2023.12.18
ECサイトを無料で構築できるおすすめサービス比較!費用を抑えて開設する方法
ECサイトの開設を検討している方の中には、「まずは無料で作りたい」「できるだけコストをかけたくない」と考えている方もいるのではないでしょうか。構築方法によっては、無料で利用できるサービスもあります。
本記事では、ECサイトを無料で構築できるおすすめのサービスを紹介します。構築方法別に紹介しているため、タイプに合わせて選べるでしょう。これからECサイトを構築しようと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
この記事でわかること
- おすすめの無料ASP
- おすすめの無料オープンソース
- おすすめの無料WordPressのプラグイン
目次
ECサイトを無料で構築する3つの方法
本記事では無料で利用できるサービスを紹介するとお伝えしましたが、厳密に言うと完全に無料で利用できるサービスはありません。サービスによりますが、初期費用や月額料金が無料だったとしても、手数料やサーバー代などが別途かかってしまいます。
そこで本記事では、初期費用や月額料金などが無料のサービスをピックアップし、なるべく費用がかからない方法を紹介していきます。
具体的には、以下のような方法がおすすめです。
- 無料のASP
- オープンソース
- WordPressの無料プラグイン
ここからは、それぞれの方法について解説します。
無料のASP
ASPとは「アプリケーションサービスプロバイダ(Application Service Provider)」の略で、ソフトウェアを提供する事業者のことです。近年では無料で利用できるサービスも増えてきています。以下は無料のASPの代表例です。
- BASE
- STORES
- カラーミーショップ
無料のASPのメリットは、コストを抑えられることです。無料サービスでも、基本的には必要最低限の機能が揃っています。商品が購入されたら販売手数料や決済手数料が発生するものの、月額料金や初期費用が無料なのでハードルが低いです。
ただし、有料サービスに比べると機能やデザインテンプレートが制限されていることがデメリットとして挙げられます。
オープンソース
オープンソース型のECサイトとは、無料で公開され誰でも利用できるソースコードで構築されたECサイトのことです。
オープンソースで構築すれば、できる限りコストを掛けずにECサイトを開設できます。オープンソースによるサービスは月額料金や初期費用が無料であるものの、手数料はかかることが多いです。
いくつかあるサービスの中でも、最も有名なのがWordPressです。WordPressはブログやホームページの構築にも利用されています。
オープンソース型のECサイトのメリットは、カスタマイズ性が高いことです。低コストで自由にECサイトを構築できるため、競合と差をつけるブランディングになります。
一方で、構築にはある程度専門知識が必要になることがデメリットです。運営のサポートも受けられないので、社内にノウハウがないと厳しいでしょう。
WordPressの無料プラグイン
WordPressには、機能を拡張する「プラグイン」という機能があります。プラグインの中でも無料サービス・有料サービスの両方が存在します。無料サービスでもECサイトを構築できるサービスも存在するので、コストを削減したい方にはおすすめです。
ただし、WordPressを使用する以上初期費用やサーバー代、ドメイン費用などは発生します。完全無料ではないので、ある程度の予算が必要です。
WordPressの無料プラグインを利用するメリットは、参考情報が多いことです。無料サービスは、基本的にはサポートが受けられません。しかしWordPressはユーザー数が多く、困ったときはネット検索で解決できることが多いです。
ただし、セキュリティリスクが大きいことがデメリットです。利用者数が多いからこそハッカーのターゲットになりやすいと言えます。そのためには、こまめなアップデートが重要になります。
ECサイトを無料で構築できるおすすめサービス比較【無料ASP】
ここからは、おすすめの無料ASPサービスを紹介します。本記事では、各サービスの手数料を比較しました。
サービス名 | 手数料 |
---|---|
Yahoo!ショッピング | アフィリエイト手数料:アフィリエイトパートナー報酬の30% ストア決済サービス手数料:決済方法による |
BASE | 決済手数料:3.6%+40円 |
STORES.jp | 決済手数料:5% |
イージーマイショップ | 決済手数料:5.0%+40円 |
メルカリShops | 振込手数料:10% 振込手数料:200円 |
FC2ショッピングカート | 決済手数料:3.2% |
カラーミーショップ | 決済手数料:決済方法による |
Squareオンラインビジネス | 決済手数料3.6% |
Qoo10 | 販売手数料:カテゴリー別に6~10% |
おちゃのこネット | 決済手数料:6.6% |
Jimdo | 決済手数料:決済方法による |
(2023年12月時点)
Yahoo!ショッピング
出典:Yahoo!ショッピング
