2024.03.18
ECサイトを外注するメリット・デメリットは?制作・運営代行会社おすすめ比較!
ECサイト運営者の中には、ECサイトを外注するかどうか迷っている方もいるのではないでしょうか。ほかにも、外注を検討しているものの、どこに依頼すればいいのか悩んでいる方もいるかもしれません。
本記事では、ECサイトを外注するメリットやデメリットについて解説します。ほかにも、おすすめの代行会社も紹介します。本記事を読むことで、ECサイト制作・運営を外注するかどうか判断できるでしょう。ぜひ参考にしてみてください。
この記事でわかること
- ECサイトを外注するメリット・デメリット
- ECサイトの外注先の選び方
- おすすめの代行会社
目次
ECサイトはどこまで外注できる?
ECサイト制作や運営については、以下のような業務を外注できます。
- ECサイト構築
- LP制作
- デザイン作成
- 商品企画
- 在庫管理
- 受発注管理
- 物流代行
- 集客・マーケティング
- 顧客対応・問い合わせ対応
- コンサルティング
ECサイトの構築をはじめ、それに必要なデザイン作成や商品企画、集客・マーケティングなど部分的にカバーしてもらえます。また、公開済みのECサイトに対して、在庫管理や受発注管理、物流代行などの日常的な業務の依頼も可能です。
ほかにも、業務ベースで依頼するのではなく、「新規顧客を獲得したい」や「物流業務を外注したい」といった悩みに対してソリューション提案してくれる場合もあります。このとき、代行会社によっては自社ECサイトの課題を洗い出してくれることもあります。
サービスやプランによって異なるものの、基本的にはECサイトから立ち上げから運用までトータルでサポートしてくれる場合が多いです。
ECサイトの制作や運営を外注するメリット
ECサイトの制作や運営を外注するメリットは、ECサイトの運営に関するノウハウがない初心者でも、売上が生まれる体制を構築できるようになることです。
それ以外にも、外注によって以下のようなメリットが得られます。
- 業務負担を軽減できる
- 人件費や製作費が削減できる
- プロに任せてクオリティの高いサイトにできる
ここからは、それぞれのメリットについて解説します。
業務負担を軽減できる
ECサイトの制作や運営を外注するメリットは、社内の業務負担が軽減されることです。これにより、捻出されたリソースは商品開発や戦略立案などのコア業務に集中できます。
ECサイトの運営には、以下のようにさまざまな業務が発生します。
- 商品の撮影
- 商品登録
- 商品説明テキストの作成
- 物流・在庫管理
- マーケティング・集客
- 問い合わせ対応
そこで業務委託することにより、限られたリソースを有効活用できるようになります。
人件費や製作費が削減できる
ECサイト制作や運営に関わる人件費・製作費を削減し、外注費に一本化できることもメリットです。
ECサイト運営においては、システム構築をした後も更新作業やサーバーメンテナンスなどの保守作業が必要です。ほかにも、定期的なセキュリティ対策の見直しも必要で、それに対応するための人件費も発生します。
こうした業務を外注することにより、これらの費用を負担せずに対応できます。
プロに任せてクオリティの高いサイトにできる
ECサイトを外注することで、制作や運用に関する専門的な知識や技術を持ったプロに任せられることもメリットのひとつです。
制作会社や代行会社は、各業界やECに関するトレンドを把握しています。そのため、トレンドを含めた最新の情報に基づいてサポートしてくれるでしょう。初心者が行うよりも、クオリティの高いサイトを制作・運用できます。
ECサイトの制作や運営を外注するデメリット
ECサイトの制作や運営を外注するデメリットは、外注費用がかかり続けてしまうことです。特に各ページについて細かな修正やデザイン変更まで外注していると、施策を立てるスピードが落ちてしまうでしょう。
その他にも、以下のようなデメリットが挙げられます。
- ノウハウが蓄積しない
- 商品・業界への知識や理解が浅い可能性がある
ここからは、それぞれのデメリットについて解説します。
ノウハウが蓄積しない
ECサイト関連業務を外注するデメリットとして、社内にノウハウがないことも挙げられます。
代行会社によってはページ制作や更新などを全て任せることが可能です。しかしECサイトを運営する中で、トラブルが発生することもあります。社内にノウハウのある人材がいないと、すぐに対応できません。
また、外注をやめた際に対応できなくなるため、更新頻度が落ちてしまうでしょう。
商品・業界への知識や理解が浅い可能性がある
外注先に任せきりにしていると、商品や業界への知識や理解がないままECサイト制作が進んでしまうリスクがあります。
外注先はその商品や業界専任のプロフェッショナルではありません。そのため、内容によっては競合サイトに負けてしまうかもしれません。
こうしたデメリットをカバーするには、一緒に制作や運営ができる代行会社を選びましょう。柔軟な対応ができる会社なら、専門性が必要な一部の業務は社内に切り出して行うといった工夫ができます。
ECサイトの外注先の選び方
ECサイトの外注先を選ぶ際には、下記のポイントを確認しましょう。
- 対応する外注範囲を確認する
- 費用やプランを確認する
- 実績や事例を確認する
なお、外注する範囲が大きければ大きいほど綿密なコミュニケーションが必要になります。そのため、問題が発生した際の対応方針や、コミュニケーション方法についても確認しておくと安心です。
対応する外注範囲を確認する
外注先を選ぶ際は、何を依頼するのか対応する外注範囲を確認しておきましょう。
たとえば、ECサイトには大きく分けて自社ECサイトとECモールの2種類があります。どちらを選択するのかを決め、強みのある代行会社を見つけましょう。
