2024.05.08
定期購入・定期通販カートシステム比較!おすすめサービスの選び方
定期購入のサービスを始める際に、カート選びで悩んでしまう方はいませんか?
カートシステムは数が多く、似たような印象で「どれを選べばいいかわからない」と迷ってしまうこともあるでしょう。
そこで今回は、通販向けのおすすめのカートシステムをご紹介します。
サービスを選ぶときにおさえておくべきポイントも解説しているので、担当者の方はぜひ参考にしてみてください。
目次
定期購入カート・定期通販カートとは?
定期購入カート・定期通販カートは、顧客に商品を定期的に発送する定期通販に特化したカートシステムを指します。
例えば、洗剤やトイレットペーパー、スキンケアなどの消耗品を定期便で受け取れるサービスが代表的です。
中でも定期購入カートは、単品通販でよく使用されています。
定期購入・定期通販カートシステムの選び方
定期購入・定期通販カートシステムの選び方で大切なのは、売り上げアップや業務効率化など、導入する目的を明確にすることです。
また、サポート体制や料金だけでなく以下のポイントも確認してみましょう。
- 定期購入向けの機能の有無
- 決済手段の種類
- 対応する販売形態
ここでは、上記の3点について解説していきます。
定期購入向けの機能を確認する
定期通販のカートシステムは、総合通販カートと比べて定期購入を促進する機能が数多く搭載されているため、機能がどのくらい充実しているかを確認しておく必要があります。
一般的に搭載されている機能は以下の表の通りです。
自動課金 | 定期的に発生する固定金額を自動で課金してくれる |
---|---|
受発注管理 | 各ユーザーの商品の発送日や注文数などを管理できる |
定期購入管理機能 | 購入頻度や回数、プランの変更ができる |
フォーム一体型LP作成 | 購入の登録フォームをLPに埋め込める |
サンクスメール | 商品を買ったユーザーに感謝や注文情報、発送に関する情報などを送れる |
ステップメール | リピートしてもらうために、無料サンプルやトライアル、キャンペーンなどの情報を送れる |
クーポン配布 | 顧客にお得なクーポンを配布できる |
ポイント付与 | 商品を買う際に金額に応じたポイントを付与できる |
ノベルティ(同梱物) | 購入されたアイテムと合わせてノベルティを送れる |
アップセル機能 | 定期購入やより高い商品を買ってもらうためのポップアップをユーザーに提示できる |
会員ランク管理 | 購入額や回数によって会員をランク分けして管理できる |
会員限定商品設定 | 会員のユーザーのみに商品を販売できる |
広告管理 | 複数の広告をまとめて管理できる |
顧客分析 | ユーザーの継続状況や属性、金額などを分析できる |
決済手段の種類を確認する
定期通販と相性が良い決済手段があるため、対応している決済方法も合わせて確認しておきましょう。
支払い方法が充実していると機会損失も防げます。
対応しているか確認すべき決済は以下の通りです。
- クレジットカード決済
- 後払い決済
- 口座振替決済
- コンビニ決済
- 電子マネー決済
対応する販売形態を確認する
定期購入に限らず、頒布会やセット販売などに対応しているかも比較のポイントです。
頒布会は毎月ユーザーに違った商品を送る方法で、セット販売は異なるアイテムをセットにして販売するやり方を指します。
どちらにせよ、顧客に特別感を与えることができるため、ぜひ活用したい販売スタイルです。
定期購入・定期通販カートシステムおすすめ比較【特化型】
では、定期購入に特化したおすすめのカートシステムを8つご紹介します。価格や特性をよく比較しながら自社に合ったサービスを選んでいきましょう。
楽楽リピート
ネットショップ支援室が運営している楽楽リピートは、数億〜数十億の売り上げを目指している企業に特におすすめです。
フォーム一体型のLPの作成が可能なため、ユーザーの離脱を防いでCV率を上げる施策を行いやすいのが強みです。
また、パーソナライズ機能も搭載されているので、顧客一人ひとりに合った商品を提供したいブランドに向いています。
たまごリピート魂
たまごリピート魂はテモナ株式会社が提供しているカートで、月額49,800円で全ての機能が使えるのが魅力です。
追加料金を払わずに全機能が利用できると、作業の効率化にも繋がるメリットがあります。