Yahoo!ショッピング(ヤフーショッピング)は、検索エンジン「Yahoo!」の運営会社が展開しているネットショップサービスです。
公式サイト | https://business-ec.yahoo.co.jp/shopping/ |
---|---|
メリット | ふるさと納税として出品できる |
無料プランでできること | メールマガジン配信 分析ツールによる販売戦略の立案 CSVによる一括管理 電話サポート |
Yahoo!ショッピングでは、無料プランでもさまざまな機能を利用できます。たとえば、分析ツールによって運営状況の確認が可能です。また、CSVによる一括管理ができて、作業効率化につながります。
BASE
出典:BASE
BASEは、「ネットでお店を開くならBASE」というCMでお馴染みのサービスです。
公式サイト | https://thebase.com/price/ |
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メリット | テンプレートの種類が豊富 |
無料プランでできること | 有料プランの機能全て |
BASEには無料プラン・有料プランの両方がありますが、機能はプラン共通で利用できます。ページ制作はもちろん、SEO対策・SNS連携・note連携などマーケティングに関する機能も充実しています。
さらに、実店舗とネットショップの在庫を一元管理することも可能なので、実店舗がある人にもおすすめです。
STORES.jp
出典:STORES
STORES(ストアーズ)は、テレビCMなどでも注目を集めているネットショップサービスです。
公式サイト | https://stores.jp/ec/price#free |
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メリット | 実店舗とネットショップの在庫共有が可能 |
無料プランでできること | 予約販売 まとめ販売 再入荷お知らせ クーポン シール ニュース 告知ボード シークレット 年齢制限 販売期間設定 購入個数制限 レビュー FAQ オーダーCSV出力 納品書PDF出力 ギフトフォーム Google Analytics連携 専門家への電話相談 |
有料プランでしかできないこと | 品番管理 独自ドメイン 決済手段カスタマイズ 代引き・Amazon Pay決済設定 アクセス解析機能 STORES ロゴ非表示 送り状CSV出力 アイテムページへの画像登録数30件 アイテムページへの動画埋め込み |
STORESは無料プランでも機能が充実していますが、有料プランでしか利用できない機能もいくつかあります。たとえば、有料プランならSTORESロゴが表示されず、ブランディングができます。
イージーマイショップ
出典:easy my shop
イージーマイショップは、ソフトウェア販売などを行う株式会社システムリサーチによるネットショップサービスです。
公式サイト | https://www.easy-myshop.jp/plan.html |
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メリット | キレイ登録で画像編集ソフトが不要 |
無料プランでできること | 商品数無制限 常時SSL 既存サイトへのショッピングカート貼り付け 商品一覧ページ、商品紹介ページの作成 フリーページ追加 スライドショー機能 ランキング表示 おすすめ商品、レコメンド表示 商品レビュー ecコンシェル連携 |
有料プランでしかできないこと | 再販売リクエスト受付 オーダーメイド商品 セット販売 予約・取り寄せ商品 セール ダイナミックプライシング お問合せ管理 購入回数制限 定期購入・頒布会 商品キープ(在庫取り置き) |
無料プランでも既存サイトへのショッピングカート貼り付けなど、必要な機能は利用可能です。ただし、再販売リクエスト受付やオーダーメイド商品の取り扱いなど、便利な機能は制限されています。
メルカリShops
出典:メルカリShops
メルカリShopsは、フリマアプリ「メルカリ」の運営会社が展開しているネットショップサービスです。
公式サイト | https://jp-news.mercari.com/mercari-shops/ |
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メリット | まとめて出品・在庫管理ができる |
メルカリとの違い | CSVによる一括登録可能 在庫登録 種類登録 クールメルカリ便 在庫連携・受注管理 スタッフアカウント |
メルカリとの大きな違いは、まとめて出品・在庫管理ができることです。CSVを使って一括登録したり、ひとつの商品に対してサイズや色など複数の種類を提示することができます。
FC2ショッピングカート
出典:FC2ショッピングカート
FC2ショッピングカートは、「FC2ブログ」などのサービスを展開しているアメリカ企業によるネットショップサービスです。
公式サイト | https://cart.fc2.com/ |
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メリット | 商品登録数が無制限 |
