2025.06.10
【もう迷わない】ビジネスで使えるアイスブレイクのネタを紹介

初対面の相手との会話や、緊張しがちな会議の冒頭。そんなときに場の空気を和らげるのが「アイスブレイク」です。でも、「何を話せばいいの?」「どんなネタが正解?」と悩む方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ビジネスの場でも使いやすく、相手との距離を縮めるアイスブレイクのネタやポイントを紹介します。
目次
アイスブレイクとは

「アイスブレイク」とは、初対面の人同士や緊張感のある場面で、会話や簡単なアクティビティを通じて緊張をほぐし、コミュニケーションを取りやすくする手法です。
氷を砕く(=緊張を解く)ことから「アイスブレイク」と呼ばれています。アイスブレイクを取り入れることで、参加者の心が開かれ、よりスムーズな対話や協力が生まれやすくなります。
アイスブレイクが必要なシーンと期待できる効果

ここからはビジネスで、アイスブレイクが必要なシーンと、アイスブレイクによる期待できる効果をご紹介します。
ビジネスシーンでは、以下のような場面でアイスブレイクが有効です。
- 初対面の商談や会議
- 社内の新プロジェクトのキックオフミーティング
- 社員研修やワークショップの冒頭
- オンラインミーティングやウェビナー
- チームビルディングや懇親会の場
アイスブレイクを効果的に取り入れることで、緊張や警戒心がほぐれ、会話がスムーズになります。参加者同士の距離感が縮まり信頼関係が築きやすくなるでしょう。
また、会議や商談の場が活性化され、発言しやすい雰囲気が生まれるため全員の意見が引き出されます。
ビジネスで使えるアイスブレイクのネタ

続いて、ビジネスシーンで使えるアイスブレイクのネタを紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。
GOOD&NEWS | 参加者が「最近あった良かったこと」や「うれしかったニュース」を1分程度で共有する形式です。ポジティブな話題を共有することで場の雰囲気が明るくなり、自然と笑顔が生まれます。 |
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他己紹介 | 2人1組になり、数分間の会話で相手のことを聞き出し、他のメンバーに紹介する方法です。自分では言いにくい魅力も他人から紹介されることで共有されやすくなり、チーム内の相互理解も深まります。 |
「実は〇〇です」自己紹介 | 「実は〇〇が趣味です」「実は昔〇〇をしていました」といった“意外な一面”を交えて自己紹介する形式です。話題のきっかけになりやすく、会話が広がりやすいアイスブレイクです。 |
1分時計 | 1分間を正確に測るという簡単なゲーム。目を閉じて「1分経った」と思ったタイミングで手を挙げるだけですが、意外と差が出るので笑いが生まれやすく、自然と会話の糸口になります。 |
流れ星 | 一人が「最近見た・聞いた・経験した、ちょっと面白いこと」を15秒で話すというルール。テンポよく話す必要があるため緊張が解け、相手の意外な一面を知るきっかけにもなります。 |
商談でアイスブレイクになるトークテーマ

それでは、商談の際に活用しやすいアイスブレイクのトークテーマを3つご紹介します。どれも、相手の立場や状況に関係なく話しやすい「共通の話題」になるため、初対面でも自然な会話が生まれやすくなります。無理に盛り上げようとせず、「ちょっとした雑談」のつもりで取り入れるのがポイントです。
ニュースや季節の話題 | 季節にまつわる話題は、誰もが日々感じていることなので非常に取り入れやすく、場の空気を柔らかくするのに効果的です。 【例】 ・今日、気温30度らしいですよ。最近一気に夏らしくなりましたね。 ・桜はもう見に行かれましたか? 今年は開花が早かったですよね。 また、新聞やネットニュースに取り上げられるような「時事的な話題」も会話のきっかけになります。ビジネス寄りのニュースであれば、相手の関心を引きやすく、そこから業務の話題へ自然に移行することも可能です。 ただし、政治や宗教など価値観が分かれやすい話題は避けるのが無難です。 |
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趣味や家族の話題 | 趣味や週末の過ごし方といったパーソナルな話題も、相手の人柄に触れられるため、距離を縮めるには最適なテーマです。 【例】 ・最近ゴルフを始めたんですが、○○さんは何かスポーツされますか? ・お子さんの春休みって、どんな感じですか? 家ではにぎやかになりますよね 家族の話題は、相手が話したがらない場合もあるので、あくまで「本人が話しやすい範囲」で探ることが大切です。あまり踏み込まず、興味を持って聞くスタンスで接すると、自然と会話が広がります。 相手が趣味を語り始めたらチャンスです。そこから「なぜその趣味にハマったのか」「どれくらい続けているのか」などを尋ねると、親しみのある空気をつくることができます。 |
業界に関する話題 | 同じ業界や関連領域に属する者同士なら、業界の最新動向や課題をアイスブレイクの話題として活用できます。 【例】 ・最近、○○の分野で生成AIの導入が話題になっていますよね。御社では取り組まれてますか? ・来月の展示会に○○社が出展するそうですね。行かれますか? こうした話題は、お互いの専門性や視点を自然に共有するチャンスでもあります。相手が詳しそうなテーマに触れることで、関心や尊敬の意を伝えることもでき、信頼関係の構築にもつながります。 また、アイスブレイクとしてスタートしながら、徐々に商談本題へと自然に移行できるため、一石二鳥の効果があります。 |
アイスブレイクを行う際の注意点