また、購入回数に応じて頒布会ができる機能もあるため、リピーターを増やしたい企業におすすめのカートシステムと言えます。
デザインをフルカスタマイズすることもできるため、サイトの雰囲気作りもブランドの希望に合わせて作りやすくなります。
カラーミーリピート
GMOペパボ株式会社が運営しているカラーミーリピートの強みは、コストを抑えて始められることです。
通常ECサイトを始めるには審査が必要になるため時間がかかりますが、カラーミーリピートは最短だと10分でサイトを始められます。
また、販売を始めるまで料金がかからないため、初心者やECサイトを初めて運営する方でも始めやすいです。
日本で使われているクレジットカードの99%はカバーされており、カード決済にも柔軟に対応できます。
侍カート
侍カートは株式会社FIDが運営するカートシステムです。
定期通販には欠かせないアップセル機能や定期購入機能はもちろん、全548の機能が備わっており、定期購入を完全網羅できると言っても良いでしょう。
ほぼ毎月のようにアップデートされていて拡張性が高いのもポイントです。
リピストX
株式会社リピストが提供するリピストXは、複数の中から好きな商品を選んで購入できる機能や定期購入と単品購入が同時にできる機能が付いているのが大きなポイントです。
定期購入とお試し商品を同時に買えるとユーザーの満足度も上がり、販売施策の選択肢も広がります。
また、チャット形式で購入まで繋げられるフォームも搭載されているので、離脱防止に役立ちます。
サブスクストア
サブスクストアは、たまごリピート魂と同様にテモナ株式会社が運営するカートシステムのひとつです。
クレジットカードや後払いに加えて、楽天ペイやAmazon Payなどの決済方法にも対応しています。
レコメンド機能を使って商品をおすすめしたり会員ランクを管理したりすることも可能なため、ユーザーのリピート率や購入率アップのための施策が行いやすくなります。
W2 Repeat
W 2 株式会社が開発したW2 Rpeatは、平均売り上げ成長率が354%、コスト削減率90%など多くの実績を誇っています。
アップセルやセット販売など1,000を超える機能が備えられており、サポート体制も徹底しているため、ビジネスを始めたばかりの企業から大企業まで幅広く使えるのが強みです。
特に、受発注の受付を自動化する機能は業務効率化にも繋がります。
ecbeing
ecbeingは、株式会社ecbeingが提供する化粧品とコスメ、健康食品に特化した通販システムです。
ユーザーが受け取る商品を選択できたりノベルティを付与できたりと、通販に重要な機能が充実しているのが強みです。
また、新規契約した人や解約した人の内訳を見ることが可能で、解約理由のアンケートを収集することもできるため、サービスやサイトの向上に活用できます。
定期購入・定期通販カートシステムおすすめ比較【総合型】
APSカートの中にも、定期購入や通販に使える機能が搭載されているサービスがあるので、APSカートを検討している場合は通販の機能があるかどうかも確認してみましょう。
ここでは、おすすめのカートを7つご紹介します。
メルカート
株式会社エートゥジェイのメルカートは、定期購入やノベルティ付与、クーポン発行など通販に必要な機能が標準搭載されています。
顧客の属性やキャンペーン実施時の細かい売り上げ分析、会員数の構成比確認などさまざまな分析も可能なため、ユーザーそれぞれに合わせたマーケティングに活かせるのも強みです。
CRM機能も充実しているので、会員のグループ分けをしてフォローアップするなどのアプローチもできます。
STORES
STORES株式会社が運営するSTORESは、初期費用と月額料金が無料なので、他社と比べて少ない費用で始められるのが大きなメリットです。
アクセス解析や広告タグなど、利用者の行動が分析できる機能に加えて、Instagramと連携できるのも強みのひとつです。
サイト構築の知識がなくてもスタートできるため、サイト運営が初めての方でも安心して始められます。Instagramの運用にも力を入れたい方におすすめです。
Shopify
ShopifyはShopify Japan株式会社が提供するサービスです。
販売や在庫の状況、会員情報などが自動的に集計されるだけでなく、それらの情報をスマホから確認できるのが大きなメリットです。
また、多言語に対応しているのもShopifyの強みで、海外に商品を届ける際の関税などの計算にも対応しています。
