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ネットショップを自作する方法は?メリットやデメリット【初心者必見】

ネットショップに興味がある方には、「自分で簡単に作りたい」という悩みがあるのではないでしょうか。近年では簡単にネットショップを開設できるサービスがあるので、Webサイトのノウハウがなくても可能です。

本記事では、ネットショップを自作する方法について解説します。また、ネットショップを自作するメリット・デメリットについても触れていきます。本記事を読むことで、自社に合う方法が分かり、必要な手順を理解できるでしょう。ぜひ参考にしてみてください。

この記事でわかること

この記事でわかること

  • ネットショップの作り方
  • ネットショップを自作するメリット
  • ネットショップを自作するデメリット

初心者でもネットショップは自作できる?

初心者でもネットショップは自作できる?

結論から申し上げますと、初心者でもネットショップを簡単に制作する方法があります。

ただし、初心者が完全にゼロからネットショップを自作するのは難しいです。それはプログラミングやデザイン、集客など幅広い知識が必要であり、以下のような手順が必要になるからです。

  • コンセプトや扱う商品を決める
  • ショップ名を決める
  • デザインを用意する
  • サイトのプログラミングをする
  • クレジットカード決済や代引きなどの決済手段を用意する
  • 在庫管理機能をつける
  • 商品説明や文章作成
  • 商品登録
  • SEOやSNS経由で集客を実施する

通常業務に加えて上記の業務まで加わると、本業に支障をきたしてしまうでしょう。また、ネットショップを構築するための勉強も必要です。

そこで、初心者の方にはネットショップ作成サービスがおすすめです。こうしたサービスを活用することで、ノウハウがなくても自作できるようになります。

ネットショップを簡単に自作する方法

ネットショップを簡単に自作する方法

初心者の方がネットショップを自分で作成する場合は、あらかじめテンプレートやカート機能などが付いているサービスを利用する方法がおすすめです。具体的には、以下のような方法があります。

概要 初期費用 月額費用 メリット デメリット
ASP クラウドサービス事業者と契約 3,300円~
(無料版あり)
5,000円~
(無料版あり)
初心者でも始めやすい カスタマイズ性が低い
オープンソース 外部に公開されているコードを使用して自社ECサイトを構築 0円~ 10万円~
コストを抑えて自由度の高いECサイトを構築できる サポートを受けられない
パッケージ ECサイトに必要な機能があらかじめパッケージされたサービス 300万円~ 20万円~ カスタマイズ性が高い システムが陳腐化する
フルスクラッチ 一から自社で構築 数百万円~ 数万円~ 自社独自のシステムを導入できる 初期費用や開発期間がもっともかかる

ここからは、それぞれの特徴や費用、メリット・デメリットについて解説します。

ASP

ASPとは、ECサイトの立ち上げや運営に関わる機能を提供してくれるサービスです。「Application Service Provider(アプリケーション・サービス・プロバイダ)」の略で、「ASPカート」とも呼ばれています。有名なプラットフォームとして、「Shopify」や「BASE」「STORES」などがあります。

ASPの場合は、初期費用に3,300円~、月額費用には5,000円~が費用の目安です。ただし、中には無料で利用できるサービスもあるため、なるべく費用をかけたくない場合は利用してみるといいでしょう。

ASPのメリットは、初心者でも始めやすいことです。ほかのサービスに比べてコストもかかりにくく、特別な知識がなくても自作できます。そのため、お試し感覚で使用できるでしょう。

一方で、デメリットとしてカスタマイズ性が低いことが挙げられます。外部連携も難しいので、データ収集やデータ活用が難しいでしょう。

こうした特徴から、ASPは年商1億円未満の企業や小規模からスタートしたい方におすすめです。

オープンソース

オープンソースとは外部公開されているソースのことで、誰でも無料で使用できるものです。基本的にはHTMLやCSSの知識がなくても掲載できます。

オープンソースによってECサイトを構築する場合、初期費用は0円、月額費用としてドメイン代やサーバー代として10万円程度かかります。

そのため、オープンソースを用いてECサイトを制作ことで、コストを抑えて自由度の高いECサイトを構築できるというメリットを得られます。また、外部サービスとの連携によって、カスタマイスすることも可能です。

ただし、オープンソース自体には運営会社がいないことから、何かトラブルが発生した際は自社で対応しなければなりません。

これらの特徴を踏まえると、年商1億~数十億円を目指す企業、またはECサイトに関する技術的なトラブルにも対応できる企業に向いています。

パッケージ

パッケージとは、開発会社によってネットショップに必要な機能がまとめられた製品のことです。パッケージ製品を1つ購入するだけで、必要最低限の機能をそろえられます。

パッケージでECサイトを構築するには、初期費用として300万円~、月額費用として20万円~かかります。フルスクラッチよりはコストを抑えられるものの、ある程度まとまった予算がないと構築は難しいでしょう。

パッケージのメリットは、カスタマイズ性が高いことです。ネットショップに必要な機能はもちろん、外部システムを導入することも可能です。そのため、機能を追加してユーザーにとって使いやすいサイトにできるでしょう。

一方で、デメリットとしてシステムが陳腐化することが挙げられます。数年経つとシステム自体が古くなるからです。対策としては、数年単位での定期的なアップデートが必要です。

これらの特徴から、パッケージは年商1億~数十億円を目指す企業や、コストを抑えつつ独自性の高いECサイトを構築したい企業に向いています。

フルスクラッチ

フルスクラッチとは、何もない状態から独自のECサイトを構築する方法です。一般的には制作会社に依頼し、ゼロから作り上げます。

ネットショップの構築方法の中で最もコストがかかり、初期費用に数百万円ほど、月額費用として数万円ほどかかります。

フルスクラッチのメリットは、自社独自のシステムを導入できることです。カスタマイズ性が高いため、運営しながら理想的なECサイトを構築できます。

ただし、デメリットとして初期費用がかかることが挙げられます。開発には数万円かかり、システムやデザインにこだわるほどコストがかかるでしょう。

これらを踏まえると、フルスクラッチは数十億円~数百億円を目指す企業や、大規模なECサイトを制作したい企業におすすめです。

ネットショップを自作するメリット

初心者でもネットショップは自作できる?

