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ネットショップで売れない原因は?理由から見る対策や売れるサイトとの違い

ネットショップで売れない原因は?理由から見る対策や売れるサイトとの違い

ECサイトを運営しているものの「なぜ売り上げが伸びないんだろう?」と悩んでいる方はいませんか?

今回は売れないネットショップで多い原因と対策を「集客」「客単価」「購入率」の3つに分けてご紹介します。

せっかく始めたECサイトが失敗で終わらないよう、売り上げが伸び悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。

ネットショップが売れない原因と対策【集客】

ネットショップが売れない原因と対策【集客】

ネットショップが売れない理由として挙げられるのは、集客ができていないことです。

売り上げをアップさせるには集客を強化する必要があります。

ここでは、売れないネットショップが陥りがちな集客面に関する原因と対策を以下の4つに分けて紹介します。

  • アクセスが少ない
  • ターゲットと合っていない
  • コンセプトが合っていない
  • ネットショップと相性の悪い商品である

アクセスが少ない

ネットショップで売り上げが伸び悩んでいる大きな原因のひとつは、SEOでの集客やSNSでの宣伝ができておらず、アクセスが少なくなっていることです。

人を集めるには、宣伝をしてサイトの存在を知ってもらわなければいけません。SEOからSNSを使った宣伝で露出を増やして、アクセス数を増やすきっかけを作りましょう。

他にも集客手段のひとつとして、広告運用を検討するのもおすすめです。

SEO対策

SEOとは、インターネットの検索結果でサイトが上位に表示されるように行う対策のことです。

自社サイトが上位表示されるとユーザーの目に触れる機会も多くなるため、サイトへの流入も増えます。

SEO対策をする際は、検索キーワードからユーザーが知りたいことやニーズを探っていくのが大切です。結果が出るまでには2〜3ヶ月ほどかかりますが、長期的な集客が見込めます。

SNS運用

昨今はSNSを通じて情報収集をする人も多いため、SNSの運用も欠かせません。

拡散力が高いことや一度バズると認知度が上がりやすいことなど、SNSのメリットをうまく活かすことが重要です。

SNS運用を行う際は、それぞれのSNSの特徴に応じて使い分けることがポイントです。ユーザーとコミュニケーションを取ったりインフルエンサーを活用したりしながら、こまめな情報発信を行いましょう。

広告運用

Web広告は短期間で効果が期待できるのが特徴で、ターゲットの設定も細かくできるため、特定のユーザーに向けて広告の配信ができます。そのため、SEOと合わせて取り組むのがおすすめです。

広告運用は、リスティング広告やFacebook広告、Googleショッピング広告などさまざまな種類があります。しかし、コストが必ずかかるので、予算や自社に合った訴求方法を考慮しながら取り組みましょう。

ターゲットと合っていない

ターゲットが合っていないことも売れない原因のひとつになります。

ターゲットとする年代や性別に対して商品のラインナップや価格が合っていないと、集客や購入には繋がりません。

そのため、ターゲットを考えるときは、まずペルソナを細かく設定することが重要です。ペルソナの年齢、住んでいる場所、職業、趣味などを考え、悩みやニーズを分析してターゲットを細分化していきましょう。

コンセプトが合っていない

売り上げが伸びない原因として、コンセプトが明確になっていないことも考えられます。

コンセプトにずれがあり、品揃えがバラバラで何を売っているかよくわからないショップになってしまうと、サイトに統一感が出ず集客にも繋がりません。

競合との差別化を図るためにも、コンセプトは非常に大切なのです。

コンセプトを決める際は「どんな人に何をどうやって届けたいか」を決めるのがおすすめです。競合サイトも参考しながら、ユーザーの目線に立ってコンセプトに合わせた商品やサイトを作っていきましょう。