そのため、海外にいるユーザーにも商品を届けやすくしたいと考えている方におすすめです。
makeshop
makeshopはGMOメイクショップ株式会社のカートシステムで、充実した機能をお手頃な価格で利用できるのが特徴です。
通販にあると便利なシステムとして、顧客が商品を受け取る頻度を日付や曜日を指定して設定できる機能があります。
初回のみお試し価格に設定したり同梱物を送ったりすることもできるため、顧客損失の機会を防げるのも強みです。
futureshop
株式会社futureshpが提供するfutureshopは、標準機能に加えてオプションで定期購入や頒布会、レコメンド機能などを追加できます。
初めての購入と通常回、最終回とそれぞれで料金の設定ができるため、迷っているユーザーのアイテムの購入を後押しできるでしょう。
また、会員に対してポイント付与率をアップしたり送料無料にしたりできるので、解約率を下げるのにも活用できます。
ecforce
株式会社SUPER STUDIOが開発したeforceは、セット販売や頒布会を始めとした会員向けの販促機能が充実しています。
利用するユーザーがマイページで情報変更やポイントの管理ができるだけでなく、LINEとも連携しているため、情報管理がしやすくなっているのも強みです。
カゴ落ちメールやさまざまなキャンペーンも実施できるので、購入単価アップにも繋げられます。
aishipR
aishipRは株式会社ロックウェーブが提供するASPカートです。
商品が届く前の確認メールや出荷通知など、フォローメールが充実していて、通販を継続してくれている顧客に対してプレゼントを送る設定もできます。
また、モバイルファーストの設計になっているので、スマホで買い物がしやすくUIの向上が期待できるのも強みです。
定期購入・定期通販カートシステムの導入メリット
定期購入・定期通販カートシステムを導入するメリットは、作業の効率化や購入率アップを見込めることです。
ここでは、以下の3つのメリットについて説明していきます。
定期購入者の顧客管理を効率化できる
カートシステムを導入することで、顧客管理を効率化できるのがメリットです。
定期購入向けのECサイトでは、通常のサイトと異なり注文の停止や再開などにも対応します。
また、利用者の購入周期の管理も必要になるため、全ての対応を一元管理することで作業の効率が良くなります。
定期購入向けの機能で購入率の向上を狙える
通販向けのカートシステムは、通販に特化した機能が多く搭載されているため、購入率の向上も狙えます。
例えば、フォームと一体になっているLPは、ページを何度も移動する必要がないため、申し込み率アップが期待できます。
また、ユーザーの属性や購入回数を分析できたりリピート通販で重要なLTVや継続率をアップさせるための機能があったりすることも、定期購入のビジネスをするうえでは欠かせません。
バックエンド業務の対応漏れを防げる
カートシステムで顧客の注文数や購入周期を管理できると、売り上げや在庫の必要数が予測しやすくなります。
予測が立てやすくなると在庫管理や発送などのバックエンド業務の手間が減り、対応漏れを防げるのもメリットです。
迅速でミスのない対応は顧客満足度の向上に繋がり、結果的に売り上げの増加にも繋がるでしょう。
ECサイトについて不安がある方はぜひご相談ください
定期通販に特化したカートは、定期購入の管理機能や会員データを細かく分析できる機能など、通販向けのビジネスには欠かせないシステムが多く備わっています。
今回ご紹介したおすすめのカートシステムは、毎月の料金や標準搭載されているシステム、オプションなども異なるので、よく比較しながら扱う商材と相性のいいカートを選んでいきましょう。
テクノデジタルでは、ECサイトの立ち上げからマーケティングまで幅広いサポートを行っております。ECサイトについてお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
投稿者
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システム開発、Webサイト制作、ECサイトの構築・運用、デジタルトランスフォーメーション(DX)など、デジタルビジネスに関わる多岐の領域において、最新のトレンド情報や実践的なノウハウを発信してまいります。
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