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単品通販カートシステムのおすすめ比較!機能や選び方【2024年最新】

単品通販カートシステム

ECサイト運営者の方の中には、単品通販カートシステムの導入を検討している方もいるでしょう。

単品通販とは、商品の種類やジャンルを1つに絞って販売するビジネスのことです。


カートシステムを選びたいものの、数ある商材の中から選ぶのは難しく、何を基準に決めたらいいか迷ってしまうこともあるはずです。

そこで今回は単品通販カートシステムのおすすめの商材をご紹介します。

基本的な機能や選び方のポイントについても解説しているので、商材選びについて詳しく知りたい方はぜひ参考にしてみてください。

単品通販カートシステムの機能

単品通販カートシステムの機能

単品通販向けのカートシステムには、リピート率向上のために必要な継続購入を促進する機能が備わっています。

代表的な機能は以下の通りです。

  • 定期購入の機能(どれくらいの頻度で販売するかを決める)
  • 分析機能
  • クーポンの配布
  • メルマガの配信
  • ステップメールの配信(商品の到着確認や紹介メールを定期的に配信する)

単品通販で売り上げを伸ばすためにはリピート購入をしてもらう必要があります。そのため、総合通販向けのカートシステムではなく、単品通販向けのカートシステムを導入することが必須になります。

単品通販カートシステムの選び方

単品通販カートシステムの選び方

単品通販カートシステムの選び方がイマイチわからないという人もいるでしょう。

ここでは、カートシステムを選ぶ際にポイントとなる項目を5つご紹介します。

単品通販に重要な機能が備わっているか

単品通販に重要な代表的な機能は定期購入の機能ですが、これ以外にもステップメール配信機能やフォーム一体型LP作成機能が備わっているかを確認しておきましょう。


また、売り上げアップのためには分析機能も欠かせません。分析機能を使ってユーザーの購買データや行動が分析できると、販売や宣伝の施策に活かすことができます。


分析結果から施策を考え、結果を分析して改善するというPDCAサイクルをまわすためにも、分析機能が利用できるカートシステムを選びましょう。


他にも、自社のサイトに合わせて柔軟にカスタマイズできるかどうかをチェックしておくと、途中で別のシステムに乗り換えずに済みます。

他ツールとの連携

CRMを始め、他のツールとの連携がどれくらいできるかもカートシステムを選ぶポイントです。

連携できる主なツールは以下の通りです。

  • CRM(顧客管理システム)
  • MAツール
  • 問い合わせ管理システム
  • 物流管理システム/倉庫管理システム
  • CTIシステム
  • 決済サービス
  • 送り状発行システム

決済方法が充実しているか

決済方法は購入率を大きく左右するため、決済手段が充実しているかも確認するようにしましょう。

もし決済手段の選択肢が少ないと、顧客は購入を諦めて別のサイトへ行ってしまう可能性が高くなります。カゴ落ちを防ぐためにも決済方法がどれだけ充実しているかは重要なのです。


決済方法はさまざまですが、下記の決済手段は用意しておきましょう。

  • クレジットカード決済
  • コンビニ決済
  • 電子マネー
  • QRコード決済
  • 代金引換
  • 後払い決済
  • 銀行振込

費用や予算感

カートシステムを使うにあたってコストはかならず発生します。そのため、予算と実際にかかる費用を比較しながら決めていきましょう。


料金は月額で固定されている場合もあれば、出荷数やカスタマイズで追加費用がかかるケースもあります。費用相場は初期費用で1〜15万円、月額費用は1〜10万円です。

機能性が充実していたりオプションを追加するほど金額が高くなったりするため、必要な機能やサービスを見極めることが大切です。


導入実績

単品通販での売り上げやCVRの向上など、実績があるかも選び方のポイントのひとつです。実績が豊富であれば信頼できる要素のひとつにもなります。

また、導入企業数や数値の改善率を公開している会社は、細かい数字もチェックしてみましょう。


成功事例が掲載されている場合は、自社サイトや自社で扱う商品のジャンルとマッチした事例があるかどうかを確認することで、改善効果が見込めるかを判断できます。

気になる会社で導入実績の詳細が公開されていないときは、直接確かめてみるのもおすすめです。

単品通販カートシステムのおすすめ比較8選【特化型】

単品通販カートシステムのおすすめ比較8選【特化型】

では、ここからは単品通販で使えるおすすめのカートシステム8選をご紹介します。

料金だけでなく、サービスの特徴や強みなどに注目して比較しているので、迷ったときにぜひ参考にしてみてください。

楽楽リピート

楽楽リピート

楽楽リピートは単品通販やD2Cに特化したカートシステムで、単品通販に必要な機能の多くがすでに備わっています。


特に注目したい機能が、サイトにアクセスしたユーザーがアンケートに答えることで、おすすめの商品を提案するパーソナライズ機能です。ひとり一人の好みや買い物の傾向に合わせた商品を提案できれば、購入率アップも期待できます。

