2024.05.08
ライブコマースアプリのおすすめ比較!最適なアプリの選び方
ECサイトのマーケティングの施策として、ライブコマースを検討している担当者の方はいませんか?
リアルタイムで商品を紹介できるライブ配信は、商品の特徴やスペックを直接ユーザーに伝えられるメリットがあります。
しかし、どのアプリやサービスを使えばいいか迷っている方も多いでしょう。
そこで今回は、ライブコマースにおすすめのアプリをご紹介します。選び方のポイントも解説しているので、アプリを選ぶ際の参考にしてみてください。
ライブコマースとは?
ライブコマースとは、ライブ配信をしながら商品を紹介して販売する形態です。
リアルタイムで視聴者とコミュニケーションを取れるため、視聴者は商品について気になることがあればその場で聞けるのがメリットです。
最近は、以下のような身近なSNSでもライブコマースができるようになっています。
- YouTube
- LIVEBUY(LINE LIVE)
- Tiktok
- X(旧Twitter)
ライブコマースアプリの選び方
ライブコマースアプリの選び方は、扱う商品や予算に応じて異なります。
料金やサポート体制だけでなく、以下のポイントも意識してみましょう。
- 利用ユーザー層
- 得意な配信ジャンル
- 配信やコンテンツ制作に役立つ機能
- SaaS型ライブコマースツールの活用
利用ユーザー層が合っているか
ライブコマースのアプリを選ぶ際は、アプリの利用層と自社のターゲット層が合っているかを確認することが大切です。
アプリによってメインとなるユーザーは少しずつ異なり、20代が多く利用している場合や30代以上がメインユーザーのアプリもあります。
そのため、ユーザーの年代や性別が自社製品とマッチしているかを必ず確認しましょう。
得意な配信ジャンルはどれか
ライブ配信ができるアプリは、それぞれ得意とする配信ジャンルがあるため、どの業界や商材に強いのかをチェックしましょう。
アプリとの相性が悪いと、商品の魅力を伝えきれずうまく集客できない可能性もあります。
ライブコマースと言っても、アパレルに特化しているものや食品系のジャンルに強いもの、オールジャンルを取り扱っているアプリまで多種多様です。
まずは、利用したいアプリが強みとしているジャンルを知りましょう。
配信やコンテンツ制作に役立つ機能があるか
ライブ配信がやりやすい機能やコンテンツ制作に役立つ機能があるかどうかも、重要なポイントのひとつです。
具体的には、下記のような機能があると便利です。
- YouTubeやInstagramなどのSNSに同時配信できる機能
- アンケート機能
- 非会員のコメント機能
- コンテンツ制作のサポート・代行
- 撮影機材や出演者の管理機能
機能が充実しているとライブ配信がスムーズに効率よく行えるため、スペックもチェックしておきましょう。
SaaS型ライブコマースツールも活用しよう
自社のECサイトへ集客したい場合は、SaaS型のライブコマースツールを導入するのもひとつの手段です。
SaaS型は、自社のサイトやアプリにタグを埋め込むことで簡単にライブコマース機能を追加できます。
タグを埋め込めるサイトを持っていない場合は、ECサイトやライブコマースアプリの構築からできるサービスもあります。
例えば、株式会社Unitが提供するライコマは月額3万円からで利用できるサービスで、簡単な操作でタグの発行からライブ配信まで行えます。
ライブコマースアプリのおすすめランキング
では、ここからは2024年4月時点で、App StoreとGoogle Playの評価が高い順にライブコマースのアプリをご紹介します。
評価の点数が同じ場合はレビュー件数が多い順に並べており、iOSアプリにしか対応していないサービスもあるため、App Storeの評価を基準にしています。
アプリの評価が高いと顧客満足度も高く、購買に繋がりやすいため、レビューや評価も確認してみましょう。
SharingLive
株式会社クリップスが提供するSharingLiveは、ライブコマースに特化したサービスです。(iOS/Android)
ライブコマース専門ということもあり、ライバー(配信者)のキャスティングに限らず、企画・撮影〜動画の分析や改善まで対応してくれるのが強みです。
また、ライバーの育成も事業として行っているため、エンターテイメント性の高い動画が配信できるのもメリットと言えます。
メリット
- ネットワークが幅広い
- トータルでサポートしてくれる
デメリット
- アプリのレビューがまだ少ない
LiveCall
LiveCallはスピンシェル株式会社が運営するサービスで、1対1のオンライン接客ができるツールです。(iOSのみ)
リアルタイムでユーザーに接客ができるため、ひとり一人に向き合えるリフォームやサポートなどのサービスに強いです。
利用者は時間を予約できるほか、アプリをダウンロードしなくてもいいため相談しやすいのがメリットです。
また、動画内容も録画できるため、接客の質向上に役立てることもできます。
メリット
- 操作が簡単
- アプリのダウンロードが不要
デメリット
- 最低12ヶ月間は利用しないといけない
SHOWROOM
SHOWROOM株式会社の配信サービスSHOWROOMは、国内でも大手のライブ配信のサービスで、アイドルや人気タレントの配信があるのが特徴です。(iOS/Android)
配信方法が簡単であること、芸能人も利用していることからインフルエンサーとのコラボや著名人がプロデュースした商品に向いています。
イベントも多く開催されているため、うまく活用すればブランドにファンがつくでしょう。
メリット
- アプリの利用者数が多い
- 配信者の幅が広い
- 視聴者とコミュニケーションが取りやすい
デメリット
- アプリが重くなることがある
- 端末によっては配信以外の機能は少し弱い
17LIVE
17LIVEは、17LIVE株式会社が提供する配信アプリです。(iOS/Android)
世界中にユーザーが約5,000万人いることもあり、海外に向けた販売や幅広いユーザーへアプローチができるのが強みです。