また自社ECサイトを構築する場合、対応している構築方法の確認も必要です。ASPやオープンソースなどいくつかあるため、自社のニーズに合う方法を選択しましょう。
運営を代行してくれる企業を探す場合は、外注したい業務に対応しているのか、コンサルティングまで実施してくれるサービスなのかもチェックしましょう。なお、あらかじめ自社の目指す年商・月商やビジネスの規模を整理しておくと、代行会社からの提案がスムーズになります。
費用やプランを確認する
目的や予算に応じて依頼するためにも、自社にとって最適なサービスやプランを選ぶことが重要です。
代行会社によって、サービスや金額はさまざまです。比較検討していないと、「想定していたよりも費用が高い」といった事象も発生するでしょう。
そのためには、いくつか候補をピックアップして資料請求しましょう。費用やプランを確認することで、予算を含めて自社に合う代行会社が見つかります。
実績や事例を確認する
ECサイトを外注する際は、代行会社の実績や事例を確認しておきましょう。自社の商材やターゲットに近いジャンルでのECサイト制作実績が多い代行会社なら、ノウハウを取り入れながら制作できる可能性が高いです。
そのためには、公式サイトの実績や事例ページを参考にしてみましょう。実績を見ることで、自社の実現したいことができそうかを確認できます。
ECサイト運営や制作を外注できる代行会社のおすすめ比較
最後に、ECサイトの運営業務を代行してくれたり、コンサルティングまで行ってくれるおすすめの企業を紹介していきます。中には制作からマーケティングまで一貫してサポートしてくれる会社もあるので、立ち上げからトータルでサポートをしてもらいたい場合は、支援の範囲を確認しておきましょう。
EC運営代行 byGMO(GMOメイクショップ株式会社)
出典:EC運営代行 byGMO
EC運営代行 byGMOでは、D2C事業へのサポートが可能です。D2Cとは、メーカーが直接ユーザーに対して販売する事業スタイルです。問屋などの仲介者を挟まないことで、利益率が高まります。
サイト制作はもちろん、その後のささげ業務や顧客対応についても依頼できます。初めてD2C事業を行う場合でも、安心して始められるでしょう。
株式会社いつも
出典:株式会社いつも
株式会社いつもでは、自社EC制作からECモール出店まで、幅広く対応しています。対応領域が広いため、どのような風にEC事業を進めていけばいいのか分からない場合に、相談しながら進められるでしょう。
株式会社proteinum
株式会社proteinumの強みは、戦略の策定から実行までしていることです。トータルでサポートしてもらえるため、PDCAサイクルに落とし込みながら運営できるでしょう。データ分析や課題に対する推測は初心者にとってハードルが高いですが、プロに任せられれば安心です。
株式会社ecbeing
出典:株式会社ecbeing
株式会社ecbeingでは、BtoB向けEC構築もできる代行会社です。BtoB向けのECサイトは、個人に対してアプローチするのではなく、企業に対してアプローチするという点で難しい場合があります。そこでノウハウを取り入れることで、より効率的にアプローチできるでしょう。
株式会社askme
出典:株式会社askme
株式会社askmeは、各種ECモールへの出店サポートを行っています。たとえば、以下のようなECモールに対応しています。
- 楽天市場
- Yahoo!ショッピング
- au PAY マーケット
ECモールサービスは、アルゴリズムや料金体系が異なります。こうした各種ECモールの特徴を取り入れながら制作できるため、初めての場合でも効率的に進められるでしょう。
アートトレーディング株式会社
アートトレーディング株式会社では、ShopifyでのEC構築を得意としています。Shopifyは国内はもちろん、海外でも利用が多いECプラットフォームです。そのため、越境ECとして市場を広げる場合にも向いています。
コマースメディア株式会社
出典:コマースメディア株式会社
コマースメディア株式会社では、シンガポール向けのテストマーケティングがあります。これは、出品・梱包・出荷・顧客対応を全て任せられ、リスクなし・小ロットで試せます。さまざまな販売方法を試せるため、越境ECの足掛かりとなるでしょう。
株式会社R6B
出典:株式会社R6B
株式会社R6Bは、EC事業だけでなく、SNS支援もできる代行会社です。近年では、SNSを用いたマーケティングにも注目されています。InstagramやFacebookではプラットフォームからそのままECサイトへ繋ぐリンクも設置できるため、ターゲットや取り扱い商品によっては、有利に働くでしょう。
ECサイトについて不安がある方はぜひご相談ください
ECサイトの制作や運用を代行会社に依頼することで、本格的なECサイトを制作できます。また、既存ECについては、リソースが少ない場合でも運営できるようになります。ただし、制作会社によって対応範囲や費用が異なるため、比較検討することが重要です。
もしECサイト制作や運営について悩んでいる場合は、テクノデジタルにご相談ください。弊社ではECサイトの制作から運営サポートまで幅広く対応しています。事業内容にあわせたソリューション提案もいたしますので、お気軽にご連絡ください。
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システム開発、Webサイト制作、ECサイトの構築・運用、デジタルトランスフォーメーション(DX)など、デジタルビジネスに関わる多岐の領域において、最新のトレンド情報や実践的なノウハウを発信してまいります。
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