無料プランでできること | ダウンロード販売 ダウンロード商品の容量無制限 独自ドメイン メールアドレス Google Analytics簡単設置 売上データのダウンロード スマートフォン対応 HTML・CSS編集 商品一括登録(CSV) フリーページ作成 クレジットカード決済 SSL(セキュリティ対策) サポート窓口(メール) |
有料プランでしかできないこと | ファビコン簡単設定 メールマガジン配信 |
FC2ショッピングカートでは、独自ドメインやスマートフォン対応など、無料プランでもさまざまな機能を利用できます。ただし、メールマガジン配信など一部の機能は有料プランでしか利用できません。
カラーミーショップ
出典:カラーミーショップ
カラーミーショップとは、GMOペパボ株式会社が運営しているネットショップサービスです。
公式サイト | https://shop-pro.jp/plans/free/ |
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メリット | SNS・メディアとの連携が簡単 |
無料プランでできること | 名入れ機能 都道府県別 配送日設定 アクセス解析 HTML・CSS編集 独自ドメイン設定 WordPress導入 商品レビュー クーポン発行 フォローメール Google Analytics eコマース カート貼り付け機能 メールマガジン発行 |
有料プランでしかできないこと | Amazon連携 卸販売 受注作成 ECアドバイザー |
カラーミーショップで利用できる機能の多くは、プラン共通で利用できます。ただし、ECアドバイザー機能は有料プランのみ、Amazon連携や受注作成などの機能は別途料金となっています。
Squareオンラインビジネス
Squareオンラインビジネスは、Square株式会社が運営しているネットショップサービスです。
公式サイト | https://squareup.com/jp/ja/online-store |
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メリット | 決済手数料が業界最安値水準 |
無料プランでできること | ウェブサイトビルダー 基本のサイトレイアウトとデザインの編集 |
有料プランでしかできないこと | カスタムドメインに接続 カスタムドメイン1年間無料 プロフェッショナルなブランディング 高度なサイトレイアウト 高度なサイトカスタマイズと編集 ブランディングの強化 カスタム埋め込みコード |
Squareオンラインビジネスでは、無料プランでも基本のサイトレイアウトやデザインの編集が可能です。ただし、カスタムドメインや高度なサイトレイアウトなど、ブランディングにつながる機能は有料プランのみとなっています。
Qoo10
出典:Qoo10
Qoo10(キューテン)は、韓国の大手通販サイト「Gmarket」から派生したECモールです。
公式サイト | https://university.qoo10.jp/ |
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メリット | 若年層からの認知度が高い |
無料でできること | 基本的な出品 |
有料でしかできないこと | 広告・プロモーション機能 |
Qoo10では初期費用・月額費用が無料で、基本的な出品ができます。ただし、広告やプロモーションに関する機能は有料で、形態によって料金が異なります。
おちゃのこネット
出典:おちゃのこネット
おちゃのこネットは、兵庫県にあるおちゃのこネット株式会社が展開しているネットショップサービスです。
公式サイト | https://www.ocnk.net/ |
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メリット | オーダーメイド商品の出品が可能 |
無料プランでできること | メルマガ配信 フリーページ トレードセーフ おちゃのこ倉庫便 |
有料プランでしかできないこと | 独自ドメイン powered byの非表示 おちゃのこオフィス(帳票) おちゃのこカート離脱フォロー FTPオプション |
無料プランでも、メルマガ配信やフリーページの作成が制限付きで利用可能です。ただし、独自ドメインやpowered byの非表示など、ブランディングに関わる機能は有料プランのみとなっています。
Jimdo
出典:Jimdo
Jimdoは、ドイツ・ハンブルクにあるJimdo GmbH社が運営会社が展開しているネットショップサービスです。
公式サイト | https://www.jimdo.com/jp/ |
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メリット | AIビルダーで作業効率化できる |
無料プランでできること | すべての基本機能 |
有料プランでしかできないこと | 独自ドメイン 広告非表示 検索エンジン最適化(SEO) ホームページへのアクセス解析 最優先サポート |
Jimdoでは、無料プランでも出品に関する基本的な機能が利用できます。ただし、独自ドメインや広告非表示など、ブランディングに関する機能は有料プランでしか利用できません。また、SEOやアクセス解析などの分析も有料となっています。
