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2024.05.27

GPTとClaudeどっちが良い?生成AIが作成した記事を比較してみた【プロンプト公開】

生成AIが作成した記事を比較してみた

昨今、目覚ましい成長を遂げている生成AIの市場において、生成AIを記事制作に活用されている方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は異なるモデルの生成AIを使用し、同じプロンプトを用いて記事制作した場合、どのような記事が生成されるのか検証していきたいと思います。

はじめに

今回の記事は検証の意味で実施しています。本記事内で使用しているプロンプトなどを使用していただくことは問題ございませんが、生成される記事の品質や真意などは保証できかねます。

また、生成AIも日々アップデートされていますので、検証タイミングによっては本記事と異なる結果となることご理解くださいませ。

検証したモデル

検証したモデルは以下となります。

  • Chat-GPT【Gpt-4o】
  • Chat-GPT【Gpt-4】
  • Chat-GPT【Gpt-3.5】
  • Claude 3 Opus
  • Claude 3 Sonnet
  • Claude 3 Haiku

生成された記事

今回の記事制作に使用したテーマは「進捗管理」です。

以下はそれぞれの生成AIで作成された記事になります。

※検索結果に表示されないよう、全てnoindexにしています。

比較

生成された原稿を定量、定性で比較してみました。

全体的にh2の見出しに関する文章生成をスキップしている箇所が見受けられました。プロンプトの修正や再生成で解決できるかもしれません。

Gpt-4o Gpt-4 Gpt-3.5 Claude 3 Opus Claude 3 Sonnet Claude 3 Haiku
生成文字数 6,836 5,210 710 6,142 3,513 2,062
生成速度
指示精度
記事の印象

使用したプロンプト

条件を統一するために、生成の際は全て同様のプロンプトを使用しました。

前述しましたが今回の記事テーマは「進捗管理」です。

記事制作は以下のステップで実行します。

  1. ペルソナ作成
  2. 構成案作成
  3. 執筆_01
  4. 執筆_02
  5. 執筆_03

ペルソナ作成

#命令書
あなたは優秀なSEOディレクターです。
「進捗管理」のKWで自然検索1位を目指しています。
読者について下記項目で想定される#ペルソナを考えてください。
※検討する際は箇条書きで端的な表現でお願いします。

#ペルソナ
・どのような人か
・何を求めているか
・課題をどのように解決するか
・読了後の行動は?

構成案作成

上記のペルソナを踏まえて「進捗管理」で自然検索1位を獲得できるような構成案を作成してください。
尚、以下2点の条件を遵守してください
#条件
・対象のKWで10位以内に表示されているサイトのh2とh3の平均出現数を調査したうえで最適な構成案を提案してください。
・提案する構成案はw3cガイドラインに基づき作成してください。
・出力する構成案は#構成案の形式を参考にしてください

#構成案の形式
h1:〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇
h2:〇〇〇〇〇〇〇〇
h3:〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇
h3:〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇
h2:〇〇〇〇〇〇〇〇
h3:〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇
h3:〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇

執筆_01

下記 #命令書 の内容を理解してください。
理解できたら、その旨報告してください。
まだ記事の執筆は始めないでください。

#命令書
あなたは優秀なSEOライターです。
#構成案をもとに「進捗管理」のキーワードで自然検索1位が獲得できるような記事の執筆を #条件をクリアするように行ってください。


#条件
・記事のスケッチではなく、本稿を執筆してください
・記事の一部分ではなく、全体を執筆してください
・h1があった場合、全体の導入文となる文章を300文字以上で執筆してください
・必ずh2,h3はそれぞれ300文字以上で執筆してください。
・表形式・リスト形式を積極的に活用し、人間が読みやすいように執筆してください
・冗長的、繰り返しなどの表現は避け、簡潔な説明を心がけてください

#構成案
※構成案作成で生成された構成案を記載します。

執筆_02

ありがとうございます。それでは、小分けに執筆していきましょう。
まずは下記範囲を執筆しましょう。

#構成案
※構成案作成で生成された構成案の一部を記載します。

執筆_03

次は下記範囲を執筆してください。

#構成案
※構成案作成で生成された構成案の一部を記載します。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は最近注目されている生成AIの2つで実際に記事を作成し、比較してみました。

記事コンテンツを外注されている担当者の方は実際に生成AIを使用し記事作成することで、AI記事の傾向や特徴がなんとなくつかめると思います。ライターの方の中には生成AIで執筆された記事をそのまま提出される方もいらっしゃるそうなので、AI記事の傾向を掴み修正・対策していくことでコンテンツの品質向上につながるのではないでしょうか。


投稿者

  • デジタルトレンドナビ編集部

    システム開発、Webサイト制作、ECサイトの構築・運用、デジタルトランスフォーメーション(DX)など、デジタルビジネスに関わる多岐の領域において、最新のトレンド情報や実践的なノウハウを発信してまいります。