく、利益率が高いビジネスモデルです。

また、複製や納品も一瞬でできてしまいます。一般的なECサイトとは違い、商品の仕入れや発送に手間やコストがかからないことも大きなメリットであると言えるでしょう。

ダウンロード販売をする際の注意点

ダウンロード販売をする際の注意点

ダウンロード販売をする際の注意点は、以下の通りです。

  • ダウンロード制限や閲覧制限をかける
  • ダウンロードや閲覧の期間制限をかける
  • 無断複製や無断使用される可能性がある

ダウンロード販売の際に禁止事項として記載していても、無断転載や複製などの悪用・盗用リスクは0にできません。そのため、こうした禁止事項を防止できるようなストリーミング再生機能や、各種制限機能があるかどうかを確認しましょう。

また、販売するサイトによっては、無料で配布されている同種の商品が競合となるケースがあります。少しでも購入してもらえるように、差別化された商品にしなければなりません。そのためには、無料コンテンツより価値のあるコンテンツに仕上げるよう心がけましょう。

ECサイトについて不安がある方はぜひご相談ください

ECサイトについて不安がある方はぜひご相談ください

デジタルコンテンツの販売は、一般的なECサイトに比べて発送や在庫管理などの手間がかかりません。一度制作すれば複製できるため、より多くのユーザーに購入してもらえるチャンスがあります。デジタルコンテンツの販売を始めたい方は、ぜひ本記事で紹介したサイトを活用してみてください。

デジタルコンテンツの販売に関してお悩みがある方は、ぜひテクノデジタルにご相談ください。弊社ではECサイト構築や運営のサポートを行っています。自社サイトでのデジタルコンテンツ販売も可能ですので、お気軽にご連絡ください。

投稿者

  • デジタルトレンドナビ編集部

    システム開発、Webサイト制作、ECサイトの構築・運用、デジタルトランスフォーメーション(DX)など、デジタルビジネスに関わる多岐の領域において、最新のトレンド情報や実践的なノウハウを発信してまいります。