ECサイトを無料で構築できるおすすめサービス比較【オープンソース】
オープンソースを使ってECサイトを構築するなら、以下の無料サービスがおすすめです。
ここからは、それぞれのサービスについて解説します。
EC-CUBE
出典:EC-CUBE
EC-CUBEは、株式会社イーシーキューブが提供しているサービスです。ダウンロード版とクラウド版の2種類があります。
公式サイト | https://www.ec-cube.net/ |
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メリット | 商品登録点数が無制限 |
便利な機能 | オリジナルデザインの適用 オリジナルページの新規作成 |
EC-CUBEのメリットは、商品登録点数が制限されていないことです。そのため、サイト規模が大きい場合も安心です。
無料プランでも、オリジナルデザインやオリジナルページの作成ができます。
なお、クラウド版にも無料プランはあるものの、Liteプランは現在新規登録を停止してます。
Magento Open Source
Magento Open Sourceは、Magento社が開発したサービスです。
公式サイト | https://business.adobe.com/jp/products/magento/open-source.html |
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メリット | アドビ認定プロフェッショナルのオンラインコースあり |
便利な機能 | チェックアウト、決済、配送を一元管理 |
Magento Open Sourceは現在Adobe社の傘下にあるため、アドビ認定プロフェッショナルのオンラインコースが用意されています。初心者でもスキルを磨くことが可能です。
ただし類似サービスとしてAdobe Commerceもあり、サービスの提供形態が複雑なので要注意です。
WordPress
出典:WordPress
WordPressは、世界各国のユーザーから利用されているオープンソフトウェアです。
公式サイト | https://ja.wordpress.org/ |
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メリット | 困ったときはネット検索で大方解決できる |
便利な機能 | プラグイン |
WordPressの強みは、ユーザー数が多いことから困ったときはネット検索で解決できることです。初心者向けの記事も多くのメディアで発信されています。
WordPressではプラグインという拡張機能があり、ニーズに合わせて機能を追加できます。
ECサイトを無料で構築できるおすすめサービス比較【WordPressのプラグイン】
ECサイトを無料で構築するには、WordPressの無料プラグインも使用できます。ドメインやサーバー費用がかかるだけなので、比較的安価に始められることがメリットです。ある程度ノウハウは必要ですが、知識があるのであればWordpressを利用し、以下のサービスを使いましょう。
WooCommerce
出典:WooCommerce
WooCommerceは、海外で開発されたオープンソースのECパッケージです。
公式サイト | https://ja.wordpress.org/plugins/woocommerce/ |
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メリット | オリジナルデザインも可能 |
有料の拡張機能 | 一部のテンプレート ポイントカードシステム セキュリティ 商品検索機能など |
WooCommerceは基本的に無料で利用でき、オリジナルデザインの利用も可能です。低コストでブランディングを実現できます。
Ecwid Ecommerce Shopping Cart
出典:Ecwid Ecommerce Shopping Cart
Ecwid Ecommerce Shopping Cartは、ロシアで開発されたショッピングカートです。
公式サイト | https://ja.wordpress.org/plugins/ecwid-shopping-cart/ |
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メリット | WordPressサイト以外でも利用可能 |
有料プラン | ベンチャー:月額19ドル ビジネス:月額39ドル 無制限:月額99ドル |
Ecwid Ecommerce Shopping Cartのメリットは、WordPressサイト以外でも導入できることです。TumblrやFacebookにも対応しているため、複数の媒体でECサイトを始められます。
Welcart
出典:Welcart
Welcartとは、株式会社Welcartが開発したオープンソースのプラグインです。
公式サイト | https://www.welcart.com/ |