初期費用 69,800円〜
月額料金 49,800円〜

侍カート

侍カート

侍カートの強みは拡張性の高さです。

CRA/MAツールや基幹システム、ショップ一元化ツールを始めさまざまなシステムやツールと連携が可能で、ほぼ毎月アップデートが行われています。そのため、自社の状況に合わせてカスタマイズやシステム連携をしながらの運用が可能です。

また、コンサルティングのサポートが手厚いのも魅力です。

初期費用 100,000円〜
月額料金 70,000円〜

たまごリピート魂

たまごリピート魂

たまごリピート魂は、API機能が追加されたことで外部システムとの連携が完全に自動化されたのが特徴です。


サポートにも力を入れており、それぞれの会社に専任の担当が付くため、現状に合わせた的確なサポートを提供できるのも強みです。

また、実績も豊富で、信頼して利用できるシステムと言えます。

初期費用 69,800円〜
月額料金 49,800円〜

サブスクストア

サブスクストア

サブスクストアは業界内でトップのシェア率を誇るカートシステムです。

多くの実績数を誇り、公式サイトではさまざまな業種や導入フェーズの事例が紹介されています。「他社から乗り換えをしたい」「同じ業種の事例が知りたい」など参考にできる事例をたくさん見れるのが魅力です。

さらに、電話やメールでのサポートが無料かつ無制限なのも嬉しいポイントです。

初期費用 69,800円〜
月額料金 49,800円〜

W2 Repeat

W2 Repeat

W2 Repeatは注文管理や販促、分析など1,000を超えるシステムが搭載されているカートシステムで、平均売上成長率が354%、業務効率化によって工数を90%削減という実績を誇ります。

また、他社にない特徴として食品業界に特化した「W2 Repeat Food」と呼ばれるカートシステムの提供を行っているため、食品を扱う会社に特におすすめです。


決済機能も豊富なので、カゴ落ち防止への対策もできます。

料金はサイトに記載されていないため、問い合わせて確認しましょう。

カラーミーリピート

カラーミーリピート

カラーミーリピートの強みは、簡単に通販ページを作成できることです。最短で10分でサイトショップをオープンできるだけでなく、カード決済の審査も不要で、初期費用もかかりません。


そのため、最初は費用を抑えて始めたい方やサイト構築の知識があまりない方でも始めやすいのが魅力です。


使用しているサイトにリンクを埋め込むことでリピート通販が行える「どこでもリピート」を使えば、さまざまなサイトからリピート通販が始められるようになります。

初期費用 無料
月額料金 10,780円
初年度費用 129,360円

Smile Tools(スマイルツールズ)

Smile Tools(スマイルツールズ)

Smile Toolsは単品通販に重要な広告・訴求・メールの3つに関する機能を揃えているカートシステムです。


サイトからはサイトデモと管理画面デモが見れるため、使い始めてからのイメージが湧きやすいのもポイントです。


RF分析からメール配信ができたり他社にはあまりないLP最適化の機能もあったりと、必要な機能は一通り搭載されています。

初期費用 150,000円
月額料金 95,000円

リピストX(リピストクロス)

リピストX(リピストクロス)

リピストXは単品通販に必要となる機能に加えて、定期販売の設定が柔軟にできるのが強みです。


例えば、よりどり販売機能を使うことで「10種類から3つの商品を選んで5,000円」のような売り方ができるようになります。また、定期コースと単品の商品を一緒に購入できる同時購入処理機能もあります。