最後に、アイスブレイクを効果的に活用するために押さえておきたい注意点を紹介します。場の雰囲気をよくするつもりが、逆に気まずい空気を生まないよう、以下のポイントに気をつけましょう。
アイスブレイクの目的を説明する
いきなりアイスブレイクを始めると、「なんでこんなことをするんだろう?」「意味があるの?」と戸惑う参加者もいます。特に真面目なビジネスの場では、アイスブレイクの趣旨を明確にすることが大切です。
例えば、「最初に少しリラックスしてもらうために、短いアイスブレイクを挟みます」「皆さんとの距離を縮めて、話しやすい雰囲気をつくりたいと思います」といった一言があるだけで、受け入れられやすくなります。
目的がわかれば参加者も協力的になり、アイスブレイクがスムーズに進むだけでなく、その後の対話の質も高まります。
状況に適したアイスブレイクを行う
どんなアイスブレイクが効果的かは、場の雰囲気や参加者の属性によって大きく異なります。間違った選択をすると、逆に気まずい空気を生み出すこともあります。
人数に応じて内容を変える
5人以下の少人数なら、対話型や共有型のアイスブレイク(GOOD&NEWS、実は〇〇です)が適しています。
10人以上の大人数であれば、テンポよく進められるゲーム型(1分時計、流れ星)が有効です。
参加者の関係性に応じて変える
初対面同士なら、自己開示の少ない軽めのネタからスタートするのがベターです。
すでにある程度関係が築かれている場合は、ユーモアのある話題や少し突っ込んだ質問も可能です。
オンライン会議ではテンポの良さが重要なので、チャットで答える形式など視覚的・時間的に負担の少ないものを選びましょう。
TPOを考えたアイスブレイクは「気が利いている」と思ってもらえるきっかけにもなり、その後の印象にもプラスに働きます。
制限時間を決めておく
アイスブレイクはあくまでも「本題に入る前の準備運動」です。あまりに長く続けてしまうと、目的から逸れてしまったり、集中力が切れたりする恐れがあります。
事前に「アイスブレイクは5分程度で終わります」と伝えておけば、参加者も安心して取り組めます。また、時間内で完結するようにルールを調整することも重要です。
たとえば、自己紹介であれば「1人30秒以内」、ゲームであれば「1ラウンドで終了」など、時間を区切ることでメリハリがつき、だらけずに場を温めることができます。
加えて、司会進行役がきちんと時間を管理し、オーバーしそうな場合は自然に切り上げる技術も求められます。必要ならタイマーを活用するのもおすすめです。
まとめ

アイスブレイクは、ビジネスの場においても効果的なコミュニケーション手段です。ちょっとした工夫で会議や商談の雰囲気がぐっと柔らかくなり、その後の話し合いも円滑に進みやすくなります。今回紹介したネタを参考に、ぜひあなたの現場でも取り入れてみてください。相手との距離がぐっと縮まるはずです。
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システム開発、Webサイト制作、ECサイトの構築・運用、デジタルトランスフォーメーション(DX)など、デジタルビジネスに関わる多岐の領域において、最新のトレンド情報や実践的なノウハウを発信してまいります。
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