ネットショップと相性が悪い商品である

そもそもネットショップと相性の悪い商品を扱っている可能性もあります。

ネットショップに向いていない商品はスーパーやコンビニ、ドラッグストアで買えるものです。差別化が難しく、価格においても有利になるのは難しいです。

また、生鮮食品も鮮度を保つのが難しかったりコストが高かったりするのであまり向いていません。

こういった商品類は避けて、ネットショップと相性の良い商品を売るようにしましょう。

ネットショップが売れない原因と対策【客単価】

ネットショップが売れない原因と対策【客単価】

ネットショップが売れない原因として、客単価が低い場合もあります。

客単価が下がる原因は、以下の2つが考えられます。

  • リピーターが少ない
  • 商品写真や商品説明が魅力的ではない

ここでは、それぞれについて対策も合わせて解説していきます。

リピーターが少ない

客単価が伸びないと悩んでいる場合、リピーターが少ないのが原因のひとつです。

新規顧客をサイトへ呼び込むには広告やSEO対策などの費用がかかりますが、リピーターはすでにショップを知っているため、マーケティング費用がそこまでかかりません。

リピーターが増えれば増えるほど売り上げに繋がるため、リピーターは客単価アップに欠かせない存在なのです。

リピーターを増やしたい場合、以下のような施策がおすすめです。

  • アフターフォローを行う
  • クーポンを配布したりキャンペーンを実施したりする
  • 会員登録をする
  • メルマガを配信する

商品写真や商品説明が魅力的ではない

客単価が低いもうひとつの原因は、商品の写真が少なかったり説明が魅力的ではないことです。

ユーザーは実際に商品を手に取ることができないため、画像と説明文で購入するかを決めます。そのため、画像は商品の印象を決める重要な要素です。

商品の写真は明るく鮮明に、アイテムが魅力的に写っているかに注目しましょう。質感やサイズ感、使うときのイメージが湧くような写真を載せることがポイントです。

アイテムの説明は商品の説明だけでなく、メリットや顧客が知りたい情報を盛り込みます。ユーザーの視点で考え、読みやすくわかりやすい文章を心がけましょう。

また、口コミを収集して顧客の意思決定を後押しするようなコンテンツを用意するのもひとつの方法です。

ネットショップが売れない原因と対策【購入率】

ネットショップが売れない原因と対策【購入率】

売り上げが低いネットショップの問題点のひとつには、購入率も挙げられます。

購入率を下げてしまう要因は以下の4点です。

  • カゴ落ちが多い
  • 決済手段が少ない
  • 顧客の不安を払拭できていない
  • 見づらい・買いにくいサイトになっている

原因がわかれば対策ができるため、まずはなぜ購入率が低いのかを知ることから始めましょう。

カゴ落ちが多い

購入率が中々上がらない主な原因は、カゴ落ちが多いことです。

カゴ落ちとは、顧客が商品をカートに入れた後、購入手続きまで進まずにサイトから離れてしまうことを指します。

カゴ落ちが起きる理由として挙がりやすいのは以下の3点です。

  • 送料や手数料などの追加費用が高い
  • 購入までのプロセスが長い・複雑
  • アカウント作成が必要だった

たとえサイトに多くのユーザーが訪れたとしても、購入まで繋がらないと売り上げは伸びません。商品の魅力だけでなく、買い物のしやすさも購入率に大きく影響するのです。

カゴ落ちを防ぐためには、送料をわかりやすく明示する、アカウントを作らずに買えるようにするなどの対策をしましょう。

決済手段が少ない

決済手段の選択肢が少ないのも購入率が下がる要因です。

例えばクレジットカード情報はあまり入力したくないと感じているユーザーがショップを訪れた際に、決済手段がクレジットカードのみだと離脱して他のサイトへ移ってしまう可能性があります。

電子マネーの普及でさらに決済方法は広がっているため、さまざまな支払い方法を用意しておくことで購入に繋げることができるのです。

ECサイトを運営するにあたって、以下の支払い手段は最低限用意しておきましょう。

  • クレジットカード
  • キャリア決済
  • 銀行振込
  • コンビニ決済
  • 代金引き換え
  • 後払い決済

顧客の不安を払拭できていない

購入にあたって顧客の不安を払拭できていない可能性もあります。

例えば、利用者が不安を感じる要素は以下の通りです。

  • 会社情報・運営者情報が記載されていない
  • 問い合わせ先が記載されていない

このように情報が不透明だと、何か起きたときに対応してくれるのかわからず、購入に踏み切れない可能性が高くなります。

そのため、運営者情報や会社情報は必ず載せるようにしましょう。問い合わせフォームはサイトのわかりやすい位置に設置しておくと、ユーザーも安心できます。

顧客に安心感を与えることは購入率のアップだけでなく会社の信頼にも繋がるため、ぜひ対策しておきたい項目です。

見づらい・買いにくいサイトになっている

サイトのデザインが見づらく購入意欲をそそられない作りだと、購入率を下げる要因になります。

例えば文字が小さくて見づらかったり購入ボタンを見つけにくかったりするなど、わかりにくいデザインだと購買意欲を下げてしまいます。また、情報がまとまっていないと離脱するユーザーが増えるでしょう。

ECサイトを作る際は、ユーザーにとって大事な情報が目に入りやすいかどうかを意識することが重要です。商品ページが見やすかったりアイテムが探しやすかったりすれば、購入率アップにも繋がります。

また、現在はスマートフォンで買い物をする人が多いため、スマートフォンへの最適化も必須です。

ECサイトについて不安がある方はぜひご相談ください

ECサイトについて不安がある方はぜひご相談ください

ネットショップの売り上げが伸び悩んでいるのは、集客や客単価、購入率などさまざまな問題点が考えられます。

原因によって改善すべきポイントや方法も異なるため、まずはどこに問題があるかを把握することが大切です。

良いサイト作りは集客や売り上げにも影響するため、ユーザーの視点に立って改善することを心がけましょう。

テクノデジタルではECサイトの運営に関わるさまざまなサポートを提供しております。もしネットショップ運営に関して悩みがある場合は、ぜひお気軽にご相談ください

投稿者

  • デジタルトレンドナビ編集部

    システム開発、Webサイト制作、ECサイトの構築・運用、デジタルトランスフォーメーション(DX)など、デジタルビジネスに関わる多岐の領域において、最新のトレンド情報や実践的なノウハウを発信してまいります。