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メリット | 顧客情報や購買データもで管理できる |
有料の拡張機能 | メールサポート |
Welcartの強みは、販売の機能だけでなく、顧客情報や購買データに関する機能もあることです。独自にツールを導入する必要がないので、初心者でも扱えます。
WP-OliveCart
出典:WP-OliveCart
WP-OliveCartは、オリーブシステム合同会社が提供しているショッピングサイトプラグインです。
公式サイト | https://www.wp-olivecart.com/ |
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メリット | 導入が簡単 |
有料の拡張機能 | 顧客管理機能 |
WP-OliveCartメリットは、導入設定が簡単なことです。案内に従って操作するだけなので、初心者でも設定できます。
無料のECサイト構築サービスを利用するデメリット
無料のECサイト構築サービスを利用するデメリットには、以下のようなものが挙げられます。
- 運用コストや手数料はかかる
- 機能やサービスに制限がある
- セキュリティリスクがある
- 集客力が大変・難しい
- オリジナリティを出しづらくブランディングにつながらない
以下では、それぞれのデメリットについて解説します。
運用コストや手数料はかかる
本記事で紹介した方法を利用しても、運用コストや手数料は発生することがデメリットのひとつです。
ASPサービスの場合、初期費用や月額費用は無料でも販売手数料がかかります。また、オープンソースやWordpressのプラグインの場合、サーバー費用やドメイン費用が発生します。
このように、完全に無料でECサイトを立ち上げる方法はないため要注意です。
とはいえ、有料サービスと比較すると低コストで構築できることはメリットとして考えられます。ECサイトでの販売経験が浅い人は、商品が売れるまではコストがかからない無料ASPサービスの方がおすすめです。
機能やサービスに制限がある
無料で使えるサービスやプランのデメリットは、機能やサポートに制限があることです。特にECサイトに関するサービスの場合、以下のような制限がよくあります。
- テンプレートの数
- オリジナルデザイン
- 独自ドメインの利用
- ロゴの非表示
- 商品の登録数
特に制限されやすいのが、オリジナリティに関わる機能です。テンプレートや固定ドメインしか利用できず、提供サービスのロゴが表示されてしまいます。オリジナリティを発揮したい場合は、有料サービスの利用も検討しましょう。
セキュリティリスクがある
オープンソースやWordpresを使用する場合、自分でセキュリティ対策をしなければいけない不安があります。万が一トラブルに巻き込まれると、以下のような被害に遭うと考えられます。
- ランサムウェア
- 情報漏洩
- 標的型攻撃
- ゼロデイ攻撃
これらの被害に遭うと金銭的に損するだけでなく、商品やサービス、会社のイメージダウンにつながります。
もし自分でどのようにセキュリティ対策を行えばいいのか分からない場合は、無料ASPサービスを利用する方が安心です。
集客力が大変・難しい
無料でECサイトを構築するデメリットとして、集客力が難しいことが上げられます。有料サービスでは集客対策も機能に取り込まれていたり、ECモールでは知名度があったりするので、競合に勝てないかもしれません。
そのため、無料で構築したECサイトで集客するには、SEO対策や広告運用、SNS集客、マーケティングなどの知識が必要です。特にSEO対策については、競合が多いことからすぐには成果が出ないかもしれません。
オリジナリティを出しづらくブランディングにつながらない
無料のASPサービスの大きなデメリットは、オリジナリティを出せずブランディングにつながらないことです。その要因としては、以下のようなことが挙げられます。
- 独自ドメインが使えない
- 使えるテンプレートの種類が限られている
- 提供サービスのロゴが表示される
同じく無料で利用できるオープンソースの場合は、プラグインや拡張機能があります。オリジナリティを出したい場合はオープンソースまたはASPサービスの有料プランを利用しましょう。
ECサイトについて不安がある方はぜひご相談ください
ECサイトはASPやオープンソース、WordPressのプラグインを利用して構築できます。無料サービスでもECサイトに必要な機能が揃っているため、コストを抑えて構築できるでしょう。
もしECサイトについて不安や悩み事がありましたら、テクノデジタルにご相談ください。弊社ではECサイトの構築からコンサルティングまで行っています。お客様の事業や商品に合わせてご提案いたしますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
投稿者
-
システム開発、Webサイト制作、ECサイトの構築・運用、デジタルトランスフォーメーション(DX)など、デジタルビジネスに関わる多岐の領域において、最新のトレンド情報や実践的なノウハウを発信してまいります。
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