ネットショップを自作するメリットには、以下のようなものがあります。

  • カスタマイズが自由でオリジナリティを出しやすい
  • 売れれば収益率が高い

ここからは、それぞれのメリットについて解説します。

カスタマイズが自由でオリジナリティを出しやすい

ネットショップを制作することで、オリジナリティを出せるようになります。ECモールはすでに出品者用のテンプレートが用意されているので、デザインや機能が限定されています。

一方で、自作のネットショップならデザインやサイト構造なども自分で決められるので自由です。いつでも細かいところまでカスタマイズできます。

商品やブランドのオリジナリティを反映すれば、ブランディングにつなげられるでしょう。ネットショップからファンを育てられます。

売れれば収益率が高い

ネットショップを自作することにより、売上さえ出れば収益率が高いこともメリットのひとつです。

一般的にECモールへの出店には、月額費用や販売手数料、決済手数料などのさまざまな費用が発生します。自作のネットショップもサーバー代やドメイン代などの月額費用は発生するものの、販売手数料などは発生しません。

こうしたランニングコストを考慮すると、自作したネットショップなら売れれば売れるほど収益を獲得できる仕組みを構築できます。

ネットショップを自作するデメリット

ネットショップを自作するデメリット

ネットショップを自作するデメリットには、主に以下のようなものがあります。

  • 手間と時間がかかる
  • サポートがないためスキルや知識が必要
  • トラブル対応を自分でやらなければならない
  • 集客や宣伝を自分でやらなければならない

ここからは、自作する際にありがちなデメリットを詳しく解説します。

手間と時間がかかる

ネットショップを自作する場合、ECサイト構築から集客、発送対応まですべて自分で実施しなければなりません。

ECモールの場合はそもそも構築が不要で、知名度も高いことから集客もしやすいです。知名度が低いままネットショップを解説しても、アクセスを集められないかもしれません。

また、立ち上げから軌道に乗るまで半年〜1年以上かかるため、必ずしも収益を得られるわけではありません。コストや期間を考慮すると、赤字になる可能性があります。

サポートがないためスキルや知識が必要

ネットショップを自作するデメリットとして、サポートがないためスキルや知識が必要であることが挙げられます。特にオープンソースやフルスクラッチの場合、機能の追加やツールの連携は自分で行う必要があります。

また、ECに関する知識がない場合、運営のために一から学ぶ必要もあるでしょう。ほかにも業務がある場合は、本業がおろそかになる可能性もあります。

トラブル対応を自分でやらなければならない

万が一トラブルが発生したとしても、自分で対応しなくてはなりません。特にネットショップの場合、以下のようなトラブルが起こると考えられます。

  • サイトの不具合
  • セキュリティの問題
  • 発送の遅延

なかでも、サイトの不具合やセキュリティの問題などを解決するには、Webサイトに関する技術的な知識が必要です。また、発送の遅延などのトラブルが発生すると、顧客満足度が下がるでしょう。

ネットショップの顧客満足度を高めるには、適切な対応が必要です。

集客や宣伝を自分でやらなければならない

ネットショップの開設後は、集客や宣伝を自分で行う必要があります。ECモールはすでに知名度があるので自然と流入があるかもしれませんが、自作の場合は戦略が必要です。

特に独自ドメインがまだ定着していないときは、検索結果の上位に表示されにくいです。その場合は、SNSと連動させるなどの工夫が求められます。

結局ネットショップは自作すべき?

結局ネットショップは自作すべき?

ネットショップを自作すべきか迷っている方もいるかもしれませんが、ネットショップを解説したいなら早いに越したことはありません。ただし、どの方法で構築するかは慎重に判断しましょう。

特に、ゼロから自作するフルスクラッチは一定程度の知識が必要なので、完全な初心者にとっては難しいです。初心者の方には、ASPやパッケージの活用をおすすめします。

また、自分ですでにブログやを運営している場合は、決済システムであるショッピングカートだけを導入する方法もおすすめです。ショッピングカートはECサイトに必要な機能が揃っているため、導入するだけで簡単に始められます。

もし本記事を読んで「やっぱりネットショップを自分で作成するのは難しい」と感じた場合は、ECモールの利用がおすすめです。ECモールなら手軽に出品や集客につなげられます。ECモールについては、以下の記事で詳しく解説しています。こちらも合わせてお読みください。

ECサイトについて不安がある方はぜひご相談ください

ECサイトについて不安がある方はぜひご相談ください

ASPやパッケージなどの構築方法なら、初心者の方でも簡単にネットショップを立ち上げられます。運用サポートがあるサービスを選べば、開設後の技術的な疑問も解決できるでしょう。

もしECサイトについて疑問やお悩みがある場合は、テクノデジタルにご相談ください。弊社ではECサイトの構築やコンサルティングを行なっています。ECモールへの出店のサポートもいたしますので、お気軽にご連絡ください。

投稿者

  • デジタルトレンドナビ編集部

    システム開発、Webサイト制作、ECサイトの構築・運用、デジタルトランスフォーメーション(DX)など、デジタルビジネスに関わる多岐の領域において、最新のトレンド情報や実践的なノウハウを発信してまいります。