アカウントを作れば配信は無料なので導入がしやすく、アーカイブもあるので見逃したユーザーにも動画を見てもらえるチャンスがあります。
メリット
- 配信が無料
- リスナーとの距離が近い
- インフルエンサーの案件もある
デメリット
- ユーザーにとっては画面の情報量が多すぎると感じる可能性がある
PeaceYouLive
合同会社ピースユーのPeaceYouLiveは、ショッピングに特化したライブコマースです。(iOS/Android)
アパレルや食品、コスメなどさまざまなジャンルに強いのが魅力で、固定費がかからないのも嬉しいポイントです。
出店者本人がライブを行えますが、ライバーに依頼して商品を紹介してもらうこともできます。
メリット
- 実績が豊富
- 最短で10分で販売ができる
- オークション機能などのユニークな機能がある
デメリット
- サーバーが少し弱い
- 決済方法がクレジットカードのみ
POPO
POPOは、株式会社ポポホールディングスが運営するライブ配信やショートムービーの作成ができるアプリです。(iOS/Android)
位置情報をONにすると近辺にいる人に絞って配信ができる「シティ機能」があり、これを利用することで実店舗の近くにいるユーザーにアプローチできるのが強みです。
そのため、サイトと実店舗の両方を持っている企業におすすめできます。
また、商品が売れた際は「配送する」ボタンをタップするだけで簡単に商品を配送できるのもメリットです。
メリット
- シティ機能が使える
- 配送が簡単
デメリット
- スマホへの負担が大きい
TAGsAPI
株式会社Mofflyの提供するプラットフォームTAGsAPIは、サイトに短いコードを足すだけでライブコマースを導入できます。(iOSのみ)
また、ECサイトの色々なページにライブコマースを出現させられるポップアップ機能も付いているのがメリットです。
戦略や集客のやり方、配信したコンテンツの分析などのサポート体制も充実しているため、確実に売り上げアップを狙いたい企業におすすめです。
メリット
- コンサル体制が整っている
- 導入が簡単
デメリット
- 月額料金が少し高め
ミコライブ
Gogaku株式会社が開発・運営するミコライブは、ライブコマースに対応したサービスです。(iOS/Android)
アプリで購入ページを作成することができるだけでなく、自社ECサイトの決済ページとの連携も可能なのが大きなメリットです。
また、世界中で利用されているアプリなので、商品を展開したい国のライバーに依頼してアイテムを紹介してもらうこともできます。
メリット
- 海外にユーザーが多い
- ECサイトと連携できる
デメリット
- 日本での知名度はまだ低い
- アプリで日本語非対応の箇所がある
HandsUP
HandsUPは、17LIVEが運営しているライブコマース向けのサービスです。(iOS/Android)
豊富な実績を元にしたコンサルティングや支援ツールが充実しているので、ライブコマースを利用するのが初めてでも安心して利用できます。
また、簡易的なECサイトが構築できるため、販売から配信、購入までをひとつのプラットフォームで完結できるのも強みです。
メリット
- コンサルティングがしっかりしている
- ひとつのサイトで完結できる
デメリット
- 販売手数料がかかる
- 契約は最低6ヶ月間
1899mall
株式会社Sホールディングスが運営する1899mallは、ライブコマース機能が付いたアパレルECモールです。(iOS/Android)
ユーザーは、ライブ配信を見ながら気になった服をすぐ購入できるというメリットがあります。
サイトからライブ配信予定が確認できるため、多くのユーザーが見やすいであろう時間を狙って配信するのが良いでしょう。
メリット
- ファッションに強い
- セールやイベントが多い
デメリット
- 差別化が難しい
Live cottage
Live cottageは、株式会社フューチャーショップが提供するライブコマースです。(iOSのみ)
ECサイト内でライブ配信をする場所を用意して配信を行うため、アプリをダウンロードしたり別途で構築したりする必要がありません。
視聴者はライブを見ながら商品ページも閲覧できるため、購入率アップが期待できます。
また、売り上げ手数料がかからないのも嬉しいポイントです。
メリット
- 価格が3種類から選べる
- 売り上げ手数料がかからない
デメリット
- スタンダードプランだと、無料配信が月2回まで
Live kit
BIPROGY株式会社が提供するLive kitは、初期費用が無料で始められるライブコマースです。(iOSのみ)
好きなドメインでライブコマースを運用していけるので、ECサイトとライブコマースを総合して分析できるのが大きな強みです。
また、ライブの企画から配信、撮影機材のサポートもついているため、経験がなくても始めやすいでしょう。
メリット
- 初期費用・販売手数料なし
- 独自のドメインで運用できる
- サポートが充実している
デメリット
- サポート料金は要問い合わせ
- 口コミが少ない(アプリの評価は5だが、口コミは1件のみ)
ECサイトについて不安がある方はぜひご相談ください
ライブコマースを使ってライブ配信を行うことで、商品を実際に手に取りながら紹介できるため、購入率アップやファンの増加が期待できます。
アプリやプラットフォームによって特徴や料金、機能などは違ってくるため、何を優先したいかをしっかり決めておくことが大切です。
本記事を参考に、自社に合ったアプリを選んでいきましょう。
テクノデジタルではECサイトの構築からマーケティングまでサポートを行っております。ライブコマースの導入を検討している方は、お気軽にご相談ください。
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システム開発、Webサイト制作、ECサイトの構築・運用、デジタルトランスフォーメーション(DX)など、デジタルビジネスに関わる多岐の領域において、最新のトレンド情報や実践的なノウハウを発信してまいります。
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