他にも、お届け回数を自由に設定できたりチャット形式の購入フォームが使えたりするのもメリットです。

初期費用 要問い合わせ
月額料金 要問い合わせ

単品通販カートシステムのおすすめ比較【総合通販型】

単品通販カートシステムのおすすめ比較【総合通販型】

ここからは、総合通販型のカートシステムをご紹介します。単品リピート通販や定期購入に対応できるサービスを紹介していくので、特徴や強みなどを比較しながら自社に合ったサービスを選んでいきましょう。

ecbeing

ecbeing

ecbeingは、BtoBやBtoC向け、モール型、越境型のサイト構築を提供していますが、単品通販向けのシステムカートも導入できます。


段階値引きができたりトライアル特典や2ステップ購入の設定が可能であったりと、定期購入に繋がるような機能も多く搭載されているのが強みです。

実際にecbeingを利用してCVRが1.3倍に上がった事例もあります。

(参考記事:https://www.ecbeing.net/contents/detail/298)

初期費用 要問い合わせ
月額料金 要問い合わせ

ecforce

ecforce

ecforeceの大きな特徴は開発スピードの速さです。毎月10〜20の新しい機能がリリースされるため、常に最新機能に触れることができます。


また、ひとつのショップにつき平均3人がサポートに付いてくれるので、システムやカスタマーサポートなど、さまざまなサポートをしっかりと受けられるのも魅力です。

パーソナライズ機能を使うことでマーケティングの精度をより高めることにも繋げられます。

初期費用 要問い合わせ
月額料金 要問い合わせ

makeshop

makeshop

makeshopを利用するメリットは運営費用を安く抑えられることです。


販売手数料は無料、クレジットカードの決済手数料も3.14%となっており、プレミアムプランだと月額費用は11,000円です。毎月かかる費用を安く抑えて運営ができるだけでなく、高い利益率を出せる可能性もあります。

また、お手頃な値段ではありますが、機能が豊富で無料サポートも手厚く安心して利用できます。

初期費用 11,000円〜
月額料金 12,100円〜

Shopify

Shopify

Shopifyは初期費用が0円で月額費用も月3,300円〜と安く始められるのがメリットです。


総合通販のイメージが強いですが、単品通販にも向いているため、無料体験でまずは試しに使ってみることも可能です。


販売促進やマーケティングなどの機能は別でダウンロードする必要がありますが、さまざまなアプリを使って連携できるのがShopifyの強みです。

初期費用 無料
月額料金 3,300円〜

メルカート

メルカート

メルカートは先述したecbeingのSaaS版です。ASPよりもコストパフォーマンスが高く、ecbeingへの移行も簡単にできるのが特徴です。

商品の申し込み状況から、出荷のタイミングと件数を予測できる機能があるほか、会員管理機能が豊富なのも強みです。


会員管理機能を活かして、リピーターの獲得やリピート率の増加を目指したり蓄積された顧客データでよりパーソナライズされたマーケティング施策を考えたりできます。

初期費用 190,000円〜
月額料金 50,000円〜

CRAFT CART(クラフトカート)

CRAFT CART(クラフトカート)

CRAFT CARTは機能の充実さと操作のしやすさ、そしてカスタマイズ性が高いのが強みです。


クーポン発行やポイント機能など、基本的な機能が充実しており、月額料金は1番安いプランで19,800円とお手頃な値段です。

また、管理画面がシンプルで操作しやすいのも運営を続けていくうえで大切なポイントです。搭載されている機能をしっかりと使いこなせるように、使いやすさを意識した作りになっています。

初期費用 59,800円
月額料金 19,800円〜

ECサイトについて不安がある方はぜひご相談ください

ECサイトについて不安がある方はぜひご相談ください

カートシステムにはさまざまな種類があり、総合通販向けのものもあれば単品通販に特化したカートシステムもあります。


単品通販やサブスクリプションサービスの場合は、今回ご紹介した「楽々リピート」や「侍カート」などの特化型がおすすめですが、食品やコスメ、化粧品など自社の扱う商品の種類に合ったものを選ぶようにしましょう。


追加でオプションを付ける場合もあれば月額料金が設定されていることもあるので、予算と照らし合わせながら必要な機能がどれくらい付いているかも確認することが大切です。


本記事を参考に、自社に合ったカートシステムを選んでみてください。

テクノデジタルではECサイトの構築や運営、SNS運用などのサポートを行っております。単品通販でのカートシステム選びにお悩みの方はぜひ一度ご相談ください


投稿者

  • デジタルトレンドナビ編集部

    システム開発、Webサイト制作、ECサイトの構築・運用、デジタルトランスフォーメーション(DX)など、デジタルビジネスに関わる多岐の領域において、最新のトレンド情報や実践的なノウハウを発信してまいります。